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屋敷に戻りキッチンに向かうと、夫人と梅田先生はダイニングテーブルでお茶を飲みながら話に夢中になっていた。
時計を持たずに出掛けたので、ずっと時間が分からなかったのだが、キッチンの壁に掛けられた時計の針はまだ十二時前だったので、ほっと胸を撫で下ろす。
「ただいま戻りました」
「ただいま」
挨拶をしながらダイニングテーブルに向かう。
「まぁナオくん、可愛いのを被ってるわね」
「あら本当。楽しめたみたいね」
俺達の帰宅に気付いた夫人と梅田先生が、盛り上がっていた話を終わらせ、こちらを見て微笑む。
「先生が作ってくれたの」
「いいなぁ、おば様も被りたいわ」
「だめっ!」
頭に被ったままのシロツメクサの花冠に優しく触れながら自慢する直人に、梅田先生が物欲しげな声を作って言ったが、直人は即座に拒否した。
「お母様は被ってもいい?」
「お母さまは……お母さまもだめっ! 先生がぼくにくれたのだから、ぼくだけのなのっ!」
大好きな母親にも被らせたくないほど俺の作った花冠に執着する直人を見て、なんだか自分が特別な存在になれたような気になって、胸の奥から幸せが湧き水のようにじわりじわりと沸き出してきた。
しかし頭は、優勝の商品だから拘っているだけなのだ、と浮かれる体に警鐘を鳴らす。
「ナオくん、四つ葉のクローバーをお母様に渡すんだろ」
「あっ、そうだった」
花冠に向けられているみんなの視線を外したくて、話題を変える。
「これ、ぼくがみつけたんだよ。しあわせになるんだよ」
大事に掌で包み込んで運んできた五枚の四つ葉のクローバーを、夫人に差し出す直人。
「ナオくんがいるだけでお母様は幸せなのに、更にナオくんが幸せを運んできてくれるなんて、お母様は幸せすぎてどうにかなっちゃいそうだわ」
それを受け取り、胸に押し当てて冗談っぽく明るいトーンの声で言う夫人だが、瞳が涙の膜でうっすらと覆われている。
直人はそれに気付かず、母親が喜んでくれたことを素直に嬉しがっているが、梅田先生は夫人が心の中で考えていることが分かるのか、穏やかだか少し複雑そうな表情を浮かべている。
俺には、親が子を思う気持ちは分からない。
ただ、俺が存在するだけで幸せだと思ってくれる人が一人でもいたら、俺自身も幸せになれるような気がする。
愛にも幸せにも縁遠い俺は、やはり国重一家の醸し出す温かな空気の中には入っていけないのだなと痛感させられ、惨めな気分になっていく。
「全部お母様が貰ってしまってもいいの?」
胸に押し当てていた四つ葉のクローバーを一枚ずつテーブルに並べていった夫人が、五枚もあることを知り直人を見遣る。
「お母さまにとってきたのだからいいの。ぼくのは先生がとってくれたの」
「まぁ、先生が?」
「うん。ぼくも先生にとってあげたの。それでね、二人で一緒にしまうの」
「まぁ、二人の幸せは一緒ってこと? 素敵ね」
「うんっ!」
夫人がしていたように、俺が摘んだ三枚の四つ葉のクローバーを大切そうに胸に押し当てた直人が微笑む。
「先生、我儘なお願いだって分かっているけど、ナオくんに幸せを運んできてくれた先生にはナオくんと一緒に幸せになって欲しいと思ってるの。ナオくんのお側にずっといてくれないかしら?」
直人を慈愛に満ちた顔で見つめていた夫人が、俺の目を真っ直ぐに見つめて懇願してきた。
その澄んだ鳶色の瞳に、俺の過去も穢れた魂も全て暴かれているような気分になって、いたたまれなくなって目を伏せる。
「俺は、ナオくんの側にずっといていいような人間じゃないです。施設にはもっと優秀な適任者がいるので、他の先生も試してみた方がいいと思います」
「いいえ、私もナオくんも先生と、笠原光太郎先生と一緒に幸せになりたいと思っているの。鳥籠のようなこんな屋敷に暮らしていて世間慣れしてないって思うだろうけど、一緒にいるべきだって人は分かるものよ。それにナオくんは私以上に人を見る目があるのよ」
クスッと少女のように笑う夫人に見つめられて、俺は国重親子との間に引かれた見えない線を越えることを許され、毛布のような温かな空気に包まれてもいいのだと、希望の光が射してくる。
だが、足を踏み出そうとしても、穢れた血が蜘蛛の糸のように足に絡まりついてきて動けない。
背後から聞こえてくる嘲笑に振り返ると、正気なのかと問うように嘲笑っている女の真っ赤な唇が、ぐにゃりと歪んだ。
「お姉ちゃん、光太郎くんが困ってるでしょ。ここで逃したら一生嫁の来てがないって焦ってるお婆ちゃんみたいになってるわよ。でもね光太郎くん、お姉ちゃんもナオくんも光太郎くんだから、こんなに慕っているのよ」
「はい、俺を評価して頂けたのは凄く嬉しいです。契約が終わったら施設とも相談して返事をさせてもらいます」
間に入ってくれた梅田先生のお陰でその話はそれで終わり、俺の足に巻き付いていた穢れた血の糸も消えていった。
夫人の言葉を信じたいが、世間知らずの夫人の言葉を本当に信じていいのか、と傷付くのに怯えている心が叫ぶ。
「お腹すいたよぉ」
また答えの出ない思考の渦に飲み込まれてしまいそうになっていると、気が抜けるような直人の声がそれを止めた。
「あら、もう十二時半を過ぎちゃってるわ」
腹を押さえて口をへの字にしている直人を見て夫人と梅田先生がクスクス笑いながら、今日だけの限定発売だという老舗料亭の幕の内弁当をテーブルに並べていく。
その様子をぼうっと眺めていたら、帰ったらやろうと思っていたことをまだやっていなかったことに気付いた。
「ナオくん、手を洗おうな」
「はいっ!」
並んでシンクの前に立ち、クローバーの汁がついて所々緑色に染まっている手に石鹸をつけて洗っていく。
「ナオくん、ちゃんと指の間も洗えてるじゃないか。偉いぞ」
「先生がきれいな手が好きって言ったから、ちゃんと洗うの」
入浴でも自分で体を洗うようになった直人に、しっかり洗っていない汚い体は嫌いだと言って隅々まで洗わせているのが影響しているのだろう。
大きな掌が逞しい体を滑っていく映像が脳裏を過ってしまい、ジンと痺れが走ってしまった下腹部に意識が向かないように、手の泡を流すことだけに集中する。
「先生、そっちでふいていいよ」
先に洗い終えて手を拭いていた直人が、使っているタオルの反対側に目を向ける。
タオルはそれしかないので言われた通りに反対側を使い、一枚のタオルを仲良く使って手を拭いていった。
この味付けが好きだとか、これは自分で作る味のが美味しいだとか、評価しあいながら老舗料亭の幕の内弁当を食べていく。
食後に弁当と並んで売っていたという桜の形をした饅頭を食べながら、お茶を飲む。
「お花見弁当になったわね」
ズズズとお茶を啜った梅田先生が、直人の頭上を見て可笑しそうに言う。
「あら、本当ね」
夫人も同じところに視線を向け、姉妹揃って鈴を転がすような声で軽やかに笑う。
「おはなみぃ?」
母親と叔母の反応の意味が分からないのか、首を傾げた直人が俺に聞いてくる。
「ナオくんの頭にシロツメクサの花冠が載ってるだろ? 花を見ながら食べるご飯のことをお花見弁当って言うんだ」
「ぼく、見てたべてない」
自分だけ仲間外れだと思ったのか、直人の顔がむすっと膨れていく。
「まぁ、ナオくんの頭にずっと載ってたからな」
「ぼくも見てたべる」
大好きな母親が頼んでも被せなかった花冠を何の躊躇もなく外し、俺の頭に載せてきた直人。
「ぼくも、おはなみぃ!」
新しい饅頭を掴んだ直人は、俺の頭上を見てニコニコしながらそれを食べ始めた。
自分だけのものだと執着していた花冠を、俺にだけは被せてくれたことが嬉しくて、胸がキュウっと締め付けられる。
俺は特別なんだと浮かれてしまいそうになる体を、幼児なんて気まぐれでさっき言ったことと違うことを平気でするものだろ、と頭が冷ややかに告げる。
時計を持たずに出掛けたので、ずっと時間が分からなかったのだが、キッチンの壁に掛けられた時計の針はまだ十二時前だったので、ほっと胸を撫で下ろす。
「ただいま戻りました」
「ただいま」
挨拶をしながらダイニングテーブルに向かう。
「まぁナオくん、可愛いのを被ってるわね」
「あら本当。楽しめたみたいね」
俺達の帰宅に気付いた夫人と梅田先生が、盛り上がっていた話を終わらせ、こちらを見て微笑む。
「先生が作ってくれたの」
「いいなぁ、おば様も被りたいわ」
「だめっ!」
頭に被ったままのシロツメクサの花冠に優しく触れながら自慢する直人に、梅田先生が物欲しげな声を作って言ったが、直人は即座に拒否した。
「お母様は被ってもいい?」
「お母さまは……お母さまもだめっ! 先生がぼくにくれたのだから、ぼくだけのなのっ!」
大好きな母親にも被らせたくないほど俺の作った花冠に執着する直人を見て、なんだか自分が特別な存在になれたような気になって、胸の奥から幸せが湧き水のようにじわりじわりと沸き出してきた。
しかし頭は、優勝の商品だから拘っているだけなのだ、と浮かれる体に警鐘を鳴らす。
「ナオくん、四つ葉のクローバーをお母様に渡すんだろ」
「あっ、そうだった」
花冠に向けられているみんなの視線を外したくて、話題を変える。
「これ、ぼくがみつけたんだよ。しあわせになるんだよ」
大事に掌で包み込んで運んできた五枚の四つ葉のクローバーを、夫人に差し出す直人。
「ナオくんがいるだけでお母様は幸せなのに、更にナオくんが幸せを運んできてくれるなんて、お母様は幸せすぎてどうにかなっちゃいそうだわ」
それを受け取り、胸に押し当てて冗談っぽく明るいトーンの声で言う夫人だが、瞳が涙の膜でうっすらと覆われている。
直人はそれに気付かず、母親が喜んでくれたことを素直に嬉しがっているが、梅田先生は夫人が心の中で考えていることが分かるのか、穏やかだか少し複雑そうな表情を浮かべている。
俺には、親が子を思う気持ちは分からない。
ただ、俺が存在するだけで幸せだと思ってくれる人が一人でもいたら、俺自身も幸せになれるような気がする。
愛にも幸せにも縁遠い俺は、やはり国重一家の醸し出す温かな空気の中には入っていけないのだなと痛感させられ、惨めな気分になっていく。
「全部お母様が貰ってしまってもいいの?」
胸に押し当てていた四つ葉のクローバーを一枚ずつテーブルに並べていった夫人が、五枚もあることを知り直人を見遣る。
「お母さまにとってきたのだからいいの。ぼくのは先生がとってくれたの」
「まぁ、先生が?」
「うん。ぼくも先生にとってあげたの。それでね、二人で一緒にしまうの」
「まぁ、二人の幸せは一緒ってこと? 素敵ね」
「うんっ!」
夫人がしていたように、俺が摘んだ三枚の四つ葉のクローバーを大切そうに胸に押し当てた直人が微笑む。
「先生、我儘なお願いだって分かっているけど、ナオくんに幸せを運んできてくれた先生にはナオくんと一緒に幸せになって欲しいと思ってるの。ナオくんのお側にずっといてくれないかしら?」
直人を慈愛に満ちた顔で見つめていた夫人が、俺の目を真っ直ぐに見つめて懇願してきた。
その澄んだ鳶色の瞳に、俺の過去も穢れた魂も全て暴かれているような気分になって、いたたまれなくなって目を伏せる。
「俺は、ナオくんの側にずっといていいような人間じゃないです。施設にはもっと優秀な適任者がいるので、他の先生も試してみた方がいいと思います」
「いいえ、私もナオくんも先生と、笠原光太郎先生と一緒に幸せになりたいと思っているの。鳥籠のようなこんな屋敷に暮らしていて世間慣れしてないって思うだろうけど、一緒にいるべきだって人は分かるものよ。それにナオくんは私以上に人を見る目があるのよ」
クスッと少女のように笑う夫人に見つめられて、俺は国重親子との間に引かれた見えない線を越えることを許され、毛布のような温かな空気に包まれてもいいのだと、希望の光が射してくる。
だが、足を踏み出そうとしても、穢れた血が蜘蛛の糸のように足に絡まりついてきて動けない。
背後から聞こえてくる嘲笑に振り返ると、正気なのかと問うように嘲笑っている女の真っ赤な唇が、ぐにゃりと歪んだ。
「お姉ちゃん、光太郎くんが困ってるでしょ。ここで逃したら一生嫁の来てがないって焦ってるお婆ちゃんみたいになってるわよ。でもね光太郎くん、お姉ちゃんもナオくんも光太郎くんだから、こんなに慕っているのよ」
「はい、俺を評価して頂けたのは凄く嬉しいです。契約が終わったら施設とも相談して返事をさせてもらいます」
間に入ってくれた梅田先生のお陰でその話はそれで終わり、俺の足に巻き付いていた穢れた血の糸も消えていった。
夫人の言葉を信じたいが、世間知らずの夫人の言葉を本当に信じていいのか、と傷付くのに怯えている心が叫ぶ。
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「あら、もう十二時半を過ぎちゃってるわ」
腹を押さえて口をへの字にしている直人を見て夫人と梅田先生がクスクス笑いながら、今日だけの限定発売だという老舗料亭の幕の内弁当をテーブルに並べていく。
その様子をぼうっと眺めていたら、帰ったらやろうと思っていたことをまだやっていなかったことに気付いた。
「ナオくん、手を洗おうな」
「はいっ!」
並んでシンクの前に立ち、クローバーの汁がついて所々緑色に染まっている手に石鹸をつけて洗っていく。
「ナオくん、ちゃんと指の間も洗えてるじゃないか。偉いぞ」
「先生がきれいな手が好きって言ったから、ちゃんと洗うの」
入浴でも自分で体を洗うようになった直人に、しっかり洗っていない汚い体は嫌いだと言って隅々まで洗わせているのが影響しているのだろう。
大きな掌が逞しい体を滑っていく映像が脳裏を過ってしまい、ジンと痺れが走ってしまった下腹部に意識が向かないように、手の泡を流すことだけに集中する。
「先生、そっちでふいていいよ」
先に洗い終えて手を拭いていた直人が、使っているタオルの反対側に目を向ける。
タオルはそれしかないので言われた通りに反対側を使い、一枚のタオルを仲良く使って手を拭いていった。
この味付けが好きだとか、これは自分で作る味のが美味しいだとか、評価しあいながら老舗料亭の幕の内弁当を食べていく。
食後に弁当と並んで売っていたという桜の形をした饅頭を食べながら、お茶を飲む。
「お花見弁当になったわね」
ズズズとお茶を啜った梅田先生が、直人の頭上を見て可笑しそうに言う。
「あら、本当ね」
夫人も同じところに視線を向け、姉妹揃って鈴を転がすような声で軽やかに笑う。
「おはなみぃ?」
母親と叔母の反応の意味が分からないのか、首を傾げた直人が俺に聞いてくる。
「ナオくんの頭にシロツメクサの花冠が載ってるだろ? 花を見ながら食べるご飯のことをお花見弁当って言うんだ」
「ぼく、見てたべてない」
自分だけ仲間外れだと思ったのか、直人の顔がむすっと膨れていく。
「まぁ、ナオくんの頭にずっと載ってたからな」
「ぼくも見てたべる」
大好きな母親が頼んでも被せなかった花冠を何の躊躇もなく外し、俺の頭に載せてきた直人。
「ぼくも、おはなみぃ!」
新しい饅頭を掴んだ直人は、俺の頭上を見てニコニコしながらそれを食べ始めた。
自分だけのものだと執着していた花冠を、俺にだけは被せてくれたことが嬉しくて、胸がキュウっと締め付けられる。
俺は特別なんだと浮かれてしまいそうになる体を、幼児なんて気まぐれでさっき言ったことと違うことを平気でするものだろ、と頭が冷ややかに告げる。
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