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24 少しくらい協力しろ
しおりを挟むあのあと怒られると思っていたが怒られなかった。謝っても何を言っても気のない返事ばかりで、いっそ怒鳴り散らしてくれた方がましだった。
とにかくTSプログラムの実習の約束だけは取り付けた。やはりこれも、聞いているんだか聞いていないんだかわからないような返事だったが約束は約束だ。
次の日の朝、ひなを迎えに行った時にはもう普段通りに見えたので、早速「今日放課後、献精センターへ行くぞ」と宣言した。
ビキッと顔が強張ったので、『まだオメガ教育は始めない。献精センターでは触れない。俺の献精義務がまずいから』と泣き落とした。昨日ので信用ガタ落ちなのはわかってたが、ひなたは渋々ながらも頷いてくれた。良かった。
放課後献精センターに行った。案内された部屋は安楽椅子が二つ並ぶ5平米くらいの狭い部屋だった。
椅子を二つともベッドに変形させたらいっぱいになるだろう。キングベッドよりは広いくらいか。
ひなたはきょろきょろと部屋を見回している。
「椅子が二つになっただけで一人用と変わらないな」
「うん。こんな部屋あったんだ」
「色んな人がいるからな。想像もつかないような性癖があるんだろ」
椅子に座りタッチパネルを操作する。
とりあえず薄暗くして、壁に適当な背景を投影させる。ベタに夜景でいいかな。お、夜の海辺にしようかな。満天の星空と音が解放感たっぷりでいい感じ。
「ひなたは背景何がいい?」
「なんでもいいよ」
「じゃあ普段はどうしてたんだ? セルフだったろ?」
「暗くしてただけだ」
「オカズは?」
「な、なんでそんなこと言わなきゃいけないんだ!」
「参考までにだよ」
サッと朱に染まったひなたを見て、実はすでに欲情していたりする。昨日あんだけ出したのに、今朝にはまた朝勃ちした俺はマジすごいと思う。
「な……ないよっ」
「ないことないだろ」
「ないんだよ! ――1回VR試してみたら、迫りくる女性にビビって、た……勃たなかったんだ。
そのあと映像だけも試してみたけど……気分悪くなって。
それから自分で頑張ってた」
「その気持ち分からんでもないが……完全自家発電か。逆にお前の想像力が凄いな」
「想像もなにもないっ。ただ、き、気持ちいいとこ探してただけだ」
ガチでまっさらか! どこの純粋培養だこいつ。
あー、どーしてやろーかな。楽しみではち切れそうだ。
気持ちいいところ探してるひなを想像しただけで暴発できるな。
とりあえず椅子を向かい合わせにした。
「ひゃあ!? 何するんだよ!」
「だって俺、オカズないと出来ないし」
ひなたの椅子を少し変形させて、足を開かせ持ち上げる。ごく軽いM字開脚だ。
「やめろよ! 椅子戻せってば」
「何もしねーよ、そのまま俺を見てろ。
VRもなしAVもなしじゃ勃つモノも勃たねーんだよ。少しくらい協力しろ」
半勃ちだったチンポを気合いで萎えさせ、制服から取り出す。
ひなたは恥ずい格好なのも忘れて、また俺のチンポを凝視した。目が驚きに見開いている。
「うわ……」
「うわーじゃねーよ、昨日も見ただろ。お前にもついてるだろーが」
「だって全然違う……」
「そりゃ数打って努力してたからな」
ニヤッと笑って香坂君が突っ掛かってきた事を揶揄してやると、気まずそうに目を逸らした。
俺はゆっくりと扱きながらひなたの目を見て言う。
「ちゃんと見とけ。これがお前んナカ入るんだから」
「入らないよ!」
「入る。その時までにちゃんと俺が慣らしてやるから心配すんな」
「そーゆー事じゃない!」
ちくしょうかわいいな。これじゃすぐ終わってしまう。ひなたの教育が出来ない。
あざとく媚びへつらう女豹どもを思い出せ!
「あ~ダメだ、勃たねぇ。これじゃあ精子回収具を被せることすらできねーよ」
気合いで萎えさせたチンポは見事だらんとしている。よしっ。
本当は、軽く足を広げられただけでうっすら赤く染まったひなたで、用意されている一箱のフィルムのうち数枚イケそうだ。
しかし今脳裏に描くのはひなたの制服の中身じゃない。
「ねぇ、ひな? 舐めてとは言わないから握って?」
「ハァ!? なんで僕がそんなこと! できるわけないだろ!」
「昨日うっとりしながらしてくれたじゃんか。それじゃあひなたの舐めさせて」
「うっとりなんてするか! 何もしないって言ったじゃないか!」
「嫌だ嫌だばっかじゃ終わらねーから。んじゃ脱がなくていいから視姦させろ」
「しか……っ!?」
パネルを操作して更に足を開かせる。
いちいちパネル操作するのが面倒臭いので、シール型端末を選ぶ事にした。片目を覆うように額と頬骨を支点に、クリアシール型デバイスを貼り付ける。脳波を読み取り必要に応じて情報を投影してくれる。
ひなたを見れば薄暗い中にぼんやりと浮かび上がって見える。
もう少し見えないかなーと思えば、椅子や制服に指示線が伸び、調光スケールが出てきた。ひなたを意識すれば制服が透過していくのが映しだされる。右目の視界は通常、左の視界はひなたの裸体が映っている。
やっぱそーゆー趣味の奴いんのな。
ひなたは目をぎゅっとつむり両太ももを握りしめていて気が付いていない。まぁ気づいたところで俺にしか見えていないわけだが。
見えすぎても趣がないので、服を半透明にするくらいで留めた。
「ううっ……」
「ひな、んな力入れんなって」
「うう、嫌だ。限界だ、恥ずかしい、もうムリ」
「お前な~、TS用性教育はもっとすごいこと勉強すんだぞ。慣れてかなきゃセックスできないだろ?」
「僕はしないからいいんだ。成人したら精子受給か里親になる」
「精子受給どーやるか知ってんの? 人とやらなくてもオートマタのリビドールかVRでヤるんだぞ?
それから、お前の強いとされる卵子が必要なんだから里親になんて話あるワケないな」
「ううう……っ。なんで、僕が、こんなこと……っ」
身体の赤みはなくなり青褪めてしまった。これはまずい。感じるものも感じないじゃないか。
俺が触れられればすぐにでも赤みを取り戻してやれるけど、触らないって言っちゃったしな。
打って変わって甘く優しい声で囁いてみる。俺だけチンポ晒してんのに情けないったらないが、こんな状態のひなでも油断するとすぐフル勃起するから鬼困る。自重しろマイサン。
「泣くなひなた。俺が全部教えてやるから。痛いことだってしない。
恥ずかしい事は――まぁお前にはそう感じられるかもしれないけど、講師に見られながら指導されるよりは俺のがマシだろ? 俺なんか今、チンコ出してんだぜ?」
「講師……? …………。嫌だ、絶対やだ!」
「だろ? 講師の前でケツマンコおっ広げてマンズリしながら、オートマタのちんこしゃぶるんだってよ? 酷いよな。お前にそんなこと言ってもできるワケねーのに。な?」
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