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想いの差が大きい
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「仮に俺が本気になったとしても、歳の差的に無理な話だろ」
ティールはまだ冒険者になりたての十二歳。
そんなティールに対してニーナは新進気鋭の十九歳。
二人の歳の差はなんと七歳。
七歳差の夫婦というのはいなくはないが、十二歳の子供と十九歳の大人が付き合うとなれば……傍から見ると弟と姉にしか見えない。
「今はそうかもしれねぇが、ティールも大人になったらそこら辺は関係無いだろ」
「その通りですよ。大人になれば、七歳差なんてあってないようなものです」
「それはそうかもしれないけど……てか、二人はオルアットの味方じゃないのか?」
別に恋愛事情でティールはオルアットと対立するつもりはない。
ただ、二人があまりオルアットを応援しようとしてないように思えた。
「そりゃオルアットには頑張って目標を叶えてもらいたいと思ってるよ。でも、僕としてはニーナさんが幸せになってほしいって思いの方が強いからね」
「ラックと同じだな。世の中に男は数えきれないほどいるんだ。誰がニーナさんを本当に幸せに出来るかなんて分からないだろ」
「それを言ってしまったら、全ての恋愛がそうなってしまう気がするんだが……まぁ、間違ってはいないか」
今のところ、オルアットがニーナを幸せにできる可能性はかなり低い。
冒険者としての実力、財力。
それだけで相手を幸せにできるわけではないが、重要な要素ではある。
貧乏人全員が不幸せではないが、それでもお金があるに越したことはない。
そして冒険者……戦闘職として日々金を稼ぐためには、生き残る強さが必要になる。
その二点だけを考えれば、今のところオルアットよりもアラッドの方がニーナを幸せにできる可能性は高い。
ただ……命尽きるまで幸せにできるか否か。
それは戦闘力や財力だけではなく、相手を想う気持ちの大きさや強さによって変わる。
ニーナを見て一目惚れしたとしても、他の異性を見て心を惹かれてしまうかもしれない。
(少し前までリーナに惹かれていた俺と比べて、オルアット……多分、十年ぐらいか? 長い長い間、ニーナさんに惚れ続け、努力している。そんなオルアットと比べれば、俺の想いなんて大したことないんだろうな)
言い訳に聞こえるかもしれない考えだが、もうティールの中にもし上手くいけばニーナと……なんて思いは残っていない。
「確かにニーナさんは美人だし……オルアット以外にも狙ってる奴らは多いだろ」
「おう、そうだな。俺たちと同じルーキーの中にもニーナさんを狙ってる奴らはいるし、ベテランの人たちだってガチで恋してる人もいるんだぜ」
「トップ帯の中にも、ニーナさんを狙ってる人がいるって話を聞いたことがあるよ」
「す、凄いな……ニーナさん、超モテモテじゃん」
モテるだろうなというのは、なんとなく分かっていた。
だが、ニーナはティールの予想を超える勢いでモテていた。
「いつだったか忘れたけど、たまたま貴族の令息冒険者に告白されたところを見たことがあるよ。綺麗な花束を持って、是非とも自分と付き合って欲しい!!! って、真剣な眼を向けられてたね」
「ッ!!!??? え、貴族の令息からも告白されてるのか!?」
「うん、本当にたまたま見ちゃったんだよ。まぁ、ニーナさんにその気がなくてフラれちゃったけどね」
「……キッチリと形を整えて告白する令息も凄いが、そんな相手からの告白を断るニーナさんも凄いな」
冒険者になった令息ということは、家を飛び出した……もしくは色々あって追い出された者が多い。
だが、自らの意志で順調に進めば騎士に成れたかもしれない者が冒険者の道に進むこともある。
もしそんな人物とお付き合いし、結婚すれば安泰な老後が待っているかもしれない。
「その人は今でもこの街で冒険者として活動してるから、まだ完全には諦めてないと思うよ」
