2 / 32
2 ひとりぼっち
しおりを挟む
昼の町を、とぼとぼと歩いていた。
もう店には帰れないし、あの家にもいられない。
……どうしよう、私……
私の周りを綺麗な服を着たお嬢さんたちが歩いてる。
モガっていうのが流行ってるって聞いたな……
膝下までのスカートに、ツバの大きなおしゃれな帽子。それにいい匂いがする。香水っていうんだっけ。
対して私は、お嬢さんがくれた大きさの合わない着物姿だ。
辺りを見回すと自分の惨めさがひときわ目立つような気がして、私は俯き歩いていた。
どれくらい歩いただろう。気がつくと、人通りの多い華やかな通りにいた。
路面電車に車。歩く人たちが皆眩しく映る。
たくさん人がいて、大きな建物に若いお嬢さんが入っていく。
「ここは……」
ポスターを見つけて、私はすぐにここがどこであるのか理解した。
神楽歌劇団の劇場だ。
女性ばかりの劇団で、一度だけお嬢さんの付き添いで見に来たことがある。
レビューと呼ばれるショーが眩しくてきれいだったなあ……
男役の人、かっこよかったし娘役の人は可愛かった。
とても遠い世界の話。
行くあても身寄りもない私ができる事ってなんだろう?
なんで私、こんなに苦労ばかりなんだろう?
ポスターを見て、周りを歩く人たちに視線を向ける。
皆幸せそうに、綺麗な服を着て綺麗な顔をして通り過ぎていく。
そして自分が着ている服を思い出して私はことさらみじめさを感じて下を俯き、その場を離れた。
私だって綺麗な服を着たい。
奉公先のお店で、お嬢さんだけは本当に優しくてよくしてくれた。
他の女中や、奥様や旦那様の私に対するあたりは強かったな……
食と住まいの保証はあったけど服はなかなか用意してもらえなくて。それは私が異人の血が混じっていて背も大きいからなんだろうけど。
だから見かねたお嬢さんがおさがりをくれたり、掛け合ってくれたけどなかなか身体に見合った服を着ることはできなかった。
冷たい水で洗い物をしたり、掃除をするから手はいつも荒れてるし、休みもなかったけれど、それでもがんばってこられたのはおっかあにいつか会えると思っていたからだ。
なのに……おっかあはとっくに死んでてしかもそれをお店の誰かに隠された。
そして利一さんに襲われて、逃げ出してきて行くあてがない。
まず私を探そうとしたらあの家にいくはずだから、長居するわけにはいかなかった。
でもだからと言ってどこに行ったらいいのかわからない。
さっき会ったおばさんに、おっかあが残したわずかなお金をもらったけど……でもすぐに底を尽きるだろう。
私、どこに行ったらいいのかな。
そう思い、私は俯いたまま振り返った。
ドン!
と、歩いてきた人にぶつかってしまう。
「あ……す、す、すみません」
「あぁ、ごめんね。よく前を見ていなくて」
優しそうな青年の声が頭上から降ってきて、私はゆっくりと顔を上げる。
そこにいたのは、帽子に黒いマントを着た若い男の人だった。
彼はにこっと笑い、私を見つめて言った。
「大丈夫?」
「え、あ……はい……あの、す、す、すみません」
そう答えて私は下を俯く。
「ねえお嬢さん、下ばかり見ていると躓いてしまいから気を付けて」
「……え?」
意味が分からず、私は思わず顔を上げる。
下を見ててなんでつまずくんだろう?
下を見ていたらつまずかずに済むんじゃないかな?
その時だった。
聞き覚えのある声が私を呼んだ。
「かなめ。見つけた」
今、この世で一番聞きたくない男の声だ。
私は怖い、と思いながらゆっくりと声がした方を向く。
そこにいたのは、私が奉公していたお店の坊ちゃんで、昨日の夜私に夜這いをかけてきた利一さんだった。
短く刈られた黒髪、洋装に身を包んだ利一さんは、ニタニタと笑って私の方に近づいてくる。
「ひっ……」
恐怖で思わず声が漏れる。
なんでいるの?
お店からここって……近くはないけど遠くもないか。
たまたま? それとも私を捜してここに来た?
