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242話
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次の日、朝食を食べ終わり部屋で食後のお茶をいただいていると、ガルムさんが話を切り出した。
「さて、今日は昨日約束したデートに早速行くとしよう。こういうのは早い方が後に沢山デートができるからな。」
「それはいい案だな。ハル、昨日の疲れは取れたかい?」
「えっと、疲れはもう大丈夫ですが、お二人こそ、急にそんなこと決めてもいいんですか……?それぞれご迷惑をかけたりとか……、」
「まぁ、大丈夫だろう。心配なら、今伝えにいくか。しばらく待たせてしまうが、すぐ帰ってくるさ。」
お二人の足ならきっと可能なのだろうけど、そんな朝から走らせるなんて……!あと、そういう問題じゃない気が……。
「じゃあ、俺の方が近いからガルムは早く行ってくるといい。」
「そうだな。じゃあ、行ってくる。」
「えっ……?ガルムさん……!?」
こんなパッパッと予定が決まるなんて思ってもいなくて、もう扉に手をかけているガルムさんに声をかける。すると、不意に扉が逆側からノックされる。
「申し訳ありません。ウォルトです。何やら王族からの迎えが来ているそうで、こちらでは対応しきれず……。至急、来ていただけますか?」
「何?王族だと?昨日の今日で来るとは、相当だな。」
「俺も行こう。ハルは安全のためにここで待っていてくれるかい?」
「で、でも、それだとお二人が……、」
もしもお二人に危害を加えようとするのが目的だとしたら……、
嫌なことを考え始めると不安が胸を締め付ける。それを読み取っただろうアルトさんが少し考えてから口を開く。
「……分かった。なら、後ろでウォルトの影に隠れといてくれ。ウォルト、頼めるか?」
「もちろんです。お任せください、アルト様。」
「……!ありがとうございます……!」
「決まったら、早速向かうとしよう。」
「ハル様。一先ずこちらへ。」
「は、はい……!ご迷惑おかけします。」
そうして私達は玄関口へと向かう。なるべく自然な形になるようウォルトさんが玄関を開き、ガルムさんとアルトさんが来客の対応を始める。私はウォルトさんの影に隠れながらしゃがんでそっと様子をうかがう。
何を話しているんだろう……?でも、一触即発!みたいな雰囲気ではなさそう。
少しだけホッとして、安心する。すると、ウォルトさんがサッと手で隠すようにし、いつも通りの優しい声色で私を制す。
「ハル様、もう少し下がってください。気づかれてしまいます。」
「す、すみません……!」
私は慌てて出していた顔を引っ込めて、またそっと様子をうかがう。すると、話しが終わったのかガルムさんがやって来る。事前に下がってほしい時は合図を出すと言われていたため、もう出てきて良さそうだ。
「ハル様、お手を。」
「あっ、ありがとうございます。」
私はウォルトさんに手を貸してもらって立つとスッと自然な流れでガルムさんに誘導され、抱き寄せられる。
「ハル。どうやら本当にハルのことを迎えに来たようだ。昨日、近衛隊長のオズと話したろう?そいつが護衛についているそうだから、正式なもののようだ。話した所、乱暴に扱うとは思えない。」
「そう、ですか……。では、昨日話した通りに行きましょう。」
うん、王族が強硬手段に出ないようにきちんと対応しなくては……!
「……ハル。無理、していないか?」
「だ、大丈夫です。ガルムさんやアルトさんと一緒にいるためだと思えば、これくらい……!」
「ありがとう。その気持ちがとても嬉しい。だが、辛くなったら言ってくれ。その時は王族が敵に回ろうとも守ってみせるさ。」
「はい、そうならないことを願いますが、ガルムさんとアルトさんがついていると思うと心強いです。」
「ククッ……、そうか。さて、行こうか。」
「はい……!」
私はガルムさんと手を繋ぎ、アルトさんが待つ所まで向かうのだった。
「さて、今日は昨日約束したデートに早速行くとしよう。こういうのは早い方が後に沢山デートができるからな。」
「それはいい案だな。ハル、昨日の疲れは取れたかい?」
「えっと、疲れはもう大丈夫ですが、お二人こそ、急にそんなこと決めてもいいんですか……?それぞれご迷惑をかけたりとか……、」
「まぁ、大丈夫だろう。心配なら、今伝えにいくか。しばらく待たせてしまうが、すぐ帰ってくるさ。」
お二人の足ならきっと可能なのだろうけど、そんな朝から走らせるなんて……!あと、そういう問題じゃない気が……。
「じゃあ、俺の方が近いからガルムは早く行ってくるといい。」
「そうだな。じゃあ、行ってくる。」
「えっ……?ガルムさん……!?」
こんなパッパッと予定が決まるなんて思ってもいなくて、もう扉に手をかけているガルムさんに声をかける。すると、不意に扉が逆側からノックされる。
「申し訳ありません。ウォルトです。何やら王族からの迎えが来ているそうで、こちらでは対応しきれず……。至急、来ていただけますか?」
「何?王族だと?昨日の今日で来るとは、相当だな。」
「俺も行こう。ハルは安全のためにここで待っていてくれるかい?」
「で、でも、それだとお二人が……、」
もしもお二人に危害を加えようとするのが目的だとしたら……、
嫌なことを考え始めると不安が胸を締め付ける。それを読み取っただろうアルトさんが少し考えてから口を開く。
「……分かった。なら、後ろでウォルトの影に隠れといてくれ。ウォルト、頼めるか?」
「もちろんです。お任せください、アルト様。」
「……!ありがとうございます……!」
「決まったら、早速向かうとしよう。」
「ハル様。一先ずこちらへ。」
「は、はい……!ご迷惑おかけします。」
そうして私達は玄関口へと向かう。なるべく自然な形になるようウォルトさんが玄関を開き、ガルムさんとアルトさんが来客の対応を始める。私はウォルトさんの影に隠れながらしゃがんでそっと様子をうかがう。
何を話しているんだろう……?でも、一触即発!みたいな雰囲気ではなさそう。
少しだけホッとして、安心する。すると、ウォルトさんがサッと手で隠すようにし、いつも通りの優しい声色で私を制す。
「ハル様、もう少し下がってください。気づかれてしまいます。」
「す、すみません……!」
私は慌てて出していた顔を引っ込めて、またそっと様子をうかがう。すると、話しが終わったのかガルムさんがやって来る。事前に下がってほしい時は合図を出すと言われていたため、もう出てきて良さそうだ。
「ハル様、お手を。」
「あっ、ありがとうございます。」
私はウォルトさんに手を貸してもらって立つとスッと自然な流れでガルムさんに誘導され、抱き寄せられる。
「ハル。どうやら本当にハルのことを迎えに来たようだ。昨日、近衛隊長のオズと話したろう?そいつが護衛についているそうだから、正式なもののようだ。話した所、乱暴に扱うとは思えない。」
「そう、ですか……。では、昨日話した通りに行きましょう。」
うん、王族が強硬手段に出ないようにきちんと対応しなくては……!
「……ハル。無理、していないか?」
「だ、大丈夫です。ガルムさんやアルトさんと一緒にいるためだと思えば、これくらい……!」
「ありがとう。その気持ちがとても嬉しい。だが、辛くなったら言ってくれ。その時は王族が敵に回ろうとも守ってみせるさ。」
「はい、そうならないことを願いますが、ガルムさんとアルトさんがついていると思うと心強いです。」
「ククッ……、そうか。さて、行こうか。」
「はい……!」
私はガルムさんと手を繋ぎ、アルトさんが待つ所まで向かうのだった。
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