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危機
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「モーリス……? そこで何をしてるの……?」
ロザリーの冷たい視線が僕とレーヌに降り注ぐ。
何って、ちょっと……。
横たわるレーヌに覆い被さり、豊かな胸に顔を埋めたこの状態で、いったいどう答えろと……?。
フリーズしかけた頭と体を奮い立たせ、僕は慌ててレーヌの上から飛び起きた。体中の痛みなんかは一瞬で吹き飛んでいた。
「あっ、あの、これは、その、さっきバスジャックに巻き込まれて、そのバスジャック犯のグリーンフォレストの奴らが爆弾を持ってて、その爆弾がさっきドカーンと」
我ながら話が支離滅裂で全然まとまらない……何言ってるんだ僕は!
「爆発したのは見ればわかるし、バスジャックの話も知ってる。私はそのためにここに来たんだから」
「じゃ、じゃあ、話は早「そういうことを聞いてるんじゃない。わかってるんでしょう?」
僕の必死の弁解を断ち切り、ロザリーはすっと目を細めた。
「伯父様から、『市内でバスジャックが発生して、中で銃撃戦が起こっているらしい、グリーンフォレストの連中の仕業かもしれない』という報せを聞いて、これはモーリスがよく使っている路線のバスだと思って急いで来てみたら……」
薄く開かれた瞼の向こうで、ロザリーの瞳の色が激しく変化する。思わず身震いしてしまうほど凍てついた表情。これは、絶対に、ヤバい。
地面に横たわっていたレーヌが、体を起こしながら言う。
「ロザリー、モーリスは私をあの爆発から庇って、そのせいで、しばらく動けなかったの」
しかしレーヌの助け舟も、焼け石に水どころか、むしろ火に油を注いでしまった。ロザリーはレーヌをキッと睨みつけ、
「馴れ馴れしく私の名前を呼ばないで」
威圧するような重々しい声でそう言い放つ。普段のロザリーの可憐な声からは想像もつかないぐらい、殺気立った恐ろしい声。周りにいたバスの乗客たちも、僕たち三人のただならぬ空気に気付いて、怪訝そうにこちらを見ながらひそひそと囁き交わし始めた。
「ごめん……なさい。そうよね、ロザ……いえ、ジュエラー・シンハライトさん」
レーヌは目を伏せ、偽名で呼び直して謝ったが、ロザリーはそれを無視して、再び僕に向き直る。
「百歩譲って、その女の上に倒れ込んだのが不可抗力だったとしましょう。でも今、私の目の前でモーリスはサッと起き上がったじゃない? 痛みで動けなかったなんて嘘だよね?」
「そ、そんな……嘘じゃない、嘘じゃないよ!」
「そもそも、どうしてモーリスがその女と一緒にいるの?」
「それは、その……バスの乗り方を教えてあげようと……」
「どうして? モーリスには関係ないでしょ?」
「レ、レーヌがチトセシティでの生活に順応できれば、もう君のことを襲ったりしなくなるんじゃないかって、そう思って……」
「嘘……嘘嘘嘘嘘!!」
と、ロザリーは突然両手で耳を塞ぎ、
「あああああああああ!!」
と叫びながら、狂ったように頭を激しく振り乱し始めた。
「ど、どうしたの、ロザ……いや、ジュエラー……」
「ううううううううう!!!!」
これは……これは、もしかして、暴走の兆候……!
