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side 健介
ツリー完成?
しおりを挟むりょーちん、ため息多いね。
お疲れモード?
「イチケンは市井さんを気持ちよく出来てるか不安なんだな?」
「うん。」
「じゃぁ、プランはフェラの練習じゃ無い。」
りょーちんは、僕にとっては思いも寄らない事を言い切った。
「何で!?」
「“市井メロン計画”だ!!」
(・・・地域メロンの名産地ブランド化計画みたいなタイトルだな。
何やってんだろ俺。超恥ず・・・いや、気付くな俺!
イチケンとman-to-manでフェラ講習は絶対まずい!
回避だ俺!頑張れ俺!生きるんだ俺!)
あれ?ソレって昨日のヤツだ!
そっか~。
僕、気付かない間に真理に到達してたんだね!
僕すごい!!
「・・・で、俺、何をしたらいい~?やっぱり技術の上達じゃないの~?」
「いいか、イチケン、まずは計画が重要だ。ソレと・・・
ゴソゴソ、ひそひそ・・・・・・。
~1時間後~
「今日はありがと~りょーちん。そろそろ夕飯作らなきゃだし、俺帰るよ。また遊ぼうね~。」
「おう。計画実行頑張れよ。ペペロンチーノごっそさん。」
(・・・ペペロンチーノでは足らんほど疲れた気がする。
なんでだ。)
「エヘヘ~。俺、“市井メロン計画”頑張るね~!」
「イチケン、手順忘れないように2日間位はイメトレしろよ。」
(イメトレしてても忘れそうだがな・・・
イチケン・・・技術的に出来んのか?
だめだ!そこは踏み込んだら命に関わるヤツだ!
ほっとこ。)
「分かった~。じゃぁお邪魔しました~。」
「ああ、じゃぁ・・・
うぉい!ちょちょっ、イチケン待て!待て!
この物騒なカードと奇怪なメモリーツリー置いて帰んな!」
「え~だって~。兄さんに見つかったら困るじゃん。」
「だってじゃない!先にウチで父さんに見つけられたらソレこそ悲劇だろ!主に俺が!!」
(しかも市井さんに目の敵にされるオプションまで付いてるヤツ!)
「あ~そっか~。」
「持って帰れ!捨てるにしても自分ちでシュレッダーしろ!
・・・市井さん、イチケン頑張るんで暫く見守りで!!」
またりょーちんが大きな声を出した。
「・・・何で兄さん?」
「・・・独り言だよ。」
りょーちん、突っ込み癖と大声独り言癖があるんだな~。
「じゃぁね~。りょーちんバイバ~イ。」
「おう。またな。」
(やっと帰った。よかった。
俺ここ最近で一番頑張った気がする。
何かすげぇ疲れた・・・
俺も父さんに頭撫でてて貰おう・・・。
んで伊勢旅行、ほんとに連れてって貰おう。
海老食いたい、高い海老。)
~ 唐さん親子 ~ 18時頃
「亮太、ただい・・・ま。」
「おかえりなさい、父さん。」
「・・・今日は・・・ずいぶん疲れてる?」
「夜ご飯、素麺でいい?」
「いいよ。海老の寿司取ろうか?」
「伊勢旅行がいい。」
「分かった。」
「・・・頭撫でて。」
「・・・。」
ナデナデなでなでナデナデなでなでナデナデ。
(・・・何があったんだろう・・・by父)
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