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147 前向き
しおりを挟むゆっくりゆっくり、乳輪を指先と舌を使って丹念に舐っていくと、どんどん肌がピンク色に染まっていくのが薄暗い中でも良くわかった。
「え、ちょっと、センパイ~・・・ やだぁ・・・」
「呼び方が先輩に戻ったぞ」
乳首を舐め上げながら上目遣いで彼女の顔を見るとバッチリ視線が絡まり、動きを止める。
「あの~・・・ 待って、先に伝えておきたい事があるんですけど・・・」
「?」
片眉を上げて先を促す
「私、小さい時に兄を追いかけていて、馬場の柵を飛び超え損ねて股間を強打したんですよ」
「?」
「その時に大出血して、大騒ぎになって・・・」
恥ずかしそうに俯く彼女。
あ~、そうか。
「その時に処女膜が無くなった訳か?」
「え? なんで・・・」
「俺は本の虫だ。それ位は知識として知ってる」
彼女の白い柔肌に独占欲の印を付けて唇を離した。
ちょっと痛かったのかサーシャが眉をしかめる。
「で?」
だからどーした?
「いえ、その初めてって言ったのに気にならないかなって思って・・・」
そんなモン気になる訳があるか。
あそうだ。
「じゃあ俺の息子がオマエの中に入っても多分痛くないから好都合だな? ラッキーだ」
「・・・ 前向きですね」
「特技だ。褒めろ」
ニンマリ笑った後でフレンチ・キスをして。
蕩けるような顔になった彼女と朝まで繋がった――
但し――
『絶倫コワイ・・・』
何度目だったか忘れたけど、彼女の白くて薄い腹の上に自分の息子が白濁を吐き出した時、意識が朦朧とした彼女が俺の下で呟いたけど・・・
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