2 / 144
伯爵家の次男でした
「リリアン様はお目覚めかしら~♪」
鼻歌を歌いながら誰かがやってくる。
やべっ。
俺は体をゆすって寝床に落ちた花やダイヤモンドの粒を飛ばした。
お、落ちたかな…。せめて丁度いい感じに散っていてくれるといいんだけど。
うわぁドキドキする…。
この世界の人間がみんなこんなビックリ人間だったらいいんだけど………おそらくだけど……転生者特典のチートな予感がするんだよ。
ラノベ読みすぎかなぁ!?
ぼんやりとした視界だが、たぶんメイド服を着た女性。
若い、気がする。
その彼女がなにか布をたくさん抱えて入って来た。
恐らく彼女は乳母で、布は俺の服とかオムツとかなのだろう。
「よいしょ、と。」
顔まで積んだ布をいったんどこかへ置いたらしい彼女は、ベッドの俺を覗き込む。
ピンク色の髪、狸顔と呼ばれる人懐っこそうな顔。ガーリーな服が似合いそう。
実年齢は分からないし、乳母ってことは既婚者なのだろうけど、中世ヨーロッパくらいだったら結婚がそもそも早そうだからな。
全然、ロリータファッションでもいけそう。
「あら嫌だ!誰よもう、リリアン様のベッドに花やら石やらとっ散らかして。やだ~これ硝子ぅ?危ないじゃないの、もぉ~!」
ダイヤモンドが硝子か。この子はそこまで裕福な出じゃないみたいだな。
それに、当然に俺のカラダから出たものだと考えないってことは、やっぱりこれは俺だけの特異体質なんだ。
彼女はベッドを綺麗にしてほほ笑むと、俺を抱き上げた。
「リリアン様、元気になってよかったですねぇ。最初は息をしていなかったんですよ?お母さまもまだお休みになっていますから、お母様がよくなったらお会いしましょうね。」
ぷちぷちと外された胸元。たわわ!
甘いミルクの匂いがする…。
本能に抗えず乳をふくむと、彼女は勝手に俺のことを話してくれた。
「リリアン様のお父様はお城でお仕事をしている立派な方なんですよ~。伯爵さまなんです。リリアン様のお母様はとってもきれいな方で……。お兄様のコネクト様は、すごく賢くていらっしゃって…。ふっ、双子のお姉さまも元気いっぱいですごく可愛いんですよ。」
なるほどなぁ。
俺は伯爵家の次男で、双子の姉がいて、向こうは元気…。
俺は一時は死にそうだった……、つまりそこで俺が転生したのか。
乳母は切なげにほほ笑むと、俺をげっぷさせて、抱きしめ…。
そしてベッドにまた寝かせた。
「弱く生まれたからなんだっていうんでしょう。男でオメガだったからなんだっていうの。旦那様も奥様もコネクト様も酷い…。」
なるほど。
俺は期待されていない。
中世くらいの文明じゃ、赤ん坊が死ぬのなんて日常茶飯事。
貴族の家といっても、ちゃんと育つかどうか。
一時的にでも心臓が止まったのならなおさらだ。
ありがとう。
乳母さん。
俺に味方がいるってだけでも嬉しい。
…でもオメガ???オメガってなんだっけ…。
うーん。ラノベ界隈で聞いたことある気がするんだけど。
数年が経過し、6歳になったが、俺と家族の仲は険悪だった。
父は、「男がオメガだなんて恥ずかしい。男のくせに子が産めるなど。気持ち悪い。」
母は、「なんでこんな子が産まれたのかしら!コネクトのスペアにだってなれやしない!」
こんな感じの両親だったから、俺は俺の特異体質について、親に明かすのはやめた。
上流貴族らしく、洗練された姿の家族。
両親とも金髪に青い瞳で、俺も兄妹も同じ。
だけど、性格は冷たくて、俺はどうにも家族に溶け込めない。
「おかあさまぁ~!おにいさまぁ!」
隅の方で黙って読書をしていると、ツインテールに髪を結ったピンクとフリルの塊が部屋に入ってくる。
部屋には、明日から学園の寄宿舎に戻るお兄様が両親の向かいで紅茶を飲んでいた。
オリーブは満開の笑顔で紅茶を飲んでいる兄の体に飛び込んでくる。
兄は、さっとティーカップをテーブルの奥に置いた。
「まぁオリーブ!オリーブはお兄様が大好きね。フフッ、微笑ましいわ!」
「ははっ、オリーブはなんて愛らしいんでしょう。あんな不愛想で気持ち悪い男オメガとは大違い。」
俺と同じ顔で、くるくる巻き毛の金髪と青い瞳のフランス人形のような少女は、バラ色の頬をして、見た目だけは童話のヒロインのようだ。
だが、母親に抱かれながら俺のことを見る表情は醜悪。
「きっと私にいいところを全部とられちゃったのよ!私、きっと王子様の御妃様になるわっ!」
「なれますとも!」
俺が体質を明かさず、花も宝石も生まないように無表情に徹しているから、ますます険悪になったのは確かだけれど、そもそもオメガとかいう繁殖能力にたけた第二の性別?優秀なアルファの番になれる性別の男―――――ということで毛嫌いしているのだから、普通にしていたって俺は疎まれていたに違いない。
そんな状況で体質がバレていたら、一生飼い殺しになっていたのだろうから、言わなくて正解。
俺はきっと幸せな結婚なんてできなないだろうし、結婚する気はない。
次男だし、俺はこの家にいてもいなくてもいい。
オメガだから、男の嫁として嫁ぐ可能性が高い。
両親の雰囲気で、ある程度育ったら少しでも高く買ってくれそうな変態に嫁がせようと思って生かしていることがみえみえだけど、前世の記憶で男に言い寄られることに恐怖を感じる。
冷めた目で家族を眺め、最近思っているのは、とっとと家をでようということだ。
宝石を生めるのだから、生活には困らない。
だが、子どものうちは売るのは難しい。
怪しいし、買いたたかれるだろうし、(まあそれでも損はしないけど)うっかりバレて監禁される落ちまで見える。
だから、俺は出入りの業者の弟子として、この家を出ようと思っている!
「奥様、『ビューテ』がいらっしゃいました。お通ししてよろしいでしょうか。」
ビューテ!
うちの出入りのオートクチュール、ドレスショップだ!
「応接間に行くわ。お通しして。オリーブもいらっしゃい。王子様の婚約者になるのなら、うんと可愛くならなくては。」
隅っこで読んでいた本をそそくさと片づけ、呼ばれていないのにささっと応接間までついていくと、俺たちより黄金に近い蜜のような金髪と緑色の瞳の美丈夫二人が待っている。
スーツ姿で紳士の礼をとる彼の名は、グレイシャス=ビューテ。
侯爵家の嫡男ながら、王家も信頼を置くドレスメーカーのオーナー兼デザイナーだ。
そして、その後ろで礼をとる少年はカカ。ドレスのデザイナー見習い。
なんでも遠縁の子らしい。
俺はこの二人が大好き。
二人も、忍び込むように入って来た俺を見て、ほほ笑んだ。
そう、俺はこのお店の弟子になる…。
今日は、その計画の日。
鼻歌を歌いながら誰かがやってくる。
やべっ。
俺は体をゆすって寝床に落ちた花やダイヤモンドの粒を飛ばした。
お、落ちたかな…。せめて丁度いい感じに散っていてくれるといいんだけど。
うわぁドキドキする…。
この世界の人間がみんなこんなビックリ人間だったらいいんだけど………おそらくだけど……転生者特典のチートな予感がするんだよ。
ラノベ読みすぎかなぁ!?
ぼんやりとした視界だが、たぶんメイド服を着た女性。
若い、気がする。
その彼女がなにか布をたくさん抱えて入って来た。
恐らく彼女は乳母で、布は俺の服とかオムツとかなのだろう。
「よいしょ、と。」
顔まで積んだ布をいったんどこかへ置いたらしい彼女は、ベッドの俺を覗き込む。
ピンク色の髪、狸顔と呼ばれる人懐っこそうな顔。ガーリーな服が似合いそう。
実年齢は分からないし、乳母ってことは既婚者なのだろうけど、中世ヨーロッパくらいだったら結婚がそもそも早そうだからな。
全然、ロリータファッションでもいけそう。
「あら嫌だ!誰よもう、リリアン様のベッドに花やら石やらとっ散らかして。やだ~これ硝子ぅ?危ないじゃないの、もぉ~!」
ダイヤモンドが硝子か。この子はそこまで裕福な出じゃないみたいだな。
それに、当然に俺のカラダから出たものだと考えないってことは、やっぱりこれは俺だけの特異体質なんだ。
彼女はベッドを綺麗にしてほほ笑むと、俺を抱き上げた。
「リリアン様、元気になってよかったですねぇ。最初は息をしていなかったんですよ?お母さまもまだお休みになっていますから、お母様がよくなったらお会いしましょうね。」
ぷちぷちと外された胸元。たわわ!
甘いミルクの匂いがする…。
本能に抗えず乳をふくむと、彼女は勝手に俺のことを話してくれた。
「リリアン様のお父様はお城でお仕事をしている立派な方なんですよ~。伯爵さまなんです。リリアン様のお母様はとってもきれいな方で……。お兄様のコネクト様は、すごく賢くていらっしゃって…。ふっ、双子のお姉さまも元気いっぱいですごく可愛いんですよ。」
なるほどなぁ。
俺は伯爵家の次男で、双子の姉がいて、向こうは元気…。
俺は一時は死にそうだった……、つまりそこで俺が転生したのか。
乳母は切なげにほほ笑むと、俺をげっぷさせて、抱きしめ…。
そしてベッドにまた寝かせた。
「弱く生まれたからなんだっていうんでしょう。男でオメガだったからなんだっていうの。旦那様も奥様もコネクト様も酷い…。」
なるほど。
俺は期待されていない。
中世くらいの文明じゃ、赤ん坊が死ぬのなんて日常茶飯事。
貴族の家といっても、ちゃんと育つかどうか。
一時的にでも心臓が止まったのならなおさらだ。
ありがとう。
乳母さん。
俺に味方がいるってだけでも嬉しい。
…でもオメガ???オメガってなんだっけ…。
うーん。ラノベ界隈で聞いたことある気がするんだけど。
数年が経過し、6歳になったが、俺と家族の仲は険悪だった。
父は、「男がオメガだなんて恥ずかしい。男のくせに子が産めるなど。気持ち悪い。」
母は、「なんでこんな子が産まれたのかしら!コネクトのスペアにだってなれやしない!」
こんな感じの両親だったから、俺は俺の特異体質について、親に明かすのはやめた。
上流貴族らしく、洗練された姿の家族。
両親とも金髪に青い瞳で、俺も兄妹も同じ。
だけど、性格は冷たくて、俺はどうにも家族に溶け込めない。
「おかあさまぁ~!おにいさまぁ!」
隅の方で黙って読書をしていると、ツインテールに髪を結ったピンクとフリルの塊が部屋に入ってくる。
部屋には、明日から学園の寄宿舎に戻るお兄様が両親の向かいで紅茶を飲んでいた。
オリーブは満開の笑顔で紅茶を飲んでいる兄の体に飛び込んでくる。
兄は、さっとティーカップをテーブルの奥に置いた。
「まぁオリーブ!オリーブはお兄様が大好きね。フフッ、微笑ましいわ!」
「ははっ、オリーブはなんて愛らしいんでしょう。あんな不愛想で気持ち悪い男オメガとは大違い。」
俺と同じ顔で、くるくる巻き毛の金髪と青い瞳のフランス人形のような少女は、バラ色の頬をして、見た目だけは童話のヒロインのようだ。
だが、母親に抱かれながら俺のことを見る表情は醜悪。
「きっと私にいいところを全部とられちゃったのよ!私、きっと王子様の御妃様になるわっ!」
「なれますとも!」
俺が体質を明かさず、花も宝石も生まないように無表情に徹しているから、ますます険悪になったのは確かだけれど、そもそもオメガとかいう繁殖能力にたけた第二の性別?優秀なアルファの番になれる性別の男―――――ということで毛嫌いしているのだから、普通にしていたって俺は疎まれていたに違いない。
そんな状況で体質がバレていたら、一生飼い殺しになっていたのだろうから、言わなくて正解。
俺はきっと幸せな結婚なんてできなないだろうし、結婚する気はない。
次男だし、俺はこの家にいてもいなくてもいい。
オメガだから、男の嫁として嫁ぐ可能性が高い。
両親の雰囲気で、ある程度育ったら少しでも高く買ってくれそうな変態に嫁がせようと思って生かしていることがみえみえだけど、前世の記憶で男に言い寄られることに恐怖を感じる。
冷めた目で家族を眺め、最近思っているのは、とっとと家をでようということだ。
宝石を生めるのだから、生活には困らない。
だが、子どものうちは売るのは難しい。
怪しいし、買いたたかれるだろうし、(まあそれでも損はしないけど)うっかりバレて監禁される落ちまで見える。
だから、俺は出入りの業者の弟子として、この家を出ようと思っている!
「奥様、『ビューテ』がいらっしゃいました。お通ししてよろしいでしょうか。」
ビューテ!
うちの出入りのオートクチュール、ドレスショップだ!
「応接間に行くわ。お通しして。オリーブもいらっしゃい。王子様の婚約者になるのなら、うんと可愛くならなくては。」
隅っこで読んでいた本をそそくさと片づけ、呼ばれていないのにささっと応接間までついていくと、俺たちより黄金に近い蜜のような金髪と緑色の瞳の美丈夫二人が待っている。
スーツ姿で紳士の礼をとる彼の名は、グレイシャス=ビューテ。
侯爵家の嫡男ながら、王家も信頼を置くドレスメーカーのオーナー兼デザイナーだ。
そして、その後ろで礼をとる少年はカカ。ドレスのデザイナー見習い。
なんでも遠縁の子らしい。
俺はこの二人が大好き。
二人も、忍び込むように入って来た俺を見て、ほほ笑んだ。
そう、俺はこのお店の弟子になる…。
今日は、その計画の日。
あなたにおすすめの小説
ドジで惨殺されそうな悪役の僕、平穏と領地を守ろうとしたら暴虐だったはずの領主様に迫られている気がする……僕がいらないなら詰め寄らないでくれ!
迷路を跳ぶ狐
BL
いつもドジで、今日もお仕えする領主様に怒鳴られていた僕。自分が、ゲームの世界に悪役として転生していることに気づいた。このままだと、この領地は惨事が起こる。けれど、選択肢を間違えば、領地は助かっても王国が潰れる。そんな未来が怖くて動き出した僕だけど、すでに領地も王城も策略だらけ。その上、冷酷だったはずの領主様は、やけに僕との距離が近くて……僕は平穏が欲しいだけなのに! 僕のこと、いらないんじゃなかったの!? 惨劇が怖いので先に城を守りましょう!
【完結】自称ヒロイン役を完遂した王家の影ですが、断罪パーティーをクリアした後に王太子がぐいぐい来ます。
竜鳴躍
BL
優秀過ぎる王太子×王家の影(失業)。
白い肌に黒髪黒瞳。小柄な体格で――そして両性具有。不出来な体ゆえ実の親に捨てられ、現在はその容姿を含め能力を買われて王家の影をしていたスノウ=ホワイト。男爵令嬢として王太子にハニトラを仕掛け、婚約者を悪役令嬢に仕向けて王太子への最終試験をしていたのだが、王太子は見事その試練を乗り越えた。これでお役御免。学園を退学して通常勤務に戻ろう――――――。
そう思っていたのに、婚約者と婚約解消した王太子がぐいぐい来ます!
王太子が身バレさせたせいで王家の影としてやっていけなくなり、『男子生徒』として学園に通うスノウとそんなスノウを妃にしたくてつきまとう王太子ジョエルの物語。
☆本編終了後にいちゃいちゃと別カップル話続きます。
☆エンディングはお兄ちゃんのおまけ+2ルートです。
断罪回避のはずが、第2王子に捕まりました
ちとせ
BL
美形王子×容姿端麗悪役令息
——これ、転生したやつだ。
5歳の誕生日、ノエル・ルーズヴェルトは前世の記憶を取り戻した。
姉が夢中になっていたBLゲームの悪役令息に転生したノエルは、最終的に死罪かそれ同等の悲惨な結末を迎える運命だった。
そんなの、絶対に回避したい。
主人公や攻略対象に近づかず、目立たずに生きていこう。
そう思っていたのに…
なぜか勝手に広まる悪評に、むしろ断罪ルートに近づいている気がする。
しかも、関わるまいと決めていた第2王子・レオンには最初は嫌われていたはずなのに、途中からなぜかグイグイ迫られてる。
「お前を口説いている」
「俺が嫉妬しないとでも思った?」
なんで、すべてにおいて完璧な王子が僕にそんなことを言ってるの…?
断罪回避のはずが、いつの間にか王子に捕まり、最後には溺愛されるお話です。
※しばらく性描写はないですが、する時にはガッツリです
【完結】お前らの目は節穴か?BLゲーム主人公の従者になりました!
