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塞がれた逃げ道
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(ダンジョンコアを埋める、か…………そのまま埋めるだけだと意味はないだろうけど、他にも何か……そういえば、ダンジョンが誕生する場所の共通点とかないのかな)
ラストがなんとなく思い付きで口にした内容に関して、ティールはがっつり考え始めてしまった。
ダンジョンが気に入ったアキラの為に……という気持ちは少なからずはあるが、それ以上にティールが本気で気になってしまった。
「………………………」
「マスター、マスター!!」
「っ!? ど、どうした、ラスト」
「何度呼びかけても返事が返ってこなかったからな。少し心配したぞ」
「そ、そっか。ごめん」
その場で立ち止まることなく、下の階層に向かって動き続けてはいたものの、あまりにも深く考え込み過ぎて殆どラストの声が届いていなかった。
「それで、何をそんなに考え込んでいたんだ? もしや、何かダンジョンを生み出す良いアイデアが思い付いたのか?」
「アイデアとまではいかないけど、本当に何かしらの方法でダンジョンを生み出すなら、まずダンジョンはどういった土地に誕生するのか、その傾向が掴めれば色々と考えられると思って」
強いモンスターが生息している土地なのか、それとも……強いモンスターが生息していた土地なのか。
エルフと親交のある精霊という存在が関わっているのか、それとも地中に何か秘密があるのか。
それらが解れば、可能性がほんの少しではあるが見えてくる。
「土地の特徴、か…………少し話がズレるが、素材として使用するダンジョンコアの質によって、誕生するダンジョンの探索難易度が変わりそうだな」
「確かにそうだね。まだ街や国が管理してないダンジョンかぁ…………あるとしたら、人の管理が行届いてない場所
になるのかな」
「なるほど。そういった場所であれば、確かに手付かずのダンジョンが存在するかもしれないな」
二人の会話通り、高ランクのモンスターが多く生息している地域などは、まだ冒険者たちが踏み入ったことがない場所がある。
そういった場所にダンジョンがあった……という例は過去に何度がある。
良い事なのか、悪い事なのかと言えば、普通によろしくない。
何故なら……ダンジョンというのは完全に完成していこう、定期的に誰かがダンジョンに生息しているモンスターを
討伐しなければ……ダンジョン内から溢れ出してしまう可能性がある。
勿論、数年程度で起こることはないのだが、六十年七十年……百年も放置されていれば、モンスターが大量放出されてしまう可能性が高い。
その結果、過去にいくつもの村や街……重要都市までもが破壊された例も存在する。
「あまり冒険者たちが探索してない場所……もしかしたらさ、山の中とかにもあるかもしれないよな」
「山か……洞窟内に生まれる可能性は否定出来ないな」
「でしょ!!!!」
非常に盛り上がる二人。
だが、盛り上がる二人にアキラが待ったをかけた。
「ふ、二人とも、少し落ち着いて欲しい。その……話としては非常に興味があるが、冒険者たちがあまり立ち寄らない場所というのは、非常に危険な場所ということだろう」
「それはまぁ……かもしれませんね。でも、今俺たちが探索してる場所だって、結構危険がある場所ですよ」
「そ、れは……そうだな」
地上の森や密林などにはトラップやボス部屋という存在はないが、ダンジョンにはそれらの恐怖、壁が存在する。
三人が探索している場所が波状試練の三十一階層以降ということもあり、普通にリスクを背負って行動しなければならない場所ではある。
「だが、それは、その…………私の要望になってしまうだろ」
自分はティールとラストの世話になっている。
そう思っているからこそ、まだ期限までティールたちと行動するにしても、目的地に関して口を出すのは良くないと思っていた。
「いや、俺は特にこう、大きな目的をもって活動してる訳じゃないんで。それに、波状試練を探索し終えた次の目的地とか決まってないんで」
「俺も、特にそういうのはない。基本的にマスターに従うだけだからな」
少し使う流れがおかしいが、アキラは逃げ道が塞がれてしまったと感じた。
ラストがなんとなく思い付きで口にした内容に関して、ティールはがっつり考え始めてしまった。
ダンジョンが気に入ったアキラの為に……という気持ちは少なからずはあるが、それ以上にティールが本気で気になってしまった。
「………………………」
「マスター、マスター!!」
「っ!? ど、どうした、ラスト」
「何度呼びかけても返事が返ってこなかったからな。少し心配したぞ」
「そ、そっか。ごめん」
その場で立ち止まることなく、下の階層に向かって動き続けてはいたものの、あまりにも深く考え込み過ぎて殆どラストの声が届いていなかった。
「それで、何をそんなに考え込んでいたんだ? もしや、何かダンジョンを生み出す良いアイデアが思い付いたのか?」
「アイデアとまではいかないけど、本当に何かしらの方法でダンジョンを生み出すなら、まずダンジョンはどういった土地に誕生するのか、その傾向が掴めれば色々と考えられると思って」
強いモンスターが生息している土地なのか、それとも……強いモンスターが生息していた土地なのか。
エルフと親交のある精霊という存在が関わっているのか、それとも地中に何か秘密があるのか。
それらが解れば、可能性がほんの少しではあるが見えてくる。
「土地の特徴、か…………少し話がズレるが、素材として使用するダンジョンコアの質によって、誕生するダンジョンの探索難易度が変わりそうだな」
「確かにそうだね。まだ街や国が管理してないダンジョンかぁ…………あるとしたら、人の管理が行届いてない場所
になるのかな」
「なるほど。そういった場所であれば、確かに手付かずのダンジョンが存在するかもしれないな」
二人の会話通り、高ランクのモンスターが多く生息している地域などは、まだ冒険者たちが踏み入ったことがない場所がある。
そういった場所にダンジョンがあった……という例は過去に何度がある。
良い事なのか、悪い事なのかと言えば、普通によろしくない。
何故なら……ダンジョンというのは完全に完成していこう、定期的に誰かがダンジョンに生息しているモンスターを
討伐しなければ……ダンジョン内から溢れ出してしまう可能性がある。
勿論、数年程度で起こることはないのだが、六十年七十年……百年も放置されていれば、モンスターが大量放出されてしまう可能性が高い。
その結果、過去にいくつもの村や街……重要都市までもが破壊された例も存在する。
「あまり冒険者たちが探索してない場所……もしかしたらさ、山の中とかにもあるかもしれないよな」
「山か……洞窟内に生まれる可能性は否定出来ないな」
「でしょ!!!!」
非常に盛り上がる二人。
だが、盛り上がる二人にアキラが待ったをかけた。
「ふ、二人とも、少し落ち着いて欲しい。その……話としては非常に興味があるが、冒険者たちがあまり立ち寄らない場所というのは、非常に危険な場所ということだろう」
「それはまぁ……かもしれませんね。でも、今俺たちが探索してる場所だって、結構危険がある場所ですよ」
「そ、れは……そうだな」
地上の森や密林などにはトラップやボス部屋という存在はないが、ダンジョンにはそれらの恐怖、壁が存在する。
三人が探索している場所が波状試練の三十一階層以降ということもあり、普通にリスクを背負って行動しなければならない場所ではある。
「だが、それは、その…………私の要望になってしまうだろ」
自分はティールとラストの世話になっている。
そう思っているからこそ、まだ期限までティールたちと行動するにしても、目的地に関して口を出すのは良くないと思っていた。
「いや、俺は特にこう、大きな目的をもって活動してる訳じゃないんで。それに、波状試練を探索し終えた次の目的地とか決まってないんで」
「俺も、特にそういうのはない。基本的にマスターに従うだけだからな」
少し使う流れがおかしいが、アキラは逃げ道が塞がれてしまったと感じた。
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