万分の一の確率でパートナーが見つかるって、そんな事あるのか?

Gai

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「全く・・・・・・ほんと、アリクはバカね。ラガスはこんなにも優秀だと言うのに。弟に多くの面で負ける兄ってどう思いますか、クローナ姉さん」

「どうと聞かれても・・・・・・クレアの言う通り単にバカとしか思えないわ。仮にラガスの方があったとしても、アリクは努力をしなさすぎよ。よくあれで将来はお父様みたいなハンターになるなんて言えるものね」

二人共かなりボロカスに言うな。まぁ。言ってる事は間違っていないと思うが。
父さんって、確かシルバー級のハンターまで上り詰めたんだよな。
今のアリクを見てる限り絶対にシルバー級のハンターには成れないだろ。大して努力してないし。

「ところでラガス、本当に適性魔法をあったの?」

「うん、しっかりとあったよクローナ姉さん。ただ、前例が無さそうな魔法だからこれから少しずつ探っていくよ」

「前例がない、ねぇ・・・・・・氷や爆発ではないのよね」

氷や爆発か・・・・・・確かにそう考えるのが妥当か。
確かに基本属性の火、水、風、土、雷から外れていて、使い手がそこまで多くない魔法ではあるなからな。

「うん。そういうしっかりと属性って言える魔法ではない気がするけど。魔法である事に変わりはない筈」

「へぇ~~~、もしかしてラガスしか適性が無い魔法かもしれないのね。まぁ、ラガスなら絶対に使いこなせる筈よ!!!」

褒めながら俺の頭を撫でるクレア姉さんに、何故断言できるのかとツッコミたかったが褒められる事自体を嬉しいので口には出さない。

そしてまだ夕食まで時間があるので外に出て習得できるかどうかを試す。

「それで・・・・・・なんでメリアがいるんだ?」

「私はラガス坊ちゃまの専属メイドなのでお傍にいるのは当然です」

「いや、ほら・・・・・・あれだよ。普段の仕事はしなくて良いのか?」

俺専属のメイドと言っても、掃除や洗濯などの仕事は他のメイドと一緒にしなくちゃならない筈だよな。

「私は午前の仕事を全て終わらせているので、昼以降の仕事はラガス坊ちゃまのお傍にいて困った事が有ったら手伝うのが仕事です」

「・・・・・・・・・・・・さいですか」

まだ丘が一つもない胸を張って堂々と宣言するメリアを見て、俺はそれ以上遠回しに見ないでくれと言うのを止める。
さて、パパッと適性魔法を習得したいから思い付いた方法を試すとしよう。
取りあえず口に魔力を込めて息を吸う。

「スゥーーーーーー・・・・・・」

そして効果範囲を定めるイメージをして声を出す!!!!

「わっ!!!!!!」

すると自身の口から溜めていた魔力が波となり空気を振動する。
そして俺の放った声は三歳児が放ったとは思えない程の声量だった。後ろにいたメリアは範囲を限定した事が功を為して体に影響はなかったが、それでも俺が出した声量が予想外の大きさだったので尻もちをついていた。

「おい、大丈夫かメリア」

「・・・・・・は、はい。だ、大丈夫です」

いや、全然大丈夫そうには見えないんだが。
でも俺の声が聞こえていないって訳でもないみたいだから本当に体に影響はなかったみたいだな。

「と、ところで今のは一体どういう・・・・・・」

「音魔法って奴だ」

「お、音魔法・・・・・・ですか」

まっ、言われて直ぐにピンとくる魔法ではないよな。特にこの世界では音がどういう特徴を持っている知られていないだろうし。
だからこそ、戦いにおいては良い切り札になる筈だ。

取りあえず普段の魔弾に加えて音魔法もどういった事が出来るのか調べて行かないと。
後の三つは・・・・・・もう少し体が出来上がってからの方が良さそうだな。

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