2 / 44
第2話 月明かりのリスタート
しおりを挟む――息が、できる。
それだけで涙が出そうになった。
喉の奥を焼いた毒の熱も、肺を締めつけたあの冷たい痛みも、まだ身体のどこかに残っている。なのに今、私は確かに空気を吸っている。胸が上下して、心臓がちゃんと拍動している。
目を開けると、天蓋の布がゆるく波打っていた。淡い象牙色の布。幼いころから慣れ親しんだ、私の部屋の天蓋。カーテンの隙間から差し込む月明かりが、布の縫い目を銀色に浮かび上がらせる。
窓の外は――春の月。
白くて、少し冷たくて、まだ夜が長い季節の月。
「……は?」
声が出た。
自分の声が、私の耳に返ってくる。掠れている。でも、声だ。死の直前みたいに喉が裂けてはいない。私は思わず両手で喉を押さえた。
皮膚が温かい。脈がある。
だけど指先だけ、微かに痺れている。
祝宴の最後の一口――あの甘いワインの感触が、まだ神経に染みついているみたいに。
心臓が跳ねる。
跳ね方が早い。速すぎる。
恐怖? いや、違う。これは――理解が追いつかないときの、あの焦りだ。
私は勢いよく身を起こした。
シーツが擦れる音。
枕の羽毛がふわりと沈む感覚。
そして、部屋の匂い。香炉の香り。いつも通りの、落ち着くはずの香りが、今夜は妙に生々しい。
私はベッドから降りようとして、足を止めた。
床が見える。木目。擦り切れた絨毯。そこに――血はない。倒れた跡もない。祝宴の大理石の冷たさもない。
代わりに、窓辺の机に置かれた銀の水差しが、月を映して光っていた。
私はふらつきながら、鏡の前へ向かった。
足の裏が床に触れるたび、ああ、と妙な実感が湧く。私は生きている。ちゃんと重力の中にいる。
鏡に映った私は――若い。
頬の線が少し丸く、目の下に疲労の影が薄い。髪の艶も、祝宴の夜ほど乾いていない。礼装ではなく、寝間着のまま。首元のレースが柔らかく揺れている。
「……戻ってる」
呟いた瞬間、背筋がぞわりと冷えた。
戻っている。戻っているはずがない。死んだのに。喉が焼けて、視界が滲んで、妹が耳元で「ありがとう」って囁いて。私は――沈んだ。
その記憶が鮮明すぎて、今の部屋が薄い夢みたいに感じる。
私の脳が死の直前に見せている最後の幻覚。そう思ったほうが、まだ理屈は通る。
私は鏡に手を当てた。
冷たい。硬い。現実の冷たさ。
さらに、指先の痺れが確かにある。
喉の奥にも、焼けるような名残がある。
幻覚なら、こんな不快なディテールまで残す?
背後で、布が擦れる音がした。
「……姫殿下?」
侍女の声。
私は反射で振り返った。
扉の隙間から、若い侍女が顔を出している。見覚えのある顔。まだ頬にそばかすが残っていて、目がまん丸で、眠たげで、それでも礼儀正しい。
――ルーナ。
私の専属侍女。前世で、私が倒れたあと、誰より早く気づいて駆け寄ろうとして、衛兵に止められた子。
生きてる。
彼女も、ここにいる。
「……どうしたの、ルーナ」
声が思ったより落ち着いて出て、自分で驚いた。
頭の中は嵐みたいなのに、口だけがいつもの王女を演じる。癖って怖い。
「失礼いたします。お休みの時間でしたので、物音がして……。お水、いかがですか?」
彼女は控えめに入ってきて、銀のトレイを持ち上げた。
水差しとグラス。月明かりが水面で揺れる。
私はその水を見た瞬間、胃がきゅっと縮んだ。
飲み物。
ワイン。
毒。
喉が痛いのは、過去の記憶のせいじゃない。
身体が、学習している。
「……ルーナ」
「はい」
「今、何日?」
自分でも意味が分からない質問だった。
でもルーナは一瞬だけ驚いて、それからすぐに答えた。
「春季の第三週、月齢は――ええと……二十日でございます。姫殿下、どこか具合が……?」
春季の第三週。
月齢二十日。
その日付は、私の頭の中の“最後の祝宴”から逆算すると――まだ余裕がある。
つまり、私は死ぬ前に戻っている。
ほんの数時間前ではない。
“すべてを奪われる直前”に、巻き戻っている。
頭の中で、何かがカチリと嵌まった。
同時に、息が詰まる。
私はベッドの縁に座り込み、両手で顔を覆った。
まぶたの裏に、祝宴の光が浮かぶ。
金箔の星。
笑い声。
ミレイアの涙。
アレクシスの逃げた視線。
宰相の微笑み。
父の乾いた声。
私は死んだ。
あんなに鮮明に死んだのに、今ここにいる。
――神がいるなら。
――いるとしたら、これは何? 罰? 救い? どっち?
「姫殿下……?」
ルーナの声が震える。
彼女は怖いのだ。王女が深夜に突然日付を尋ねて、顔を覆っている。病か、呪いか、陰謀か。王城ではどれでもあり得る。
私はゆっくり顔を上げた。
涙は出ていない。出る前に、胸の奥が熱で満たされてしまった。
恐怖じゃない。
震えでもない。
熱。怒りでも悲しみでもない、もっと硬い熱。
――決意。
「ルーナ。お願いがあるの」
「は、はい!」
「この部屋の扉を……しっかり閉めて。誰も入れないで。私が呼ぶまで」
ルーナは一瞬だけ迷い、それから深く頷いた。
「承知いたしました。何かございましたら、すぐお呼びくださいませ」
彼女は扉を閉め、外側に控えるように小さな足音を残した。
その音を聞いて、私は机へ向かった。
机の上には、日記帳が置いてある。
革張りで、鍵付きの。
前世では、私はここに“綺麗な言葉”しか書かなかった。王女としての記録。誰が来訪したか、何を話したか。面倒な本音は飲み込んで、後世のための体裁だけ整えた。
でも今は違う。
私は鍵を開けた。
カチリ、という音がやけに大きく響く。
ペンを取る。インク壺の蓋を開ける。
手が震えて、ペン先が紙に小さな点を落とした。黒い染みが広がる。まるで未来の穴みたいに。
私は深く息を吸った。
そして、書き始めた。
――前世で起きた順番。
――誰が最初に嘘をついたか。
――誰が沈黙したか。
――誰が笑ったか。
文字は、最初はゆっくりだった。
でも書くほどに速度が上がる。指先の痺れが、逆に私を急かすみたいに。
『第一:宰相グラディオ、謁見で“国の空気”を理由に私の立場を削る』
『第二:王太子アレクシス、沈黙で同意する』
『第三:妹ミレイア、泣き顔で“譲ることが優しさ”だと刷り込む』
『第四:父王レオニス、国の安定を優先し、私に“理解”を求める』
『第五:祝宴、婚約譲渡の宣言、温かいワイン、毒』
私はペンを止めた。
インクが紙に溜まり、黒が濃くなる。
“毒”と書いた瞬間、喉がひりついた。
身体が思い出してしまう。
甘いのに金属の匂いがする、あの一口。
私は吐き気を堪えながら、次のページを開いた。
そこに、もっと具体的に書き足す。
『毒は遅効性。病死に見える。医師は黙る』
『ミレイアは手を下さない。差し金は宰相』
『王妃アウレリアの死も、同じ匂い』
『孤児院の資金流用、宰相の利権』
書けば書くほど、世界が輪郭を取り戻していく。
前世では、私は“感じるだけ”だった。違和感、息苦しさ、言葉にならない不安。
でも今世では、それが言葉になる。文字になる。証拠になる。
私は最後に、空白の行をひとつ挟んで、ゆっくりと書いた。
『あのワインは飲まない』
その一文を書き終えた瞬間、ペン先が紙にカリ、と小さく引っかかった。
黒い線が、少しだけ太くなる。
まるでその言葉自体が、紙に刻まれた呪いみたいに。
私はしばらく、その一行を見つめた。
文字が月明かりに照らされて、黒が濡れたみたいに光る。
未来を縛る呪文。
私自身を縛る鎖。
だけど、鎖は悪いものじゃない。自分を守る鎖もある。
――もう、二度とあの味を飲み込まない。
――二度と、誰かの都合で死なない。
その瞬間、ふいに部屋の外で布が擦れる音がした。
ルーナが身じろぎしたのだろう。彼女は扉の向こうで、まだ私を守るように立っている。
私は胸の奥が、きゅっと痛んだ。
前世の最後、彼女は私に駆け寄ろうとして止められた。
私はそれを見た。見ながら死んだ。助けたい人がいたのに、助けられないまま。
私は扉の方を見て、小さく言った。
「……ルーナ」
「はい、姫殿下!」
即座に返事が返ってくる。
その声が、やけに現代的に言えば――“心の防音材”みたいに効いた。世界の冷たさが少し和らぐ。
「大丈夫よ。少し……考え事をしていただけ」
「かしこまりました。何か必要なものがあれば、すぐに」
私は頷いた。
扉越しに、誰かの存在があるだけで、私は孤独から少し救われる。
でも同時に思う。
私はこの子を、前世みたいに巻き込みたくない。
だから守らなきゃいけない。自分も、周囲も。
私は机の引き出しを開け、別の紙束を取り出した。
空白の計画書。
王女として、私は今まで“待つ側”だった。物事が決まるのを、受け入れる側だった。
