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押されはしたが
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(今日のマスターは、随分元気というか……余裕があるな)
多くの鳥系モンスターとの戦いを終えてから、グリフォンとの激戦。
正直……ラストはかなり体力を消費したと感じている。
一応休息は取ったが、グリフォンを倒し終えたら、とりあえず街に戻ると思ってた。
グリフォンが溜め込んでいるお宝というのには興味がある。
しかし、普通に考えて……今は街に戻ってしっかりとした休息を取るべき。
(まっ、なんとかなるか)
ラストもグリフォンと遭遇した要因を忘れており、疲れなど気にせずティールの後に付いて行く。
獣人族ほど嗅覚は優れていないが、竜人族であるラストは人族よりも嗅覚が優れている為、一定の場所まで向かえばグリフォンの巣を見つけることも不可能ではない。
「おっ……結構でかいな」
「そうだな。あの角を食らえば、かなり吹き飛ばされそうだ」
二人の視界に映ったモンスターはボンバーディア。
全長はグリフォンよりもやや小さいが、明らかに人間よりは大きい。
二本の角も並の大きさではなく、ランクの低い盾であれば、一撃で粉砕してしまう。
加えて、ボンバーディアが突進のスキルを利用したタックルを食らえば、爆発したかのような衝撃を受け、後方へ大きく吹っ飛ばされる。
(とはいえ、グリフォンと戦った後だと、少し小さく見えるな)
物理的に小さく見えるのではなく、存在感が小さい……薄いと感じたラスト。
そんな思いを抱いたラストは戦意を零しながら、ティールの前に出た。
「……」
視界に映る竜人は、自分を狙っているかもしれない。
そう思ったボンバーディアは自然と脚を前に踏み出し、逃げることなくラストと対峙した。
「マスター、手出しは無用だ」
「分かった。負けるなよ」
自分で決めといてあれだが、ティールも万全な状態時と比べて疲れている自覚はある。
ラストも同じような状況であると確信していたので、少し……ほんの少しだけラストの身を心配していた。
「ッ!!!」
ラストとボンバーディアが対峙してから約十秒後、まずはボンバーディアが地面を蹴った。
自慢の角でラストを吹き飛ばそうと、セオリー通りの攻撃を繰り出した。
その一撃はスキルや魔力も使っていないが、それでも地形やボンバーディアの身体能力を考えれば、並みの一撃ではない。
そんなボンバーディアの一撃を……ラストは両手で角を掴み、受け止めた。
「ッ!!!???」
まさかの結果に、ボンバーディアは驚くしかなかった。
ラストはその場から一歩も動かなかった訳ではないが、それでも後ろに押されながらも完全にボンバーディアのタックルを止めてしまった。
(? こんなものか)
ボンバーディアが強化系や突進のスキルを使い、体に魔力を纏えばもっと高威力のタックルを繰り出せた、
だが、それはラストも同じ条件。
本気を出さなければいけないと気付いたときには遅く、ラストはボンバーディアの角を掴みながら顎に膝をぶち込んだ。
「ッ!?」
その一撃で激しく脳が揺れ、スキルの発動や魔力を体に纏うこともままならない状態となった。
「ふんっ!!!!」
そしてその隙を突いた全力チョップがボンバーディアの頭に叩き込まれ、頭蓋骨はバキバキ状態。
ついでにバキバキに割れた頭蓋骨の破片が思いっきり脳に刺さり、ラストは膝蹴りとチョップだけでボンバーディアを仕留めてしまった。
「お見事!!!」
「……こいつが本気を出さなかったからな。油断してくれていて、助かったというべきか」
初めから本気を出されてればどうなっていたが……とはいえ、グリフォンとの戦いを終えたことということもあり……肉体的には完全に疲労が抜けていないが、頭は冴えていた。
それゆえ、ボンバーディアの角を用意に使うことが出来た。
(このモンスターは本気ではなかったようだが……この調子なら、なんとかなりそうだな)
再度、今の自分たちなら割といけると思い、二人は意気揚々とグリフォンの巣を探し続けた。
多くの鳥系モンスターとの戦いを終えてから、グリフォンとの激戦。
正直……ラストはかなり体力を消費したと感じている。
一応休息は取ったが、グリフォンを倒し終えたら、とりあえず街に戻ると思ってた。
グリフォンが溜め込んでいるお宝というのには興味がある。
しかし、普通に考えて……今は街に戻ってしっかりとした休息を取るべき。
(まっ、なんとかなるか)
ラストもグリフォンと遭遇した要因を忘れており、疲れなど気にせずティールの後に付いて行く。
獣人族ほど嗅覚は優れていないが、竜人族であるラストは人族よりも嗅覚が優れている為、一定の場所まで向かえばグリフォンの巣を見つけることも不可能ではない。
「おっ……結構でかいな」
「そうだな。あの角を食らえば、かなり吹き飛ばされそうだ」
二人の視界に映ったモンスターはボンバーディア。
全長はグリフォンよりもやや小さいが、明らかに人間よりは大きい。
二本の角も並の大きさではなく、ランクの低い盾であれば、一撃で粉砕してしまう。
加えて、ボンバーディアが突進のスキルを利用したタックルを食らえば、爆発したかのような衝撃を受け、後方へ大きく吹っ飛ばされる。
(とはいえ、グリフォンと戦った後だと、少し小さく見えるな)
物理的に小さく見えるのではなく、存在感が小さい……薄いと感じたラスト。
そんな思いを抱いたラストは戦意を零しながら、ティールの前に出た。
「……」
視界に映る竜人は、自分を狙っているかもしれない。
そう思ったボンバーディアは自然と脚を前に踏み出し、逃げることなくラストと対峙した。
「マスター、手出しは無用だ」
「分かった。負けるなよ」
自分で決めといてあれだが、ティールも万全な状態時と比べて疲れている自覚はある。
ラストも同じような状況であると確信していたので、少し……ほんの少しだけラストの身を心配していた。
「ッ!!!」
ラストとボンバーディアが対峙してから約十秒後、まずはボンバーディアが地面を蹴った。
自慢の角でラストを吹き飛ばそうと、セオリー通りの攻撃を繰り出した。
その一撃はスキルや魔力も使っていないが、それでも地形やボンバーディアの身体能力を考えれば、並みの一撃ではない。
そんなボンバーディアの一撃を……ラストは両手で角を掴み、受け止めた。
「ッ!!!???」
まさかの結果に、ボンバーディアは驚くしかなかった。
ラストはその場から一歩も動かなかった訳ではないが、それでも後ろに押されながらも完全にボンバーディアのタックルを止めてしまった。
(? こんなものか)
ボンバーディアが強化系や突進のスキルを使い、体に魔力を纏えばもっと高威力のタックルを繰り出せた、
だが、それはラストも同じ条件。
本気を出さなければいけないと気付いたときには遅く、ラストはボンバーディアの角を掴みながら顎に膝をぶち込んだ。
「ッ!?」
その一撃で激しく脳が揺れ、スキルの発動や魔力を体に纏うこともままならない状態となった。
「ふんっ!!!!」
そしてその隙を突いた全力チョップがボンバーディアの頭に叩き込まれ、頭蓋骨はバキバキ状態。
ついでにバキバキに割れた頭蓋骨の破片が思いっきり脳に刺さり、ラストは膝蹴りとチョップだけでボンバーディアを仕留めてしまった。
「お見事!!!」
「……こいつが本気を出さなかったからな。油断してくれていて、助かったというべきか」
初めから本気を出されてればどうなっていたが……とはいえ、グリフォンとの戦いを終えたことということもあり……肉体的には完全に疲労が抜けていないが、頭は冴えていた。
それゆえ、ボンバーディアの角を用意に使うことが出来た。
(このモンスターは本気ではなかったようだが……この調子なら、なんとかなりそうだな)
再度、今の自分たちなら割といけると思い、二人は意気揚々とグリフォンの巣を探し続けた。
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