MEIKO
BL
本編完結しています。第12回BL大賞奨励賞いただきました。
僕、エリオット・アノーは伯爵家嫡男の身分を隠して公爵家令息のジュリアス・エドモアの従者をしている。事の発端は十歳の時…家族から虐げられていた僕は、我慢の限界で田舎の領地から家を出て来た。もう二度と戻る事はないと己の身分を捨て、心機一転王都へやって来たものの、現実は厳しく死にかける僕。薄汚い格好でフラフラと彷徨っている所を救ってくれたのが完璧貴公子ジュリアスだ。だけど初めて会った時、不思議な感覚を覚える。えっ、このジュリアスって人…会ったことなかったっけ?その瞬間突然閃く!
「ここって…もしかして、BLゲームの世界じゃない?おまけに僕の最愛の推し〜ジュリアス様!」
知らぬ間にBLゲームの中の名も無き登場人物に転生してしまっていた僕は、命の恩人である坊ちゃまを幸せにしようと奔走する。そして大好きなゲームのイベントも近くで楽しんじゃうもんね〜ワックワク!
だけど何で…全然シナリオ通りじゃないんですけど。坊ちゃまってば、僕のこと大好き過ぎない?
※貴族的表現を使っていますが、別の世界です。ですのでそれにのっとっていない事がありますがご了承下さい。
ゲーム世界の貴族A(=俺)
猫宮乾
BL
妹に頼み込まれてBLゲームの戦闘部分を手伝っていた主人公。完璧に内容が頭に入った状態で、気がつけばそのゲームの世界にトリップしていた。脇役の貴族Aに成り代わっていたが、魔法が使えて楽しすぎた! が、BLゲームの世界だって事を忘れていた。
【新版】転生悪役モブは溺愛されんでいいので死にたくない!
煮卵
BL
ゲーム会社に勤めていた俺はゲームの世界の『婚約破棄』イベントの混乱で殺されてしまうモブに転生した。
処刑の原因となる婚約破棄を避けるべく王子に友人として接近。
なんか数ヶ月おきに繰り返される「恋人や出会いのためのお祭り」をできる限り第二皇子と過ごし、
婚約破棄の原因となる主人公と出会うきっかけを徹底的に排除する。
最近では監視をつけるまでもなくいつも一緒にいたいと言い出すようになった・・・
やんごとなき血筋のハンサムな王子様を淑女たちから遠ざけ男の俺とばかり過ごすように
仕向けるのはちょっと申し訳ない気もしたが、俺の運命のためだ。仕方あるまい。
クレバーな立ち振る舞いにより、俺の死亡フラグは完全に回避された・・・
と思ったら、婚約の儀の当日、「私には思い人がいるのです」
と言いやがる!一体誰だ!?
その日の夜、俺はゲームの告白イベントがある薔薇園に呼び出されて・・・
ーーーーーーーー
この作品は以前投稿した「転生悪役モブは溺愛されんで良いので死にたくない!」に
加筆修正を加えたものです。
リュシアンの転生前の設定や主人公二人の出会いのシーンを追加し、
あまり描けていなかったキャラクターのシーンを追加しています。
展開が少し変わっていますので新しい小説として投稿しています。
続編出ました
転生悪役令嬢は溺愛されんでいいので推しカプを見守りたい! https://www.alphapolis.co.jp/novel/687110240/826989668
ーーーー
校正・文体の調整に生成AIを利用しています。
BL世界に転生したけど主人公の弟で悪役だったのでほっといてください
わさび
BL
前世、妹から聞いていたBL世界に転生してしまった主人公。
まだ転生したのはいいとして、何故よりにもよって悪役である弟に転生してしまったのか…!?
悪役の弟が抱えていたであろう嫉妬に抗いつつ転生生活を過ごす物語。
BLゲームの展開を無視した結果、悪役令息は主人公に溺愛される。
佐倉海斗
BL
この世界が前世の世界で存在したBLゲームに酷似していることをレイド・アクロイドだけが知っている。レイドは主人公の恋を邪魔する敵役であり、通称悪役令息と呼ばれていた。そして破滅する運命にある。……運命のとおりに生きるつもりはなく、主人公や主人公の恋人候補を避けて学園生活を生き抜き、無事に卒業を迎えた。これで、自由な日々が手に入ると思っていたのに。突然、主人公に告白をされてしまう。