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135 《結界共有》の日
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6月は【アッチ】と同じ雨の季節でぱらぱらというより基本的に豪雨が多い。
水の精霊達が張り切ってこの時期は【各地】に潤いを持たせるらしい。まぁ、張り切りすぎて洪水とか【場所】によっては災害が起こるらしいけど、神や精霊達からすれば他の生き物の事は勘定に入れてないらしい。
一応、好ましい者には祝福したり、助けたりする、らしいけど。
でまあ、その【各地】では被害が起こって欲しくない場所にはエルフ達の《結界》を張って護ってる所や、《結界》が張れるなら6月が終わるまで【学校】の課題で【各地】に行き【街村】などを護る【授業】……というか。ちな、冒険者達もやるけど人手が足りなくなるらしいので。
《結界共有》……っていう分類では《合唱魔法》なんだけど、1人ではなくて、2人~それ以上の人数で詠唱し唱える魔法。
なので相性とマナ量を加味したアレやコレで決められた。
「まさかメイチャンなのはともかく、二人で任せられる事になるなんて」
「だな。だけど、ケースのマナも入学したての頃よりは安定してきたぜ?」
「うん、頑張ろうね」
とある【山の中】にある小さな【掘っ立て小屋】に俺達は派遣された。
マナ量によって少ない人達は4人~で組むことがあって俺はそっちの方なのかな、って思ってたら。
前にメイチャンとは相性が良いって言われてたから一緒になるかも、って思ってたけどまさか、2人とは。
「こっちに来いよ」
「うん。」
彼に抱きしめられながらキスをする。
いや、来たんだからさっさと《結界》を張れって思われそうだけどこれで良いんだ。
《合唱魔法》じゃなくてもこうやってお互いのを、マナを交換し合う行為でもマナがこの辺りに張られてる《結界》の強度を強くする。
敷物を敷いただけの床に俺達は寝転ぶ。もちろん全裸で。
持ってきた荷物から簡易的な食事をはさんだあともすぐに交わった。
毎日してる俺の完全に女の子になってしまったお尻の穴には彼のおちんちんが出入りする。
そしてナカにいっぱい出されて、それが身体が喜んでるのが分かる。
汚れても《生活魔法》で綺麗に出来るからつくづく【コッチ】は便利だよなぁって思う。
「んっあ、お、くう……ああっ、はあんっ」
「ずっと、挿れても飽きねぇ……くっ、」
「めいちゃん、はあっ、ん」
「けーす、っ」
どぷ。奥に出されたのが感じる。そのまま挿れた状態で抱きしめられながら寝た。すやぁ。
ふあっ、あ、そうだ……メイチャンの入ったままだったんだ。
久しぶりに幸せな夢を見ながら起きると彼に抱き枕みたいに抱きしめられながら寝てるのに気づく。
こっちでも幸せだった。
そういえば、6月はメイチャンの誕生日をするけど、1日セックスするって言ってたけど……こっちの方が期間は長い。
終わったら俺、どうなっちゃうの~?!