ここでロザリーの力が暴走してしまったら、非常にまずい。市街地のど真ん中ということもあるし、何より、道路脇に残された多くのバスの乗客たちまで巻き込んでしまう。
「ロザリー、だめだ! 落ち着いて! 何度でも謝るからっ……頼むから、冷静になって!」
低い呻き声を上げ、わなわなと体を震わせるロザリー。僕は慌てて彼女の奮える体を抱き寄せたが、僕の声はロザリーには全く届いていなかった。それどころか、ロザリーの白い髪は一瞬にして薔薇の蔓に変化して、校舎の屋上で話したあの日のように、僕の体にしゅるしゅると巻き付いてきた。
「うがぁぁぁっ……痛い、うううっ……!」
一瞬にして体中に絡み付いた薔薇の蔓はそのまま僕の体をきつく締め上げる。背中に刺さったガラス片に加えて、蔓の棘までもがグイグイと皮膚の中に食い込み、また新たな生傷を生んだ。
予めロザリーのこの能力を知っていた僕とレーヌに驚きはなかったが、これは明らかに自然界の法則を超越し、捻じ曲げた現象。何の脈絡もなく突如として目の前に現れた薔薇の蔓に、周りで様子を窺っていたバスの乗客たちから、一斉に悲鳴まじりのどよめきが起こる。
そして次の瞬間、体に巻きついた薔薇の蔓から、激しい感情の波が流れ込んでくるのを、僕ははっきりと知覚した。それは怒りではなかった。むしろもっと不定型なもの――孤独、不安、そして寂しさ――。
「モーリス!」
視界の端に、弾けるように立ち上がるレーヌの姿が見えた。彼女はおもむろに目を閉じ、
「モーリス、今、助けるから……サン・デサイ・レンス……」
と、小さな声で呪文を唱え始める。これはレーヌが僕たちを襲った時に使った、恐ろしい威力の衝撃波を生み出す呪文。ロザリーに加えてレーヌの超能力まで大勢の人間に目撃されてしまうことになるし、何より、ここで二人が戦ったら、あの凄まじい力の衝突が起こってしまったら、きっともう取り返しのつかないことになる。それだけは絶対に食い止めなくちゃ……!
でも、ロザリーは話し合いができるような状態じゃない。僕はレーヌに叫んだ。
「やめてくれレーヌ! ここで力を使っちゃダメだ!」
「でも、このままじゃモーリス、あなたは……」
「いいんだ、全部僕が悪いんだ、僕が……」
「モーリスは何も悪くない! だってあなたは私のために……」
大勢の人間に見られている状況で能力を使うリスクを冒してでも、レーヌは僕を助けようとしている。けれど、ロザリーとレーヌを戦わせるわけにはいかない。
「もしロザリーを傷つけられたら、きっと僕は君を二度と許せなくなる……それでもいいのか……?」
「……!」
本当はこんなこと言いたくなかった。僕を助けようとしてくれているのに、許せないわけないじゃないか。でも、この場で僕に言えることはこれしか思いつかなかったのだ。
レーヌはふっと口を噤み、悲し気な表情を浮かべながら目を伏せた。その大きな瞳が潤んでいるように見えたのは、僕の気のせいじゃないはずだ。
ごめん、レーヌ……。
そのまま地面にへたり込むレーヌの姿に心が痛んだけれど、でも、僕にはまだやらなくちゃいけないことがある。僕は再びロザリーに声をかけた。
「ねえ、ロザリー……たくさんの人が見ているよ、君の能力のことが多くの人に知られてしまう……」
「うううう……そんなの……そんなの、もうどうでもいい……!」
「早くこれを解いて、君の綺麗な顔をもっと近くで見せて……」
「いや……いや! これを解いたら、モーリスはきっとどこかへ逃げて行ってしまう!」
ロザリーの大きな瞳からぽろぽろと涙が零れ、体に絡みついた蔓の締め付ける力が一層強くなる。
「い、痛っ……行かない、行かないよ! 僕はどこへも行かない!」
「嘘! 本当のことを知ったら、モーリスはきっと……あああああっ!」
ロザリーの絶叫と同時に、周囲にバチバチと火花が散り始める。マナのことなんか全然知らない僕にでも、これが極めて危険な状態であると理解できた。
「やめるんだロザリー、頼むから落ち着いて!」
「いやああああああ!」
ロザリーの耳に僕の言葉は届いていない。万事休すか――そう思った瞬間。
「ストーーーーーーーーーーーーーーーーップ!!!」
妙に聞き覚えのある女性の声が、どこからか猛スピードで近付いてくる。声のした方を振り向くと、最初に目に飛び込んできたのは、黒いパンプスの靴底。まるで特撮ヒーローもののアクションシーンみたいに、誰かの飛び蹴りが迫ってくる。白く長い脚、風に靡くハンロ高校のセーラー服のスカート――そして、その向こうで僕を睨み付ける青い瞳。
「ミヤビ様……?」
何故ここに、と思考が追いつく頃にはもう、彼女のパンプスの靴底は僕のすぐ目の前にあった。
ロザリーの冷たい視線が僕とレーヌに降り注ぐ。
何って、ちょっと……。
横たわるレーヌに覆い被さり、豊かな胸に顔を埋めたこの状態で、いったいどう答えろと……?。
フリーズしかけた頭と体を奮い立たせ、僕は慌ててレーヌの上から飛び起きた。体中の痛みなんかは一瞬で吹き飛んでいた。
「あっ、あの、これは、その、さっきバスジャックに巻き込まれて、そのバスジャック犯のグリーンフォレストの奴らが爆弾を持ってて、その爆弾がさっきドカーンと」
我ながら話が支離滅裂で全然まとまらない……何言ってるんだ僕は!
