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アルカ、それ、魔具でもなんでもない
しおりを挟む「ユーク様!魔具が完成しましたよ!連れてきますね」
「本当!?どれど…」
れ、を言う前に絶句してしまった。
アルカが持ってきた(連れてきた)のは…なんと!
「ユーク~、父様が制御してあげるからねー。」
「制御魔具のコール様です!」
上司を魔具扱いする部下は初めましてだよ。
というか父様はそれでいいのか。上司の威厳はないのか!
「じゃあユークの魔術の特訓開始ー!」
「「おー!」」
まあ、楽しそうだしいっかー。
こういうのは気にしたら終わりだし!
「じゃあまずはユークの魔力を調べたいから、全力で魔力を出してみて~。まずは…炎で!」
えーー、また焼き鳥さんを生み出さないか心配なんだけど…。
「大丈夫大丈夫ー!父様が制御しておくから~。」
「本当?分かった…じゃあ、はい!」
前と同じ、ではなく全力の2倍くらいの大きさの炎をイメージして、
火を出した。
そして火を消す。そして結果は……
「父様丸焦げ!?」
「あちゃー、思ったより大きすぎたな~。でも大丈夫。」
父様は全身に治癒魔法を施して、いつも腕につけている輪っか三つのうち、二つ外した。
「もう一度やってみて。」
「ええー大丈夫なの?、はーい。」
じゃあもう一度!えい!
「あれ?」
さっきと同じくらいの大きさの炎を出す予定だったのに、指先から出ている火は、ライター位の大きさの火になった。
「成功~、やったね!」
「い、いえーい?」
「じゃあはい、アルカ。あれ二つ持ってきて。」
「承知しました。」
アルカが取り出したのは水色と銀色のマーブル模様の腕輪二つ。
「これはユークの誕生石から作ったもの。誕生石はとてつもない魔力を持っているけど壊れないからね。」
昔聞いたことがあるような…誕生石って確か生まれた時に出てくる宝石だったはず…。
あれかー。よく見ると水色は私の髪の毛の色と全く同じだ。
「これをつけておくと魔力は抑えられる。全力を出したい時は外してね?それ以外は外さないように!わかった?」
「はーい!」
じゃ、私達はは戻るねー。
と言って父様とアルカは帰った。
…制御できたんだよね?
じゃあ、使ってみてもいいよね?
そう思った私が用意したものはクコの実。
昔兄様に買ってもらった飴菓子の味だ。
私は思ったのだ。焼きリンゴがありなら焼きクコの実もいけるんじゃないか?と。
上手くいけばさらに夢が広がる。
魔力を調節できた私ならできる!
できるできるできる!!
さあ、いでよライター位の炎!
結果、火力の調節が出来なくて、クコの実は炭になりました。
むう、そういえばシャーサの家系しか調節はできないんだった…
いいもん!シャーサに今度してもらうもん!
この燃やしたクコの実はずっと前のダークマター同様父様の部屋に隠しておきました。
え?このあとどうなったかって?それはご想像にお任せします。
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