ルピナスは恋を知る

葉月庵

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241話

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「それにしても、先程の必死に声を出さないようにしながら感じているハルは可愛かったな。」

「あぁ、俺はその時の顔を見ていたが……、あれは最高だった。」

「お、お二人とも……!」

今はお風呂から上がり、部屋に戻って髪を乾かしてもらっているのだが、さっきからこんな話ばかりだ。私には恥ずかしいったらありゃしない。

「外で行為をする、確か青姦だったか?それを好む者がいると聞いたことがあるが、あのハルの顔を見たら、そういう奴がいるのも頷ける。」

「そんなにか……!ふむ……、いっそのこと、今度、人気のない森でヤッてみるのも一興だな。」

「ちょ、ちょっと、ガルムさん……!?」

「ククッ……、冗談だ。まぁ、半分本気だが。」

うぅ……、ガルムさんがどこまで本気なのか分からない……。

「まぁ、安心してくれ。俺とアルト以外にハルのあんな姿や声を晒すなんて考えられんからな。」

「そうだな。あれを知っているのは俺達だけでいいしな。」

「っ~~~///!」

私はもう恥ずかしすぎて声も出せず、体を縮こまらせていた。そんな姿も可愛いと言うお二人は何処かおかしいのではないかと思ってしまうくらいだ。そんな会話をしていると、ガルムさんは私の髪を乾かし終えたようだ。

「さて、終わったぞ、ハル。」

「ありがとうございm、っ……!」

ガルムさんが何気なく髪を後ろで纏めてくれる際に、噛まれた所に指が触れた瞬間快感が走り、身体がビクッと震える。

「「………。」」

あっ……、なんな、マズイかも……。

私がそろりと顔を見ると、目の前にいるアルトさんは良いことを知ったとばかりに笑っていた。きっと顔は見えないが、ガルムさんも似たような反応をしているのだろう。

「あの……!だ、ダメですかr、んうっ……!」

私が慌てて止めようとしたが、一足遅く、ガルムさんが後ろから首筋をぺろりと舐めてきてゾクゾクと身体を揺らしてしまう。その弾みに背中が丸くなったのを倒れそうになったと思ったのだろう、アルトさんが私を抱き寄せて倒れないようにしてくれる。

「おっと……。フフッ……。まさか、本当に弱くなっているとはな。ガルム、今日はもう終わりだ。疲れがたまっているだろうから、早く休ませたい。」

「……アルトもやりたいくせに。はぁ……、分かった。じゃあコレをしまってくる。」

少し不服そうにしながらガルムさんは髪を乾かすのに使った魔道具をしまいに行った。アルトさんは一言ガルムさんに言ってから私に向き直る。

「さて、ベッドを整えるから、ハルは椅子に座っていてくれるかい?」

「あ、あの、アルトさん……。」

「ん?どうした?」

「アルトさんも、ここ、食みたかったらしてもいいですよ……?」

私がガルムさんにも弄られた首筋を出しながらアルトさんに問いかける。丁度、アルトさんに抱き寄せられている状態のため、アルトさんの喉がゴクリと鳴るのを私は見逃さなかった。

「いい、のか……?」

「ガルムさんだけ、ってのも不公平ですし……。す、少しだけですよ……!や、優しく、してくださいね……?」

「ぜ、善処しよう……。」

ここ、番になった時に噛まれた所、だよね……?きっと私が知らないないだけで獣人さんにとって特別な意味があるのかもしれない。

「んっ……!っう………、」

アルトさんはお願いした通り、優しく食んできてくれた。ただ、問題があったとすれば、その後も何回か食まれたところか。

「ほう……?自分がもう止めようと言ったのに、ハルに誘われたらやるのか。」

「が、ガルム……!」

えっ、ガルムさん……!?早くない……!?

アルトさんに釣られて私も思いの外早い戻りに驚いてしまう。アルトさんは気まずかったのかパッと私を離した。

「ほら、今のは見なかったことにしてやるから。ベッド、整えるんだろう?」

「あ、あぁ。そうだな……。」

アルトさんは私をガルムさんに渡し、ベッドを整え始めた。

ガルムさん、怒っているのかな……?

「あ、あの、ガルムさん……。その、すみません……。」

「ん?何故謝る。別に怒っていないぞ?アルトとしていた会話も聞こえていたしな。逆に、ハルが平等に俺達を愛そうとしてくれていることが伝わって嬉しかったぞ?ただ、さっきのは嫉妬、だな。」

「嫉妬、ですか……?」

「あぁ、こんな姿を見せるなんて恥ずかしいがな。ハルに請われるなんて羨ましかっただけだ。」

そう言ってガルムさんはフワリと笑った。その顔にドキリとして、ガルムさんにも好きだと伝えたくなってそっと頬にキスをすると、キスを返してくれた。
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