パーティー！

11話

バン！「高田！」「…」（真愛…）カキカキ…『真愛…相変わらずうるさいなぁ！（笑）』「高田…」「真愛美外から声漏れてたよ！」『歌ちゃんも痛いぐらい天然炸裂してたよ！』「失礼だなぁ～！もう！けど元気でなりより…」カキカキ…真愛、彼氏の指のサイズの紙を持参している。歌ちゃん、顔は良いのにモテるのに…痛い！「何書いてるの！？」「か…彼氏いると思い込んでるみたい…」「実際いるでしょ？」「付き合って…いるけど！」「何でキレるの…」「笑ってるし…笑うな～！」（真愛も歌ちゃんも私を励ますために…）『ありがとう』「何お礼言ってるのさ！また来るから今度は木瀬と河野…かんちゃんと森岡も！」「私も来るから！じゃあ帰るね！」「バイバイ高田！」ガチャ…（はぁ…悲しい顔出来ないしなぁ～！）「さ…み…」3日後「高田～！」「ま…な…」「少しずつ喋れるようになったんだ～！」「ま…ね！」「今日はみんなに声かけたんだけど来れたのが…」「高田！フルーツたくさん買ってきたよ！」「ぃ…き…せ！」「木瀬が食べ物を渡すなんて珍しい～！」「そうですか？確かに食べ物は自分が一番！ですけど困ったときは持っていきますよ！」「河野…木瀬は立派な子だよ！」「…ん！」「あの…勝手に言って勝手に泣かないで下さい！」「ごめんごめん！」「高田…湯川を説得して！」「ぅ…ん！」「だけど1つだけ言えることは湯川は高田のこと嫌いになってないこと…」「…ぃ…き…ぇ…せ」（ありがとう…）一方沙弓は「蛍…私夏希に顔合わせられないよ…」「姉貴…だけど家にまで来るな！」「別に問題ないじゃん！」「あるよ！しかもここ私だけじゃないんだから！」「あはは…」「ほらっ！奏太君困ってし…」ガチャガチャ「奏太君何してるの？」「まぁまぁ…蛍ちゃん来て！」「？」「どこ行くの？」「さぁ？」スタスタ…「蛍ちゃん確かペガサスのCD持ってたよね？」「うん、確かここに…何でペガサス？」「お義姉さんに聴かせるためだよ！ペガサスは僕達の地元出身者がいる！」（そんな安直な…しかもペガサスよりウルフの方が好きなんだけど…）「…分かった！かけてみるよ！姉貴！えっ？」「帰るよ！」「待って！何で帰るの！？」「いや…長居する蛍嫌がるから！」「もう少しいてもええのに…」「…」「姉貴？どうした…泣いてる？」「だ…だって辛いんだよ！売れんで知名度ないし…何もかもが嫌なの！」「姉貴…待って！」ガチャ！「あ…沙弓お姉ちゃん」「蛍ちゃん！」「奏太君ごめんね…」「蛍ちゃんが謝ることじゃないよ！」「…ペガサスの曲聴かない？」「いいね！」「ありがとう」バタバタ…「何で蛍に当たったんだろう…はぁ…」♪～「新野？もしもし…」『高田が救急車で運ばれた…』「…！？」『湯川？』「…今から行く…から」ピッ！「…」「何でこんなことに…真愛美！」「私も分からない…」『高田～！』『な…ぁ…に…ぃ？』『大分良くなったんじゃない？』『まぁ…で…も…ぉ』『高田？』『…い…た…い』バタン！『高田！待ってて救急車呼ぶから！』「あれから高田の様子がおかしいし…無理してたんじゃないかなって…」「私達には迷惑かけないように笑顔で…バカだよね」「ハァハァ…高田は！？」「河野落ち着いて…」「そうだよ…ここは病院！」  「ごめん…」「た…高田ぁ～！」「森岡！かんちゃんは…」「パイセンさっきまでいたんだけど…」「ごめん！ちょっと羽休め出来る所を兄ちゃんに聞いてた！」「何て言ってたの？」「新潟はどう？って」「新潟！？」「ちょっと新潟って…」ガラガラ…「さ…さぅ…き…か…ら…何…してるの…？」グラッ…「高田！」「無理しないで！」「う…ん！」「あの…彼女の原因は？」「高田さんは急性虫垂炎です」『急性虫垂炎！？』「そうですか…ありがとうございます」バンッ！「…夏希！」「さ…ゆみ？」「こ…これ！お見舞い！元気になってよ！」「あり…が…とう」「じゃあ…」「湯川！待って～！」ガシッ！「えっ…真愛！？転ける…」バタン！「イテテテ…湯川大丈…」「湯川！」「湯川！しっかりして！」「気失ってる…」「えっ！？」「先生！」（沙弓…）『沙弓！』『…夏希？』『私ねこれからも沙弓とやっていきたい！』『…どういうこと？』『失敗ばかりするけど沙弓と一緒にやっていきたい！』『夏希…けど私は！』ギュッ…『やろう！』『嫌…だぁ～！』「…み！…ゆ…み！さ…ゆみ！」「…えっ！？病院」「…う…ん」「私は何で病院にいるの？」「真愛…が…沙弓…を…止め…たら…真愛…の…全…体重…が…沙弓…に…かか…った」（そう言えば真愛が押し倒してそこから記憶がない！）「そっか…イテテテ」「無理…しない…方が…」「無理なんかしてない…無理なんか…」「さ…ゆみ？」「…あれ？何で涙が…」ギュッ…「夏希！離して！私は平気…」「ば…か…へ…いき…な…フリ…しないで…！」「平気なフリしてない！」（お腹が痛い…）「は…き…出し…なよ！」グラッ…「ちょっと夏希？夏希～！！先生！」「どうしました！？」「いきなり…倒れたんです！」「手術しましょう…」「…」「高田！」「あぁっ…」「湯川落ち着いて…」「うん…」「大丈夫だから…ね？」ガサガサ…「湯川！どこに行くの！？湯川！」バタバタ…「あれ湯川…えっ！？」「真愛美さん湯川どうしたんですか？」「木瀬！分からない…いきなり走って行ったから…」「私高田のことが心配で…」「大丈夫！高田なら！」「真愛美さん…」5時間後「…？」「高田目覚ました！」「高田～！」「何…？あのさ…ペン…とスケッチ…ブック…貸…して…？」「今ないんだけど…」「私買ってくる！」4分後「高田買ってきたよ！」「ありがとう…」カキカキ…「えっと…木瀬彼氏に特大プロポーズを受ける！それに私…涙？」「木瀬そんなプロポーズ…ズゥー！幸せだなぁ～！」「ちょっと勝手に決めないでよ！勝手に泣くな！」「き…せ～！私…独…身…嫌…だ！」「結婚すれば良いだけの話でしょ！？真愛美さんもいつまでも泣かないで下さい！」「泣いて…ないから！」「…で！どうするの！？」「か…かい…ふく…したら…さ…ゆみの所に行く」「そうだね…」「高田！」「歌…ちゃん！」「声大分戻ったね！」「うん…！」「新野早いよ！」「ごめんごめん！」「若い者は元気だね～！」「森岡！」「森岡さんも若いじゃないですか！」「そうそう！」「さっぱりした物持ってきたよ！」『かんちゃん！』「真愛美も新野もはしゃぎすぎ！」（見てて楽しいな…）「高田何笑ってるの～！」「でも笑いながら泣いてる！」「もう高田！」「鼻水出てるからティッシュで鼻水かんで！」「高田と湯川元に戻れるといいね…」「もり…おか」「高田…余計かもしれないけどこれ2人で行って」「…い…ち…あり…が…とう！」（声を元に戻す！）それから私は必死に練習をした「ま…真愛！歌…ちゃん！こう…の！き…木瀬！もり…森岡！い…伊知！」10日後「…みんな！声…」「高田～！良かったね！」「真愛…」「高田の声戻って良かった！」「歌ちゃん…」「私と木瀬でお守り！」「これみんなとお揃い！」「河野…木瀬！」「高田！」「何…バッチ？」「それをお守りの中に入れるの！」「分かった…あの…ありがとうみんな！」一方沙弓は「やる気が起こらない！もし辞めたら夏希は友達でいてくれるかな…」♪～「誰？蛍からだ…もしもし？」『姉貴！今夏希さんから連絡があったんだけど…』「えっ！？何で夏希が蛍に連絡してるの！？」『分からないけど…姉貴が連絡しても無視されると思ったんじゃない？』「…そっかありがとう」『私ねこの連絡って仲直りの機会だと思うよ！』「蛍…分かった！行くよ！」『そう！そろそろ時間だ！姉貴じゃあね！』ピッ「…あれ？夏希からメール来てる！明後日9時に集合…行き先どこ！？」♪～「沙弓からメール来た！えっと…場所どこ！？教えて！って言われても分からないよ！」♪～「『当日じゃないと分からない！』えー！…準備だけしとくか！」2日後「…結局来てしまった！しかもいるし！」「そろそろ…時間だなぁ…」「隠れていくか…」「沙弓何してるの？」「！？」「別に隠れなくても分かってるから…」「…そう？あれ？みんなは？」「何言ってるの？私と沙弓だけだよ！」「えー！？誰だよ！行こうって計画した奴！」「さぁ…真愛達が話し合って決めたんじゃない？チケット用意したのは間違いなく…」「伊知だね！伊知は家族の誰かに頼めば取れるはずだから！」「まぁ…取り合えず行こう！」「そうだね…ってちょっとどこ行くの！？」「よくよく考えたんだけど車の方が安く済みそう！」「えっ！？ちょっと…てか夏希バイクで来てたんだ」20分後「ごめんお待たせ！」「取り帰ったの！？」「うん」「凄いなぁ…」「行こっか！」ブーン…「2人で旅行って初めてじゃない？」「…そう？」「そうだよ！」「何で夏希と2人で旅行なの？しかも行き先不明…」「それはね新潟らしいよ！」「新潟！？何で新潟？」「調べたら私と沙弓の出身の中心が新潟だったらしい…」「へぇー何か安直～！」「本当本当！」（あれ？これは上手くいくかも）（夏希めちゃくちゃ楽しそう…）「…夏希」「何？」「ううん…何でもない！」「あっそう？」4時間後「着いた！」「…着いたの？」「ほらっ！」「本当だ…」ぐぅ…「お腹空いた…」「お昼にする？」「…そうだね」「よいしょ…何にしよう…そばにする！」「…子供か！」「沙弓よりは年上！」「まぁ…そうだけど私はカレーラーメンにしよう」8分後「こってりだなぁ～！」「べ…別に良いでしょ！」「あはは！」「笑うな～！」「…疲れた」「えー！何で！？」「…」「寝てる…寝顔可愛いのムカつくわ～！」『沙弓…私！ずっとやっていきたい！』『それでも私の心は変わらない！』ムニュ！『何摘ままれた顔してるの？』『いや！夏希が摘まんでるんでしょ！』『素直になりなよ…』（夏希…）「…ゆみ！沙弓！旅館着いたよ！」「…えっ！？早いなぁ…」「何言ってるの？普通に時間かかったよ！」「…本当？」「そうだよ…ほらっ！入るよ！」「伊知様のお知り合いですね？こちらにどうぞ」スタスタ「伊知凄いなぁ…」「まぁ…有名俳優の妹だからね」「どうぞごゆっくり…」パタン…「えっと…温泉行く？」「う…うん」チャプン…「ふぅ…気持ちいい～！」「でも貸切状態だね！」「何でかな…仕込まれてる感が…」「他にもいるに決まってるじゃん！」「…そう？」「うん」「…夏希と旅行って悪くないね」「えっ？本当？嬉しいなぁ～！」「何も言ってない！」「嘘だ～！」「本当に何も言ってない！」スタスタ「ふぅ…気持ちいい良かった～！」「待って夏希！私お酒買うから！」「分かった」スタスタ…「買ってきたよ」「えっ！？お酒がたくさん…」「何か知らないけど『君可愛いから300円～500円のお酒を100円と200円にまけてあげる』って言われて…」「結局顔かぁ…」「それは遺伝だから仕方ないよ…取り合えずお酒！」プシュ…「ふぅ…癒される！」「私は既に酔ってるよ…」「意識はあるじゃん！」「今はね…」15分後「沙弓～！」ギュッ…「痛い痛い！」「…痛い？それはこ…心？」「…何言ってるの？」「だって…辞めたいって言ったの！？」「それはもう何もかもが嫌だったの！だから…」バシンバシン！「何で往復…やられたら！」「…これは沙弓が大好きだからやったことだよ！じゃないと絶対しない！」「夏希…そこまでして私とやりたいの？」「一緒に楽しいから！」「えっ？」「それを言えるのは沙弓だけ…だから…」バタン…「夏希！うぅ…本当バカだね…好きだからかぁ…私も…好きだよ夏希…」『ん？ここは？って私が目の前に…』ニコッ！スッ…「…ん？沙弓の顔が腫れてる…まさか私酔った勢いで…ごめん沙弓！しかも泣くほど痛かったんだ…湿布買ってこ…」「…夏希」「ごめん起こした？」「ううん…私直感で言うよ！これからも夏希と一緒にやっていきたい…ダメ？」「沙弓～！」「ちょっと！苦しい！」「私もだよ！」「恥ずかしい！」「別にいいよ～！」『あはは～！』『お世話になりました！』「これからどうする？」「うーん…もう少しいっちゃう？」「賛成！」ピッ！「ふぅ…これで一安心！」「良かった！」「本当！一時はどうなるかと思ったよ！」「でもこれバレたらヤバイんじゃない？」「大丈夫だと思うけど…」「でも私は協力してくれた人に感謝だよ…本来は払う立場だけどお小遣いないから料理を振る舞うだけで良いって…」「でもかんちゃんのお兄さんが全面協力は凄かった～！」「しかもお兄さん『妹なの友達の為に！』って！」「でも続きに『その代わり樺乃協力者全員をここに呼んで振る舞う！』」「見てたら流石役者って思ったよ…」「パイセンの振る舞う料理…」「森岡…あんた勘違いしてるけど手伝うのよ！」「そんなぁ…理不尽だ！」『お前がな！』