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支援の輪

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 ミケちゃんが秋に避妊手術を受けることが決まると、ツイッターのフォロワーさんたちから、お手紙やミケちゃんへのごはんが、次々にやすらぎさんの元に届けられました。

 フォロワーさん同士も協力しあいました。オリジナルグッズを制作している「ぼんちゃん工房」さんがミケちゃんの可愛いキーホルダーを作り、それをフォロワーさんたちが購入することで支援金を集めて、「避妊手術代に」と寄付してくれたのです。


 2015年のミケちゃんのツイートです。
「全国のフォロワーさんから『ミケちゃんへ』とこんなに沢山のご飯が届けられました。本当にありがとうございます(;_;)  
 ミケちゃん『みんなありがとうね。小さな町の片隅かたすみに生まれたひとりぼっちの私をこんなに支えて見守ってくれて……』」
 
 また、別の日には
「『ねぇやすらぎさん、なんでみんな私にこんなに優しくしてくれるの?』
 うまく言えないけれど……。きっとたくさんつらいことを経験してきて、そして今も……。それなのにミケちゃんはいつも前向き健気けなげで。そんなミケちゃんから何かを感じてくれてるんだよ……」
 

 ほんとうに、その通りです。
 三毛の外猫が、その場所に居てただひたすらに前を向いて生きている姿は、ややもすれば日常という現実に翻弄ほんろうされ流されてしまう心に、気付きと慰めと大きな励ましをもたらしてくれていたのです。
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