ラックの言葉通り、一度はフラれてしまったがその男はニーナのことをまだまだ諦めてはいなかった。
ティールはまだ冒険者になりたての十二歳。
そんなティールに対してニーナは新進気鋭の十九歳。
二人の歳の差はなんと七歳。
七歳差の夫婦というのはいなくはないが、十二歳の子供と十九歳の大人が付き合うとなれば……傍から見ると弟と姉にしか見えない。
「今はそうかもしれねぇが、ティールも大人になったらそこら辺は関係無いだろ」
「その通りですよ。大人になれば、七歳差なんてあってないようなものです」
「それはそうかもしれないけど……てか、二人はオルアットの味方じゃないのか?」
別に恋愛事情でティールはオルアットと対立するつもりはない。
ただ、二人があまりオルアットを応援しようとしてないように思えた。
「そりゃオルアットには頑張って目標を叶えてもらいたいと思ってるよ。でも、僕としてはニーナさんが幸せになってほしいって思いの方が強いからね」
「ラックと同じだな。世の中に男は数えきれないほどいるんだ。誰がニーナさんを本当に幸せに出来るかなんて分からないだろ」
「それを言ってしまったら、全ての恋愛がそうなってしまう気がするんだが……まぁ、間違ってはいないか」
今のところ、オルアットがニーナを幸せにできる可能性はかなり低い。
冒険者としての実力、財力。
それだけで相手を幸せにできるわけではないが、重要な要素ではある。
貧乏人全員が不幸せではないが、それでもお金があるに越したことはない。
そして冒険者……戦闘職として日々金を稼ぐためには、生き残る強さが必要になる。
その二点だけを考えれば、今のところオルアットよりもアラッドの方がニーナを幸せにできる可能性は高い。
ただ……命尽きるまで幸せにできるか否か。
それは戦闘力や財力だけではなく、相手を想う気持ちの大きさや強さによって変わる。
ニーナを見て一目惚れしたとしても、他の異性を見て心を惹かれてしまうかもしれない。
(少し前までリーナに惹かれていた俺と比べて、オルアット……多分、十年ぐらいか? 長い長い間、ニーナさんに惚れ続け、努力している。そんなオルアットと比べれば、俺の想いなんて大したことないんだろうな)
言い訳に聞こえるかもしれない考えだが、もうティールの中にもし上手くいけばニーナと……なんて思いは残っていない。
「確かにニーナさんは美人だし……オルアット以外にも狙ってる奴らは多いだろ」
「おう、そうだな。俺たちと同じルーキーの中にもニーナさんを狙ってる奴らはいるし、ベテランの人たちだってガチで恋してる人もいるんだぜ」
「トップ帯の中にも、ニーナさんを狙ってる人がいるって話を聞いたことがあるよ」
「す、凄いな……ニーナさん、超モテモテじゃん」
モテるだろうなというのは、なんとなく分かっていた。
だが、ニーナはティールの予想を超える勢いでモテていた。
「いつだったか忘れたけど、たまたま貴族の令息冒険者に告白されたところを見たことがあるよ。綺麗な花束を持って、是非とも自分と付き合って欲しい!!! って、真剣な眼を向けられてたね」
「ッ!!!??? え、貴族の令息からも告白されてるのか!?」
「うん、本当にたまたま見ちゃったんだよ。まぁ、ニーナさんにその気がなくてフラれちゃったけどね」
「……キッチリと形を整えて告白する令息も凄いが、そんな相手からの告白を断るニーナさんも凄いな」
冒険者になった令息ということは、家を飛び出した……もしくは色々あって追い出された者が多い。
だが、自らの意志で順調に進めば騎士に成れたかもしれない者が冒険者の道に進むこともある。
もしそんな人物とお付き合いし、結婚すれば安泰な老後が待っているかもしれない。
「その人は今でもこの街で冒険者として活動してるから、まだ完全には諦めてないと思うよ」
ラックの言葉通り、一度はフラれてしまったがその男はニーナのことをまだまだ諦めてはいなかった。
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