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・本編
112 あなたの番になりたい
痛い、苦しい──……
「おきろ、マルゥメ、起きろ!」
「ぁ゙、ん゙ア゙ッ゙、な、なに゙……せん゙ぱぃ゙?!」
目を開けると暗いはずの【部屋】が明るくて、眩しさに目をしょぼしょぼさせてると、先輩の声が後ろから聴こえて──
後ろを振り返ろうとするのに、それよりおちんちんが痛くて、下を見ると、勃ってるおちんちんのおしっこが出る所に[ピンク色の棒]が刺さってて唖然とする。それを取ろうと手を動かそうとして、彼に両腕を掴まれてる事に気付いた。
「ん゙ア゙ぁ゙、な、……何が、ゔぉん、せんぱ、やめてぇ!!」
「お前から強請ったんだろ。『ヴォン先輩の番になる』って、もう一度言ったら、射精してやるよ。心から、な?」
「そんな……僕、ぼく、こわれちゃ、ああ゙!!」
「壊れても大事にしてやっから、運命の番だもんなぁ」
「うんめ、い……の、つがい……?」
「そんなの、嘘だ……僕は、ワグーッツンと、彼の番になるのに……」
いきなり運命の番なんて言われても……信じられない。そんなの恋愛小説とかフィクションの中の出来事でしょ?
「ヴォン先輩の番になる」なんて……でも言わなければ一生このままだと言われて冷や汗が止まらない。
僕の番は、ワグーッツン彼一人だけなのに──……
ヴォン先輩は僕のナカに挿れたまま立ち上がる。不安定になる筈の身体はシッカリと先輩の身体に寄り添う。
暴れて脱出したいのに、出来なくてなんで? が頭の中を埋め尽くした。
「そりゃ、運命の番だからな。心は拒否しても身体は俺を求めてんだろ」
「違う! そんな訳……」
「じゃ、ちゃんと嫌がれよ。こんなの誰がどう見たって番だろ」
「そ、外にこのままで?」
「何か問題でも?」
身体がヴォン先輩を求めてる……? そんな、違う。ッ、違う!
僕は首を振って否定する。けど、脚を見れば彼の腰にしがみついて──……
ズボンの前を開けた状態の先輩はまだ良いかもしれないけど、僕は全裸のまま彼と繋がったままで、こんな姿で外に出ようとする彼に服を着させてとお願いする。
「誰も気にしないと思うぜ?」
「そんな訳、お願いです、服を、着させて……っ」
「なら今から行くところに拒否権はねぇからな」
「っ、はい、」
逃げようとしたいのに、手足が動かないまま彼に彼の体液に濡れたままで制服を着させてもらう。制服を着てからも【リビング】で犯されて、床に[棒]を擦り付けて快楽を拾う。
背中に射精されて、長い髪が身体にまとわりつきながら、彼に手を指を絡めるように握りそのまま、手をひかれながら、少し前を歩くヴォン先輩を見る。
「ん、どうした? 欲しいのか?」
「ち、違います!」
「【食堂】に居る時間だろうからな、行くぞ」
「んっ、は、い……」
彼を見て良い人だと思ってたのに、と後悔してたら見てる事に気付かれた。それから頭を撫でられる。
……ワグーッツンくん、今彼は僕の事を見ない。見なくなってしまった。それをヴォン先輩は僕を見てくれる。
ううん、僕は、僕が番になりたいのは──ワグーッツンくんなのに、小さい頃からずっと、ずっと、ずっと……!
先輩は生徒会長だから、道行く生徒達に挨拶をされる。
僕は僕で不安で、戸惑いながらも彼の影に隠れる。
──トーチ様と、白い子って、あの?
──意外な組み合わせ、ね?
──だってあの子ずっと、彼の弟と一緒に居たよね。
──でも、あの2人お似合いね
──そーそー、だってあの耳飾り、トーチ様の色だもんね
──やっぱり番なのかな
──おい見ろよ。あの銀髪
──うわ、すげぇ臭い
──アルファ臭まとわりつかせてやがる。
──近寄るのはやめとこうぜ
ヒソヒソ、ヒソヒソ、色んな生徒達が僕らを見ながら話してるのが聴こえる。
それでも先輩は堂々と前をみて進む。
【食堂の前】に着いた。色んな生徒達が見えて、彼らはヴォン先輩を見て、それから僕を見る。
普段なら僕は誰かの影に隠れられるけど、こんなに人に見られるのを経験なくてどうしてたらいいか分からず下を見てしまう。
「前を向け、堂々としろ。俺の番だろ」
「っ、ち、ちが──」
「違う」と言う前に彼に手を引かれて、生徒会役員達が使う2階の席に向かう。
階段でも綺羅びやかな装飾、一歩、一歩、別の意味で緊張。
「あー! とーちおん! 来たんだな!」
「……」
「よ。二人とも。相変わらず、仲が良いな」
「ワグーッツンくん、カレンくんも、どうして【ココ】に?」
2階の席は意外と開く見渡すとワグーッツンくんとカレンくんが会話しながら座ってる姿を見て、ヴォン先輩が声をかけながら近寄る。
生徒会役員でもない2人がどうして【ココ】に、と彼らを見ると、ワグーッツンくんは僕を見ながら「俺ら二人とも生徒会役員になったんだよ」と言われて衝撃だった。
ワグーッツンくんが生徒会に? あまりこういうのは好きそうじゃないのに……どうして、カレンくんが居るから……?