「爆発したのは見ればわかるし、バスジャックの話も知ってる。私はそのためにここに来たんだから」
「じゃ、じゃあ、話は早「そういうことを聞いてるんじゃない。わかってるんでしょう?」
僕の必死の弁解を断ち切り、ロザリーはすっと目を細めた。
「伯父様から、『市内でバスジャックが発生して、中で銃撃戦が起こっているらしい、グリーンフォレストの連中の仕業かもしれない』という報せを聞いて、これはモーリスがよく使っている路線のバスだと思って急いで来てみたら……」
薄く開かれた瞼の向こうで、ロザリーの瞳の色が激しく変化する。思わず身震いしてしまうほど凍てついた表情。これは、絶対に、ヤバい。
地面に横たわっていたレーヌが、体を起こしながら言う。
「ロザリー、モーリスは私をあの爆発から庇って、そのせいで、しばらく動けなかったの」
しかしレーヌの助け舟も、焼け石に水どころか、むしろ火に油を注いでしまった。ロザリーはレーヌをキッと睨みつけ、
「馴れ馴れしく私の名前を呼ばないで」
威圧するような重々しい声でそう言い放つ。普段のロザリーの可憐な声からは想像もつかないぐらい、殺気立った恐ろしい声。周りにいたバスの乗客たちも、僕たち三人のただならぬ空気に気付いて、怪訝そうにこちらを見ながらひそひそと囁き交わし始めた。
「ごめん……なさい。そうよね、ロザ……いえ、ジュエラー・シンハライトさん」
レーヌは目を伏せ、偽名で呼び直して謝ったが、ロザリーはそれを無視して、再び僕に向き直る。
「百歩譲って、その女の上に倒れ込んだのが不可抗力だったとしましょう。でも今、私の目の前でモーリスはサッと起き上がったじゃない? 痛みで動けなかったなんて嘘だよね?」
「そ、そんな……嘘じゃない、嘘じゃないよ!」
「そもそも、どうしてモーリスがその女と一緒にいるの?」
「それは、その……バスの乗り方を教えてあげようと……」
「どうして? モーリスには関係ないでしょ?」
「レ、レーヌがチトセシティでの生活に順応できれば、もう君のことを襲ったりしなくなるんじゃないかって、そう思って……」
「嘘……嘘嘘嘘嘘!!」
と、ロザリーは突然両手で耳を塞ぎ、
「あああああああああ!!」
と叫びながら、狂ったように頭を激しく振り乱し始めた。
「ど、どうしたの、ロザ……いや、ジュエラー……」
「ううううううううう!!!!」
これは……これは、もしかして、暴走の兆候……!
ここでロザリーの力が暴走してしまったら、非常にまずい。市街地のど真ん中ということもあるし、何より、道路脇に残された多くのバスの乗客たちまで巻き込んでしまう。
「ロザリー、だめだ! 落ち着いて! 何度でも謝るからっ……頼むから、冷静になって!」
低い呻き声を上げ、わなわなと体を震わせるロザリー。僕は慌てて彼女の奮える体を抱き寄せたが、僕の声はロザリーには全く届いていなかった。それどころか、ロザリーの白い髪は一瞬にして薔薇の蔓に変化して、校舎の屋上で話したあの日のように、僕の体にしゅるしゅると巻き付いてきた。
「うがぁぁぁっ……痛い、うううっ……!」
一瞬にして体中に絡み付いた薔薇の蔓はそのまま僕の体をきつく締め上げる。背中に刺さったガラス片に加えて、蔓の棘までもがグイグイと皮膚の中に食い込み、また新たな生傷を生んだ。
予めロザリーのこの能力を知っていた僕とレーヌに驚きはなかったが、これは明らかに自然界の法則を超越し、捻じ曲げた現象。何の脈絡もなく突如として目の前に現れた薔薇の蔓に、周りで様子を窺っていたバスの乗客たちから、一斉に悲鳴まじりのどよめきが起こる。
そして次の瞬間、体に巻きついた薔薇の蔓から、激しい感情の波が流れ込んでくるのを、僕ははっきりと知覚した。それは怒りではなかった。むしろもっと不定型なもの――孤独、不安、そして寂しさ――。
「モーリス!」
視界の端に、弾けるように立ち上がるレーヌの姿が見えた。彼女はおもむろに目を閉じ、
「モーリス、今、助けるから……サン・デサイ・レンス……」
と、小さな声で呪文を唱え始める。これはレーヌが僕たちを襲った時に使った、恐ろしい威力の衝撃波を生み出す呪文。ロザリーに加えてレーヌの超能力まで大勢の人間に目撃されてしまうことになるし、何より、ここで二人が戦ったら、あの凄まじい力の衝突が起こってしまったら、きっともう取り返しのつかないことになる。それだけは絶対に食い止めなくちゃ……!
でも、ロザリーは話し合いができるような状態じゃない。僕はレーヌに叫んだ。
「やめてくれレーヌ! ここで力を使っちゃダメだ!」
「でも、このままじゃモーリス、あなたは……」
「いいんだ、全部僕が悪いんだ、僕が……」
「モーリスは何も悪くない! だってあなたは私のために……」
大勢の人間に見られている状況で能力を使うリスクを冒してでも、レーヌは僕を助けようとしている。けれど、ロザリーとレーヌを戦わせるわけにはいかない。
「もしロザリーを傷つけられたら、きっと僕は君を二度と許せなくなる……それでもいいのか……?」
「……!」
本当はこんなこと言いたくなかった。僕を助けようとしてくれているのに、許せないわけないじゃないか。でも、この場で僕に言えることはこれしか思いつかなかったのだ。
レーヌはふっと口を噤み、悲し気な表情を浮かべながら目を伏せた。その大きな瞳が潤んでいるように見えたのは、僕の気のせいじゃないはずだ。
ごめん、レーヌ……。
そのまま地面にへたり込むレーヌの姿に心が痛んだけれど、でも、僕にはまだやらなくちゃいけないことがある。僕は再びロザリーに声をかけた。
「ねえ、ロザリー……たくさんの人が見ているよ、君の能力のことが多くの人に知られてしまう……」
「うううう……そんなの……そんなの、もうどうでもいい……!」
「早くこれを解いて、君の綺麗な顔をもっと近くで見せて……」
「いや……いや! これを解いたら、モーリスはきっとどこかへ逃げて行ってしまう!」
ロザリーの大きな瞳からぽろぽろと涙が零れ、体に絡みついた蔓の締め付ける力が一層強くなる。
「い、痛っ……行かない、行かないよ! 僕はどこへも行かない!」
「嘘! 本当のことを知ったら、モーリスはきっと……あああああっ!」
ロザリーの絶叫と同時に、周囲にバチバチと火花が散り始める。マナのことなんか全然知らない僕にでも、これが極めて危険な状態であると理解できた。
「やめるんだロザリー、頼むから落ち着いて!」
「いやああああああ!」
ロザリーの耳に僕の言葉は届いていない。万事休すか――そう思った瞬間。
「ストーーーーーーーーーーーーーーーーップ!!!」
妙に聞き覚えのある女性の声が、どこからか猛スピードで近付いてくる。声のした方を振り向くと、最初に目に飛び込んできたのは、黒いパンプスの靴底。まるで特撮ヒーローもののアクションシーンみたいに、誰かの飛び蹴りが迫ってくる。白く長い脚、風に靡くハンロ高校のセーラー服のスカート――そして、その向こうで僕を睨み付ける青い瞳。
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