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第14話:カイゼルの過去、守れなかった花嫁の影
しおりを挟む神殿から戻った日の夕方、城の廊下はいつもより静かだった。
静かすぎて、足音が自分の心臓の鼓動みたいに聞こえる。
リリアーナは花嫁用区画の回廊を歩きながら、手首の紋章を布の上から押さえた。
帰れない。
帰らない。
その決意が固まったはずなのに、胸は軽くならない。
むしろ、責任の重みが増した気がする。
皇帝の呪い。
夜の血の匂い。
触れた瞬間に引いた黒い紋。
――私は、あれと繋がっている。
その事実が、リリアーナの中でゆっくりと形を持ち始めていた。
形を持つと、怖さは具体的になる。
具体的になると、逃げたくなる。
でも逃げない、と決めたから、怖さを抱えたまま歩くしかない。
「リリアーナ」
背後から声がした。
低く、硬い声。
振り向くと、レオンハルトが立っていた。
相変わらず整った軍装。
相変わらず感情の読みづらい顔。
でも今日は、目の奥に影がある。
いつも以上に重い影。
「……呼んだ?」
「少し話がある」
命令口調でもなく、誘いでもなく。
“必要だから言う”という口調。
リリアーナは喉を鳴らした。
「……いいよ」
案内されたのは、回廊の端にある小さな控え室だった。
窓が一つ、椅子が二つ、机が一つ。
豪奢じゃない。
豪奢じゃないから、逆に息がしやすい。
扉が閉まる。
外の音が遠のく。
レオンハルトは窓の方に立ち、しばらく黙っていた。
話し始めない沈黙。
ためらいの沈黙。
忠誠心が喉の奥で引っかかっている沈黙。
「……今日、神殿へ行ったそうだな」
「うん」
リリアーナは短く答えた。
レオンハルトの口調が“確認”なのが分かる。
誰かから報告が上がっている。
この城では全部そうだ。
「門の話も聞いたか」
「聞いた。代償がいるって」
「……そうか」
レオンハルトは息を吐く。
その息が重い。
吐いた息だけで、背負っているものが分かる気がする。
「それで、決めたのか」
「ここで生きるって。逃げないって」
リリアーナは言い切った。
言い切ることで、自分を支える。
言葉は鎧になる。
レオンハルトの目が、一瞬だけ柔らかくなる。
でもすぐに硬く戻る。
「なら、知っておけ」
その言い方が、胸に刺さった。
知っておけ。
知らなければ死ぬ。
そういう口調だ。
「……なにを」
リリアーナが問うと、レオンハルトは窓の外を見たまま言った。
「陛下の過去だ」
心臓が跳ねた。
聞きたい。
でも聞きたくない。
知ったら戻れない。
知ったら、彼を怪物と呼べなくなるかもしれない。
怪物と呼べなくなるのは、怖い。
怖いけど――知りたい。
「……話して」
リリアーナは小さく言った。
レオンハルトはゆっくり振り返り、椅子に腰を下ろした。
正面から話す姿勢。
逃げない姿勢。
「十年前」
彼の声は低い。
重い。
話すだけで喉が痛む話だと分かる。
「陛下には、最初の花嫁候補がいた」
リリアーナの胸がきゅっと縮む。
“最初”。
それだけで、もう結末が透けて見える。
「候補……って、今みたいに神器が選んだの?」
「神器が絡んでいた。だが今ほど強制ではなかった。
当時は、宮廷も神殿も、“操れる”と思っていた」
操れる。
その言葉が冷たい。
でも、この城ならありえる。
人の心を操ろうとする場所だ。
「その花嫁候補は、名をアイリス・ヴェルナードと言う」
名前が出た瞬間、リリアーナの背筋が冷えた。
具体的な名前は現実だ。
物語じゃなく、事件だ。
「アイリス……」
侍女のイリスと同じ響き。
偶然だろう。
でも胸がざわつく。
「彼女は……優しかった」
レオンハルトがそう言った時、彼の声の端がほんの僅かに揺れた。
彼も彼女を知っていた。
彼も関わっていた。
だから重い。
「優しくて、真面目で、陛下を恐れなかった。
……いや、正確には恐れていた。だが、それでも近づいた」
リリアーナは息を呑む。
自分がしていることと重なる。
怖いのに、放っておけない衝動。
あれに似ている。
「宮廷は彼女を利用した。
陛下の心を動かせば、陛下の力を制御できると思った」
「力……半神の力?」
リリアーナが尋ねると、レオンハルトは頷いた。
「陛下の血には、神性が混じっている。完全な神ではない。
だが、人間より遥かに強い。
それが――呪いと繋がっている」
呪い。
夜の血の匂いが蘇る。
黒い紋。獣の目。
「その花嫁候補が、陰謀に巻き込まれた」
レオンハルトの声が、さらに低くなる。
まるで地面の下から響くみたいに。
「暗殺だ。
宮廷の派閥争いの中で、彼女は“駒”として動かされ……そして捨てられた」
捨てられた。
その言葉が、リリアーナの胸の古傷を叩く。
舞踏会。
婚約破棄。
捨てられた自分。
「陛下は、守ろうとした」
レオンハルトが言った。
その言葉が、痛い。
守ろうとした。
でも――。
「間に合わなかった」
来た。
予感していた結末。
リリアーナは唇を噛む。
痛い。
その痛みは、知らない誰かの死の痛みなのに、自分の痛みに重なる。
「彼女が命を落とした瞬間――陛下の力が暴走した」
レオンハルトは目を閉じた。
思い出すだけで苦しい顔だ。
「城の一部が崩れ、魔力の嵐が起きた。
守るべき者を失った怒りと絶望が、力を抑えられなくした。
結果、多くの犠牲が出た」
多くの犠牲。
その言葉が重い。
“守れなかった”というレオンハルトの言葉の中身が、やっと見える。
守れなかったのは、花嫁候補だけじゃない。
守るために動いた結果、別の誰かを巻き込んでしまった。
「……だから、カイゼルは誰も近づけない?」
リリアーナが呟くと、レオンハルトは静かに頷いた。
「近づけなければ、守れない失敗を繰り返さない。
愛さなければ、壊さない。
守ろうとしなければ、呪いは暴れない」
その理屈は、冷たい。
でも、悲しいほど合理的だ。
「……優しさの裏返し」
リリアーナが言うと、レオンハルトの目が一瞬だけ動いた。
否定したいのに、否定できない目。
「陛下は優しい、とは言わない。だが――世界を守るために、自分を孤独に閉じ込めた」
孤独。
その言葉の重さが、胸に落ちる。
リリアーナは思い出す。
玉座の間の冷たい視線。
夜会で誰とも踊らない背中。
血の匂いの部屋で、呻き声すら噛み殺す姿。
誰も近づけない。
誰にも見せない。
誰にも頼らない。
それは王の強さじゃない。
罰のような生き方だ。
「……ねえ、レオンハルト」
リリアーナは声を落とした。
「その花嫁候補……アイリスは、どんな人だったの」
レオンハルトは一瞬黙った。
答えると、自分の中の痛みが開くのだろう。
でも彼は答えた。
逃げずに答えた。
「花が好きだった」
「花?」
「庭の花だ。
城の中は冷たいから、あの人はよく温室へ行っていた。
『花は、手をかけた分だけ返してくれる』と笑っていた」
その言葉が、胸に刺さった。
花は手をかけた分だけ返してくれる。
人は、そうじゃない。
手をかけた分、裏切ることもある。
手をかけた分、利用することもある。
「……優しい人だったんだね」
「優しかった。
だから……死んだ」
レオンハルトの声が硬くなる。
優しさが罪になる世界。
それが宮廷だ。
リリアーナは目を伏せた。
自分の婚約破棄を思い出す。
守ると言って守らなかった男。
エドワード。
彼は守れたはずだった。守らなかった。
守る気がなかったわけじゃない、と言い訳するかもしれない。
でも結果は同じ。
私は捨てられた。
そして、守れないから遠ざけた男。
カイゼル。
彼は守れないから近づけない。
守ろうとしたら壊すから、最初から拒む。
どちらが孤独か。
答えは簡単じゃない。
リリアーナは胸を押さえた。
痛い。
痛いのに、嫌じゃない。
この痛みは、心が動いている証だ。
「……カイゼルは、私も殺すかもしれないって思ってるのかな」
呟くと、レオンハルトは即答しなかった。
その沈黙が、答えだった。
「陛下は、誰かを守れなかった」
レオンハルトが、もう一度言う。
さっきより静かに。
祈りみたいに。
「だから、守る状況を作りたくない。
守れなかった自分を、二度と見たくない」
リリアーナは息を吸って、吐いた。
吐くたびに胸が痛む。
でも、その痛みは、皇帝の冷たさの奥に“理由”があると教えてくれる。
理由がある冷たさは、単なる悪意よりずっと苦しい。
「……私、どうすればいいんだろ」
リリアーナの声が小さくなる。
自分で選ぶと決めた。
でも、選ぶ先にあるのが、誰かの死や暴走なら。
心から選ぶ条件が、誰かを壊す条件なら。
セラフィナの言葉が頭に浮かぶ。
花嫁は契約ではない。心から選ぶことで完成する。
心が完成を呼ぶなら、完成は地獄を呼ぶのかもしれない。
レオンハルトはリリアーナを真っ直ぐ見た。
「簡単な答えはない」
彼はそう言って、少しだけ声を落とした。
「だが、お前が陛下を“怪物”と決めつけないなら――
陛下の孤独は、少しだけ形を変えるかもしれない」
「形を変える……?」
「孤独は消えない。だが、孤独の中身が変わる。
罰としての孤独から、選んだ孤独へ。
……あるいは、孤独じゃなくなるかもしれない」
その最後の言葉が、リリアーナの胸を熱くした。
でも同時に怖い。
希望は怖い。
期待は傷になる。
リリアーナは手首の紋章を握りしめた。
淡い熱。
自分の心が動くと、そこが反応する。
「愛せば、壊す」
レオンハルトの言葉が耳に残る。
「守ろうとすれば、呪いが暴れる」
夜の血の匂いが蘇る。
それでも、リリアーナは思う。
守れないから遠ざけた男と、守ると言って守らなかった男。
どちらが孤独か。
どちらが残酷か。
答えは簡単じゃない。
でも、簡単じゃないからこそ――リリアーナは自分で選ぶしかない。
レオンハルトが立ち上がり、扉に手をかけた。
去る前に、振り返らずに言う。
「陛下の過去を知った以上、もう引き返せない」
「……うん」
「なら、余計に慎重に歩け。
宮廷は地雷だ。
だが――陛下自身も地雷だ」
扉が閉まる。
部屋に残るのは、噴水の遠い水音と、リリアーナの鼓動だけ。
リリアーナは窓の外を見た。
白い花が揺れている。
花は手をかけた分だけ返す。
でも、人は返さないかもしれない。
それでも――。
リリアーナは胸に痛みを抱えたまま、静かに呟いた。
「……私は、逃げない」
その言葉は、誰かに向けた宣言じゃない。
自分への約束だ。
守れなかった花嫁の影が、皇帝の背中に張り付いている。
その影を見たからこそ、リリアーナはもう“冷たい怪物”だけを見ていられなかった。
冷たさの奥の優しさが、優しさの奥の恐れが、彼女の胸を痛ませる。
痛むなら、まだ生きている。
まだ選べる。
そう思えるほどに、リリアーナの決意は少しずつ固まっていった。
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