「ワグーッツンさまぁ、あのぉ、番はまだ……」
「番? カレンだけだが。」
「マルゥメごめんな、オレさ、本気なんだ」
「そんな、嘘──、嘘だよね! ワグーッツンくん! 僕っ、ねぇ?!」
──パンッ
ヴォン先輩の手を振り解いて、ワグーッツンくんの腕を掴む。何かの冗談だ、「嘘だと言ってよ!」と言う瞬間──彼に頬を叩かれた。時が止まる、なんで……僕の事「好き」って、「愛してる」って言ってくれたのに──……
ワグーッツンくんは僕を叩いたあと、少し戸惑ってるカレンくんの額にキスをしながら目の前でいちゃつく。
「な、運命以外の相手なんてこんなもんなんだよ。で、それでもアイツが良いのかよ。……じゃあ、【ココ】でヤるから、イカなければお前の事諦めてやるよ。」
「そ、そんな、」
「イッて俺の番になるって言うなら、未来永劫可愛がってやるよ」
【テーブルの上】に僕を仰向けに押し倒す。彼らが見てる前で、それに下では色んな生徒達が居るのに──……!
お尻の穴に入れられた瞬間──身体が痙攣する。
い、ってない、イッてない、違う! 首を振って否定する。ヴォン先輩はそんな僕を面白そうに見ながら笑う。
「まだ、イってねぇよなァ。ココ出てねぇし、ほら、イケ。イッちまえ」
「ア゙ッ、そご、やらぁ! ひっ、──ッ゙、ぐっ、イ、やァあ、」
何度も、何度も何度もおちんちん裏の所を擦られて目がチカチカする。[棒]を取ってしゃせーいしたい、びゅーびゅーしたい。
でもそんな事したら、僕、ぼくぅ……
「わーぐつ、ん、マルゥメえろいよう」
「お前の方がえろいよ」
「あは、わーぐつ大好き~!」
揺さぶられてる身体、横目で見ると2人も対面で座りながらキスしながら挿入して、羨ましい。そこは、【僕の場所】だったのに。
「お前が俺の番になるっていうまで長時間かけるつもりだから好きに喘いどけ」
「そんなぁ、ああ、んっ、んぅ!」
ヴォン先輩を抗いたいのに、彼にキスされると身体が彼を求めてしまうのが分かる。
運命の番、なのはもうどうしようもない。彼と番になるのが、ハッピーエンドなんだろうな、でも、僕は──
初めて、ワグーッツンくんに会ったとき、君に一目惚れをしたんだ──
それから君の番候補として一緒に過ごした日々、他の2人にも怒られてばっかりだったけど、ワグーッツンくんと一緒にいれて楽しかった。
まだ、諦めたくない。諦められない、僕は──
「もう、諦めても良いんじゃないか?」
──え、誰……?
「このルート、マルが幸せになれないぜ? なら、俺がどうにかしてやる。だから──『ヴォン先輩の番になる』って言ってくれよ。マル」
僕の横に見えない、誰かがいてそう言う。君は誰──?
僕は幸せになれ、ないの、……涙が溢れる。
……ただ、ワグーッツンくんの番になりたかった、だけなのに。
「ゔ、ぉん、先輩の……番に、なります。して、ください……」
「よし、条件は揃ったな──出てこいケースケ」
「やあーっと、出れたわ。てか、めっちゃ! オメガバース楽しみにしてたんだけど!! いきなり閉じ込められるし、……先輩会いたかった!」
「ああ、久しぶりだな」
僕の横に薄っすら見えてた人は、僕が「ヴォン先輩の番になる」って言ったら現れて僕そっちのけで彼と抱きしめ合う。
僕、一人ぼっち、誰からもアイサレナイ……?
「何言ってんだよ、俺は好きだぜマル! ってもこれも俺なんだろうけどな」
「な、に? 君だれ、」
「俺の名前は灰田圭介だよ」
「圭介……」
「そうそう、だから今は休んどけ。あとは俺がどうにかしとくからな。」
圭介の手で目を閉じられる。僕はまた──眠りについた。
「おきろ、マルゥメ、起きろ!」
「ぁ゙、ん゙ア゙ッ゙、な、なに゙……せん゙ぱぃ゙?!」
目を開けると暗いはずの【部屋】が明るくて、眩しさに目をしょぼしょぼさせてると、先輩の声が後ろから聴こえて──
後ろを振り返ろうとするのに、それよりおちんちんが痛くて、下を見ると、勃ってるおちんちんのおしっこが出る所に[ピンク色の棒]が刺さってて唖然とする。それを取ろうと手を動かそうとして、彼に両腕を掴まれてる事に気付いた。
「ん゙ア゙ぁ゙、な、……何が、ゔぉん、せんぱ、やめてぇ!!」
「お前から強請ったんだろ。『ヴォン先輩の番になる』って、もう一度言ったら、射精してやるよ。心から、な?」
「そんな……僕、ぼく、こわれちゃ、ああ゙!!」
「壊れても大事にしてやっから、運命の番だもんなぁ」
「うんめ、い……の、つがい……?」
「そんなの、嘘だ……僕は、ワグーッツンと、彼の番になるのに……」
いきなり運命の番なんて言われても……信じられない。そんなの恋愛小説とかフィクションの中の出来事でしょ?
「ヴォン先輩の番になる」なんて……でも言わなければ一生このままだと言われて冷や汗が止まらない。
僕の番は、ワグーッツン彼一人だけなのに──……
ヴォン先輩は僕のナカに挿れたまま立ち上がる。不安定になる筈の身体はシッカリと先輩の身体に寄り添う。
暴れて脱出したいのに、出来なくてなんで? が頭の中を埋め尽くした。
「そりゃ、運命の番だからな。心は拒否しても身体は俺を求めてんだろ」
「違う! そんな訳……」
「じゃ、ちゃんと嫌がれよ。こんなの誰がどう見たって番だろ」
「そ、外にこのままで?」
「何か問題でも?」
身体がヴォン先輩を求めてる……? そんな、違う。ッ、違う!
僕は首を振って否定する。けど、脚を見れば彼の腰にしがみついて──……
ズボンの前を開けた状態の先輩はまだ良いかもしれないけど、僕は全裸のまま彼と繋がったままで、こんな姿で外に出ようとする彼に服を着させてとお願いする。
「誰も気にしないと思うぜ?」
「そんな訳、お願いです、服を、着させて……っ」
「なら今から行くところに拒否権はねぇからな」
「っ、はい、」
逃げようとしたいのに、手足が動かないまま彼に彼の体液に濡れたままで制服を着させてもらう。制服を着てからも【リビング】で犯されて、床に[棒]を擦り付けて快楽を拾う。
背中に射精されて、長い髪が身体にまとわりつきながら、彼に手を指を絡めるように握りそのまま、手をひかれながら、少し前を歩くヴォン先輩を見る。
「ん、どうした? 欲しいのか?」
「ち、違います!」
「【食堂】に居る時間だろうからな、行くぞ」
「んっ、は、い……」
彼を見て良い人だと思ってたのに、と後悔してたら見てる事に気付かれた。それから頭を撫でられる。
……ワグーッツンくん、今彼は僕の事を見ない。見なくなってしまった。それをヴォン先輩は僕を見てくれる。
ううん、僕は、僕が番になりたいのは──ワグーッツンくんなのに、小さい頃からずっと、ずっと、ずっと……!
先輩は生徒会長だから、道行く生徒達に挨拶をされる。
僕は僕で不安で、戸惑いながらも彼の影に隠れる。
──トーチ様と、白い子って、あの?
──意外な組み合わせ、ね?
──だってあの子ずっと、彼の弟と一緒に居たよね。
──でも、あの2人お似合いね
──そーそー、だってあの耳飾り、トーチ様の色だもんね
──やっぱり番なのかな
──おい見ろよ。あの銀髪
──うわ、すげぇ臭い
──アルファ臭まとわりつかせてやがる。
──近寄るのはやめとこうぜ
ヒソヒソ、ヒソヒソ、色んな生徒達が僕らを見ながら話してるのが聴こえる。
それでも先輩は堂々と前をみて進む。
【食堂の前】に着いた。色んな生徒達が見えて、彼らはヴォン先輩を見て、それから僕を見る。
普段なら僕は誰かの影に隠れられるけど、こんなに人に見られるのを経験なくてどうしてたらいいか分からず下を見てしまう。
「前を向け、堂々としろ。俺の番だろ」
「っ、ち、ちが──」
「違う」と言う前に彼に手を引かれて、生徒会役員達が使う2階の席に向かう。
階段でも綺羅びやかな装飾、一歩、一歩、別の意味で緊張。
「あー! とーちおん! 来たんだな!」
「……」
「よ。二人とも。相変わらず、仲が良いな」
「ワグーッツンくん、カレンくんも、どうして【ココ】に?」
2階の席は意外と開く見渡すとワグーッツンくんとカレンくんが会話しながら座ってる姿を見て、ヴォン先輩が声をかけながら近寄る。
生徒会役員でもない2人がどうして【ココ】に、と彼らを見ると、ワグーッツンくんは僕を見ながら「俺ら二人とも生徒会役員になったんだよ」と言われて衝撃だった。
ワグーッツンくんが生徒会に? あまりこういうのは好きそうじゃないのに……どうして、カレンくんが居るから……?
