15 / 1,103
危険を犯さず
しおりを挟む
「二人共あっさりと倒しましたね。戦闘時間は五秒もかかっていないんじゃないですか?」
「そうかもしれないね。ただ、ランク一の中でもかなり下のモンスターだから、そう時間の掛かる相手じゃないよ」
「ロウド様の言う通りですね。ラガス坊ちゃまは五秒どころか三秒程で倒されましたが」
・・・・・・うん。お前がそれを言うと嫌味にしか聞こえないと、遠回しに言われた気がする。
そこは取りあえず置いておこう。
「さて、取りあえず魔核は取っておこう。肉はどうする?」
「う~~~ん。メリル、今日は収納できる物は持っていないよな」
「はい、今日は必要ないかと思ったので持って来ておりません。今から家に帰って持ってきましょうか?」
いや、流石に今から行って帰っては・・・・・・メリルなら出来そうだな。
でもそれは普通に俺の良心が痛むからやめよう。
「いや、流石にそこまでしなくて良いよ。魔核だけ取っておこう」
俺は自身が倒したホーンラビットの場所へ向うと、そこには頭から血を逃して倒れ伏しているホーンラビットの死体があった。
狙った訳じゃないんだが、上手い事急所に命中したんだな。
腰に携帯している短剣を取り出してモンスターの第二の心臓と言われる魔核を取り出す。
ハンターの収入源の一部であり、使用用途が多い魔核はモンスターの素材の中で一番買い取り価格が高いらしい。
モンスターの解体の仕方は父さんや母さんの暇な時間に教えて貰い、最初の頃は苦手・・・・・・というか血の生臭さや内臓のグロさに数回は吐いたな。
今は慣れたけど・・・・・・あれはきつかった。
「・・・・・・よし、終了。そっちは終わった?」
「ええ、終わりましたよ。それとラガス坊ちゃま、角は持っていてもよろしいでしょうか?」
「ん? ・・・・・・あぁ、そういうことか。勿論いいぞ」
投擲のアビリティを持っているメリルには持っておいて損は無いからな。
俺も投擲にアビリティ持ってるから一応持っておくか。
「よっと。さて、手を洗わないとな。ロウド兄さんとメリルもこれ使って手を拭いてくれ」
自分の目の前の一つと、ロウド兄さんとメリルの前に水弾を飛ばす。
そして水弾の中に手を入れて血をしっかりと洗い落とす。じゃないと中々匂いが取れなくなるからな。
「嬉しい事には嬉しいんだが、こういうところも非常識だよね。いや、これはラガスとがと言うよりは、ラガスの持っているアビリティが非常識と言えば良いのかな?」
「俺はその方が正しいと思いますよ。俺は単にそれを使いこなそうと努力してるだけで、結果的に非常識なものになっているんで」
「使い方・・・・・・考え様によってはかなり応用が効きますからね、ラガス坊ちゃまのアビリティは」
「それは・・・・・・確かにそうかもしれないな」
魔弾のアビリティは文字通り魔力を弾丸にして飛ばす。
ただ、使い方によって相手にぶつける、貫くだけで終わらないからな。
「ラガス、正直ランク一のモンスターじゃ物足りない、そう思ってるよね」
「・・・・・・まぁ、最近はそう思う事もありますね。ただ、ランク一つの中でもピンからキリまで幅が広いから、あまり油断は出来ないと思わなくもないです」
ランク一の中にモンスターにゴブリンっていう緑色の人型モンスターがいるけど、その上位種にあたるホブゴブリンもランク一。
でも強さは比べるまでもなくホブゴブリンの方が強かった・・・・・・筈。
数回ほど遭遇したけど、全部魔弾で仕留めたから正確な強さは分からなかったからな。
「ラガスは・・・・・・あれだね。油断して痛い目に合うという機会は無さそうだね」
「無茶はしても、油断しない所がラガス坊ちゃまの利点ですからね」
「なぁ、毎度思うんだが俺はそんな無茶ばかりしているか?」
アリクやロウド兄さん。クレア姉さんやクローナ姉さんだって俺の記憶が正しければ一人でかどうか覚えてないけど、森の中へ入ってモンスターを倒している。
一番上のカロウス兄さんも俺らと同様に森の中へ入ってモンスターを倒していたらしいし・・・・・・俺だけ可笑しなこと事をしてる訳じゃないと思うんだが。
「普通は五歳の子供がモンスターをソロで倒す事が無茶なんですよ」
「いや、まぁ・・・・・・確かにそうかもしれないけど。でもそれだったら俺達兄弟姉妹は全員無茶してるよな、ロウド兄さん」
話を振られた兄さんは苦笑いしながらも、俺の言葉を肯定する。
「確かにそこは否定出来ないね。爵位の高い貴族の子供だと、僕たちの年齢でモンスターを倒す子も少しだけいるみたいだけど、護衛もしっかりいて装備している武器もかなり金が掛かっている物を使ってるみたいだよ」
「つまりアビリティだけでランク一とは言え、モンスターを無傷で倒してしまうラガス坊ちゃまは中々に常識外れな方と言う訳です」
ちょい待てメリル。そのセリフはもう俺を貶しているよな?