「お前が住んでいた家がこちらの方だから、あたりをつけて来たんだけど」
と、貼り付けたような笑みを浮かべてこちらに近づいてくる。
私は思わず一歩下がった。
昨日の夜、布団に入り込んできた利一さんの顔が脳裏をよぎる。
暗くてよく見えなかったはずなのに、でもその時の表情ははっきりと思い出せた。
獣のような顔。
ぎらぎらとした目で私を見下ろす顔は、私の目に焼き付いている。
いや、来ないで。
こんな風に追いかけてくるなら、あの時殺しておけばよかった……!
そう思った時、私は全身が熱くなるのを感じた。
「昨日の夜は驚いたよ。突然飛び上がったかと思うとそのまま外に駆けだして……」
そうだ、私は昨日の夜、利一さんに襲われてがむしゃらになって逃げて……そのとき利一さんを突き倒した気がする。
私にそんな力、ないはずなのに……
「家事をやってるからか、すごい力があったんだなぁ、かなめ。油断したよ」
「い、や……こないで……こな、いで……」
首を何度も横に振りながら、私はまた一歩後ずさる。
我慢すれば、きっといつか幸せになれると信じていた。でもそんなのは幻想だったんだ。
ひとりきりで私を生んで、育ててくれたおっかさん……
でももうおっかさんはここにいない。
なら、私はもう我慢する必要なんてないよね……?
私は身を低くして、利一さんを見つめた。
「……か、か、かなめ……?」
利一さんは、怯えた目をして私を見つめ、一歩、一歩と後ずさる。
「へえ……彼女、鬼に取り憑かれてるみたいだねぇ。君は彼女に何かしたのかい?」
可笑しそうに笑いながら、さっき私とぶつかった青年が言った。
利一さんは私から視線をはずさず、震えながら首を横にふる。
「し、知らない……! お、俺は何にもしてない……!」
「へえ……じゃあ大丈夫だね。何にもしてないなら食われたりはしないよ」
「く、食われ……え?」
怯えた利一さんは、青年の方を見つめる。
「だって心当たりないんでしょ? 彼女の中に強い恨みがあってそれで鬼につけこまれたんだと思うんだけど、君が何もしていないなら彼女は君を食ったりはしないよ。本当に何もしてないならね」
そんな声を聞きながら、私は利一さんに一歩、歩み寄る。
すると利一さんはその場に尻もちをつき、利一さんは必死の形相で叫んだ。
「た、た、た、たすけてくれ!」
「助けるって何を?」
青年の冷たい声が響く。
「こ、こ、この女を止めてくれ!」
「なんで。何もしてないなら襲われないよ」
「う、あ、こ、こ、心当たりは、あ、あるんだ!」
そうでしょうね。
昨日の夜、私を襲おうとしたんだから。
その恐怖を思い出して、私は利一さんに飛びかかった。
「ひぃっ!」
その場に倒れた利一さんの胸に乗り、喉を掻き切ろうとしたときその手を誰かにがしり、と掴まれた。
「僕は祓い師だ。ただじゃあ仕事はしないよ」
「か、か、金なら出す! お願いだから助けてくれ!」
泣きながら利一さんが叫ぶと、青年は応えた。
「了承した」
そして、彼は私の耳元で聞いたことのない言葉を囁く。
なんで邪魔するの?
私はこいつを殺したいのに!
「人を呪わば穴二つ。君が罪を背負うことになる。そんな男を殺して捕まって一生を牢獄の中で過ごしたいかい? 君は捕まれば生きたまま解剖されるよ」
何言ってるのこの人?
生きたまま解剖される、という言葉に背中がぞわり、とする。
なんでそんなことされるの、私は何もしてないのに……!
「ほら、騒ぎを聞きつけた警官がやってきた」
そう言った青年はにやにやと笑い、私の腕をぐい、と引っ張り無理やり立たせた。
もう店には帰れないし、あの家にもいられない。
……どうしよう、私……
私の周りを綺麗な服を着たお嬢さんたちが歩いてる。
モガっていうのが流行ってるって聞いたな……
膝下までのスカートに、ツバの大きなおしゃれな帽子。それにいい匂いがする。香水っていうんだっけ。
対して私は、お嬢さんがくれた大きさの合わない着物姿だ。
辺りを見回すと自分の惨めさがひときわ目立つような気がして、私は俯き歩いていた。
どれくらい歩いただろう。気がつくと、人通りの多い華やかな通りにいた。
路面電車に車。歩く人たちが皆眩しく映る。
たくさん人がいて、大きな建物に若いお嬢さんが入っていく。
「ここは……」
ポスターを見つけて、私はすぐにここがどこであるのか理解した。
神楽歌劇団の劇場だ。
女性ばかりの劇団で、一度だけお嬢さんの付き添いで見に来たことがある。
レビューと呼ばれるショーが眩しくてきれいだったなあ……
男役の人、かっこよかったし娘役の人は可愛かった。
とても遠い世界の話。
行くあても身寄りもない私ができる事ってなんだろう?
なんで私、こんなに苦労ばかりなんだろう?
ポスターを見て、周りを歩く人たちに視線を向ける。
皆幸せそうに、綺麗な服を着て綺麗な顔をして通り過ぎていく。
そして自分が着ている服を思い出して私はことさらみじめさを感じて下を俯き、その場を離れた。
私だって綺麗な服を着たい。
奉公先のお店で、お嬢さんだけは本当に優しくてよくしてくれた。
他の女中や、奥様や旦那様の私に対するあたりは強かったな……
食と住まいの保証はあったけど服はなかなか用意してもらえなくて。それは私が異人の血が混じっていて背も大きいからなんだろうけど。
だから見かねたお嬢さんがおさがりをくれたり、掛け合ってくれたけどなかなか身体に見合った服を着ることはできなかった。
冷たい水で洗い物をしたり、掃除をするから手はいつも荒れてるし、休みもなかったけれど、それでもがんばってこられたのはおっかあにいつか会えると思っていたからだ。
なのに……おっかあはとっくに死んでてしかもそれをお店の誰かに隠された。
そして利一さんに襲われて、逃げ出してきて行くあてがない。
まず私を探そうとしたらあの家にいくはずだから、長居するわけにはいかなかった。
でもだからと言ってどこに行ったらいいのかわからない。
さっき会ったおばさんに、おっかあが残したわずかなお金をもらったけど……でもすぐに底を尽きるだろう。
私、どこに行ったらいいのかな。
そう思い、私は俯いたまま振り返った。
ドン!
と、歩いてきた人にぶつかってしまう。
「あ……す、す、すみません」
「あぁ、ごめんね。よく前を見ていなくて」
優しそうな青年の声が頭上から降ってきて、私はゆっくりと顔を上げる。
そこにいたのは、帽子に黒いマントを着た若い男の人だった。
彼はにこっと笑い、私を見つめて言った。
「大丈夫?」
「え、あ……はい……あの、す、す、すみません」
そう答えて私は下を俯く。
「ねえお嬢さん、下ばかり見ていると躓いてしまいから気を付けて」
「……え?」
意味が分からず、私は思わず顔を上げる。
下を見ててなんでつまずくんだろう?
下を見ていたらつまずかずに済むんじゃないかな?
その時だった。
聞き覚えのある声が私を呼んだ。
「かなめ。見つけた」
今、この世で一番聞きたくない男の声だ。
私は怖い、と思いながらゆっくりと声がした方を向く。
そこにいたのは、私が奉公していたお店の坊ちゃんで、昨日の夜私に夜這いをかけてきた利一さんだった。
短く刈られた黒髪、洋装に身を包んだ利一さんは、ニタニタと笑って私の方に近づいてくる。
「ひっ……」
恐怖で思わず声が漏れる。
なんでいるの?
お店からここって……近くはないけど遠くもないか。
たまたま? それとも私を捜してここに来た?
「お前が住んでいた家がこちらの方だから、あたりをつけて来たんだけど」
と、貼り付けたような笑みを浮かべてこちらに近づいてくる。
私は思わず一歩下がった。
昨日の夜、布団に入り込んできた利一さんの顔が脳裏をよぎる。
暗くてよく見えなかったはずなのに、でもその時の表情ははっきりと思い出せた。
獣のような顔。
ぎらぎらとした目で私を見下ろす顔は、私の目に焼き付いている。
いや、来ないで。
こんな風に追いかけてくるなら、あの時殺しておけばよかった……!
そう思った時、私は全身が熱くなるのを感じた。
「昨日の夜は驚いたよ。突然飛び上がったかと思うとそのまま外に駆けだして……」
そうだ、私は昨日の夜、利一さんに襲われてがむしゃらになって逃げて……そのとき利一さんを突き倒した気がする。
私にそんな力、ないはずなのに……
「家事をやってるからか、すごい力があったんだなぁ、かなめ。油断したよ」
「い、や……こないで……こな、いで……」
首を何度も横に振りながら、私はまた一歩後ずさる。
我慢すれば、きっといつか幸せになれると信じていた。でもそんなのは幻想だったんだ。
ひとりきりで私を生んで、育ててくれたおっかさん……
でももうおっかさんはここにいない。
なら、私はもう我慢する必要なんてないよね……?
私は身を低くして、利一さんを見つめた。
「……か、か、かなめ……?」
利一さんは、怯えた目をして私を見つめ、一歩、一歩と後ずさる。
「へえ……彼女、鬼に取り憑かれてるみたいだねぇ。君は彼女に何かしたのかい?」
可笑しそうに笑いながら、さっき私とぶつかった青年が言った。
利一さんは私から視線をはずさず、震えながら首を横にふる。
「し、知らない……! お、俺は何にもしてない……!」
「へえ……じゃあ大丈夫だね。何にもしてないなら食われたりはしないよ」
「く、食われ……え?」
怯えた利一さんは、青年の方を見つめる。
「だって心当たりないんでしょ? 彼女の中に強い恨みがあってそれで鬼につけこまれたんだと思うんだけど、君が何もしていないなら彼女は君を食ったりはしないよ。本当に何もしてないならね」
そんな声を聞きながら、私は利一さんに一歩、歩み寄る。
すると利一さんはその場に尻もちをつき、利一さんは必死の形相で叫んだ。
「た、た、た、たすけてくれ!」
「助けるって何を?」
青年の冷たい声が響く。
「こ、こ、この女を止めてくれ!」
「なんで。何もしてないなら襲われないよ」
「う、あ、こ、こ、心当たりは、あ、あるんだ!」
そうでしょうね。
昨日の夜、私を襲おうとしたんだから。
その恐怖を思い出して、私は利一さんに飛びかかった。
「ひぃっ!」
その場に倒れた利一さんの胸に乗り、喉を掻き切ろうとしたときその手を誰かにがしり、と掴まれた。
「僕は祓い師だ。ただじゃあ仕事はしないよ」
「か、か、金なら出す! お願いだから助けてくれ!」
泣きながら利一さんが叫ぶと、青年は応えた。
「了承した」
そして、彼は私の耳元で聞いたことのない言葉を囁く。
なんで邪魔するの?
私はこいつを殺したいのに!
「人を呪わば穴二つ。君が罪を背負うことになる。そんな男を殺して捕まって一生を牢獄の中で過ごしたいかい? 君は捕まれば生きたまま解剖されるよ」
何言ってるのこの人?
生きたまま解剖される、という言葉に背中がぞわり、とする。
なんでそんなことされるの、私は何もしてないのに……!
「ほら、騒ぎを聞きつけた警官がやってきた」
そう言った青年はにやにやと笑い、私の腕をぐい、と引っ張り無理やり立たせた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜
来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、
疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。
無愛想で冷静な上司・東條崇雅。
その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、
仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。
けれど――
そこから、彼の態度は変わり始めた。
苦手な仕事から外され、
負担を減らされ、
静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。
「辞めるのは認めない」
そんな言葉すらないのに、
無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。
これは愛?
それともただの執着?
じれじれと、甘く、不器用に。
二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。
無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
27歳女子が婚活してみたけど何か質問ある?
藍沢咲良
恋愛
一色唯(Ishiki Yui )、最近ちょっと苛々しがちの27歳。
結婚適齢期だなんて言葉、誰が作った?彼氏がいなきゃ寂しい女確定なの?
もう、みんな、うるさい!
私は私。好きに生きさせてよね。
この世のしがらみというものは、20代後半女子であっても放っておいてはくれないものだ。
彼氏なんていなくても。結婚なんてしてなくても。楽しければいいじゃない。仕事が楽しくて趣味も充実してればそれで私の人生は満足だった。
私の人生に彩りをくれる、その人。
その人に、私はどうやら巡り合わないといけないらしい。
⭐︎素敵な表紙は仲良しの漫画家さんに描いて頂きました。著作権保護の為、無断転載はご遠慮ください。
⭐︎この作品はエブリスタでも投稿しています。
お腹の子と一緒に逃げたところ、結局お腹の子の父親に捕まりました。
下菊みこと
恋愛
逃げたけど逃げ切れなかったお話。
またはチャラ男だと思ってたらヤンデレだったお話。
あるいは今度こそ幸せ家族になるお話。
ご都合主義の多分ハッピーエンド?
小説家になろう様でも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる