9 / 20
第9話:聖壇の儀、神器が示す“心”の条件
しおりを挟む宮廷の空気が冷たいのは、石造りだからじゃない。
人間が冷たいからだ。
そのことを、リリアーナはここ数日で嫌というほど学んだ。
でも神殿の冷たさは、少し違う。
刃物みたいに澄んでいて、肌を刺すのに汚れがない。
だから余計に、嘘がつけない気がする。
「本日、聖壇の儀を行います」
セラフィナの声は静かだった。
花嫁用区画から神殿へ戻る道中、護衛の足音が規則正しく響く。
リリアーナはその音に合わせて呼吸を整えた。
夜会の余韻がまだ胸の奥で絡まっている。助けられたこと、悔しかったこと、怖かったこと。全部、ほどけないままここに持ち込んでしまっている。
「聖壇の儀って……何をするの?」
問いかけると、セラフィナは前を見たまま答えた。
「紋章の進行を確認します。あなたが花嫁として適合しているか。神器が求める条件が満たされているか」
「条件……」
言葉の響きだけで胃が縮む。
条件。適合。確認。
向こうの世界の舞踏会で、証拠もないのに“有罪”と言い切られた自分。
その記憶が、ここでも影を落とす。
「私、また試験みたいなことするの?」
「試験ではありません。儀式です」
「それって、言い方が違うだけじゃない?」
リリアーナが少し刺のある口調で言うと、セラフィナは一瞬だけ視線を寄越した。
感情の揺れじゃない。観察の視線。
「言い方が違うだけ、ということもあります。ですが儀式は、あなたを落とすために行うものではない」
「じゃあ何のため?」
「……完成させるためです」
完成。
何が。
“花嫁”が。
その単語が、リリアーナの喉を締める。
神殿の門が開く。
白い空間が広がった。
空気に花の香りと鉄の匂いが混じっているのは変わらない。
それがこの世界の祈りの匂いなんだ、と少しだけ慣れてきた自分が嫌だった。
聖壇は、白い階段の上にあった。
円形の台座。中央に浅い皿のような窪み。
周囲に刻まれた文字は読めないのに、見ているだけで胸がざわつく。
セラフィナが手を上げると、神官たちが一斉に動き出した。
白いローブが揺れ、足音はほとんどしない。
祈りの言葉が小さく重なり、空気が振動する。
リリアーナは台座の前に立たされた。
逃げ場のない位置。
でも、逃げないと決めた位置。
「リリアーナ・アルフェン」
セラフィナが名前を呼ぶ。
その呼び方は、宮廷で聞く“花嫁候補”より少しだけ人間的だった。
「あなたの手首を」
リリアーナはゆっくり袖をまくった。
淡い紋章が現れる。輪と線。門と矢印。
見慣れてきたはずなのに、見るたびに心臓が跳ねる。
自分の身体に、自分じゃない印が刻まれている感覚が、どうしても気持ち悪い。
セラフィナが指先を空中に滑らせる。
すると――光が浮かび上がった。
神器の欠片。
あの夜、指輪が砕けたときに残った“核”。
透明で、淡く、冷たい光を抱えている。
欠片がゆっくりと回転しながら、聖壇の窪みに落ちる。
落ちる、というより吸い込まれる。
光が聖壇の刻印をなぞり、文字が一斉に輝き始めた。
リリアーナの手首が熱い。
いや、熱いなんて生易しい。
熱が皮膚の下を走り、骨に触れ、心臓に届くみたいな熱。
「……っ!」
思わず声が漏れ、リリアーナは手首を押さえた。
痛いのに、痛みだけじゃない。
懐かしさにも似ている。
門が開く前の予感。
あの“落下する光”の前触れに似ている。
「大丈夫です。拒絶しないで」
セラフィナの声が、いつもより少しだけ柔らかい。
その柔らかさが逆に怖い。
“今、大事なところです”という合図みたいで。
リリアーナは歯を食いしばり、息を吸った。
拒絶しない。拒絶しない。
言い聞かせる。
神官たちの祈りが強くなる。
空気が張り詰め、神殿そのものが一つの心臓みたいに脈打つ。
聖壇の中心の欠片が、さらに眩しく光る。
そして――セラフィナが淡々と告げた。
「花嫁は契約ではありません」
リリアーナは目を瞬いた。
「……契約じゃない?」
「はい。政治的な取引でも、形式でも成立しない」
セラフィナは続ける。
言葉を選ぶのではなく、真理を読み上げるみたいに。
「心から“皇帝を選ぶ”ことで、初めて完成します」
――心から。
――皇帝を選ぶ。
リリアーナの頭の中が真っ白になった。
「……え、待って。無理でしょ」
声が裏返った。
今までの試練は、礼儀とか教養とか、努力でどうにかなる余地があった。
でも“心から選ぶ”って何?
心って、テストできるものじゃない。
「私、皇帝のこと何も知らないのに」
「知らない状態で完成することは、ほぼありません」
セラフィナは平然と言う。
「じゃあ……完成しないってこと?」
「可能性はあります」
可能性。
セラフィナの口から出る“可能性”は、ほぼ宣告に近い響きがある。
リリアーナは息を吸った。
胸が苦しい。
助けられた夜会の記憶が、勝手に浮かぶ。
あの低い声。
あの一言。
“守る目”のように見えた金の瞳。
心が、勝手に反応してしまう。
その事実が怖い。
「……心から選ぶって、好きになるってこと?」
リリアーナが絞り出すと、セラフィナは首を横に振らなかった。
でも肯定もしない。
曖昧な沈黙。
「恋愛感情と一致することは多い。ですが、それだけではない」
「じゃあ何……運命とか?」
「運命という言葉で片付けると、あなたは逃げられます」
セラフィナの目が、少しだけ鋭くなる。
「逃げないでください。これはあなた自身の意思の問題です」
意思。
またその言葉だ。
この世界は、妙に“意思”を重く扱う。
でも扱い方が重すぎて、逆に押し潰されそうになる。
「……私、どうしたらいいの」
リリアーナの声が小さくなる。
怖い。
だって、向こうの世界で婚約を破棄されたばかりの自分が、誰かを心から選ぶ?
そんな余裕、あるわけがない。
心はまだ血を流しているのに。
セラフィナは答えず、聖壇の光を見つめた。
神官たちの祈りが一段深くなる。
光が脈打つ。
リリアーナの手首がさらに熱くなる。
そのとき、神殿の扉の方から足音がした。
重い。
でも乱暴ではない。
足音そのものが命令みたいに響く。
空気が一段冷える。
神官たちの祈りが、一瞬だけ揺れた。
リリアーナは振り向いた。
黒曜の髪。金の瞳。
カイゼル・ヴァルディオスが、神殿の白の中に立っていた。
彼がここにいること自体が異物だった。
白い空間が、彼のせいで影を濃くする。
彼の周りだけ、空気が重い。
「……陛下」
セラフィナが膝をつく。神官たちも一斉に跪く。
リリアーナは反射で頭を下げそうになって――止めた。
跪きたくない。
でも無礼にはなりたくない。
結局、ぎこちなく礼をするだけに留めた。
カイゼルは、セラフィナを見ても、神官たちを見てもいない。
視線は一直線に、リリアーナの手首に向けられていた。
紋章が、呼応するように光を強める。
熱が増す。
リリアーナは息を呑んだ。
「……くだらない」
カイゼルが吐き捨てる。
「こんなものに、人の人生を縛るな」
言葉は冷たい。
でも、その冷たさの下に、妙な焦りが混じっている気がした。
リリアーナはそれを探るように、彼の手元を見た。
指先が、微かに震えている。
ほんの少し。
呼吸の揺れにも紛れる程度。
でも確かに震えていた。
――怖いの?
この人が、何を恐れてるの?
