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「先生、どっかいたいの?」
二度と繰り返したくはない自らの生い立ちを振り返って、顰めっ面をしていたのだろう。
先程倒れた時に背中を打ち付けて痛がっていたことを思い出したのか、若干目尻に涙を溜めた直人が心配そうに俺の顔を覗いてくる。
「いや、どこも痛くないから大丈夫だ」
笑顔を向けると、心配顔が綻んでいく。
直人に笑顔が戻ったところで、梅田先生に疑問をぶつける。
「梅田先生はナオくんと知り合いなんですか?」
「ええ。私はナオくんの叔母。ナオくんは私のお姉ちゃんの息子なの」
「じゃあ、梅田先生と国重夫人は姉妹なんですね」
「ええ、そうよ」
夫人は直人と同じ鳶色の髪と瞳をしているが、梅田先生も同じ髪色と瞳の色だ。
顔の作りも国重親子と同じで、目鼻立ちが整った誰もが美人と形容するだろう顔をしている。
血の繋がりがあると聞けば、そうだろうなと納得できる容姿の共通点が三人にはある。
だが、妹ということは夫人より若いわけだが、二十歳を過ぎたくらいにしか見えない夫人と違い、梅田先生の顔には生きてきた年月を感じさせる皺が刻まれている。
人の命を預かる医者という仕事が、そうさせるのだろうか。
「私はお姉ちゃんの主治医なの。お姉ちゃんの怪我の様子を見てくるから、また後でお話しましょ」
「昼食は食べていかれますか?」
「そうね、いただこうかしら。そうそう、玄関にお姉ちゃんに頼まれていた食材が置いてあるからキッチンに運んでおいてもらえる?」
「はい、分かりました」
ヒラヒラと手を振って玄関の方に戻っていく梅田先生を見送る。
「洗濯機のところにカゴを置いたら、食材をキッチンまで運ぶぞ。ナオくんも手伝ってくれるな?」
「うん、手伝うっ!」
芝の上に置いてあるカゴを持ち上げ、裏口から室内に入っていく。
浴室にカゴを戻して玄関に向かうと、梅田先生はよくあの細腕で一人で運んだな、と感心するくらい食材がギッシリ詰まった大きな箱が置いてあった。
「重そうだな……」
「ぼくが持ってあげる」
「え……ちょっ、ナオくん?」
ぽつりと呟いた俺の言葉を聞き取った直人が、重たそうな箱をひょいっと簡単に持ち上げてしまった。
「重いだろ? 無理しなくていいぞ」
「だいじょうぶだよ。ぼくが持ったら先生うれしい?」
「あぁ、凄く嬉しいし助かるよ。だから、早くキッチンに運んでしまおうな」
直人に出来るならやらせてやりたいが、見るからに重たそうな箱を長時間持たせて腰を痛めたりなんかしたら大変だ。
直人の隣に並び、落として足を怪我しないように箱を支えながらキッチンまで運ぶ。
「よし、ここにゆっくり下ろそうな」
「はいっ!」
箱を冷蔵庫の横まで運び、手を挟まないように注意しながらゆっくり下ろしていく。
無事に下ろし終えて安堵の息を吐くと、それを見た直人が真似をして吐息を漏らした。
疲れたサラリーマンのような吐息に思わず吹き出してしまうと、直人も一緒にケラケラ笑いだした。
互いの楽しそうな顔を見あって、暫く笑いあう。
「何が入ってんのかな? ナオくんの好物はあるか?」
「バナナ好きっ!」
箱の中を覗き込んだ直人は上に乗っていたバナナの房を指差し、食べたくなってしまったのか上目遣いで俺を見てくる。
「片付けが終わったら一緒に食べような」
「はいっ! 片付けがんばるね」
「あぁ。じゃあさっきの洗濯物みたいに上から順に先生に渡してくれるか?」
「はいっ!」
何日分なのか分からないが、大量の食材を冷蔵庫に収めていく。
「よし、全部入ったぞ」
「ぼく、お片付けじょうずだった?」
「あぁ上手だったよ。ナオくんが手伝ってくれたから早く済んだんだからな」
「先生がよろこんでくれて、ぼくうれしいっ!」
「じゃあ、約束のバナナを食べようか」
「やったぁ!」
ダイニングテーブルの椅子に座り、テーブルの中央に置いてあるバナナに手を伸ばそうとする直人に、まだだと伝えるため首を横に振る。
「手を洗ってからな」
「はいっ!」
不服そうに俺を見ていた直人だが、新たに与えられたミッションにやる気をみなぎらせた様子で、元気よく立ち上がってシンクに向かっていく。
俺もタオルを用意し、その隣に向かう。
「ゆっくりレバーを上げて水を出してみな。思いっきり上げると水道がビックリして洪水みたいに水が溢れてくるから気を付けるんだぞ」
「うん、分かった」
俺の言葉に恐怖を覚えたのか、固い表情で恐る恐るレバーを上げていく直人。
時間を掛けて、チョロチョロからジャーへと水音を変えていき、これでいいのか尋ねるように俺の方に振り向いた。
いいぞ、と言うように笑みを浮かべて頷くと、石像のようにコチコチに固まった顔を綻ばせた直人は手を洗っていく。
「よし、綺麗になったみたいだからレバーを下げて水を止めてみな」
コクンと頷いた直人が、ゆっくりレバーを下げていく。
「うん、上出来だ」
褒めながらタオルを渡すと、はにかんでそれを受け取った直人が、ぎこちない手付きで手を拭いていく。
「さぁ、今度こそバナナを食べてもいいぞ」
「やったぁ!」
再び椅子に座った直人が、テーブルの中央に置いてあるバナナに手を伸ばす。
向かいの椅子に座ってその様子を見ていると、プチプチと房から二本取って両手に一本ずつ持った直人は、眉間に皺を寄せて何やら考え込んでいる。
「どうした?」
「先生、太いの好き?」
状況から直人はバナナの太さのことを言っているのだと分かるのに、脳裏には直人の太くて立派な男の象徴が浮かんできて、ベッドの上で睦言を言われているような感覚に陥ってしまった。
「え……あぁ、好きだ」
「じゃあ、太いのあげる」
「あぁ、ありがとう」
直人の天使のような無垢な瞳を見つめてバナナに齧り付き、卑しい想像と共に嚥下していく。
しかし、目の前の直人が目を細めてバナナを食べている姿に、飲み込んでも飲み込んでも劣情が沸き上がってきてしまう。
俺も食べて欲しい、と卑しく股間が勃ちあがってしまうのだけは阻止しようと、太股を抓って神経をその痛みのみに集中させるようにする。
直人がバナナを食べ終わったので時計を見ると、もう少しで十時になろうとしていた。
目の前から妖艶な姿が消えたのにも関わらず、まだ脳裏にこびりついているそれを消し去るため、この後の予定を立てる。
十二時に昼食を摂るのならば、十一時半には準備を始めないといけないな。直人にも手伝って貰うのなら、十一時くらいから始めた方が無難だろうか。
「ナオくん、昼飯は何が食べたい?」
「んー、オムライス!」
「オムライスか……」
冷蔵庫の中身を思い浮かべる。
材料は揃っているので、直人のリクエストに応えられそうだ。
「よし、そうしよう。ナオくんはサラダを作る当番な」
「はい、がんばるっ!」
さて、昼食を作り始めるまでの一時間はどうしようかと考える。
床も窓もマシンが自動で掃除してくれるが、家具の拭き掃除は必要だろう。
屋敷の全ての部屋を確認する為にも、全部屋を拭き掃除をして回ってみようか。
「ナオくん、今から拭き掃除をするぞ」
「ふきそうじ?」
「テーブルやキャビネットを拭いて綺麗にするんだ」
「はい、がんばるっ!」
洗濯機の横に、拭き掃除用のアルコールと雑巾があったはずだ。
また新しいことに挑戦できるのが楽しみでウキウキしている直人を連れて、浴室に向かった。
リビング、書斎、二階の客間、と順番に拭き掃除をしていく。
普段は使っていない様子の客間の空気を入れ換える為に窓を開け、ふわりと入ってきたそよ風に誘われて窓の外を覗く。
広大な芝の庭を囲む煉瓦の塀の向こうには広葉樹の林が広がっていて、他の家の姿は見えない。
昨日まで感じていた街の喧騒を全く感じないここに、まるで異世界にでも迷い込んだような気分になる。
「先生、ふけたよ」
「あぁ」
振り返ると、ドアの脇の飾り棚を拭いていたはずの直人がすぐ後ろに立っていた。
「先生」
笑みを消し、大人の男にしか見えない顔で呟いた直人が、俺の顔にそっと手を近付けてきた。
そして、長い指が俺の唇をなぞっていった。
優しい口付けをされているようなその感触に、心臓が皮膚を破って飛び出してしまいそうなほどに暴れだす。
「とれたぁ!」
「え……」
「糸がついてたの」
にかぁと顔を綻ばせた直人は、指に挟んだグレーの糸を見せてくれる。
この色はカーテンと同じ色だから、風に飛ばされて俺の唇に付いたのだろう。
「ありがとうな」
「はいっ!」
恐らく欲情に濡れた瞳で物欲しそうに直人を見つめてしまっていただろう顔を先生モードに戻し、お前のすべきことは何なんだ?、と己に問う。
二度と繰り返したくはない自らの生い立ちを振り返って、顰めっ面をしていたのだろう。
先程倒れた時に背中を打ち付けて痛がっていたことを思い出したのか、若干目尻に涙を溜めた直人が心配そうに俺の顔を覗いてくる。
「いや、どこも痛くないから大丈夫だ」
笑顔を向けると、心配顔が綻んでいく。
直人に笑顔が戻ったところで、梅田先生に疑問をぶつける。
「梅田先生はナオくんと知り合いなんですか?」
「ええ。私はナオくんの叔母。ナオくんは私のお姉ちゃんの息子なの」
「じゃあ、梅田先生と国重夫人は姉妹なんですね」
「ええ、そうよ」
夫人は直人と同じ鳶色の髪と瞳をしているが、梅田先生も同じ髪色と瞳の色だ。
顔の作りも国重親子と同じで、目鼻立ちが整った誰もが美人と形容するだろう顔をしている。
血の繋がりがあると聞けば、そうだろうなと納得できる容姿の共通点が三人にはある。
だが、妹ということは夫人より若いわけだが、二十歳を過ぎたくらいにしか見えない夫人と違い、梅田先生の顔には生きてきた年月を感じさせる皺が刻まれている。
人の命を預かる医者という仕事が、そうさせるのだろうか。
「私はお姉ちゃんの主治医なの。お姉ちゃんの怪我の様子を見てくるから、また後でお話しましょ」
「昼食は食べていかれますか?」
「そうね、いただこうかしら。そうそう、玄関にお姉ちゃんに頼まれていた食材が置いてあるからキッチンに運んでおいてもらえる?」
「はい、分かりました」
ヒラヒラと手を振って玄関の方に戻っていく梅田先生を見送る。
「洗濯機のところにカゴを置いたら、食材をキッチンまで運ぶぞ。ナオくんも手伝ってくれるな?」
「うん、手伝うっ!」
芝の上に置いてあるカゴを持ち上げ、裏口から室内に入っていく。
浴室にカゴを戻して玄関に向かうと、梅田先生はよくあの細腕で一人で運んだな、と感心するくらい食材がギッシリ詰まった大きな箱が置いてあった。
「重そうだな……」
「ぼくが持ってあげる」
「え……ちょっ、ナオくん?」
ぽつりと呟いた俺の言葉を聞き取った直人が、重たそうな箱をひょいっと簡単に持ち上げてしまった。
「重いだろ? 無理しなくていいぞ」
「だいじょうぶだよ。ぼくが持ったら先生うれしい?」
「あぁ、凄く嬉しいし助かるよ。だから、早くキッチンに運んでしまおうな」
直人に出来るならやらせてやりたいが、見るからに重たそうな箱を長時間持たせて腰を痛めたりなんかしたら大変だ。
直人の隣に並び、落として足を怪我しないように箱を支えながらキッチンまで運ぶ。
「よし、ここにゆっくり下ろそうな」
「はいっ!」
箱を冷蔵庫の横まで運び、手を挟まないように注意しながらゆっくり下ろしていく。
無事に下ろし終えて安堵の息を吐くと、それを見た直人が真似をして吐息を漏らした。
疲れたサラリーマンのような吐息に思わず吹き出してしまうと、直人も一緒にケラケラ笑いだした。
互いの楽しそうな顔を見あって、暫く笑いあう。
「何が入ってんのかな? ナオくんの好物はあるか?」
「バナナ好きっ!」
箱の中を覗き込んだ直人は上に乗っていたバナナの房を指差し、食べたくなってしまったのか上目遣いで俺を見てくる。
「片付けが終わったら一緒に食べような」
「はいっ! 片付けがんばるね」
「あぁ。じゃあさっきの洗濯物みたいに上から順に先生に渡してくれるか?」
「はいっ!」
何日分なのか分からないが、大量の食材を冷蔵庫に収めていく。
「よし、全部入ったぞ」
「ぼく、お片付けじょうずだった?」
「あぁ上手だったよ。ナオくんが手伝ってくれたから早く済んだんだからな」
「先生がよろこんでくれて、ぼくうれしいっ!」
「じゃあ、約束のバナナを食べようか」
「やったぁ!」
ダイニングテーブルの椅子に座り、テーブルの中央に置いてあるバナナに手を伸ばそうとする直人に、まだだと伝えるため首を横に振る。
「手を洗ってからな」
「はいっ!」
不服そうに俺を見ていた直人だが、新たに与えられたミッションにやる気をみなぎらせた様子で、元気よく立ち上がってシンクに向かっていく。
俺もタオルを用意し、その隣に向かう。
「ゆっくりレバーを上げて水を出してみな。思いっきり上げると水道がビックリして洪水みたいに水が溢れてくるから気を付けるんだぞ」
「うん、分かった」
俺の言葉に恐怖を覚えたのか、固い表情で恐る恐るレバーを上げていく直人。
時間を掛けて、チョロチョロからジャーへと水音を変えていき、これでいいのか尋ねるように俺の方に振り向いた。
いいぞ、と言うように笑みを浮かべて頷くと、石像のようにコチコチに固まった顔を綻ばせた直人は手を洗っていく。
「よし、綺麗になったみたいだからレバーを下げて水を止めてみな」
コクンと頷いた直人が、ゆっくりレバーを下げていく。
「うん、上出来だ」
褒めながらタオルを渡すと、はにかんでそれを受け取った直人が、ぎこちない手付きで手を拭いていく。
「さぁ、今度こそバナナを食べてもいいぞ」
「やったぁ!」
再び椅子に座った直人が、テーブルの中央に置いてあるバナナに手を伸ばす。
向かいの椅子に座ってその様子を見ていると、プチプチと房から二本取って両手に一本ずつ持った直人は、眉間に皺を寄せて何やら考え込んでいる。
「どうした?」
「先生、太いの好き?」
状況から直人はバナナの太さのことを言っているのだと分かるのに、脳裏には直人の太くて立派な男の象徴が浮かんできて、ベッドの上で睦言を言われているような感覚に陥ってしまった。
「え……あぁ、好きだ」
「じゃあ、太いのあげる」
「あぁ、ありがとう」
直人の天使のような無垢な瞳を見つめてバナナに齧り付き、卑しい想像と共に嚥下していく。
しかし、目の前の直人が目を細めてバナナを食べている姿に、飲み込んでも飲み込んでも劣情が沸き上がってきてしまう。
俺も食べて欲しい、と卑しく股間が勃ちあがってしまうのだけは阻止しようと、太股を抓って神経をその痛みのみに集中させるようにする。
直人がバナナを食べ終わったので時計を見ると、もう少しで十時になろうとしていた。
目の前から妖艶な姿が消えたのにも関わらず、まだ脳裏にこびりついているそれを消し去るため、この後の予定を立てる。
十二時に昼食を摂るのならば、十一時半には準備を始めないといけないな。直人にも手伝って貰うのなら、十一時くらいから始めた方が無難だろうか。
「ナオくん、昼飯は何が食べたい?」
「んー、オムライス!」
「オムライスか……」
冷蔵庫の中身を思い浮かべる。
材料は揃っているので、直人のリクエストに応えられそうだ。
「よし、そうしよう。ナオくんはサラダを作る当番な」
「はい、がんばるっ!」
さて、昼食を作り始めるまでの一時間はどうしようかと考える。
床も窓もマシンが自動で掃除してくれるが、家具の拭き掃除は必要だろう。
屋敷の全ての部屋を確認する為にも、全部屋を拭き掃除をして回ってみようか。
「ナオくん、今から拭き掃除をするぞ」
「ふきそうじ?」
「テーブルやキャビネットを拭いて綺麗にするんだ」
「はい、がんばるっ!」
洗濯機の横に、拭き掃除用のアルコールと雑巾があったはずだ。
また新しいことに挑戦できるのが楽しみでウキウキしている直人を連れて、浴室に向かった。
リビング、書斎、二階の客間、と順番に拭き掃除をしていく。
普段は使っていない様子の客間の空気を入れ換える為に窓を開け、ふわりと入ってきたそよ風に誘われて窓の外を覗く。
広大な芝の庭を囲む煉瓦の塀の向こうには広葉樹の林が広がっていて、他の家の姿は見えない。
昨日まで感じていた街の喧騒を全く感じないここに、まるで異世界にでも迷い込んだような気分になる。
「先生、ふけたよ」
「あぁ」
振り返ると、ドアの脇の飾り棚を拭いていたはずの直人がすぐ後ろに立っていた。
「先生」
笑みを消し、大人の男にしか見えない顔で呟いた直人が、俺の顔にそっと手を近付けてきた。
そして、長い指が俺の唇をなぞっていった。
優しい口付けをされているようなその感触に、心臓が皮膚を破って飛び出してしまいそうなほどに暴れだす。
「とれたぁ!」
「え……」
「糸がついてたの」
にかぁと顔を綻ばせた直人は、指に挟んだグレーの糸を見せてくれる。
この色はカーテンと同じ色だから、風に飛ばされて俺の唇に付いたのだろう。
「ありがとうな」
「はいっ!」
恐らく欲情に濡れた瞳で物欲しそうに直人を見つめてしまっていただろう顔を先生モードに戻し、お前のすべきことは何なんだ?、と己に問う。
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