99%興味【改訂版】

朝陽ヨル

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一章〈love turnⅡ〉~意外な一面とゴムの味~

三 有馬視点

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 チョコがトイレに行っている間、出てすぐにわかる花壇の縁に座って待っていることにした。

 チョコ怒ってたな……どうしよう余計嫌われてしまう。それは嫌だ! だってあまりに可愛くて、舐め取る姿がエロくて………チョコは敏感さんだから……嫌だったよな……きっと今もトイレで手洗うとかこじつけてヌいてるんだろう……。それ想像するだけでも萌えるなぁ……アンアン喘いで前弄って、それからついでに後ろにも指入れて………って、そうじゃないか。
 ただ少し触れただけであんな可愛い声出たんだ。舐めただけで顔真っ赤にして、身体なんかプルプルしてて……そんな姿も可愛かった。あぁあ……チョコ……ごめんな……

「……お前が可愛すぎて、好きすぎて……堪らないんだ……」
「……おい」

 !!!

「チョコ……! 無事だったかい!?」

 下向いてて気づかなかった! 今の聞かれていたかな……?

 内心ドキドキしながら聞くと、チョコは片方の眉を上げながら低く声で返してくる。

「……便所行っただけだろが」

 怒った声音。怒っている顔。それさえも。

「可愛いから俺がいない間に変なヤツに絡まれて、トイレに連れ込まれたとかそういうことはなかったか!? なかったよな!? なら良かった!」
「…………。はぁ……自己完結してるし……」

 溜息……! その口元もエロい! 今俺は空気になってその息と混じりたい!!

「……お前、さ……やたらテンション上がると目カッ開くよな。鼻息荒ぇし」
「それはチョコに興奮しているからね!!」

 はっ!! もしやチョコはこういうことを言われるのが嫌なのか!?

「チョコ、誉められるのは嫌いか!?」
「はぁ? なんだいきなり……。別に誉められるのは悪い気しねぇとは思うが」
「じゃあ俺に誉められるのは嫌?
最早俺が嫌い……?」
「………」

 だ、黙った。これは……肯定ってこと、なのか?俺は……嫌われていたのか……? でも嫌っていたら買い物デートに付き合ってくれたりなんて……

「……ウゼェ」

 ……!!
 や、やっぱり嫌われてるのか……!?

「……いちいちウゼェんだよ!! ………嫌い……とは……違う……し」
「えっ、ち、違、う……?」
「だからっ、テメェはうるせぇんだよッ!! 少しは黙ってろよ! そしたらっ……………」
「……そしたら?」
「……~~~ッ!!」

 え? 顔赤くして……え?

「……あ゛ぁッ!! ウゼェウゼェ!! とにかく黙ってろ!!」

 怒鳴ってるけど……照れてる……だけ?

「は……ははっ、お前ってば、本当かわいい」
「んなっ! …………ああもうっ………とっとと行くぞっ!」
「ああ!」

 良かった、予想よりも嫌われてないみたいだ。それなら本当に良かった。
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