遠慮なくズバッと放つメリル言葉に俺は少なくないダメージを受けた。
第12回ファンタジー大賞に応募します。
是非投票をお願いします!
「そうかもしれないね。ただ、ランク一の中でもかなり下のモンスターだから、そう時間の掛かる相手じゃないよ」
「ロウド様の言う通りですね。ラガス坊ちゃまは五秒どころか三秒程で倒されましたが」
・・・・・・うん。お前がそれを言うと嫌味にしか聞こえないと、遠回しに言われた気がする。
そこは取りあえず置いておこう。
「さて、取りあえず魔核は取っておこう。肉はどうする?」
「う~~~ん。メリル、今日は収納できる物は持っていないよな」
「はい、今日は必要ないかと思ったので持って来ておりません。今から家に帰って持ってきましょうか?」
いや、流石に今から行って帰っては・・・・・・メリルなら出来そうだな。
でもそれは普通に俺の良心が痛むからやめよう。
「いや、流石にそこまでしなくて良いよ。魔核だけ取っておこう」
俺は自身が倒したホーンラビットの場所へ向うと、そこには頭から血を逃して倒れ伏しているホーンラビットの死体があった。
狙った訳じゃないんだが、上手い事急所に命中したんだな。
腰に携帯している短剣を取り出してモンスターの第二の心臓と言われる魔核を取り出す。
ハンターの収入源の一部であり、使用用途が多い魔核はモンスターの素材の中で一番買い取り価格が高いらしい。
モンスターの解体の仕方は父さんや母さんの暇な時間に教えて貰い、最初の頃は苦手・・・・・・というか血の生臭さや内臓のグロさに数回は吐いたな。
今は慣れたけど・・・・・・あれはきつかった。
「・・・・・・よし、終了。そっちは終わった?」
「ええ、終わりましたよ。それとラガス坊ちゃま、角は持っていてもよろしいでしょうか?」
「ん? ・・・・・・あぁ、そういうことか。勿論いいぞ」
投擲のアビリティを持っているメリルには持っておいて損は無いからな。
俺も投擲にアビリティ持ってるから一応持っておくか。
「よっと。さて、手を洗わないとな。ロウド兄さんとメリルもこれ使って手を拭いてくれ」
自分の目の前の一つと、ロウド兄さんとメリルの前に水弾を飛ばす。
そして水弾の中に手を入れて血をしっかりと洗い落とす。じゃないと中々匂いが取れなくなるからな。
「嬉しい事には嬉しいんだが、こういうところも非常識だよね。いや、これはラガスとがと言うよりは、ラガスの持っているアビリティが非常識と言えば良いのかな?」
「俺はその方が正しいと思いますよ。俺は単にそれを使いこなそうと努力してるだけで、結果的に非常識なものになっているんで」
「使い方・・・・・・考え様によってはかなり応用が効きますからね、ラガス坊ちゃまのアビリティは」
「それは・・・・・・確かにそうかもしれないな」
魔弾のアビリティは文字通り魔力を弾丸にして飛ばす。
ただ、使い方によって相手にぶつける、貫くだけで終わらないからな。
「ラガス、正直ランク一のモンスターじゃ物足りない、そう思ってるよね」
「・・・・・・まぁ、最近はそう思う事もありますね。ただ、ランク一つの中でもピンからキリまで幅が広いから、あまり油断は出来ないと思わなくもないです」
ランク一の中にモンスターにゴブリンっていう緑色の人型モンスターがいるけど、その上位種にあたるホブゴブリンもランク一。
