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152 モンスター討伐遠征

 11月は【モンスター討伐遠征】がある。
 冒険者や場所によっては近くの騎士団達が対応するけど、この時期は食料が少なくなってモンスター達も冬に蓄えとして人々を襲う案件が増えるって事で俺達も駆り出される。
 
「今はまだいい時代じゃよ。儂らが若い頃はまだ魔王がまあ、アレでアレだったからのう……」
「おじいちゃん、ちゃんと説明してあげないと、若い子達は分からないんだから」
「うむ……あっちのアレが、アレで、あの武器でアレしてのう、」
「おじいちゃん……数年前はここまで酷くなかったんですよ」
「「はあ。大丈夫ですよ、【授業】うけてるので!」」
「ええ、では3人1組に分かれてもらって、この辺の【地域】に居る魔物を討伐してもらいます。おじいちゃんの所には私も同行しますね」

 ドワーフのおじいちゃんと彼を世話してるノームの子が説明をしてくれる。
 ついついアレって言っちゃうの分かるなぁ~と思いながらほとんど何だったのか分からないけど、一通りの話は【学校】で聞いてたのでみんな分かってた。

 俺達が派遣された【場所】には彼らが【住む村】と【周辺の村々】がポツポツとあって、昔からモンスターに襲われがちな【場所】だったらしい。
 モンスターだけじゃなくて盗賊とかの被害が多い中、村人だけでも対抗はしてたけど、戦闘皆無だから蹂躙されてた。
 
 それから魔王や魔族達と他の種族が争わない時代が来て、騎士団や冒険者達もモンスター相手をそんなにしなくてよくなって、他の【街】や【村】を守る仕事をする事で、盗賊被害も少なくなったらしい。ゼロとは言えないけどね。
 

「よろしくな。オレの名はスィピジョ」
「俺はワィーレ・ケース、ケースで良いですよ、スィさん」
「俺はコ・カメイメ。よろしくお願いします。スィピジョさん」
「ケースにカメイメね。【北側エリア】任されてるから向かおう。」

 この【討伐遠征】は長くても1週間ほど、それ以上学生を頼るのは良くないと他の魔導院や各地の騎士達が合流して民を守る。
 平和な時代だからこそ出来るんだと。


「左から、1、2、……6体の群れが!」
「戦闘準備、よし、かかれ! オレとカメイメは前衛だから相手を引きつけるぞッ」
「ケース、あとは任せた!」
「うんっ!」

 スィさんの武器は片手槍と盾、属性は《草》と《水》モンスターはダチョウっぽい足の速い鳥がコッチに向かってくる。
 彼は慣れてるみたいで《草魔法》で相手の足を絡め取りそれでも向かってくる相手を盾て防ぐ。
 メイチャンも《光の衝撃波》を放ち敵をスタンさせて──俺も2人に《補助》《回復》をかけながら《攻撃》をする。




「なんとか討伐成功だな。魔物の死骸は支給された[魔法鞄]に入れて最終日にギルドに返す。分かったな」
「「はいっ!」」

[魔法鞄]自体は普通のリュックぐらいの大きさなんだけど、一体の大きさが3mぐらいでそれがその鞄の中に入ってくのは不思議だ。
 この[魔法鞄]は村人とかは持ってなくてそれなりに貴重。冒険者達はこれよりも小さいサイズの鞄を持つのが多いらしい。
 こんな大きな鞄を持ってて取られないのか? って思うけど、【ギルド協会】で管理保管してるらしくその人の鞄だから誰かに持ってかれた場合は自動で戻ってくるらしい。
 
 それから出会うモンスター達をしばいては鞄に入れてを繰り返しながら担当する【北のエリア】──そこの【メッゾ【山の麓村】コ】って大きな【山脈】近くの【村】に寝泊まりしながら周辺のモンスターを討伐する。


「今日は休む。明日から村人達の要望も聞きながら倒すぞ」
「「はい!」」

 暫く生活する【家】はスィさん俺とメイチャン3人で暮らす小さい【一軒家】を用意してもらった。1階と2階に1部屋ずつ【2階の部屋】を貸してもらってベッドは小さいけどギリ2人寝れるぐらいの。
 食事は【村】1番の料理自慢のおばちゃんが夕飯を作ってくれるからそれ以外を自分達で調達しながら過ごす事に。
 今日はおばちゃんの作った料理を食べて、【お風呂】に入ってすぐ夢の中──


「おはよう、」
「おはようございます~」
「おはようございます」
「んじゃ、軽く[コレ]食べて昨日村人に聞いた【畑】近くの場所を見回るぞ」
「あ、はい。あ、美味しいですね」
「焼き加減が良い」
「だろ? こういう串肉は【屋台】でよく売れるからな、冒険者以外で働いてる時は──」
 
 3本差し出された[串肉]を頬張る。噛むと肉汁が溢れて上手い。
 朝から結構な飯って思うけど、今から戦闘するとなるとちゃんと食べておかないとな。

 身支度して、プキュギ……そういや、マルの所に行ってるんだった。いつも居る気がして変な感じ。1週間離れ離れかー。ペットとしばらく会えない人の感覚ってこんな感じなのかな。


「準備できたか。じゃ行くぞ」
「「はいっ!」」




【村】のだいたい1km辺りに【畑エリア】があって、その周辺にはイノシシみたいな中型モンスターが現れるらしい。
 村人は見かけたら即逃げるか、フォークで牽制しながら隙を見つけて対処するみたいな感じらしい。

 作物が実ってる【畑】周辺を見回る。近くには【樹海】に続く【林】があってそこからモンスターが来るらしい。


「何してるんですか?」
「ああ、[コレ]か? 念のために[飛ぶ用の杭]打ってるんだよ。よし。」

 地面になんか小さい杭を打ち込んでるのが気になって聞くと数回だけしか使えない《転移》出来る道具らしい。普通は【ダンジョン】前で打つ事で緊急避難出来るとか。[コレ]は5回使えて値段は金1枚、あんまり安くないな。普段使いしづらそう。


「情報にあった中型異常や大群だっているかも知れねぇから気をつけろよ」
「はい、よし、ケース足元に気をつけろよ」
「うん、見える位置から付いていくから」

 スィさん、メイチャン、俺の順で入ってく。スィさんが念のために木に目印をナイフで刻む。
 
──ザワ、ザワ、サーッ

 

「なにも、出ませんね……」
「気を抜くな、と言いたいところだが魔物以外の生き物すら気配を感じねぇ……いったん戻るぞ」
「「はい」」

 木の目印を頼りに来た道を戻る──




「あれ、この木の目印って……」
「ああ、さっき見たな」
「これはマズいかも知れねぇ」

 スィさんは俺達の手を取ると一瞬にしてさっきの【林入口】に打った[杭]の所へ飛んだ。

「さっきの使っといて良かったですね、にしても一体……」
「もしかしたらあの【エリア】全体が魔物化してる可能性があるな……今帰って応援を呼ぶことにする。お前らは先に帰っとけ」
「はい、じゃあ連絡を俺らが」
「ああ、よろしく頼む。俺は周りで異変が無いか調べる」

 
 先に帰った俺達は先生達に[手紙]を出して待つとすぐに使い魔鳥が帰ってくる。
 なんでも各地似たような異常が起きてて続々と魔法隊や騎士達も合流してるらしい。
 俺達のところは今の所、さっき帰ってきたスィさんの情報で【林内】以外には異常が見られなかったってことで警戒はしつつも【村の周辺】だけのパトロールにして、人が来たら本格的に調べることになった。

「【村】の周りでは小型の魔物は見かけた。明日も早いかもしれんから夕飯食って早く寝ろよ」
「「はい!」」

 
【お風呂】に入ったあとすぐに【ベッド】に入ったけど、なかなか寝付けなくて──……横を見たらメイチャンと目が合う。

「寝れない?」
「うん。なんでだろ、疲れてるはずなのに」
「んじゃ、一回出すか」 
「だっ、それ……んんっ、」
「あんま大きい声出すとバレるから静かにな」
「ぁ、ん……ふっ、ぅ、」

 彼にしがみついてメイチャンの手で俺のおちんちんをシコってもらう、一緒に……って目を合わすと彼も自分のを出して俺も一緒に合わせて手を重ねて上下に動かした。


「めいちゃん……」
「お前な、」 
「だって、ムズムズするんだもん……一回だけ出してぇ」
「分かったよ。明日辛くても知らねぇからな」

 待ってましたと下半身丸出しで彼にお尻を向けると毎日してるお尻の穴にスルンと入ってく。
 えっちするよりもムチムチしてきた尻タブを両手で掴まれてメイチャンに種付けされる。声は我慢するように[枕]に顔を埋めて、両手で持って耐える。1回だけだって言ったのにそのあとも2人してヤリ足りなくて結局、夜中まで体勢を変えつつ媾あってしまった。




「お前らな……いい加減にしろよな」
「何がですか?」
「上の階で【ベッド】の音が煩かったぞ! はあ。元気な事は良いことだけどよぉ」
「も、もう! メイチャンたらっ、」
「お前が可愛くってつい、な」
「良いからさっさと準備しろよな」

 スィさんにバレてて顔が熱くなる。結局ヤリ疲れてそのまま寝ちゃったからなぁ。
 昼頃には援軍がやってきて、スィさんが対応してたらしい。彼らも【村】の近くに【野営場】をして周りを警戒してて村人達も少し不安そうに様子を見てる。


「冒険者さん、凶悪な魔物が出たって、本当ですか?」
「今調査する所です、大丈夫ですよ、ん?」
「これ! お守り! えへへ」
「ありがとう!」

 お母さんと小さい子供の2人に話しかけられて、説明をしてると小さい子から[手作りのお守り]を貰った。それを腰に付けると彼女は笑顔で手を振る。

【集合場所】に他の人達と合流して情報と作戦行動を取る。


「プキュー!」
「あれ、プキュギ? マルの所に居たんじゃ……?」
「ケース! プキュギ勝手に先に行っちゃうダメだよ?」
「お、マル達も来たんだな」
「うん、僕たちのところは片付いたから何組か【ココ】に応援ってことで。にしても何が起こってんだか……」
「だよな、」

 俺の腕の中にプキュギがやってきて、その後にマル達も合流。
 モンスター退治でピリピリしてるからプキュギ「単独で動かないでね」ってマルが注意してた。
 プキュギも分かったように一声鳴いて返事をする。

──女神様の姿と似てる
──貴族の令息か
──あの白い魔物は神の使いか
──もはやこんな所で見られるとは……


 プキュギ、周りの人から見られてるぞ。
 仲間なので~とプキュギを抱っこしながら手を振っとく。これでそこら辺のモンスターと間違われないよな。

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