息子の運命、父の執着。４

side正義（父）

暴走パパ。①※

「ふふ、亮太のココ、精一杯勃ちあがって震えてるね。
尿道口に雫が浮かんで来たよ、可愛い。
ずっと見ていたいな。」

舐めたい。

モグモグしたい。

だが、今日は特別な日、『優しく、甘くだ。』と、優しいSEXを心掛ける。

「ぁぁん・・・、
パパ、お願い触っ・・・ぁぁ！」

亮太とのSEXは、いつもがっついてしまっていたから気付かなかったが、優しいSEXは、私に合っていたようだ。

亮太の男性器、震えて可愛いな、と眺めていると亮太は射精した。

「あ・・・はぁ・・・」

「ふふふ、見てるだけで出ちゃったね。」

ほら、可愛い。

だが、亮太に「気持ちいいの足りない。」と言われてしまった。

刺激が足りなかった？

「うん。そうだね。
・・・『気持ちいいの足りない』かぁ。」

亮太は激しい方が好みなのかな？

「なら、もっと亮太を気持ちよくしないとね。
・・・あ、そうだ。」

感度を上げる為に、ちょっとだけ縛るなら、今日のコンセプト“優しいSEX”の範囲内かな。

今日亮太に買ったネクタイは目隠ししても緊縛しても肌を傷付けない特注品だ。

テーラー寺島の退店時にコッソリ渡された、別注の蝶ネクタイや、シークレットオーダーの射精管理用のリボンモチーフの拘束具もある。

更に、何かあった時のために、と今日の私のネクタイは緊縛用だ。

「亮太、君をもっと気持ちよくしたい。
ちゃんと触るしキスも沢山するよ。
だから、いい？」

その上ここはロイヤリティスィートの主寝室。

そう言うプレイにも即対応できるようにイロイロな設備が充実している。

「いい・・・よ？けどパパ何すｒ
「じゃあ、まずはキスしよう。
亮太、目を瞑って口を開けて？」

折角亮太がいいって言ってくれてるんだし、ちょっとだけだ、よし！

試しに縛ってみよう。

亮太にキスを仕掛けてトロトロに溶かす。

チュ、チュバ、ジュル、クチュ

「、っふ、はぁ、」

軽いキスから徐々に深く。

緊縛には、亮太のネクタイと私のネクタイを使おう。

まずは亮太のネクタイで目隠しをしてから、私のネクタイで両手首を一纏めに縛る。

「亮太の男性器、また可愛く勃ち上がってきたよ。」

「パパ・・・？」

亮太が不思議そうに私を呼ぶ。

あー可愛い。

「ちょっと待ってね。
今ベッドヘッドに亮太の手を縛ってるタイを繋ぐからね。」

「・・・パパ、暗くて見えない。」

素直な亮太も可愛い。

夜になったんじゃ無いよ、目隠しだよ。

「あぁ、今亮太の目を隠してるのは亮太のタイだよ。
生地から拘ってるから、目を傷付けたりはしない。
でも、出来れば目は瞑って居てね。」

「・・・僕の手、どうして括ったの？
これじゃ、僕動けない・・・」

『もっと気持ちよくなりたい』と言う君のリクエスト(の拡大解釈)があったから縛ったんだ。

大丈夫、怖くないよ。

「亮太の手首を縛ってるのは私のタイだよ。
こういう事もあろうかと、君を傷付けないソレ専用のタイで来て良かった。
大丈夫だよ。
このベッドは、ちゃんとロープを縛るフックの専用のが着いてるからね。」

私のネクタイを延ばして、仰向け・バンザイ仕様で亮太をベッドヘッドに括り付けてみた。

・・・が・・・

勿論、目隠し亮太はそれはそれは可愛い。

亮太のネクタイ、デザインに拘った甲斐があった。

・・・が・・・

亮太の男性器の根元を絞めるテーラー寺島で受け取った拘束具(亮太に見つからないように隠し持っている。)も、亮太にすごく似合っている。

・・・が・・・

何故！

何故！私は今日のネクタイを紺色にしたんだ！！
(↑緊縛用のネクタイが紺色だったから。)

赤にしていればもっと亮太のエロ可愛さが引き立つというのに！！
(↑この色のネクタイは唐父に似合わないので、そもそも持ってない。)






※結局、父は赤色の緊縛用ネクタイを買います。
仕事の時に自分に似合わなくても、縛られた亮太が可愛いならヨシ。
(↑亮太を連れた出張で市井兄が胃を痛める、と言う被害が出た。)


※“告白”のプレッシャーと長かった禁欲期間の影響で色々暴走しているパパ。