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25 俺とのキスを思い出すんだ
しおりを挟む実は、講師による実技指導は女子性教育の話で、TSプログラムではやらない話だったりする。しかも講師だって、直接生徒のマンコ見たりはしないだろう。
それに今日は俺の献精なだけのはずで、ひなたのTSプログラム実習に来たわけでもない。俺も大概酷い。
俺はさっきよりももっと優しい声で囁く。
「大丈夫、俺以外ひなたの身体は誰にも見せない。
誰にも触れさせないし、ひなたは俺以外に触れちゃダメだ。これからもずっと。
――一緒にがんばろうぜ?」
ひなたは少しずつ落ち着き、そっと俺を見てそしてぷっと吹き出した。
「そんな格好でそんなこと言われても」
「仕方ないだろ、献精に来てんだから」
ちょっと声を張って明るくしてみる。赤みも戻ってもう大丈夫みたいだ。
「俺がお前に触れる前に、少しでも自分で慣らした方がいい。
ちょっとずつでいいからお前もやってみろ」
「後ろなんて触ったことないからわかんないよ……っ」
「自分の体だろ。風呂で洗う時どーしてんだよ」
「泡で流すだけだよ」
「直接触った事ないのかよ」
「ないよ、怖い」
「じゃあ下着の上からでいいから、まずはそっと触ってみな」
よぉ~し、よしよし! ついにここまで来た俺! 偉いぞ俺! 賢者になれそうだった!
「やだよ、怖い」
こーいーつー。元男だろ、覚悟を決めろ! ヘタレって呼ぶぞコラァ。
意識をひなたに戻せば、へにょっとして涙目が復活している。
ヤバイ。誰だ賢者になれそうって言ったヤツ。なれるワケねぇ。ひなた目の前にして賢者なんかクソくらえだ。この涙目だけでイケる。コンドームフィルム山盛り3枚イケる。
「オメガは全身性感帯らしいぞ? でもまずはわかりやすいところからのがいいか?
チンコならいいだろ。女にもチンコ付いてんだぞ? しかも男のより敏感で気持ち良いのが。オメガはそのいいとこ取りだな」
「そうなの?」
「ジュニアで習っただろーが。クリトリスだよ。お前のはクリチンポ。女並みの快感で、男並みのでかさとか最高かよ。昨日それでイけただろ」
バフッと真っ赤になってから、ふっと覚悟を決め、ぎゅっと目を閉じてそろそろとスラックスに手を伸ばすひな。基本、素直で正直で真面目なんだよな、こいつ。そこがまた可愛いんだけど。
今ならこれだけで抜けそうだ。やっべ、フィルムもまだしてねーや。素数だ、素数を数えるしかない。
ピッと指先が触れたところでひなは手を離した。真っ赤な顔でブンブン首を振っている。
う~ん、純粋培養手強い。ちょっと手を変えるか。
「わかった。シャツの上からでいいからおっぱいに両手乗せとけ。んで、目つぶれ」
「え、何すんの」
「いいからやれ。俺は触んねぇから」
ひなたはのろのろとブレザーの下へ両手を差し込んだ。
ペタンコだったブレザーが手ブラでふっくりした。これもいいな、なかなかクルものがある。
「目、閉じて……そう。深呼吸して……ゆっくり……リラックスして」
その間に猛然と検索する。
あった、スピーカー。
思考して指示すれば、ひなたの椅子の耳近くがスピーカーに変わり、俺のバイザーからはマイクが伸びた。
マジ至れり尽くせりな。あらゆる性癖網羅してんな~。今度ゆっくりパネルを探ろう。
まずはひなたの右耳だけ意識する。
「ひな……」
名前を囁くと、ビクッと首を竦めた。ゆったりと目をつぶっていたのが、ギュッと力が入る。
耳元で囁かれたと思ってるんだろう。
一応、アイマスク頼んどこ。目を開けてまた素に戻られても困る。
すぐにしゅこっと壁の一部が開いてアイマスクが届けられる。夜の海辺になってるから、空中に穴だけ浮いている。アームが手元に届けてくれた。
「大丈夫、力を抜いて……そう。アイマスクかけるからな、ちょっと触るよ……」
さらさらの髪をひなたの耳にかける。またビクッと反応が返ってくる。ことさらゆっくりと、親指で耳に微かに触れながらアイマスクをかけた。
ふっと小さな吐息が聞こえた。
キツくないか訊ねればコクンと小さく頷いた。
「ひな……それじゃあ俺とのキスを思い出すんだ」
熱い吐息と共に直接右耳に囁く。ひゅっと息を飲むのが伝わる。
「思い出して……俺はひなたの唇をゆっくりと舐めて、舌を入れる。
少しずつ、口の中をなぞって舌を絡め取る。
ひなたはゆっくりするのがいい? 激しく熱いのが好き?」
ひなたは耳まで真っ赤になってプルプルと首を振った。この薄明かりでもわかるくらい首元も染まっている。
「耳も舐めたいな。ひなたは耳好きだよな。
いっぱい舐めて、甘噛みして、しゃぶりたい」
ふーっと息を吹きかけるとひなたが身を捩った。
効いてきたかな? あんまり刺激的なことは、まだ言わない方がいいだろうな。もっとゆっくり、じわじわ落とした方がいい。
「首筋も美味しそうだ……」
指先で産毛に触れるか触れないかくらいを辿る。
ひなたが今度こそ、んっと吐息を吐いた。
左耳に「ひな……」と甘く囁けばビクリと反応し左耳を晒すように首を竦めた。
効いてる。そろそろいいかな、次の段階へ。
俺は静かに席に戻り、右耳に意識して言葉を紡ぐ。
「手を、ゆっくり撫でるように動かしてみて……。表面をこするように」
ひなたははふっと息を吐いて、今度は右耳を晒すようにした。ひなたはいたずらされた方から逃れようとして、逆に反対側を晒すから可愛い。あーもー舐めたい。
しかし今日は暴走しないと決めたのだ。ひなたに目隠ししてるのを良い事に、俺は好きなだけひなたを視姦して、好きなだけ出す事にした。とりあえずアームに精子回収フィルムを着けさせる。フィルムの装着と回収は、衛生面の関係か何か知らないがアームにやらせた方がベターらしい。
そうするとやはり、フィルムを貰ってセンター外で出しても駄目だって事かな。でも駄目元で南川さんに聞いてみよう。外で下着汚したくないし。
「手はゆっくりでいい、ひなた。俺とのキスを思い出すんだ。気持ち良くなかった? 背筋ゾクゾクした?
俺はしたよ。ひなたのキスは、脳みそがとけ出しそうなほど気持ち良い」
ひなたの体がぷるぷるしはじめている。もう一押しか。
「舌をこすり合わせると快感が突き抜けるんだ。
ひなたは? ひなたも気持ち良いだろう? もっと気持ち良くしてあげる。舌を出して?」
ひなたがおずおずと口を開き、可愛らしい舌が、ちろっと覗いた。こっそりほくそ笑んで、ゆっくり自分の唇を舐めるように指示した。
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