転生?召喚?ー勇者(クズ)を屠る者ー

夜夢

文字の大きさ
17 / 123
第2章 領地開発の章

08 王都へ

しおりを挟む
    ライオット村に転移したガゼルは再びゴッサム王国の王都を目指し、街道を歩いていた。

「和だねぇ…。なぁんも無い。出るのは低級モンスターのみ。つまらん。人すら歩いていないとは。」

    王都からこっち、何もないので、冒険者はおろか、人影すら見掛ける事が無かった。ガゼルはモンスターを倒しつつ、ただただ王都を目指し歩いた。1日ほど猛スピードで走り漸く王都に着いたガゼルは、まず冒険者ギルドを訪ねる事にした。

「すまない、素材の引き取りを頼みたい。」

「はい、量は如何程でしょう?」

「取り敢えず、このギルドが埋まる位はあるかな。国境付近から倒してきたからさ。ここで出しても良いかな?」

「お、お待ち下さい!倉庫、倉庫がありますから!案内致しますので、着いてきて下さい。」

「あ、はい。」

    ガゼルは倉庫に案内され、そこでモンスターを次々だしていく。

「あ~…こりゃあ…徹夜作業だな。すまん、何日かくれ。この量は直ぐには無理だ。」

「ですよね~。ガゼルさんも宜しいでしようか?」

「ん、ゆっくりでいいよ。その間町を見て回るからさ。それと、何か街で出来るクエストがあればやっておきたい。」

「畏まりました。ではギルド内に戻りましょうか。」

    ガゼルはギルド内に戻り、依頼を探す。

「4級じゃ街中の依頼は無理だな。お?これは…。」

    ガゼルは良い依頼を見つけた。その内容は…。

「近隣を荒らしている盗賊団【烏】の退治か。よし、これでいいか。」

    ガゼルは依頼書を受付に持っていく。

「これを受けたいのだが、大丈夫だろうか?」

    受付は依頼書を受け取り、確認する。

「あの、ソロで大丈夫ですか?この盗賊団、100人近く居ますよ?廃村を根城にし、やりたい放題。捕まったら殺されちゃいますよ?」

「大丈夫さ。100人程度、全く問題ないよ。」

「…分かりました。失敗したら違約金が発生しますので、ご注意下さい。それと、これは国からの依頼ですので、もし達成されたらランクが上がります。ガゼル様は4級ですので、達成されましたら3級になります。」

「へぇ。国からの依頼って事は報酬も良いの?」

「はい。盗賊の財産は全て討伐した者に権利があり、更に国から勲章も貰えます。その気があれば騎士として取り立ても…。」

「あ、それはいらん。俺はこの国の住人じゃないからさ。」

「そうでしたか。では、御武運を。」

    ガゼルはギルドを出る。

「さて、行くかな。盗賊団か。どんだけ溜め込んでいるか楽しみだ。」

    ガゼルはアジトと化している廃村に向かう。着いたらいきなり絡まれた。

「あぁん?何だお前は?ここには悪人しかいねぇぞ?死にたくなかったら有り金置いて帰んな。」

「アニキ、帰すなら奴隷にして売り払いましょうぜ?こいつ、顔が良いから高く売れそうですぜ。」

「頭良いなお前。よし、捕まえ…ぎゃあぁぁぁっ!」

    ガゼルは容赦なく斬りつけた。

「弱い。次。」

「ひっ!て、敵襲ぅぅぅぅっ!!!」

    アニキと呼んでいた男が中に走り、叫んで回った。すると建物からゾロゾロと悪人顔した男達が出てくる。

「あぁ?相手は1人じゃねぇか。オメェ…ビビりすぎだろ!?ぎゃははっ。」

「あ、アニキが一撃で殺られました!」

「なにぃ?お、死んでるな。アイツが殺ったのか?」

「へ、へぃ!恐ろしく早い斬撃で。」

「よ~し、敵打ちだ。オメエ等、遠慮なく殺れ。」

「「「「ヒャッハー!!!」」」」

    盗賊達は纏めて掛かってきた。

「面倒だなぁ。武器を鞭に変えるか。」

    ガゼルは刀から鞭に持ち替え、盗賊を纏めて切り裂いた。

「な、何だアレ!?アイツやべぇ!!?」

「さぁ来いよ。纏めてあの世に送ってやる。」

「か、頭を呼んで来い!!あと、全員集めろ!!」

「へ、へい!!」

    1人が頭を呼びに走った。ガゼルは黙って行かせた。

「止めなくていいのか?直ぐに増援が来るぜ?」

「有象無象が幾ら来ても変わらんよ。寧ろ探す手間が省けて丁度いい。」

「盗賊舐めんな!!皆、掛かれぇぇぇぇぇっ!!!」

「「「「応っ!!!!」」」」

    叫びながら一斉に飛び掛かってくる盗賊達を、ガゼルは涼しい顔で次々屠っていく。彼の回りには死体が山積みになっていた。

「邪魔だな。【フレアストーム】。」

ーゴォォォォォォォォッー

    死体が炎に包まれ消し炭となった。

「こ、コイツ!魔法も使えんのか!?やべぇ!逃げ…ぎゃうっ!!」

「1人も逃がさんよ。今日で盗賊団は解散だ。」

    ガゼルは逃げようとする盗賊団員に矢を放ち、1人も逃がさない。粗方殺し終えると部下を数名連れた頭らしき人物がガゼルの前に立った。

「アンタ随分殺ってくれたじゃないか。だがね、下っ端を殺った位でいい気になってんじゃ無いわよ。ここからがウチ等の本領さ!行けっ、お前達!!」

「「「「死ねやぁぁぁぁぁぁっ!!!」」」」

「【ライトニングランス】。」

「「「「あががががががががっ!!!!!」」」」

    ガゼルは部下を纏めて雷の槍で貫き、殺した。残りは頭1人となった。

「う、嘘だろう!?わ、私の部下が一瞬で!?に、逃げ…!」

「逃がさんと言ったろうが。【パラライズ】。」

「あぁっ!!か、身体が!?」

    ガゼルは頭をパラライズで麻痺させ、動きを封じた。 

「さて、これで全員か?正直に答えろ。」

「だ、誰が言うか!!」

「そうか、残念だ。なら少し辱しめを受けて貰おうか。」

    ガゼルは頭の服を剥ぎ取り、全裸にする。

「ふ、ふんっ!この位、盗賊をやるって決めた時に女は捨てている!ヤるならヤればいい!」

「そうか。なら折角だしお言葉に甘えて。」

    ガゼルは服を脱ぎ、モノを起たせる。

「お、大きいっ!?」

「さ~て、お前はどこまで耐えられるかな?」

    ガゼルは頭を壁に押し付け、後ろから挿入した。

「ああぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」

「言いたくなったらいつでもどうぞ。」

「あっ、だっ誰が言う…か!んっあっ!!」

    ガゼルはひたすら突き、頭を攻める。頭も耐えるが、数回中に射精されると、落ちた。

「あんっあっ♪こ、此処にいたので全員っですぅっ♪」

「落ちるの早いなぁ。もっと頑張れよ。頭だろ?」

「こ、こんなの無理ぃっ♪あんっ、気持ち良いっ♪もっと…あっ、止めないでぇっ♪」

「女捨てたんじゃなかったっけ?」

「ムリムリぃっ♪こんなの…初めてっ!自分が女だって自覚させられちゃうぅぅぅっ♪あ、また中にぃっ♪」

「困ったメスだな。もう悪さしないって誓うなら助けてやる。そしてこれからも抱いてやるが…どうする?」

「い、生きる為に仕方なかったんだ!悪いとは思っていたけど…私には盗賊しか出来なかったの!でも…やり直すチャンスをくれるなら…誓う…盗賊やめるから…お願い、助けて!」

「良いだろう。じゃあ、自分でこれに跨がれ。そして射精させてみろ。そうだな…10回。膣内で受け止めたら助けてやろう。」

「や、休みながらでもいい?」

「抜かなければいいぞ?時間も幾ら掛かってもいい。場所を変えようか。」

   ガゼルは挿入したまま頭を抱え、ベッドがある部屋に入る。そして寝転ぶと頭に言った。

「初めろ。今から10回だ。」

「は、はいっ♪んっあっあっあっ♪」

    頭は目にハートを浮かべ、夢中になり腰をふる。1回、2回とガゼルの精液を子宮に溜め込んでいく。

「あぁぁんっ♪凄いっ、全然萎えないなんてぇっ♪」

「悪さしなければ良い女なんだがなぁ。」

「改心しますぅっ♪もう悪さしませぇん♪」

    頭は1日かけ、なんとか10回ガゼルを射精させた。

「10回、良くやったな。約束通り助けてやろう。お前、行く場所あるか?」

「あ、あったらこんな事してないですよぉ♪んっ♪」

「じゃあ、隣国の俺の村に住め。そこで子を成し、母親になればいい。」

「それって…私を孕ませるって事?」

「嫌か?」

「ううん。なら…もっと射精してくれないと…ね?」

「そうか、なら好きに動けよ。満足するまでな。」

「は、はいっ♪私はロアンナ、アナタの手足となり働く事を誓います。んっふっ…あっ♪」

「ロアンナ、その力…あてにするぞ。」

「はいっ♪」

   ロアンナは更に半日、ガゼルを中に感じ、漸く満足した。

「さて、討伐記録を弄って…よし、これで大丈夫だろ。ロアンナ、記録上はお前は死んだ事になっている。これからは名前を変え、村で暮らせ。」

「はいっ。名前何にしようかな。アナタが決めて?」

「じゃあ…ヴェーラ。」

「はいっ!私はヴェーラ…、あっ…またしたくなってきちゃいました…。ガゼル様、お情けを下さいませ…♪」

「まだやるのかよ。まぁ、いいけどさ。ほらよっ!」

「ふあぁんっ♪ガゼルさまぁっ♪素敵すぎぃっ♪」

    こうしてガゼルは盗賊団を殲滅し、頭を仲間にした後、自領の村へと送る。そしてギルドへと報告するのであった。

 
しおりを挟む
感想 52

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。

石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。 だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった 何故なら、彼は『転生者』だから… 今度は違う切り口からのアプローチ。 追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。 こうご期待。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

大好きな幼なじみが超イケメンの彼女になったので諦めたって話

家紋武範
青春
大好きな幼なじみの奈都(なつ)。 高校に入ったら告白してラブラブカップルになる予定だったのに、超イケメンのサッカー部の柊斗(シュート)の彼女になっちまった。 全く勝ち目がないこの恋。 潔く諦めることにした。

美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった

ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます! 僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか? 『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』

戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件

さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。 数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、 今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、 わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。 彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。 それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。 今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。   「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」 「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」 「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」 「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」   命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!? 順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場―― ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。   これは―― 【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と 【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、 “甘くて逃げ場のない生活”の物語。   ――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。 ※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。

天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】

田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。 俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。 「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」 そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。 「あの...相手の人の名前は?」 「...汐崎真凛様...という方ですね」 その名前には心当たりがあった。 天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。 こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。

戦場の英雄、上官の陰謀により死亡扱いにされ、故郷に帰ると許嫁は結婚していた。絶望の中、偶然助けた許嫁の娘に何故か求婚されることに

千石
ファンタジー
「絶対生きて帰ってくる。その時は結婚しよう」 「はい。あなたの帰りをいつまでも待ってます」 許嫁と涙ながらに約束をした20年後、英雄と呼ばれるまでになったルークだったが生還してみると死亡扱いにされていた。 許嫁は既に結婚しており、ルークは絶望の只中に。 上官の陰謀だと知ったルークは激怒し、殴ってしまう。 言い訳をする気もなかったため、全ての功績を抹消され、貰えるはずだった年金もパー。 絶望の中、偶然助けた子が許嫁の娘で、 「ルーク、あなたに惚れたわ。今すぐあたしと結婚しなさい!」 何故か求婚されることに。 困りながらも巻き込まれる騒動を通じて ルークは失っていた日常を段々と取り戻していく。 こちらは他のウェブ小説にも投稿しております。

処理中です...