プチパニックっていうか、【ココ】に来てからまだ3ヶ月ぐらいしか経ってないのに、メイチャンとするまではそういう性的な事も分からなかったのに、こんなにセックスが気持ちいいなんて知らなかった。
マルの両親が仲がいいから、ワーチャンとマルにもそういう関係になって欲しくて応援してた頃も、キスはともかく、身体を触れ合うとか挿れるとかそういうのは分からなくて、今思い出すとデリカシーのない発言とかしてたよなぁ……って思う。
子供のいうことだから見逃して? とはならないか。マルとは同じ歳だし。
そういや、次の7月にはマルの誕生日かー、早いなぁ。
6月いっぱい居るわけじゃなくて、ちゃんと帰れるんだけど、交代の人が来るまでは【ココ】で過ごさないといけない。
だから【学校】側も不自由がないように簡易的だけど食事は十分にある。
だけど俺らは本当にお腹が鳴るレベル以外はずっと交わっていた。
ヘトヘトになっても、ヤリすぎて俺が失神してもメイチャンの方が体力があるからそのまましてたり。
意識が戻ったあとにふわふわした感覚で上を見上げると俺のナカを気持ちよさそうに腰を振る彼を見て、ああ、幸せ……と思いながらメイチャンの唇に触れるのが好きだ。
「めいちゃん、ずっと、あ、あっい、して、あっあっ、」
「分かってるっ、ケース、お前のことは離さないからっ、」
「俺も、おっ、ぉ゙お゙……ッ」
ラストスパートみたいな強く腰を振る彼にまた意識が遠のきそうになって、耐える、耐えないと……
朝、……結局そのまま寝ちゃったんだ……ふあっ、はあ~……っ、まだ少し眠い……身体もダルくてそのまま横になってると、制服を着たメイチャンがいた。
「ぁ、れ、めい、ちゃ……?」
「声ガラガラだな。ほら、飲んで。さっき交代の人が来てたから帰れるってさ。あと帰りは【馬車】な。」
「ん、んっ、……ふう。そうだったんだ……分かった、着替え──わっ、」
「大丈夫か? ほら」
「うん、飲みきって良かったよ」
「着替えさせてやるから上半身は起こしてろ」
「うん」
メイチャンから渡された飲み物を飲みきってから一息つきながら壁に掛けてた制服を取ろうと起き上がろうとしたら前に倒れそうになって、メイチャンに支えてもらったけど、[コップ]が下に落ちてしまった。
木製の[コップ]だったから割れたりはしなかったし、中身も飲んだから軽い音をたてただけですんだ。
その後は寝てた身体を上半身だけ起こして座ると、彼が制服のシャツを持ってきて腕をあげて袖に手を通す。
なんか【マルの実家】にいた時は常に使用人たちに服を着させられたりしてたからなんか、懐かしい感じがして。
マルの家族には定期的にマルと2人で話しながら[手紙]を送ってた。
あっちからも、弟のツー君から地元の【学校】であったことや友人達の話とか書いてあって楽しく読んでる。
って事で俺ら2人に恋人が出来たのもマルの家族は知ってる。
彼らはマルにはワーチャンなのは小さい頃からそうだろうと思ってたけど、俺にもできた事にビックリしていた。
そういや貴族には公爵、侯爵、 伯爵、 子爵、 男爵とあって政治やら【国】にあるアレやコレやを任されてる訳で。
・公爵
役割: 王族に次ぐ最高位の貴族で、広大な領地(公爵領)を統治し、国家運営に深く関与しました。
・侯爵
役割: 公爵を補佐し、特に国境地帯(辺境)の防衛や統治を担う役割(「辺境伯」の由来)を持つことがありました。
・伯爵
役割: 都市や広範囲の領土(伯爵領、郡)を治め、一定の軍事・行政権を持ちました。
・子爵
役割: 伯爵の下位にあたり、村や町などより小規模な土地を支配したり、上級貴族の代理を務めることもありました。
・男爵
役割: 領地を持たない場合や、高位の貴族に仕えることが多く、特定の功績(軍事・学術など)に対して与えられることもありました。
らしい。で、マルの家は子爵でかなり田舎に【領地】がある。まあ、平和な所だから好きだけども。
で、ワーチャンの所は公爵。エルフ族としても結構な有名な家らしい。
恋愛物語的に言えば身分差があるらしくて結婚するとなると玉の輿だなぁ。って。
ちな、メイチャンの所は伯爵だったよ。大昔には勇者も居たから結構武闘系の家? らしい。
今の今まで俺の中で貴族だけの括りだったけど、ふとなんか、話とかないと、って思って……?
んー、ワーチャンとマルがこのまま【学校】を卒業して結婚出来たら──とか思ったのかな。
まーいいか。
そんな考え事してたら着替え終わってて、交代の人と入れ違いになる。
足腰立たなかったので、メイチャンに抱きかかえられながら【馬車】に乗り込んだ。
──アレが彼の?
──嘘でしょ、銀の君みたいな美しい人なら兎も角。
──ってこの【部屋】?! 早く換気して!!
──信じられないっっ! あのアバズレ平凡!
──ガタン、ガタンッ
お、おお? おおお……っ、席に座ったメイチャンの上に抱きかかえられたままな、俺は【山の中】を走る【馬車】の舗装もそれてないし、1台分ぐらいの道幅の場所を進み、大きく揺れるのを体験していた。
こ、これ酔う人には辛い……うう、俺もヤバいかも──
【ココ】に来る時は俺達が1番目だったから、《転移》で来たからすぐにでも色々と出来た。
行きも【馬車】だったら帰りが下りだからってのもあるけど、少なからずグロッキーになってたんじゃないかな。
【山】を降りて、近くの【川辺】で休憩を取る。
今日はシトシト雨みたいで良かった。簡単な《結界》だけ張って少し休む。
──な、なんだお前たちは──ッ?!
外が騒がしくて俺達は【窓】から外をみると数人のならず者みたいな男達に御者が囲まれて斬られていた。
はやく助けないとっ! と俺は立ち上がると、メイチャンに止められる。
「早くしないとあの人が!」
「様子がおかしい。もしかしたら前言ってたかの者の手先かも知れない。先に俺が出るから合図するまでそこに居てくれ」
「……っ、分かった。だけど、危なくなったら戻ってきて、俺だって戦えるんだし!」
「分かったよ」
男達から逆側の【扉】からメイチャンは出ていって【近くの茂み】に入って隠れながら隙をつくらしい。彼の魔法は《光魔法》だし簡単に決着がつく、とは思う。
【茂みの中】から《ブリリアントフラッシュ》って《ライト》より広範囲の技を初手で繰り出して彼らの目を潰す。
そのあとは、大怪我をした御者に《レイオブホープ》って《回復》をしてから《グローウィングシールド》を使って彼を保護する。
まだ眩惑になって周りの状況も把握できてない相手にメイチャンは容赦なく《攻撃》をして相手を無力化していった。
俺も【馬車内】から【扉】を少しだけ開けて、御者に向かって《癒しの弓》の矢を放つとちゃんと跳んで行って彼に当たると斬られた部分が治ってくのが見えた。
彼を助けられた事にホッとしながらメイチャンを見ると襲ってきた男達全てが地面に倒れていた。
「メイチャンっ!」
「まだ危ないかも知れないから、出てくるなよ、」
「だって、心配だったんだもん、とりあえず御者さん見てくるね」
「分かった──って、ケース後ろッ」
居ても立ってもいられなくて、【扉】を開けて外に出てメイチャンに抱きつく。そのまますぐに御者さんの所に行こうと駆けて行ったら後ろからメイチャンの声が聴こえて──振り返ろうとすると黒いモヤに包まれた。
何がどうなって──! そこから出ようと藻掻くのにそのモヤがはれなくて、黒いのが身体に這うように纏わりつく。
──ぷきゅー!
何処からともなく可愛い声がして、“何か”が突っ込んできた。
俺の腕の中には白いフワフワがいて、その瞬間には黒いモヤは無くなっていた……
「ぷきゅー!」
「「プキュギ?!」」
「あの時の子なのか?」
「ププーっ!」この姿ならお父様に触れられますわ
「ん? あれ……?」
「どうしたんだ? ケース?」
「プップ?」
「いや、何でもない・・・?」
白いフワフワは前に出会ったウサギのような生き物プキュギだった。
可愛くプウプウ鳴く声とは別に誰かの声が聴こえたような……?
でもメイチャンもプキュギ本人も不思議そうに俺をみる。うーん、気の、せいか。
「にしてもアレはなんだったのか」
「多分、アイツらを斬った感覚だと、前に生徒達に憑いてた魔物だろ」
「そっか。プキュギもありがとうな」
「だな、お手柄だったぞ!」
「プップー!」
えっへんと多分自信ありげな表情をするプキュギ。
その後は倒れてる男達を縛るメイチャンに任せて俺は御者さんに《治療》を施す。
彼が動けるようになってから再び【馬車】に乗り込む。
「プウププ……」
「当たり前のように着いてきたな」
「んだね、飼えるかな?」
「使い魔とかOKだしいけんじゃね?」
「じゃ、先生に届けを出しとくね」
お膝に乗ってスヤスヤ寝るプキュギを撫でながらその後は何事もなく【学校】に帰って、先生に伝えたあと【部屋】に戻ってきた。
+
《ライトニングバースト》光のエネルギーを集めて放つ攻撃魔法。
《ホーリーライト》敵にダメージを与える聖なる光を放つ。
《シャインブレード》光の刃で敵を切り裂く技。
《レイオブホープ》味方のHPを回復する光の光線。
《スマイルオブエンジェル》周囲の味方を強化する光のオーラ。
《グローウィングシールド》光でできたバリアを展開する防御魔法。
《ブリリアントフラッシュ》敵を眩惑させる閃光を放つ。
《デイライトスラスト》直線的に光の矢を放つ攻撃。
《ソーラーブレイク》太陽のエネルギーを利用した大技。
《ルミナスドレイン》敵から光のエネルギーを吸収する魔法。
+
《天使の涙》範囲技ダメージよりスリップダメージタイプ、仲間には《回復付与》
《ホーリーアロー》チャージアリで重い一撃、ナシで範囲技
《光の矢》光の力を宿した矢で、敵を眩惑させる効果がある。
《癒しの弓》矢を放つことで、味方のHPを回復する技。
《聖なるバリア》弓を使って周囲に聖なる障壁を形成し、味方を守る。
《浄化の矢》闇の存在を浄化する特別な矢。
《天使の羽》矢を放つことで、一定時間味方の移動速度を上げる。
《祝福の矢》矢が命中した敵に呪いをかけ、ダメージを与える。
《聖光の射手》一定時間、弓の攻撃力を強化する技。
《神の一撃》矢を放つことで、敵に致命的な一撃を与える。
《守護の矢》矢が味方の周りを回り、一定のダメージを吸収したりファンネルが相手を攻撃する。
水の精霊達が張り切ってこの時期は【各地】に潤いを持たせるらしい。まぁ、張り切りすぎて洪水とか【場所】によっては災害が起こるらしいけど、神や精霊達からすれば他の生き物の事は勘定に入れてないらしい。
一応、好ましい者には祝福したり、助けたりする、らしいけど。
でまあ、その【各地】では被害が起こって欲しくない場所にはエルフ達の《結界》を張って護ってる所や、《結界》が張れるなら6月が終わるまで【学校】の課題で【各地】に行き【街村】などを護る【授業】……というか。ちな、冒険者達もやるけど人手が足りなくなるらしいので。
《結界共有》……っていう分類では《合唱魔法》なんだけど、1人ではなくて、2人~それ以上の人数で詠唱し唱える魔法。
なので相性とマナ量を加味したアレやコレで決められた。
「まさかメイチャンなのはともかく、二人で任せられる事になるなんて」
「だな。だけど、ケースのマナも入学したての頃よりは安定してきたぜ?」
「うん、頑張ろうね」
とある【山の中】にある小さな【掘っ立て小屋】に俺達は派遣された。
マナ量によって少ない人達は4人~で組むことがあって俺はそっちの方なのかな、って思ってたら。
前にメイチャンとは相性が良いって言われてたから一緒になるかも、って思ってたけどまさか、2人とは。
「こっちに来いよ」
「うん。」
彼に抱きしめられながらキスをする。
いや、来たんだからさっさと《結界》を張れって思われそうだけどこれで良いんだ。
《合唱魔法》じゃなくてもこうやってお互いのを、マナを交換し合う行為でもマナがこの辺りに張られてる《結界》の強度を強くする。
敷物を敷いただけの床に俺達は寝転ぶ。もちろん全裸で。
持ってきた荷物から簡易的な食事をはさんだあともすぐに交わった。
毎日してる俺の完全に女の子になってしまったお尻の穴には彼のおちんちんが出入りする。
そしてナカにいっぱい出されて、それが身体が喜んでるのが分かる。
汚れても《生活魔法》で綺麗に出来るからつくづく【コッチ】は便利だよなぁって思う。
「んっあ、お、くう……ああっ、はあんっ」
「ずっと、挿れても飽きねぇ……くっ、」
「めいちゃん、はあっ、ん」
「けーす、っ」
どぷ。奥に出されたのが感じる。そのまま挿れた状態で抱きしめられながら寝た。すやぁ。
ふあっ、あ、そうだ……メイチャンの入ったままだったんだ。
久しぶりに幸せな夢を見ながら起きると彼に抱き枕みたいに抱きしめられながら寝てるのに気づく。
こっちでも幸せだった。
そういえば、6月はメイチャンの誕生日をするけど、1日セックスするって言ってたけど……こっちの方が期間は長い。
終わったら俺、どうなっちゃうの~?!
プチパニックっていうか、【ココ】に来てからまだ3ヶ月ぐらいしか経ってないのに、メイチャンとするまではそういう性的な事も分からなかったのに、こんなにセックスが気持ちいいなんて知らなかった。
マルの両親が仲がいいから、ワーチャンとマルにもそういう関係になって欲しくて応援してた頃も、キスはともかく、身体を触れ合うとか挿れるとかそういうのは分からなくて、今思い出すとデリカシーのない発言とかしてたよなぁ……って思う。
子供のいうことだから見逃して? とはならないか。マルとは同じ歳だし。
そういや、次の7月にはマルの誕生日かー、早いなぁ。
6月いっぱい居るわけじゃなくて、ちゃんと帰れるんだけど、交代の人が来るまでは【ココ】で過ごさないといけない。
だから【学校】側も不自由がないように簡易的だけど食事は十分にある。
だけど俺らは本当にお腹が鳴るレベル以外はずっと交わっていた。
ヘトヘトになっても、ヤリすぎて俺が失神してもメイチャンの方が体力があるからそのまましてたり。
意識が戻ったあとにふわふわした感覚で上を見上げると俺のナカを気持ちよさそうに腰を振る彼を見て、ああ、幸せ……と思いながらメイチャンの唇に触れるのが好きだ。
「めいちゃん、ずっと、あ、あっい、して、あっあっ、」
「分かってるっ、ケース、お前のことは離さないからっ、」
「俺も、おっ、ぉ゙お゙……ッ」
ラストスパートみたいな強く腰を振る彼にまた意識が遠のきそうになって、耐える、耐えないと……
朝、……結局そのまま寝ちゃったんだ……ふあっ、はあ~……っ、まだ少し眠い……身体もダルくてそのまま横になってると、制服を着たメイチャンがいた。
「ぁ、れ、めい、ちゃ……?」
「声ガラガラだな。ほら、飲んで。さっき交代の人が来てたから帰れるってさ。あと帰りは【馬車】な。」
「ん、んっ、……ふう。そうだったんだ……分かった、着替え──わっ、」
「大丈夫か? ほら」
「うん、飲みきって良かったよ」
「着替えさせてやるから上半身は起こしてろ」
「うん」
メイチャンから渡された飲み物を飲みきってから一息つきながら壁に掛けてた制服を取ろうと起き上がろうとしたら前に倒れそうになって、メイチャンに支えてもらったけど、[コップ]が下に落ちてしまった。
木製の[コップ]だったから割れたりはしなかったし、中身も飲んだから軽い音をたてただけですんだ。
その後は寝てた身体を上半身だけ起こして座ると、彼が制服のシャツを持ってきて腕をあげて袖に手を通す。
なんか【マルの実家】にいた時は常に使用人たちに服を着させられたりしてたからなんか、懐かしい感じがして。
マルの家族には定期的にマルと2人で話しながら[手紙]を送ってた。
あっちからも、弟のツー君から地元の【学校】であったことや友人達の話とか書いてあって楽しく読んでる。
って事で俺ら2人に恋人が出来たのもマルの家族は知ってる。
彼らはマルにはワーチャンなのは小さい頃からそうだろうと思ってたけど、俺にもできた事にビックリしていた。
そういや貴族には公爵、侯爵、 伯爵、 子爵、 男爵とあって政治やら【国】にあるアレやコレやを任されてる訳で。
・公爵
役割: 王族に次ぐ最高位の貴族で、広大な領地(公爵領)を統治し、国家運営に深く関与しました。
・侯爵
役割: 公爵を補佐し、特に国境地帯(辺境)の防衛や統治を担う役割(「辺境伯」の由来)を持つことがありました。
・伯爵
役割: 都市や広範囲の領土(伯爵領、郡)を治め、一定の軍事・行政権を持ちました。
・子爵
役割: 伯爵の下位にあたり、村や町などより小規模な土地を支配したり、上級貴族の代理を務めることもありました。
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役割: 領地を持たない場合や、高位の貴族に仕えることが多く、特定の功績(軍事・学術など)に対して与えられることもありました。
らしい。で、マルの家は子爵でかなり田舎に【領地】がある。まあ、平和な所だから好きだけども。
で、ワーチャンの所は公爵。エルフ族としても結構な有名な家らしい。
恋愛物語的に言えば身分差があるらしくて結婚するとなると玉の輿だなぁ。って。
ちな、メイチャンの所は伯爵だったよ。大昔には勇者も居たから結構武闘系の家? らしい。
今の今まで俺の中で貴族だけの括りだったけど、ふとなんか、話とかないと、って思って……?
んー、ワーチャンとマルがこのまま【学校】を卒業して結婚出来たら──とか思ったのかな。
まーいいか。
そんな考え事してたら着替え終わってて、交代の人と入れ違いになる。
足腰立たなかったので、メイチャンに抱きかかえられながら【馬車】に乗り込んだ。
──アレが彼の?
──嘘でしょ、銀の君みたいな美しい人なら兎も角。
──ってこの【部屋】?! 早く換気して!!
──信じられないっっ! あのアバズレ平凡!
──ガタン、ガタンッ
お、おお? おおお……っ、席に座ったメイチャンの上に抱きかかえられたままな、俺は【山の中】を走る【馬車】の舗装もそれてないし、1台分ぐらいの道幅の場所を進み、大きく揺れるのを体験していた。
こ、これ酔う人には辛い……うう、俺もヤバいかも──
【ココ】に来る時は俺達が1番目だったから、《転移》で来たからすぐにでも色々と出来た。
行きも【馬車】だったら帰りが下りだからってのもあるけど、少なからずグロッキーになってたんじゃないかな。
【山】を降りて、近くの【川辺】で休憩を取る。
今日はシトシト雨みたいで良かった。簡単な《結界》だけ張って少し休む。
──な、なんだお前たちは──ッ?!
外が騒がしくて俺達は【窓】から外をみると数人のならず者みたいな男達に御者が囲まれて斬られていた。
はやく助けないとっ! と俺は立ち上がると、メイチャンに止められる。
「早くしないとあの人が!」
「様子がおかしい。もしかしたら前言ってたかの者の手先かも知れない。先に俺が出るから合図するまでそこに居てくれ」
「……っ、分かった。だけど、危なくなったら戻ってきて、俺だって戦えるんだし!」
「分かったよ」
男達から逆側の【扉】からメイチャンは出ていって【近くの茂み】に入って隠れながら隙をつくらしい。彼の魔法は《光魔法》だし簡単に決着がつく、とは思う。
【茂みの中】から《ブリリアントフラッシュ》って《ライト》より広範囲の技を初手で繰り出して彼らの目を潰す。
そのあとは、大怪我をした御者に《レイオブホープ》って《回復》をしてから《グローウィングシールド》を使って彼を保護する。
まだ眩惑になって周りの状況も把握できてない相手にメイチャンは容赦なく《攻撃》をして相手を無力化していった。
俺も【馬車内】から【扉】を少しだけ開けて、御者に向かって《癒しの弓》の矢を放つとちゃんと跳んで行って彼に当たると斬られた部分が治ってくのが見えた。
彼を助けられた事にホッとしながらメイチャンを見ると襲ってきた男達全てが地面に倒れていた。
「メイチャンっ!」
「まだ危ないかも知れないから、出てくるなよ、」
「だって、心配だったんだもん、とりあえず御者さん見てくるね」
「分かった──って、ケース後ろッ」
居ても立ってもいられなくて、【扉】を開けて外に出てメイチャンに抱きつく。そのまますぐに御者さんの所に行こうと駆けて行ったら後ろからメイチャンの声が聴こえて──振り返ろうとすると黒いモヤに包まれた。
何がどうなって──! そこから出ようと藻掻くのにそのモヤがはれなくて、黒いのが身体に這うように纏わりつく。
──ぷきゅー!
何処からともなく可愛い声がして、“何か”が突っ込んできた。
俺の腕の中には白いフワフワがいて、その瞬間には黒いモヤは無くなっていた……
「ぷきゅー!」
「「プキュギ?!」」
「あの時の子なのか?」
「ププーっ!」この姿ならお父様に触れられますわ
「ん? あれ……?」
「どうしたんだ? ケース?」
「プップ?」
「いや、何でもない・・・?」
白いフワフワは前に出会ったウサギのような生き物プキュギだった。
可愛くプウプウ鳴く声とは別に誰かの声が聴こえたような……?
でもメイチャンもプキュギ本人も不思議そうに俺をみる。うーん、気の、せいか。
「にしてもアレはなんだったのか」
「多分、アイツらを斬った感覚だと、前に生徒達に憑いてた魔物だろ」
「そっか。プキュギもありがとうな」
「だな、お手柄だったぞ!」
「プップー!」
えっへんと多分自信ありげな表情をするプキュギ。
その後は倒れてる男達を縛るメイチャンに任せて俺は御者さんに《治療》を施す。
彼が動けるようになってから再び【馬車】に乗り込む。
「プウププ……」
「当たり前のように着いてきたな」
「んだね、飼えるかな?」
「使い魔とかOKだしいけんじゃね?」
「じゃ、先生に届けを出しとくね」
お膝に乗ってスヤスヤ寝るプキュギを撫でながらその後は何事もなく【学校】に帰って、先生に伝えたあと【部屋】に戻ってきた。
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《ライトニングバースト》光のエネルギーを集めて放つ攻撃魔法。
《ホーリーライト》敵にダメージを与える聖なる光を放つ。
《シャインブレード》光の刃で敵を切り裂く技。
《レイオブホープ》味方のHPを回復する光の光線。
《スマイルオブエンジェル》周囲の味方を強化する光のオーラ。
《グローウィングシールド》光でできたバリアを展開する防御魔法。
《ブリリアントフラッシュ》敵を眩惑させる閃光を放つ。
《デイライトスラスト》直線的に光の矢を放つ攻撃。
《ソーラーブレイク》太陽のエネルギーを利用した大技。
《ルミナスドレイン》敵から光のエネルギーを吸収する魔法。
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《光の矢》光の力を宿した矢で、敵を眩惑させる効果がある。
《癒しの弓》矢を放つことで、味方のHPを回復する技。
《聖なるバリア》弓を使って周囲に聖なる障壁を形成し、味方を守る。
《浄化の矢》闇の存在を浄化する特別な矢。
《天使の羽》矢を放つことで、一定時間味方の移動速度を上げる。
《祝福の矢》矢が命中した敵に呪いをかけ、ダメージを与える。
《聖光の射手》一定時間、弓の攻撃力を強化する技。
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完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
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