リリアーナの背中に冷たい汗が滲む。
皇帝が恐れるものがあるなら、それはたぶん、こちらの想像よりずっと危険だ。
セラフィナが淡々と言う。
「陛下。儀は進行中です。神器が求める条件は――」
「心だろう」
カイゼルが遮った。
その声が、神殿の壁にぶつかって低く反響する。
「心から選べ? 笑わせる。そんなもの、測れるか」
「測れます」
セラフィナは即答した。
神官の声が強い。
皇帝にも怯まない。
神殿の立場の強さが、ここで露骨に見える。
「神器は心を読む。嘘も、逃げも、誤魔化しも」
「……」
カイゼルの金の瞳が細くなる。
その瞬間、指先の震えがほんの少しだけ強くなった気がした。
リリアーナは見逃さない。
この人は怒っている。
だけど怒りの根っこは、恐れだ。
「心を読む? だから厄介なんだ」
カイゼルは吐き捨てるように言い、視線をリリアーナに向けた。
「お前」
呼ばれただけで、胸が跳ねる。
悔しいのに、身体が反応してしまう。
「お前は、これを望んでいないと言ったな」
「……言いました」
「なら拒め」
「拒んだら世界が歪むって聞きました」
リリアーナが言うと、カイゼルの眉が僅かに動いた。
セラフィナが説明したことが、皇帝の耳に入っていないわけがない。
でも皇帝自身が“その理屈”を嫌っている。
「歪む、歪むと脅して、人を縛る。それが神殿のやり方か」
「脅しではありません。現実です」
セラフィナの返しが、氷みたいに硬い。
リリアーナは二人の会話の間に立ち尽くした。
皇帝と神殿。
世界の権力と、世界の理。
その間に自分が挟まっている。
心が追いつかない。
手首の紋章が熱い。
熱が胸まで上がり、息が苦しくなる。
「……ねえ」
リリアーナは思わず口を挟んだ。
神官たちの祈りが一瞬だけ揺れる。
皇帝と神殿の会話に割り込むなんて、常識ではありえない。
でも、今のリリアーナは“常識”に守られていない。
「私、聞きたいことがある」
カイゼルの視線が冷たく刺さる。
「許可はしていない」
「許可がないと、私はずっと何も分からないままです」
言い返すと、カイゼルの金の瞳が一瞬だけ揺れた。
あの揺れ。
夜会の時と同じ。
怒りじゃない、迷いの揺れ。
リリアーナは続けた。
「心から選べって言うなら、私はまず知りたい。
あなたは、何をそんなに恐れてるの?」
言った瞬間、空気が止まった。
神官たちの祈りの声が、ほんの少しだけ薄くなる。
セラフィナの目が細くなる。
そして――カイゼルの指先の震えが、止まった。
止まった代わりに、金の瞳が冷えた。
氷の底みたいに冷えた。
「……くだらない」
吐き捨てる。
でもそれは質問への答えじゃない。
「恐れなどない。あるのは、面倒だけだ」
嘘だ、とリリアーナは思った。
嘘だと分かる嘘。
でも、嘘だと言って踏み込んだら、ここで斬られる。
彼の拒絶は、扉のように固い。
セラフィナが静かに言った。
「陛下。ここはあなたの城ではありません。儀は続けます」
「勝手にしろ」
カイゼルはそう言って、視線を逸らした。
逸らしたのに、彼の気配は残っている。
見ていないふりをして、見ている気配。
聖壇の光がさらに強くなる。
神器の欠片が、まるで脈打つ心臓みたいに眩しくなる。
リリアーナの手首が燃えるように熱い。
痛みが涙を誘う。
でも涙を流したら、ここで“心”を測られる気がして怖い。
「リリアーナ」
セラフィナが呼ぶ。
「今、あなたが感じているものを否定しないでください」
「感じてるもの……?」
「恐れ。怒り。戸惑い。矛盾。――どれも心です」
セラフィナの言葉は、意外にも優しい。
優しいというより、正しい。
「心から選ぶとは、綺麗な感情だけで決めることではない。
怖くても、嫌でも、それでも“選ぶ”ことです」
リリアーナは唇を噛んだ。
怖い。
嫌だ。
でも、逃げたくない。
逃げたら、また誰かに決められる。
リリアーナは、カイゼルの背中を見た。
黒い影。
白い神殿の中で浮く影。
あの人は「要らない」と言う。
「くだらない」と言う。
でも、指先が震える。
恐れている。
何かを。
心の条件。
心から選ぶ。
そんなの、今の自分には無理だと思った。
でも――“無理”と決めつけたら、私は永遠に誰も選べない。
セラフィナの声が静かに落ちる。
「儀はここまで。紋章は進行しています。ですが完成には、まだ遠い」
聖壇の光が弱まる。
手首の熱が、少しずつ引いていく。
火傷のあとみたいに、じんじんと残る痛み。
リリアーナは息を吐いた。
吐いた息が、ようやく自分のものに戻る。
カイゼルが踵を返す。
去る。
その背中が、やけに孤独に見える。
リリアーナは思わず口を開いた。
「……皇帝陛下」
呼びかける。
自分でも驚くくらい自然に。
カイゼルが立ち止まる。
振り向かない。
でも止まった。それだけで、心臓が跳ねる。
「私はまだ、あなたを選べない」
言葉が震える。
怖い。
でも言う。
「だって、何も知らないから。
でも――知ろうとは思う」
背中が微かに揺れた。
カイゼルは、振り向かないまま言った。
「勝手にしろ」
短い。冷たい。
なのに、その言葉の奥に、ほんの少しだけ“拒みきれない疲れ”が混じっていた。
カイゼルは去った。
黒い影が白い空間から消えると、神殿の空気が少しだけ軽くなる。
リリアーナは自分の手首を見つめた。
紋章が淡く光り、門の形が確かにそこにある。
心から選ぶ。
心なんて、まだ何も分からない。
でも、分からないままでも、感じてしまったものがある。
恐れ。
そして――ほんの小さな、引っかかり。
皇帝の拒絶は、恐れに似ていた。
その事実が、リリアーナの中で静かに燃え続ける。
燃える火は、優しい火じゃない。
痛い火。
でも、その痛みが“生きている”証だと、リリアーナは思った。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】政略婚約された令嬢ですが、記録と魔法で頑張って、現世と違って人生好転させます
なみゆき
ファンタジー
典子、アラフィフ独身女性。 結婚も恋愛も経験せず、気づけば父の介護と職場の理不尽に追われる日々。 兄姉からは、都合よく扱われ、父からは暴言を浴びせられ、職場では責任を押しつけられる。 人生のほとんどを“搾取される側”として生きてきた。
過労で倒れた彼女が目を覚ますと、そこは異世界。 7歳の伯爵令嬢セレナとして転生していた。 前世の記憶を持つ彼女は、今度こそ“誰かの犠牲”ではなく、“誰かの支え”として生きることを決意する。
魔法と貴族社会が息づくこの世界で、セレナは前世の知識を活かし、友人達と交流を深める。
そこに割り込む怪しい聖女ー語彙力もなく、ワンパターンの行動なのに攻略対象ぽい人たちは次々と籠絡されていく。
これはシナリオなのかバグなのか?
その原因を突き止めるため、全ての証拠を記録し始めた。
【☆応援やブクマありがとうございます☆大変励みになりますm(_ _)m】
『皇族を名乗った伯爵家は、帝国に処理されました』 ―天然メイドは、今日も失敗する―
ふわふわ
恋愛
婚約破棄を経て、静かに屋敷を去った令嬢。
その後に残された伯爵家は、焦燥と虚勢を抱えたまま立て直しを図ろうとする。
だが、思惑はことごとく空回りする。
社交界での小さな失態。
資金繰りの綻び。
信用の揺らぎ。
そして、屋敷の中で起こる“ちょっとした”騒動の数々。
決して大事件ではない。
けれど積み重なれば、笑えない。
一方、帝国では新たな時代が静かに始まろうとしている。
血筋とは何か。
名乗るとは何か。
国家が守るものとは何か。
これは、派手な復讐劇ではない。
怒号も陰謀もない。
ただ――
立場を取り違えた家が、ゆっくりと現実に追いつかれていく物語。
そして今日も、屋敷では誰かが小さな失敗をする。
世界は静かに、しかし確実に動いている。
無能と婚約破棄された公爵令嬢ですが、冷徹皇帝は有能より“無害”を選ぶそうです
鷹 綾
恋愛
「君は普通だ。……いや、普通以下だ」
王太子にそう言われ、婚約を破棄された公爵令嬢フォウ。
王国でも屈指の有能一族に生まれながら、彼女だけは“平凡”。
兄は天才、妹は可憐で才色兼備、両親も社交界の頂点――
そんな家の中で「普通」は“無能”と同義だった。
王太子が選んだのは、有能で華やかな妹。
だがその裏で、兄は教会を敵に回し、父は未亡人の名誉を踏みにじり、母は国家機密を売り、妹は不貞を重ね、そして王太子は――王を越えようとした。
越えた者から崩れていく。
やがて王太子は廃嫡、公爵家は解体。
ただ一人、何も奪わず、何も越えなかったフォウだけが切り離される。
そんな彼女に手を差し伸べたのは、隣国の若き冷徹皇帝。
「有能は制御が難しい。無害のほうが使える」
駒として選ばれたはずの“無能な令嬢”。
けれど――
越えなかった彼女こそ、最後まで壊れなかった。
大根令嬢の雑学無双、王弟殿下を添えて。~ 前世を思い出したので、許婚をほったらかして人助けしまくります!!
古森真朝
恋愛
気弱な伯爵令嬢のカレンは、自分勝手な婚約者レナートに振り回されていた。耐え続けていたある日、舞踏会で何者かに突き飛ばされ、階段から落ちてしまう。
その傷が元で儚く……なるかと思いきや。衝撃で前世を思い出したカレンは一転、かの『ド根性大根』みたいな超・ポジティブ人間になっていた。
『モラハラ婚約者の思惑なんぞ知るか!! 今度こそ好きなことやって、目いっぱい幸せに長生きするんだから!!!』
昔ひたすら読書に耽って身に着けた『雑学』を武器に、うっかり採れ過ぎた作物や、開墾しようとすると不幸に見舞われる土地、不治の病にかかった王族、等々の問題をどんどん解決。
領地の内外で心強い友人が出来たり、いつの間にかものすごく有名になっていたり、何かと協力してくれる王弟ヴィクトルから好意を寄せられたり(注:気付いてない)する中、温かい家族と共に仕事に励んでいく。
一方、前世から因縁のある人々もまた、こちらに転生していて――
辺境は独自路線で進みます! ~見下され搾取され続けるのは御免なので~
紫月 由良
恋愛
辺境に領地を持つマリエ・オリオール伯爵令嬢は、貴族学院の食堂で婚約者であるジョルジュ・ミラボーから婚約破棄をつきつけられた。二人の仲は険悪で修復不可能だったこともあり、マリエは快諾すると学院を早退して婚約者の家に向かい、その日のうちに婚約が破棄された。辺境=田舎者という風潮によって居心地が悪くなっていたため、これを機に学院を退学して領地に引き籠ることにした。
魔法契約によりオリオール伯爵家やフォートレル辺境伯家は国から離反できないが、関わり合いを最低限にして独自路線を歩むことに――。
※小説家になろう、カクヨムにも投稿しています
転生してきた令嬢、婚約破棄されたけど、冷酷だった世界が私にだけ優しすぎる話
タマ マコト
ファンタジー
前世の記憶を持って貴族令嬢として生きるセレフィーナは、感情を見せない“冷たい令嬢”として王都で誤解されていた。
王太子クラウスとの婚約も役割として受け入れていたが、舞踏会の夜、正義を掲げたクラウスの婚約破棄宣言によって彼女は一方的に切り捨てられる。
王都のクラウスに対する拍手と聖女マリアへの祝福に包まれる中、何も求めなかった彼女の沈黙が、王都という冷酷な世界の歪みを静かに揺らし始め、追放先の辺境での運命が動き出す。
婚約破棄されたので、隠していた聖女の力で聖樹を咲かせてみました
Megumi
恋愛
偽聖女と蔑まれ、婚約破棄されたイザベラ。
「お前は地味で、暗くて、何の取り柄もない」
元婚約者である王子はそう言い放った。
十年間、寡黙な令嬢を演じ続けた彼女。
その沈黙には、理由があった。
その夜、王都を照らす奇跡の光。
枯れた聖樹が満開に咲き誇り、人々は囁いた。
「真の聖女が目覚めた」と——
【完結】遺棄令嬢いけしゃあしゃあと幸せになる☆婚約破棄されたけど私は悪くないので侯爵さまに嫁ぎます!
天田れおぽん
ファンタジー
婚約破棄されましたが私は悪くないので反省しません。いけしゃあしゃあと侯爵家に嫁いで幸せになっちゃいます。
魔法省に勤めるトレーシー・ダウジャン伯爵令嬢は、婿養子の父と義母、義妹と暮らしていたが婚約者を義妹に取られた上に家から追い出されてしまう。
でも優秀な彼女は王城に住み、個性的な人たちに囲まれて楽しく仕事に取り組む。
一方、ダウジャン伯爵家にはトレーシーの親戚が乗り込み、父たち家族は追い出されてしまう。
トレーシーは先輩であるアルバス・メイデン侯爵令息と王族から依頼された仕事をしながら仲を深める。
互いの気持ちに気付いた二人は、幸せを手に入れていく。
。oOo。.:♥:.。oOo。.:♥:.。oOo。.:♥:.。oOo。.:♥:.
他サイトにも連載中
2023/09/06 少し修正したバージョンと入れ替えながら更新を再開します。
よろしくお願いいたします。m(_ _)m
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる