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エスト公国にて
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「あら、ルーちゃんじゃない。どうしたの?こんな所で」
失敗した。完全に失敗した。流石に、目立ちすぎた。
アネルと交代した別邸の仕事。宝玉が隠されている確率が高いその場所で、やる事と言えば一つ。
こっそり警備の仕事を抜け出して、屋敷の中を探し回ればこのざまである。
「ねぇ、こんな所で何をしているのかしら?」
ニコリと目の前で微笑む彼女は、全てをまるで知っているかのように私を見下ろす。
実際、全てを知っているから余裕で見下ろせるのだろう。
あぁ、私って何でいつもこうなのだろうなぁ。無駄に動いて、そして貧乏くじを引く。思い出せば、殿下のときもそうだった。自ら墓穴を掘っている。
……墓穴掘り過ぎて、もはやどこの墓穴で最後を迎えるか迷うレベル。もしくは、深く掘り過ぎて、酸欠になってそのままお陀仏してるレベル。
「あははは、それはこっちの台詞です。…アリシアさん、先日ぶりですね。」
目の前で微笑む彼女の名はアリシア・マルガース。攻略候補であるアネル・マルガースの実の母親であり、そしてアネルにトラウマを植え付けた張本人。ある日、突然家族を捨てて家を出た彼女。ゲームでは結局どうなったのか、どうして出て行ったのか、ついぞ明かされることはなかった。
だから、当初、私も彼女か関与してくる事実を全く考えていなかった。この国で出会ったのでさえ、驚いていていた。だと言うのに、ここにいる。ルイから話を聞いていたが、それでも今この現実に直面するまで、信じることが出来なかった。なんで彼女ここにいるのか、ただただ疑問だった。
しかし、あぁ、そうか。彼女が私たちの前から消えたのは、10年前。そして、男爵が宝玉を拾ったのは10年前。
ただの偶然とも言えるが、もし、そうなら納得してしまう。
全ては宝玉の力によって起きた結果。
「あぁ、そうね。ルーちゃんには、また言ってなかったけれど、私、今は男爵婦人……いいえ、もっとずっと高貴な存在になるの。そう、この石の力によって!!!」
そう言って、アリシアが、愛しそうに両の手で包み込むのは、黄色く輝く魔法石。そう、宝玉だ。
宝玉は、基本その使用者にしか扱えない。つまり、2つめの宝玉の持ち主は、男爵ではなく、アリシアだったと言うこと。
何という事だろう。私は、すっかり勘違いしていたのである。これはゲーム、ゲームと同じ世界に転生したのだから。ゲームと同じ展開になる物だととタカを括っていた……だから大きな勘違いをしていた。始めから、決めつけていた。
言われてみれば、彼女が宝玉を所持してるヒントはいくらでもあった。勇者と宝玉は、惹かれ合う。だから、あの時偶然……いや、必然的に彼女と再会したのだろう。中々会えない男爵ではなく、偶然的にも再会できたアリシアこそが、宝玉の持ち主だったんだ。
なんで、気が付けなかったんだろう。いや、気がつこうと私はしなかったんだ。
ゲーム通りの道を歩みたくないと言いながらも私は、どこかでゲーム通りのシナリオをずっと意識していた。意識していたからこそ、他の道があるなんて全く考えなかった。その結末がこれ。
いったい何処で?いつから?なんで?どうして?そんな疑問がふつふつと湧いてはくるけど、いくら考えてもゲームとの展開が変わった訳はわからない。
「この国にいる時点で可笑しいとは思っていたの。でも、まさかルーちゃんが勇者だなんて」
「そっくりそのまま返します。まさか、貴方が宝玉の保持者だったなんて……」
何故、彼女が宝玉を手にする事になったのか、それすら見当はつかないし、考えてる暇はない。だけど、だけどだ。
一つわかった事がある。
「宝玉?だったかしら………でも、これは私の物。絶対に渡さないわ!」
この世界はゲーム通りじゃない。もう、ゲーム通りの道筋にはならない。
あとはもう、自分で道を切り開くしかないんだ。
それは、私にとってとても重要で、大きな希望。
そして、これは希望掴む、また道を切り開く最初の一歩!!
「渡さないと言われても!!渡してもらわなきゃ困るんですよ!!」
聖剣を抜き、振り上げる。彼女までの距離ほ、約2メートル。この前踏み込めば、届く距離。もちろん、実際に斬るわけじゃない。斬りかかるふりをして、少し脅してあげれば、隙もできるはず。
宝玉を奪って逃げるのが最善だが、最悪ここから、この別邸から逃げることさえできれば後はどうもでもなる。
宝玉の在り処さえ、誰が持ち主かさえ伝えることが出来れば………………あとは
「っ!!!」
アリシアに向かって聖剣を振り下ろそうとしたその瞬間、部屋中に響いた金属音。
「何とか間に合ったみたいだな!!」
「……メディルさん」
突如として目の前に現れたメディルさんによって、私の攻撃は完全に阻まれた。
「まさか、お前がこんな奴とは思わなかったぜ」
じっと私を見つめる瞳は敵意に満ちている。
「この賊が!!!可笑しいとは思っていたんだよ。わざわざ、アネルと交代してまで、急にここに来たがるなんてよ!!」
男爵家の宝を盗みに入った賊。
確かに状況だけ見て仕舞えば、そう見えなくもないだろう。
…………いや、まてよ?ある意味その認識は正しいのか。確かに、我々は、宝玉の有りかを知るため男爵邸に侵入した。メディルさんの言うことは、間違ってない。間違ってはない
…でもだ!!こっちにだって言い分がある。
「メディルさん、聞いてください。私は、勇者で。そして、彼女。アリシアさんが持っているのは宝玉なんです。聞いたことありますよね?伝説ぐらい。」
「はぁ!?信じられるかよ!」
一切聞く耳を持たず。しかも、攻撃は激しさを増すばかり。
「本当なんですって、私は勇者で。アネルや、ルイ……ルイ-ゼちゃんは、旅の仲間。メディルさんが、この前見かけた金髪の男の人だって!!」
「おいおい。これはお前の単独犯だろ?アネルや、ルイーゼちゃんまで巻込むんじゃねぇよ。幾ら、魔が差したからって、仲間を巻込んでんじゃね!!」
「……っ」
駄目だ、多分これ以上、何を言っても信じてもらえない。
やばい、これはやばい。
何とか食らいついて攻撃を交わそうとするが、ギリギリだ。太刀筋が早すぎて見えない。
私もそこそこ剣術には、自信があるけどこれは………
「っは。そこだ!!!」
瞬間、弾き飛ばされる聖剣。衝撃のせいでジンジンと骨が痛む。
「どうやらここまでのようだな。ルーナ」
喉元ギリギリに突きつけられた剣先。少しでも動けば、私の命はないだろう。
ふと周りを見渡せば、いつの間にか、私兵らしい奴らに囲まれている。
……もう、逃げることもできない。絶体絶命、待つのは…
「殺すことは流石にしない………が、それ相応の覚悟はするんだな。」
メディルさんの剣が音を立てたその瞬間。後頭部に激しい痛みが襲う。
「そうね、ルーちゃん。殺しはしないけど、暫くは寝ててね。」
気がつけば、私は床に倒れ込み………………
「貴方には、あの子をおびき寄せる囮になって貰うわね。………大丈夫よ、アネルにとって、貴方は大切な存在だから。酷いことはしないわ」
そんな言葉を最後に、意識を失った。
失敗した。完全に失敗した。流石に、目立ちすぎた。
アネルと交代した別邸の仕事。宝玉が隠されている確率が高いその場所で、やる事と言えば一つ。
こっそり警備の仕事を抜け出して、屋敷の中を探し回ればこのざまである。
「ねぇ、こんな所で何をしているのかしら?」
ニコリと目の前で微笑む彼女は、全てをまるで知っているかのように私を見下ろす。
実際、全てを知っているから余裕で見下ろせるのだろう。
あぁ、私って何でいつもこうなのだろうなぁ。無駄に動いて、そして貧乏くじを引く。思い出せば、殿下のときもそうだった。自ら墓穴を掘っている。
……墓穴掘り過ぎて、もはやどこの墓穴で最後を迎えるか迷うレベル。もしくは、深く掘り過ぎて、酸欠になってそのままお陀仏してるレベル。
「あははは、それはこっちの台詞です。…アリシアさん、先日ぶりですね。」
目の前で微笑む彼女の名はアリシア・マルガース。攻略候補であるアネル・マルガースの実の母親であり、そしてアネルにトラウマを植え付けた張本人。ある日、突然家族を捨てて家を出た彼女。ゲームでは結局どうなったのか、どうして出て行ったのか、ついぞ明かされることはなかった。
だから、当初、私も彼女か関与してくる事実を全く考えていなかった。この国で出会ったのでさえ、驚いていていた。だと言うのに、ここにいる。ルイから話を聞いていたが、それでも今この現実に直面するまで、信じることが出来なかった。なんで彼女ここにいるのか、ただただ疑問だった。
しかし、あぁ、そうか。彼女が私たちの前から消えたのは、10年前。そして、男爵が宝玉を拾ったのは10年前。
ただの偶然とも言えるが、もし、そうなら納得してしまう。
全ては宝玉の力によって起きた結果。
「あぁ、そうね。ルーちゃんには、また言ってなかったけれど、私、今は男爵婦人……いいえ、もっとずっと高貴な存在になるの。そう、この石の力によって!!!」
そう言って、アリシアが、愛しそうに両の手で包み込むのは、黄色く輝く魔法石。そう、宝玉だ。
宝玉は、基本その使用者にしか扱えない。つまり、2つめの宝玉の持ち主は、男爵ではなく、アリシアだったと言うこと。
何という事だろう。私は、すっかり勘違いしていたのである。これはゲーム、ゲームと同じ世界に転生したのだから。ゲームと同じ展開になる物だととタカを括っていた……だから大きな勘違いをしていた。始めから、決めつけていた。
言われてみれば、彼女が宝玉を所持してるヒントはいくらでもあった。勇者と宝玉は、惹かれ合う。だから、あの時偶然……いや、必然的に彼女と再会したのだろう。中々会えない男爵ではなく、偶然的にも再会できたアリシアこそが、宝玉の持ち主だったんだ。
なんで、気が付けなかったんだろう。いや、気がつこうと私はしなかったんだ。
ゲーム通りの道を歩みたくないと言いながらも私は、どこかでゲーム通りのシナリオをずっと意識していた。意識していたからこそ、他の道があるなんて全く考えなかった。その結末がこれ。
いったい何処で?いつから?なんで?どうして?そんな疑問がふつふつと湧いてはくるけど、いくら考えてもゲームとの展開が変わった訳はわからない。
「この国にいる時点で可笑しいとは思っていたの。でも、まさかルーちゃんが勇者だなんて」
「そっくりそのまま返します。まさか、貴方が宝玉の保持者だったなんて……」
何故、彼女が宝玉を手にする事になったのか、それすら見当はつかないし、考えてる暇はない。だけど、だけどだ。
一つわかった事がある。
「宝玉?だったかしら………でも、これは私の物。絶対に渡さないわ!」
この世界はゲーム通りじゃない。もう、ゲーム通りの道筋にはならない。
あとはもう、自分で道を切り開くしかないんだ。
それは、私にとってとても重要で、大きな希望。
そして、これは希望掴む、また道を切り開く最初の一歩!!
「渡さないと言われても!!渡してもらわなきゃ困るんですよ!!」
聖剣を抜き、振り上げる。彼女までの距離ほ、約2メートル。この前踏み込めば、届く距離。もちろん、実際に斬るわけじゃない。斬りかかるふりをして、少し脅してあげれば、隙もできるはず。
宝玉を奪って逃げるのが最善だが、最悪ここから、この別邸から逃げることさえできれば後はどうもでもなる。
宝玉の在り処さえ、誰が持ち主かさえ伝えることが出来れば………………あとは
「っ!!!」
アリシアに向かって聖剣を振り下ろそうとしたその瞬間、部屋中に響いた金属音。
「何とか間に合ったみたいだな!!」
「……メディルさん」
突如として目の前に現れたメディルさんによって、私の攻撃は完全に阻まれた。
「まさか、お前がこんな奴とは思わなかったぜ」
じっと私を見つめる瞳は敵意に満ちている。
「この賊が!!!可笑しいとは思っていたんだよ。わざわざ、アネルと交代してまで、急にここに来たがるなんてよ!!」
男爵家の宝を盗みに入った賊。
確かに状況だけ見て仕舞えば、そう見えなくもないだろう。
…………いや、まてよ?ある意味その認識は正しいのか。確かに、我々は、宝玉の有りかを知るため男爵邸に侵入した。メディルさんの言うことは、間違ってない。間違ってはない
…でもだ!!こっちにだって言い分がある。
「メディルさん、聞いてください。私は、勇者で。そして、彼女。アリシアさんが持っているのは宝玉なんです。聞いたことありますよね?伝説ぐらい。」
「はぁ!?信じられるかよ!」
一切聞く耳を持たず。しかも、攻撃は激しさを増すばかり。
「本当なんですって、私は勇者で。アネルや、ルイ……ルイ-ゼちゃんは、旅の仲間。メディルさんが、この前見かけた金髪の男の人だって!!」
「おいおい。これはお前の単独犯だろ?アネルや、ルイーゼちゃんまで巻込むんじゃねぇよ。幾ら、魔が差したからって、仲間を巻込んでんじゃね!!」
「……っ」
駄目だ、多分これ以上、何を言っても信じてもらえない。
やばい、これはやばい。
何とか食らいついて攻撃を交わそうとするが、ギリギリだ。太刀筋が早すぎて見えない。
私もそこそこ剣術には、自信があるけどこれは………
「っは。そこだ!!!」
瞬間、弾き飛ばされる聖剣。衝撃のせいでジンジンと骨が痛む。
「どうやらここまでのようだな。ルーナ」
喉元ギリギリに突きつけられた剣先。少しでも動けば、私の命はないだろう。
ふと周りを見渡せば、いつの間にか、私兵らしい奴らに囲まれている。
……もう、逃げることもできない。絶体絶命、待つのは…
「殺すことは流石にしない………が、それ相応の覚悟はするんだな。」
メディルさんの剣が音を立てたその瞬間。後頭部に激しい痛みが襲う。
「そうね、ルーちゃん。殺しはしないけど、暫くは寝ててね。」
気がつけば、私は床に倒れ込み………………
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