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楽々血抜き作業
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「はっはっは!!! 本当に殴りがいがあるっ!!!!」
サイクロプスとの戦いが始まってから三分ほどが経ったが、未だに二人の戦いは続いてた。
ただ、戦況は互角ではなく……圧倒的にティールが有利だった。
身体強化に加えて脚力強化を使用した状態のティールは並の速さではなく、ある程度スピード寄りのモンスターでなければ付いて来れない。
サイクロプスの棍棒や蹴りは綺麗に躱され、響く打撃が何度も打ち込まれる。
徐々に体には痣ができ始め、目に見えて疲弊していた。
追い込まれてきてはいるが、勝つことは未だに諦めていない。
故に暴れ続けているのだが……その影響で周囲の木々や地面はボロボロになっていた。
(もう結構ボコボコにしてストレス発散できたし……そろそろ終わらせるか)
中々標的が見つからなかった結果溜まったイライラはサイクロプスをボコボコにしたことで、綺麗さっぱりとなくなった。
思う存分蹴りと拳をぶち込んだ結果、ハッキリと骨は折れていないが罅が入った個所はいくつかあった。
「これで、終わりだ!!!」
乾坤一擲、全力中の本気で振り下ろされた棍棒はスルッと避けて懐に入り、いつもより威力を高めにして衝撃を叩きこんだ。
「ッ!!!! ゴ、ハッ……ガ」
衝撃は心臓に届き、見事に胸骨と心臓のみを破壊し、サイクロプスは意識を失った。
「……ちゃんと死んでるな。さて、血抜きを始めよう」
あと数十分もすれば日が落ちる。
なのでティールは水の魔力を駆使してサイクロプスの体から一気に魔力を引き抜いた。
(集中してなきゃ出来ない技だけど、本当にあっという間に血抜きが終わるから楽なんだよ。頑張って習得した甲斐があったよ)
大きなビンに入るだけサイクロプスの血を入れ、残りを次々に解体していく。
解体スピードはプロのそれと変わらないが、さすがに解体はたった数分で終わらず、完全に終了した頃には日が沈んでいた。
「あ~あ、暗くなってしまったな……腹も減ってきたし、走ってさっさと帰ろう」
身体強化を使って走り出し、急いで街へと戻る。
途中ですれ違うモンスターもいたが、身体強化を使用したティールの蹴りを食らえば一撃でノックアウト。
解体はせず、そのまま亜空間に放り込んでヤドラスを目指す。
「ふぅーーー、通り抜け出来なくなる前に着いて良かった」
街の門は定刻になれば、完全にしまって中に入ることができなくなる。
緊急の事情があれば入ることも出来るが、街に到着する時間を間違えてしまうと、門の前で野宿する場合もある。
街からかなり離れた場所までサイクロプスを探しに行ったので、門が閉まる前に辿り着くか不安に思っていたが、ティールの脚力を考えれば心配する必要はなかった。
「よう、お疲れ様だな坊主。目当てのモンスターは倒せたか?」
「あぁ、倒せたよ。ただ、思ったより見つけるまで時間が掛かったから、門が閉まる前に戻って来れるか焦ったよ」
「はっはっは! 冒険者あるあるだな。良かったな、門が閉まる前に見つかって」
「本当に良かったよ。野宿はあまり好きじゃないからな」
軽く話しながら審査を行い、問題無く中へ入ったティールは真っ先にギルドへ向かった。
「うっ……やっぱり夜だから人が多いな。そしてちょっと汗臭い」
夜は仕事を終えた冒険者が受付嬢に報告、もしくは併設されている酒場で打ち上げをする時間帯。
朝一のギルド内も人が大量にいるが、夜も負けず劣らず多い。
そして汗臭い。
「結構並んでるな……減るのを待っていてもしょうがない。並ぼう」
受付嬢の前には長蛇の列ができているが、いつかは消える。
だが、それを待っていると数時間ほど時間が消費されてしまう。
(それにしても、本当に色んな種族の人が冒険者として活動してるんだな……なんか、貴族っぽい人までいるし)
ティールの直感は当たっており、ヤドラスのギルドには冒険者として活動している令息や令嬢がいた。
ただ、彼らは長男や次男ではなく……歳を取れば家に居場所がなくなってしまう者たち。
令嬢には縁談を受けて結婚という道もあるが、何か違うと感じて冒険者の道に進んだ令嬢もいた。
サイクロプスとの戦いが始まってから三分ほどが経ったが、未だに二人の戦いは続いてた。
ただ、戦況は互角ではなく……圧倒的にティールが有利だった。
身体強化に加えて脚力強化を使用した状態のティールは並の速さではなく、ある程度スピード寄りのモンスターでなければ付いて来れない。
サイクロプスの棍棒や蹴りは綺麗に躱され、響く打撃が何度も打ち込まれる。
徐々に体には痣ができ始め、目に見えて疲弊していた。
追い込まれてきてはいるが、勝つことは未だに諦めていない。
故に暴れ続けているのだが……その影響で周囲の木々や地面はボロボロになっていた。
(もう結構ボコボコにしてストレス発散できたし……そろそろ終わらせるか)
中々標的が見つからなかった結果溜まったイライラはサイクロプスをボコボコにしたことで、綺麗さっぱりとなくなった。
思う存分蹴りと拳をぶち込んだ結果、ハッキリと骨は折れていないが罅が入った個所はいくつかあった。
「これで、終わりだ!!!」
乾坤一擲、全力中の本気で振り下ろされた棍棒はスルッと避けて懐に入り、いつもより威力を高めにして衝撃を叩きこんだ。
「ッ!!!! ゴ、ハッ……ガ」
衝撃は心臓に届き、見事に胸骨と心臓のみを破壊し、サイクロプスは意識を失った。
「……ちゃんと死んでるな。さて、血抜きを始めよう」
あと数十分もすれば日が落ちる。
なのでティールは水の魔力を駆使してサイクロプスの体から一気に魔力を引き抜いた。
(集中してなきゃ出来ない技だけど、本当にあっという間に血抜きが終わるから楽なんだよ。頑張って習得した甲斐があったよ)
大きなビンに入るだけサイクロプスの血を入れ、残りを次々に解体していく。
解体スピードはプロのそれと変わらないが、さすがに解体はたった数分で終わらず、完全に終了した頃には日が沈んでいた。
「あ~あ、暗くなってしまったな……腹も減ってきたし、走ってさっさと帰ろう」
身体強化を使って走り出し、急いで街へと戻る。
途中ですれ違うモンスターもいたが、身体強化を使用したティールの蹴りを食らえば一撃でノックアウト。
解体はせず、そのまま亜空間に放り込んでヤドラスを目指す。
「ふぅーーー、通り抜け出来なくなる前に着いて良かった」
街の門は定刻になれば、完全にしまって中に入ることができなくなる。
緊急の事情があれば入ることも出来るが、街に到着する時間を間違えてしまうと、門の前で野宿する場合もある。
街からかなり離れた場所までサイクロプスを探しに行ったので、門が閉まる前に辿り着くか不安に思っていたが、ティールの脚力を考えれば心配する必要はなかった。
「よう、お疲れ様だな坊主。目当てのモンスターは倒せたか?」
「あぁ、倒せたよ。ただ、思ったより見つけるまで時間が掛かったから、門が閉まる前に戻って来れるか焦ったよ」
「はっはっは! 冒険者あるあるだな。良かったな、門が閉まる前に見つかって」
「本当に良かったよ。野宿はあまり好きじゃないからな」
軽く話しながら審査を行い、問題無く中へ入ったティールは真っ先にギルドへ向かった。
「うっ……やっぱり夜だから人が多いな。そしてちょっと汗臭い」
夜は仕事を終えた冒険者が受付嬢に報告、もしくは併設されている酒場で打ち上げをする時間帯。
朝一のギルド内も人が大量にいるが、夜も負けず劣らず多い。
そして汗臭い。
「結構並んでるな……減るのを待っていてもしょうがない。並ぼう」
受付嬢の前には長蛇の列ができているが、いつかは消える。
だが、それを待っていると数時間ほど時間が消費されてしまう。
(それにしても、本当に色んな種族の人が冒険者として活動してるんだな……なんか、貴族っぽい人までいるし)
ティールの直感は当たっており、ヤドラスのギルドには冒険者として活動している令息や令嬢がいた。
ただ、彼らは長男や次男ではなく……歳を取れば家に居場所がなくなってしまう者たち。
令嬢には縁談を受けて結婚という道もあるが、何か違うと感じて冒険者の道に進んだ令嬢もいた。
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