でも強さは比べるまでもなくホブゴブリンの方が強かった・・・・・・筈。
数回ほど遭遇したけど、全部魔弾で仕留めたから正確な強さは分からなかったからな。
「ラガスは・・・・・・あれだね。油断して痛い目に合うという機会は無さそうだね」
「無茶はしても、油断しない所がラガス坊ちゃまの利点ですからね」
「なぁ、毎度思うんだが俺はそんな無茶ばかりしているか?」
アリクやロウド兄さん。クレア姉さんやクローナ姉さんだって俺の記憶が正しければ一人でかどうか覚えてないけど、森の中へ入ってモンスターを倒している。
一番上のカロウス兄さんも俺らと同様に森の中へ入ってモンスターを倒していたらしいし・・・・・・俺だけ可笑しなこと事をしてる訳じゃないと思うんだが。
「普通は五歳の子供がモンスターをソロで倒す事が無茶なんですよ」
「いや、まぁ・・・・・・確かにそうかもしれないけど。でもそれだったら俺達兄弟姉妹は全員無茶してるよな、ロウド兄さん」
話を振られた兄さんは苦笑いしながらも、俺の言葉を肯定する。
「確かにそこは否定出来ないね。爵位の高い貴族の子供だと、僕たちの年齢でモンスターを倒す子も少しだけいるみたいだけど、護衛もしっかりいて装備している武器もかなり金が掛かっている物を使ってるみたいだよ」
「つまりアビリティだけでランク一とは言え、モンスターを無傷で倒してしまうラガス坊ちゃまは中々に常識外れな方と言う訳です」
ちょい待てメリル。そのセリフはもう俺を貶しているよな?
遠慮なくズバッと放つメリル言葉に俺は少なくないダメージを受けた。
第12回ファンタジー大賞に応募します。
是非投票をお願いします!
113
あなたにおすすめの小説
腹違いの妹にすべてを奪われた薄幸の令嬢が、義理の母に殴られた瞬間、前世のインテリヤクザなおっさんがぶちギレた場合。
灯乃
ファンタジー
十二歳のときに母が病で亡くなった途端、父は後妻と一歳年下の妹を新たな『家族』として迎え入れた。
彼らの築く『家族』の輪から弾き出されたアニエスは、ある日義母の私室に呼び出され――。
タイトル通りのおっさんコメディーです。
婚約破棄で悪役令嬢を辞めたので、今日から素で生きます。
黒猫かの
恋愛
「エリー・オルブライト! 貴様との婚約を破棄する!」
豪華絢爛な夜会で、ウィルフレッド王子から突きつけられた非情な宣告。
しかし、公爵令嬢エリーの心境は……「よっしゃあ! やっと喋れるわ!!」だった。
史上最強魔導士の弟子になった私は、魔導の道を極めます
白い彗星
ファンタジー
魔力の溢れる世界。記憶を失っていた少女は、最強魔導士に弟子入りをする!
いずれ師匠を超える魔導士になると豪語する少女は、魔導を極めるため魔導学園へと入学する。様々な出会いが、少女を満たしていく。
しかし、平穏な学園生活を望む彼女の気持ちとは裏腹に様々な事件に巻き込まれて…!?
初めて出会う種族、友達、そして転生者。
思わぬ出会いの数々が、彼女を高みへと導いていく。
その中で明かされていく、少女の謎とは……? 果たして彼女は、師匠をも超える魔導士になれるのか!?
最強の魔導士を目指す少女の、青春学園ファンタジーここに開幕!
毎日更新継続中です。ほのぼの学園系の中にシリアスもあるよ!
小説家になろう、ノベルピア、カクヨムでも連載しています!
【完結】辺境に飛ばされた子爵令嬢、前世の経営知識で大商会を作ったら王都がひれ伏したし、隣国のハイスペ王子とも結婚できました
いっぺいちゃん
ファンタジー
婚約破棄、そして辺境送り――。
子爵令嬢マリエールの運命は、結婚式直前に無惨にも断ち切られた。
「辺境の館で余生を送れ。もうお前は必要ない」
冷酷に告げた婚約者により、社交界から追放された彼女。
しかし、マリエールには秘密があった。
――前世の彼女は、一流企業で辣腕を振るった経営コンサルタント。
未開拓の農産物、眠る鉱山資源、誠実で働き者の人々。
「必要ない」と切り捨てられた辺境には、未来を切り拓く力があった。
物流網を整え、作物をブランド化し、やがて「大商会」を設立!
数年で辺境は“商業帝国”と呼ばれるまでに発展していく。
さらに隣国の完璧王子から熱烈な求婚を受け、愛も手に入れるマリエール。
一方で、税収激減に苦しむ王都は彼女に救いを求めて――
「必要ないとおっしゃったのは、そちらでしょう?」
これは、追放令嬢が“経営知識”で国を動かし、
ざまぁと恋と繁栄を手に入れる逆転サクセスストーリー!
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
なぜ、私に関係あるのかしら?
シエル
ファンタジー
「初めまして、アシュフォード公爵家一女、セシリア・アシュフォードと申します」
彼女は、つい先日までこの国の王太子殿下の婚約者だった。
そして今日、このトレヴァント辺境伯家へと嫁いできた。
「…レオンハルト・トレヴァントだ」
非道にも自らの実妹を長年にわたり虐げ、婚約者以外の男との不適切な関係を理由に、王太子妃に不適格とされ、貴族学院の卒業式で婚約破棄を宣告された。
そして、新たな婚約者として、その妹が王太子本人から指名されたのだった。
「私は君と夫婦になるつもりはないし、辺境伯夫人として扱うこともない」
この判断によって、どうなるかなども考えずに…
※ 中世ヨーロッパ風の世界観です。
※ ご都合主義ですので、ご了承下さい、
※ 画像はAIにて作成しております
余命半年の僕は、君を英雄にするために「裏切り者」の汚名を着る
深渡 ケイ
ファンタジー
魔力を持たない少年アルトは、ある日、残酷な未来を知ってしまう。 最愛の幼馴染であり「勇者」であるレナが、半年後に味方の裏切りによって惨殺される未来を。
未来を変える代償として、半年で全身が石化して死ぬ呪いを受けたアルトは、残された命をかけた孤独な決断を下す。
「僕が最悪の裏切り者となって、彼女を救う礎になろう」
卓越した頭脳で、冷徹な「悪の参謀」を演じるアルト。彼の真意を知らないレナは、彼を軽蔑し、やがて憎悪の刃を向ける。 石化していく体に走る激痛と、愛する人に憎まれる絶望。それでも彼は、仮面の下で血の涙を流しながら、彼女を英雄にするための完璧なシナリオを紡ぎ続ける。
これは、誰よりも彼女の幸せを願った少年が、世界一の嫌われ者として死んでいく、至高の献身の物語。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
莫大な遺産を相続したら異世界でスローライフを楽しむ
翔千
ファンタジー
小鳥遊 紅音は働く28歳OL
十八歳の時に両親を事故で亡くし、引き取り手がなく天涯孤独に。
高校卒業後就職し、仕事に明け暮れる日々。
そんなある日、1人の弁護士が紅音の元を訪ねて来た。
要件は、紅音の母方の曾祖叔父が亡くなったと言うものだった。
曾祖叔父は若い頃に単身外国で会社を立ち上げ生涯独身を貫いき、血縁者が紅音だけだと知り、曾祖叔父の遺産を一部を紅音に譲ると遺言を遺した。
その額なんと、50億円。
あまりの巨額に驚くがなんとか手続きを終える事が出来たが、巨額な遺産の事を何処からか聞きつけ、金の無心に来る輩が次々に紅音の元を訪れ、疲弊した紅音は、誰も知らない土地で一人暮らしをすると決意。
だが、引っ越しを決めた直後、突然、異世界に召喚されてしまった。
だが、持っていた遺産はそのまま異世界でも使えたので、遺産を使って、スローライフを楽しむことにしました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる