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吸血鬼のルーティーン
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夜、赤黒い棺桶は
不気味な音を響かせ
悪魔は不敵な笑みを浮かべ目覚める……
※18:00頃無駄に大きなベットの上で
いつも通りのグレーパーカーに
ピンクのショートパンツ姿で
不機嫌そうに目覚める……
赤く染まる満月を背に
空を眺め
喉の乾きを潤すため
犠牲となる獲物を探しに街へ
飛び立つ……
※ゲームオーバー画面となったTVを背に
…あー、またやっちまったと呟きながら
乾いた喉を
冷蔵庫にあるコーラで潤すため為に
台所へ
飛び立つ…(徒歩)
吸血鬼の登場に
街は恐怖の声を上げ
人間達は逃げ惑い
その中から、吸血鬼は気に入った人間を
捕らえ、屋敷へ連れ去る……
※築年数の長い廊下は
ギシギシ音を立てて
その音にびっくりしちゃったネズミ達は
チュー!と鳴きながら走り
テーブルの上のお菓子置き場から
今日の気分のポテチを選び
コーラと一緒に部屋に戻る……
屋敷に戻ると怯え泣く人間を1度
地下の牢獄に閉じ込め
その恐怖に泣き喚く声を楽しむ
そうする事で恐怖に支配された人間の血は
格段と美味しくなるのだ……
※ゲームを1度リセットし
コーラとポテチを一旦ベットの上に置き
お風呂場へ向かう
体を綺麗にする
スッキリと爽快な体だと、お菓子、コーラを
格段と美味しく頂けるのだ……
さぁ、お楽しみの時間だ
全ての準備が整った
今宵もうら若き乙女の叫び声が
漆黒の闇の中に消える……
※さぁ、お楽しみの時間だ
序盤でロケランを手に入れて
多くの相手プレーヤーの怒号が響く中
にんまりとうら若き美少女吸血鬼の
笑い声が
漆黒の廊下に消える……
夜は短い……
絶対王者である吸血鬼は
太陽の下には出られない
それは、神が唯一、人間達に与えた物……
光が差す間のみ、人間達に安らぎが訪れるのだ
※集中力は短い……
絶対王者であるセレスは
長い事同じ作業が出来ない
それは、他のゲーマーに与えられた
ランク上げのタイミング
チート的に強いセレスが別ゲー厶をする間
他のゲーマー達は今のうちにと、
ランクマッチをするのだ……
(吸血鬼の身体能力は凄いので
ゲームに置いても反射神経が違うのだ!)
そして太陽が顔を出し始める時
吸血鬼は再び棺桶の中へ
不気味な音を立てて
閉まる音が響き渡る……
※そして太陽が出ても
カーテンしてるので問題は無く
激しく叩くボタンの音を立てながら
いつの間にかに背後で
ニコニコ(と思う)しているナレルを
……コイツ成仏しないのかな?と
思いつつ
食べたい物、飲みたい物、そして
漫画やアニメグッズを買いに
行くように命ずる……
セレス「何書いてるの?」
ナレル「あ、いえ
お嬢様の1日を哀れな人間達に分かりやいように
書き綴ってました」
セレス「なんで?」
ナレル「伝説を語り継がせるには
こういった書物も必要と考えました!」
セレス「はぁ……」
ナレル「昔はよく献上品が
あったのですが今は何も無いでは
ありませんか!」
セレス「う、うん」
ナレル「お嬢様に対する冒涜!
いくらお嬢様が優しいからと
忘れてはならぬ事だと思いませんか!?」
セレス「そうか?」
ナレル「そうです!なので、
お嬢様の恐ろしさを
書物に残す事で、知らしめようと!」
セレス「そうですか……ナレル」
ナレル「はい!」
セレス「最新巻は?」
ナレル「お嬢様のお部屋の本棚、
下から4段目の左から7つ目に」
セレス「う、うん
順番通りに置いといてくれたんだな」
ナレル「はい♡」
セレス「……わ、わかった、ありがと」
ナレル「今日もお褒めの言葉
ありがとうございます…」
こうしてお嬢様は
ご自身のお部屋へと
お戻りになられた
セレス「なんで、あいつはいっつも
回りくどい言い回しが多いんだ……?」
ナレル「申し訳ございません…
不慣れなもので、どうひ………」
セレス「うわあぁぁぁ?!」
ナレル「おぼぅ…」
私に驚いたお嬢様の
見事な角度のボディーボローが
存在しないはずの私の内蔵を
吹き飛ばす勢いで貫き
そして私は……
ナレル「まぁ、無事なのですが」
セレス「はぁ!はぁ!気配を消して
背後に回り込むな!!」
ナレル「汗をかいたなら、私がお背中を
お流しますよ?♡」
セレス「黙れ!変態地縛霊!」
ナレル「うう……昔は私がお嬢様をお風呂に
お入れ差し上げてたのに…(泣)」
そう、それは私が肉体を無くす前のお話…
セレス「いい!いい!長くなる!……
ったく、暇ならゲームに付き合え…」