「ワグーッツンさまぁ、あのぉ、番はまだ……」
「番? カレンだけだが。」
「マルゥメごめんな、オレさ、本気なんだ」
「そんな、嘘──、嘘だよね! ワグーッツンくん! 僕っ、ねぇ?!」
──パンッ
ヴォン先輩の手を振り解いて、ワグーッツンくんの腕を掴む。何かの冗談だ、「嘘だと言ってよ!」と言う瞬間──彼に頬を叩かれた。時が止まる、なんで……僕の事「好き」って、「愛してる」って言ってくれたのに──……
ワグーッツンくんは僕を叩いたあと、少し戸惑ってるカレンくんの額にキスをしながら目の前でいちゃつく。
「な、運命以外の相手なんてこんなもんなんだよ。で、それでもアイツが良いのかよ。……じゃあ、【ココ】でヤるから、イカなければお前の事諦めてやるよ。」
「そ、そんな、」
「イッて俺の番になるって言うなら、未来永劫可愛がってやるよ」
【テーブルの上】に僕を仰向けに押し倒す。彼らが見てる前で、それに下では色んな生徒達が居るのに──……!
お尻の穴に入れられた瞬間──身体が痙攣する。
い、ってない、イッてない、違う! 首を振って否定する。ヴォン先輩はそんな僕を面白そうに見ながら笑う。
「まだ、イってねぇよなァ。ココ出てねぇし、ほら、イケ。イッちまえ」
「ア゙ッ、そご、やらぁ! ひっ、──ッ゙、ぐっ、イ、やァあ、」
何度も、何度も何度もおちんちん裏の所を擦られて目がチカチカする。[棒]を取ってしゃせーいしたい、びゅーびゅーしたい。
でもそんな事したら、僕、ぼくぅ……
「わーぐつ、ん、マルゥメえろいよう」
「お前の方がえろいよ」
「あは、わーぐつ大好き~!」
揺さぶられてる身体、横目で見ると2人も対面で座りながらキスしながら挿入して、羨ましい。そこは、【僕の場所】だったのに。
「お前が俺の番になるっていうまで長時間かけるつもりだから好きに喘いどけ」
「そんなぁ、ああ、んっ、んぅ!」
ヴォン先輩を抗いたいのに、彼にキスされると身体が彼を求めてしまうのが分かる。
運命の番、なのはもうどうしようもない。彼と番になるのが、ハッピーエンドなんだろうな、でも、僕は──
初めて、ワグーッツンくんに会ったとき、君に一目惚れをしたんだ──
それから君の番候補として一緒に過ごした日々、他の2人にも怒られてばっかりだったけど、ワグーッツンくんと一緒にいれて楽しかった。
まだ、諦めたくない。諦められない、僕は──
「もう、諦めても良いんじゃないか?」
──え、誰……?
「このルート、マルが幸せになれないぜ? なら、俺がどうにかしてやる。だから──『ヴォン先輩の番になる』って言ってくれよ。マル」
僕の横に見えない、誰かがいてそう言う。君は誰──?
僕は幸せになれ、ないの、……涙が溢れる。
……ただ、ワグーッツンくんの番になりたかった、だけなのに。
「ゔ、ぉん、先輩の……番に、なります。して、ください……」
「よし、条件は揃ったな──出てこいケースケ」
「やあーっと、出れたわ。てか、めっちゃ! オメガバース楽しみにしてたんだけど!! いきなり閉じ込められるし、……先輩会いたかった!」
「ああ、久しぶりだな」
僕の横に薄っすら見えてた人は、僕が「ヴォン先輩の番になる」って言ったら現れて僕そっちのけで彼と抱きしめ合う。
僕、一人ぼっち、誰からもアイサレナイ……?
「何言ってんだよ、俺は好きだぜマル! ってもこれも俺なんだろうけどな」
「な、に? 君だれ、」
「俺の名前は灰田圭介だよ」
「圭介……」
「そうそう、だから今は休んどけ。あとは俺がどうにかしとくからな。」
圭介の手で目を閉じられる。僕はまた──眠りについた。
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登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。