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番外編 甘い功罪(4)※
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また、組み敷いた体が果てた気配がした。
しかし雄芯からは何も零れていない。蜻蛉自身を挿入する前、長い前戯で何も出なくなるまで搾り取ったのだから、それも当然だった。
すっかり悦楽を貪る性器と成り果てた肉筒は、剛直で満たしてやれば、蜻蛉が動かなくても自らいやらしく蠢動し、勝手に快感を拾い上げる。
そんな淫蕩で欲しがりな体を、一度も前に触ることなく、肉筒に雄を与えることもなく、ただ指で中を苛め抜くことだけで何度も絶頂に追いやった。長い時間を掛けて、ついには何も吐き出すものがなくなるまで後ろの刺激だけで極め、今ようやく長大な怒張を咥え込まされている体は、悦びながらも苛烈な情交に悲鳴を上げていた。
快楽に従順に躾けられた肉筒は、中を擦り上げられ奥を突かれれば、蜻蛉の操る時機で容易く達してしまう。
雄芯での絶頂にはそれでも一応の終わりがあるが、今の梟にそれはもう許されない逃げ道だ。肉筒の中で味わう女のような絶頂には終わりがなく、太い剛直に嬲られれば何度でも襲い来る。感じやすい体はかくかくと断続的に痙攣し、快楽に痺れ切った腕は慈悲を乞うために凌辱者に縋ることすらもできない。
この行為は、情を交わす営みではなく、明らかな折檻だった。
泣き濡れた瞳が、どうして、と問うている。どうしてこんな仕打ちを受けるのかと。
そのいたいけで哀れな様が、蜻蛉の怒りをさらに煽る。
梟は、本当にわかっていない。
自分の隣は帰る場所ではないと、愛する者にそう言われて絶望しない男がいるだろうか。暴力的に心を奪われ、逃げられて三年を費し探し出し、一年近く掛けてようやく腕の中で眠ることを覚えさせた愛しい者に。
蜻蛉に無慈悲な抽送を繰り返させ、組み敷いた体に悲痛な喘ぎを上げさせているのは、他ならぬ梟自身なのだ。
「かげ、ろう……もう、ゆるして……ゆるして……!」
「何を許されたいのだ、そなたは…」
過酷な快楽責めに、普段は凛として涼しげな梟の口調が幼いものに変化していく。滅多なことでは現れない無防備で可愛らしい媚態だが、今の蜻蛉に愛でる余裕はなかった。
何を罰されているのか理解してもいないのに、許しを乞うている。この場しのぎの甘えでしかないことは明白だった。
「おねがいっ……あした、かえれなくなる……」
「何処へも帰すものか。そなたの帰る場所は、余の隣だ。まだ教え足りぬようだな…」
「はあぁんっ!」
苛立ちのままに硬い怒張で奥を抉れば、甘い声を上げてまた果てる。
思い通りになる、甘く素直で淫らな体。その内に宿る魂は今も神聖騎士のまま、冷たい鎧で覆われ、触れられることを頑なに拒絶する。毎夜寝台を共にし、己を包み眠ることを許す相手すらも。
「これほど愛で慈しんでおるのに、いまだ余に靡かぬか。何と憎らしく…狂おしいほど愛しいのだ、そなたは…!」
「いやぁ、いま、うごかないでっ……まだ、しびれて……ああぁ……あ、あ、……ん……、――ひいぃぃいっ!!」
気を失うことでこの快楽地獄から逃れようとした梟を許さず、蜻蛉は鋭く奥を突き上げた。
「余が満足するまで、落ちることは許さぬ」
「あ、あ、あ……あぁ……」
引き戻された淫獄に、梟の瞳から絶望の涙が溢れた。
絶頂を何度も極めた肉筒はすっかり蕩け、終わる気配を見せない雄に縋るように絡みついている。蜻蛉も一度中に出しており、そのたっぷりと飲まされた白濁は、怒張が出し入れされるたびに、ぐちぐちと泡立ちながら蕾から溢れた。――そう、蜻蛉はまだ一度しか達していないのだ。
半ば理性が飛んでしまっていても、それは理解したのだろう。青ざめる梟の頬を両手で包み、唇をねっとりと舐め上げながら、蜻蛉は低く囁く。
「今宵は一滴残らず、余の子種をそなたに注いでやる。途中で気を失えば、余が果てた後も侍従に命じ、張り型でそなたを達かせ続けることにしよう」
「いやっ、そんなの、いや……!」
「嫌ならば、目を開いて余をすべて受け止めよ」
「いうとおりに、するからっ、……ひどくしないで……」
弱々しく哀願したその頬を、幾筋もの涙がすべり落ちた。
憐憫を誘う稚い様が愛おしい。そして無性に憎らしい。
怖いことなど何もないのだと、やさしく抱き締めたくなる。唇を塞ぎ舌を絡め合いながら、その首に手を掛け縊りたくなる。
「…酷いのはそなたの方だと、何度教えればわかるのだろうな…」
ようやくとらえた愛する者への相反する感情の矛盾、その苦しみ。昏い執着から生じる監禁への誘惑と独占欲。
濡れて震える白い体に深く刻み込むように、皇帝の寝台の天幕は、日が昇り、侍従が努めて厳かに隣室から起床を促すまで、上がることはなかった。
長時間の快楽責めに晒された体は、立ち上がるどころか、寝台から身を起こすことすらもできなかった。
朝方ようやく解放され、湯殿に運ばれて汚れた体を中も外も洗われている途中で、辛うじて保たれていた梟の意識は途切れた。昼過ぎにようやく皇帝の寝台で目覚めたが、全身を覆う怠さと痛みに、指先一つ持ち上げることができないほど消耗していた。嗄れた喉を潤すために頼んだ水も、侍従に体を支えられ、口に玻璃を宛がってもらわなければ飲むこともできない有り様だった。
知らせを受け様子を見に来た蜻蛉に、梟は冷たく扇屋の用心棒を代わるように告げた。
昨夜のことは、まだ梟の中で整理がついていない。だから触れないでおきたい。しかし今夜は、扇屋を護るという大事な仕事がある。説明もつかない事情で放棄するわけにはいかなかった。
蜻蛉は虚を衝かれたような顔をしたが、黙って頷き部屋を出ていこうとする。
「待て。厨房に土産を用意してあるから、それを持って行ってくれ」
掠れた声で追い掛けるように頼むと、蜻蛉は一瞬動きを止めた。
ゆっくり振り返った顔は仄暗い笑みを浮かべており、寝台に横になっていた梟は、寝具の下でびくりと体を震わせる。――昨夜も姿を現した、蜻蛉の瞳の奥に潜む獣が、その瞼をもたげこちらを見据えているのを感じたのだ。
「断る。その土産とやらは、すべて処分させる」
「蜻蛉!」
「梟様、お気をお鎮めください。今はお休みになりませんと。のちほど医師をお呼びいたします」
痛みと疲労を押して起き上がろうと足掻く梟を、侍従が押し止める。その隙に、身を翻し蜻蛉は寝室を出て行ってしまった。侍従長が後を追うように付き従ったが、しばらくして硬い面持ちで戻って来ると、その場にいた侍従全員を引き連れて退室した。
その後、食事が運ばれ幼子のように世話をされたが、食事が終わると一人、皇帝の寝室に取り残された。自室に退がらせてももらえず、いつもは何くれと世話を焼こうと側を離れない、梟付きの侍従までもが姿を消したままだ。マカロンのせいで抱き潰された時には派遣された御典医も按摩師も、訪れることはなかった。
それが、蜻蛉の――皇帝の意志だからだ。
昨夜は酷いことをしたと、蜻蛉は髪の一筋ほども思ってはいないということだ。周囲に人を置かないのも、梟にその理由を考えるように促し、自省させるためなのだろう。
「私は誓約した…」
梟はぽつりとつぶやいた。
神の御名に懸けて誓約したことは、絶対に破られない。それを破ることは、自らの剣を首筋に当て掻き切る――即ち死を意味する。神聖騎士の誓約にはそれだけの重さがある故に、軽々に行われるものではない。
梟は神聖騎士の地位を失ったが、戒律は今もその身に生きている。それほどの覚悟の下に、梟は誓約した。それを知らない蜻蛉ではないはずなのに。
「皇宮に留まると、側にいると、私は誓約したんだ。蜻蛉…」
しかしそれは、蜻蛉が望む間の話だと、梟は理解していた。
皇帝の地位にある男が、いつまでも素性を明らかにできない騎士崩れを側に置き、夜伽に呼ぶわけにもいくまい。あの昏い眼差しも、背を斬りつけてまで手元に留めようとした者が消えたせいならば、側にいることでいつかは晴れ、常に朗らかな光をたたえるようになるだろう。
そうなっても『影』としてこの腕を必要とするなら、剣が折れ我が身が折れるまで、必ず役に立ってみせる。ただその時は、今の歪な同居を解消し、他の騎士同様、家と呼べる場所――扇屋の用心棒部屋から通う形で勤めに出るのが、互いにとって望ましいことだろう。
思い描く未来が、蜻蛉に添うようでいて蜻蛉の抱くそれと寸分も重ならないことに、梟は気づいていない。それが蜻蛉の執心と焦燥を煽り立て、時に手酷い蹂躙となって我が身を襲うことにも。
他に誰もいない皇帝の寝室に、掠れた独り言は、聞く者もなく儚く散りゆくばかりだった。
猫脚のテーブルの上の銀器には、梟が特別に頼んで菓子職人に作ってもらった、蜻蛉の好きなピスタチオのガナッシュを挟んだマカロンの新作が、手を付けられることもなく取り残されていた。
しかし雄芯からは何も零れていない。蜻蛉自身を挿入する前、長い前戯で何も出なくなるまで搾り取ったのだから、それも当然だった。
すっかり悦楽を貪る性器と成り果てた肉筒は、剛直で満たしてやれば、蜻蛉が動かなくても自らいやらしく蠢動し、勝手に快感を拾い上げる。
そんな淫蕩で欲しがりな体を、一度も前に触ることなく、肉筒に雄を与えることもなく、ただ指で中を苛め抜くことだけで何度も絶頂に追いやった。長い時間を掛けて、ついには何も吐き出すものがなくなるまで後ろの刺激だけで極め、今ようやく長大な怒張を咥え込まされている体は、悦びながらも苛烈な情交に悲鳴を上げていた。
快楽に従順に躾けられた肉筒は、中を擦り上げられ奥を突かれれば、蜻蛉の操る時機で容易く達してしまう。
雄芯での絶頂にはそれでも一応の終わりがあるが、今の梟にそれはもう許されない逃げ道だ。肉筒の中で味わう女のような絶頂には終わりがなく、太い剛直に嬲られれば何度でも襲い来る。感じやすい体はかくかくと断続的に痙攣し、快楽に痺れ切った腕は慈悲を乞うために凌辱者に縋ることすらもできない。
この行為は、情を交わす営みではなく、明らかな折檻だった。
泣き濡れた瞳が、どうして、と問うている。どうしてこんな仕打ちを受けるのかと。
そのいたいけで哀れな様が、蜻蛉の怒りをさらに煽る。
梟は、本当にわかっていない。
自分の隣は帰る場所ではないと、愛する者にそう言われて絶望しない男がいるだろうか。暴力的に心を奪われ、逃げられて三年を費し探し出し、一年近く掛けてようやく腕の中で眠ることを覚えさせた愛しい者に。
蜻蛉に無慈悲な抽送を繰り返させ、組み敷いた体に悲痛な喘ぎを上げさせているのは、他ならぬ梟自身なのだ。
「かげ、ろう……もう、ゆるして……ゆるして……!」
「何を許されたいのだ、そなたは…」
過酷な快楽責めに、普段は凛として涼しげな梟の口調が幼いものに変化していく。滅多なことでは現れない無防備で可愛らしい媚態だが、今の蜻蛉に愛でる余裕はなかった。
何を罰されているのか理解してもいないのに、許しを乞うている。この場しのぎの甘えでしかないことは明白だった。
「おねがいっ……あした、かえれなくなる……」
「何処へも帰すものか。そなたの帰る場所は、余の隣だ。まだ教え足りぬようだな…」
「はあぁんっ!」
苛立ちのままに硬い怒張で奥を抉れば、甘い声を上げてまた果てる。
思い通りになる、甘く素直で淫らな体。その内に宿る魂は今も神聖騎士のまま、冷たい鎧で覆われ、触れられることを頑なに拒絶する。毎夜寝台を共にし、己を包み眠ることを許す相手すらも。
「これほど愛で慈しんでおるのに、いまだ余に靡かぬか。何と憎らしく…狂おしいほど愛しいのだ、そなたは…!」
「いやぁ、いま、うごかないでっ……まだ、しびれて……ああぁ……あ、あ、……ん……、――ひいぃぃいっ!!」
気を失うことでこの快楽地獄から逃れようとした梟を許さず、蜻蛉は鋭く奥を突き上げた。
「余が満足するまで、落ちることは許さぬ」
「あ、あ、あ……あぁ……」
引き戻された淫獄に、梟の瞳から絶望の涙が溢れた。
絶頂を何度も極めた肉筒はすっかり蕩け、終わる気配を見せない雄に縋るように絡みついている。蜻蛉も一度中に出しており、そのたっぷりと飲まされた白濁は、怒張が出し入れされるたびに、ぐちぐちと泡立ちながら蕾から溢れた。――そう、蜻蛉はまだ一度しか達していないのだ。
半ば理性が飛んでしまっていても、それは理解したのだろう。青ざめる梟の頬を両手で包み、唇をねっとりと舐め上げながら、蜻蛉は低く囁く。
「今宵は一滴残らず、余の子種をそなたに注いでやる。途中で気を失えば、余が果てた後も侍従に命じ、張り型でそなたを達かせ続けることにしよう」
「いやっ、そんなの、いや……!」
「嫌ならば、目を開いて余をすべて受け止めよ」
「いうとおりに、するからっ、……ひどくしないで……」
弱々しく哀願したその頬を、幾筋もの涙がすべり落ちた。
憐憫を誘う稚い様が愛おしい。そして無性に憎らしい。
怖いことなど何もないのだと、やさしく抱き締めたくなる。唇を塞ぎ舌を絡め合いながら、その首に手を掛け縊りたくなる。
「…酷いのはそなたの方だと、何度教えればわかるのだろうな…」
ようやくとらえた愛する者への相反する感情の矛盾、その苦しみ。昏い執着から生じる監禁への誘惑と独占欲。
濡れて震える白い体に深く刻み込むように、皇帝の寝台の天幕は、日が昇り、侍従が努めて厳かに隣室から起床を促すまで、上がることはなかった。
長時間の快楽責めに晒された体は、立ち上がるどころか、寝台から身を起こすことすらもできなかった。
朝方ようやく解放され、湯殿に運ばれて汚れた体を中も外も洗われている途中で、辛うじて保たれていた梟の意識は途切れた。昼過ぎにようやく皇帝の寝台で目覚めたが、全身を覆う怠さと痛みに、指先一つ持ち上げることができないほど消耗していた。嗄れた喉を潤すために頼んだ水も、侍従に体を支えられ、口に玻璃を宛がってもらわなければ飲むこともできない有り様だった。
知らせを受け様子を見に来た蜻蛉に、梟は冷たく扇屋の用心棒を代わるように告げた。
昨夜のことは、まだ梟の中で整理がついていない。だから触れないでおきたい。しかし今夜は、扇屋を護るという大事な仕事がある。説明もつかない事情で放棄するわけにはいかなかった。
蜻蛉は虚を衝かれたような顔をしたが、黙って頷き部屋を出ていこうとする。
「待て。厨房に土産を用意してあるから、それを持って行ってくれ」
掠れた声で追い掛けるように頼むと、蜻蛉は一瞬動きを止めた。
ゆっくり振り返った顔は仄暗い笑みを浮かべており、寝台に横になっていた梟は、寝具の下でびくりと体を震わせる。――昨夜も姿を現した、蜻蛉の瞳の奥に潜む獣が、その瞼をもたげこちらを見据えているのを感じたのだ。
「断る。その土産とやらは、すべて処分させる」
「蜻蛉!」
「梟様、お気をお鎮めください。今はお休みになりませんと。のちほど医師をお呼びいたします」
痛みと疲労を押して起き上がろうと足掻く梟を、侍従が押し止める。その隙に、身を翻し蜻蛉は寝室を出て行ってしまった。侍従長が後を追うように付き従ったが、しばらくして硬い面持ちで戻って来ると、その場にいた侍従全員を引き連れて退室した。
その後、食事が運ばれ幼子のように世話をされたが、食事が終わると一人、皇帝の寝室に取り残された。自室に退がらせてももらえず、いつもは何くれと世話を焼こうと側を離れない、梟付きの侍従までもが姿を消したままだ。マカロンのせいで抱き潰された時には派遣された御典医も按摩師も、訪れることはなかった。
それが、蜻蛉の――皇帝の意志だからだ。
昨夜は酷いことをしたと、蜻蛉は髪の一筋ほども思ってはいないということだ。周囲に人を置かないのも、梟にその理由を考えるように促し、自省させるためなのだろう。
「私は誓約した…」
梟はぽつりとつぶやいた。
神の御名に懸けて誓約したことは、絶対に破られない。それを破ることは、自らの剣を首筋に当て掻き切る――即ち死を意味する。神聖騎士の誓約にはそれだけの重さがある故に、軽々に行われるものではない。
梟は神聖騎士の地位を失ったが、戒律は今もその身に生きている。それほどの覚悟の下に、梟は誓約した。それを知らない蜻蛉ではないはずなのに。
「皇宮に留まると、側にいると、私は誓約したんだ。蜻蛉…」
しかしそれは、蜻蛉が望む間の話だと、梟は理解していた。
皇帝の地位にある男が、いつまでも素性を明らかにできない騎士崩れを側に置き、夜伽に呼ぶわけにもいくまい。あの昏い眼差しも、背を斬りつけてまで手元に留めようとした者が消えたせいならば、側にいることでいつかは晴れ、常に朗らかな光をたたえるようになるだろう。
そうなっても『影』としてこの腕を必要とするなら、剣が折れ我が身が折れるまで、必ず役に立ってみせる。ただその時は、今の歪な同居を解消し、他の騎士同様、家と呼べる場所――扇屋の用心棒部屋から通う形で勤めに出るのが、互いにとって望ましいことだろう。
思い描く未来が、蜻蛉に添うようでいて蜻蛉の抱くそれと寸分も重ならないことに、梟は気づいていない。それが蜻蛉の執心と焦燥を煽り立て、時に手酷い蹂躙となって我が身を襲うことにも。
他に誰もいない皇帝の寝室に、掠れた独り言は、聞く者もなく儚く散りゆくばかりだった。
猫脚のテーブルの上の銀器には、梟が特別に頼んで菓子職人に作ってもらった、蜻蛉の好きなピスタチオのガナッシュを挟んだマカロンの新作が、手を付けられることもなく取り残されていた。
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