ナレル「はい♡」
お嬢様の伝説はこれからも続くのです……
byナレル
不気味な音を響かせ
悪魔は不敵な笑みを浮かべ目覚める……
※18:00頃無駄に大きなベットの上で
いつも通りのグレーパーカーに
ピンクのショートパンツ姿で
不機嫌そうに目覚める……
赤く染まる満月を背に
空を眺め
喉の乾きを潤すため
犠牲となる獲物を探しに街へ
飛び立つ……
※ゲームオーバー画面となったTVを背に
…あー、またやっちまったと呟きながら
乾いた喉を
冷蔵庫にあるコーラで潤すため為に
台所へ
飛び立つ…(徒歩)
吸血鬼の登場に
街は恐怖の声を上げ
人間達は逃げ惑い
その中から、吸血鬼は気に入った人間を
捕らえ、屋敷へ連れ去る……
※築年数の長い廊下は
ギシギシ音を立てて
その音にびっくりしちゃったネズミ達は
チュー!と鳴きながら走り
テーブルの上のお菓子置き場から
今日の気分のポテチを選び
コーラと一緒に部屋に戻る……
屋敷に戻ると怯え泣く人間を1度
地下の牢獄に閉じ込め
その恐怖に泣き喚く声を楽しむ
そうする事で恐怖に支配された人間の血は
格段と美味しくなるのだ……
※ゲームを1度リセットし
コーラとポテチを一旦ベットの上に置き
お風呂場へ向かう
体を綺麗にする
スッキリと爽快な体だと、お菓子、コーラを
格段と美味しく頂けるのだ……
さぁ、お楽しみの時間だ
全ての準備が整った
今宵もうら若き乙女の叫び声が
漆黒の闇の中に消える……
※さぁ、お楽しみの時間だ
序盤でロケランを手に入れて
多くの相手プレーヤーの怒号が響く中
にんまりとうら若き美少女吸血鬼の
笑い声が
漆黒の廊下に消える……
夜は短い……
絶対王者である吸血鬼は
太陽の下には出られない
それは、神が唯一、人間達に与えた物……
光が差す間のみ、人間達に安らぎが訪れるのだ
※集中力は短い……
絶対王者であるセレスは
長い事同じ作業が出来ない
それは、他のゲーマーに与えられた
ランク上げのタイミング
チート的に強いセレスが別ゲー厶をする間
他のゲーマー達は今のうちにと、
ランクマッチをするのだ……
(吸血鬼の身体能力は凄いので
ゲームに置いても反射神経が違うのだ!)
そして太陽が顔を出し始める時
吸血鬼は再び棺桶の中へ
不気味な音を立てて
閉まる音が響き渡る……
※そして太陽が出ても
カーテンしてるので問題は無く
激しく叩くボタンの音を立てながら
いつの間にかに背後で
ニコニコ(と思う)しているナレルを
……コイツ成仏しないのかな?と
思いつつ
食べたい物、飲みたい物、そして
漫画やアニメグッズを買いに
行くように命ずる……
セレス「何書いてるの?」
ナレル「あ、いえ
お嬢様の1日を哀れな人間達に分かりやいように
書き綴ってました」
セレス「なんで?」
ナレル「伝説を語り継がせるには
こういった書物も必要と考えました!」
セレス「はぁ……」
ナレル「昔はよく献上品が
あったのですが今は何も無いでは
ありませんか!」
セレス「う、うん」
ナレル「お嬢様に対する冒涜!
いくらお嬢様が優しいからと
忘れてはならぬ事だと思いませんか!?」
セレス「そうか?」
ナレル「そうです!なので、
お嬢様の恐ろしさを
書物に残す事で、知らしめようと!」
セレス「そうですか……ナレル」
ナレル「はい!」
セレス「最新巻は?」
ナレル「お嬢様のお部屋の本棚、
下から4段目の左から7つ目に」
セレス「う、うん
順番通りに置いといてくれたんだな」
ナレル「はい♡」
セレス「……わ、わかった、ありがと」
ナレル「今日もお褒めの言葉
ありがとうございます…」
こうしてお嬢様は
ご自身のお部屋へと
お戻りになられた
セレス「なんで、あいつはいっつも
回りくどい言い回しが多いんだ……?」
ナレル「申し訳ございません…
不慣れなもので、どうひ………」
セレス「うわあぁぁぁ?!」
ナレル「おぼぅ…」
私に驚いたお嬢様の
見事な角度のボディーボローが
存在しないはずの私の内蔵を
吹き飛ばす勢いで貫き
そして私は……
ナレル「まぁ、無事なのですが」
セレス「はぁ!はぁ!気配を消して
背後に回り込むな!!」
ナレル「汗をかいたなら、私がお背中を
お流しますよ?♡」
セレス「黙れ!変態地縛霊!」
ナレル「うう……昔は私がお嬢様をお風呂に
お入れ差し上げてたのに…(泣)」
そう、それは私が肉体を無くす前のお話…
セレス「いい!いい!長くなる!……
ったく、暇ならゲームに付き合え…」
ナレル「はい♡」
お嬢様の伝説はこれからも続くのです……
byナレル
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