今世は違う。
私はタイトルのように、ページの上に大きく書いた。
『二度目の人生:優先順位』
そして、箇条書きで並べる。
『一:死なない(毒を避ける)』
『二:立場を奪われない(婚約譲渡を阻止、または無効化)』
『三:宰相の利権を削る(孤児院、監査、帳簿)』
『四:母の死因に近づく(記録、侍医、禁制薬)』
『五:味方を増やす(ユリウス、民、影)』
書きながら、心の奥で何かが静かに整列していく。
ぐちゃぐちゃだった感情が、戦列になる。
悲しみは盾。怒りは槍。恐怖は警鐘。
全部、武器になる。
私はふと、窓の外を見た。
春の月が、変わらずそこにある。
前世でも、この月は照っていたのだろうか。祝宴の夜も、同じ月だったのだろうか。
――同じ世界。
――同じ人間。
――同じ嘘。
でも、私だけが違う。
私は“終わり”を知っている。
それは不幸だ。
でも同時に、最高のアドバンテージでもある。
喉の奥の痛みが、まだ少しだけ残っている。
私はそれを指で確かめるように触れた。
「……二度目は、私が選ぶ」
誰に聞かせるでもなく呟く。
その言葉が、月明かりに溶けずに部屋に残る。
まるでこの部屋自体が、私の誓いを記憶してくれるみたいに。
机の上の日記帳を閉じ、鍵をかけた。
カチリ。
その音は、さっきより重く響いた。未来を閉じ込める音ではない。過去を封じる音だ。
私はベッドへ戻り、シーツに潜り込む。
眠れるかどうかなんて分からない。瞼を閉じれば、あの祝宴の金箔の星が落ちてくる。甘い毒の匂いが蘇る。
それでも――今夜は眠らないといけない。
明日から動くために。
動いて、変えるために。
扉の向こうから、ルーナの小さな咳払いが聞こえる。
生きている音。守ってくれる音。
私は天蓋の布を見つめながら、ゆっくりと息を整えた。
春の月が、冷たく優しく、私の二度目の人生を照らしていた。
135
あなたにおすすめの小説
【完結】侍女が王女に転生?!英雄と結婚して破滅の国を救います!
カナタカエデ
ファンタジー
八十歳で生涯を終えた、元王宮侍女カリナ。
その最期の瞬間――枕元に、かつて仕えた王女アメリアが現れた。
「お願い…私の人生をやり直して。国を、私を、救って――」
次に目を開くと、カリナは十八歳の“王女アメリア”として転生していた。
彼女は知っている。
このままでは王国は滅び、愛する主君が破滅する未来を。
未来を変えるため、アメリアは
冷徹と噂される英雄ヴァルクとの政略結婚を選ぶ。
これは、かつて守れなかった主人のための転生。
そのはずなのに――彼への想いは、気づけば変わり始めていた。
王女と英雄が紡ぐ、破滅回避ラブファンタジー開幕。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
挿絵はA I画像を使用
10/20 第一章完結
12/20 第二章完結
2/16 第三章完結
他サイト掲載
(小説家になろう、Caita)
婚約破棄のその場で転生前の記憶が戻り、悪役令嬢として反撃開始いたします
タマ マコト
ファンタジー
革命前夜の王国で、公爵令嬢レティシアは盛大な舞踏会の場で王太子アルマンから一方的に婚約を破棄され、社交界の嘲笑の的になる。その瞬間、彼女は“日本の歴史オタク女子大生”だった前世の記憶を思い出し、この国が数年後に血塗れの革命で滅びる未来を知ってしまう。
悪役令嬢として嫌われ、切り捨てられた自分の立場と、公爵家の権力・財力を「運命改変の武器」にすると決めたレティシアは、貧民街への支援や貴族の不正調査をひそかに始める。その過程で、冷静で改革派の第二王子シャルルと出会い、互いに利害と興味を抱きながら、“歴史に逆らう悪役令嬢”として静かな反撃をスタートさせていく。
【完結】妃が毒を盛っている。
井上 佳
ファンタジー
2年前から病床に臥しているハイディルベルクの王には、息子が2人いる。
王妃フリーデの息子で第一王子のジークムント。
側妃ガブリエレの息子で第二王子のハルトヴィヒ。
いま王が崩御するようなことがあれば、第一王子が玉座につくことになるのは間違いないだろう。
貴族が集まって出る一番の話題は、王の後継者を推測することだった――
見舞いに来たエルメンヒルデ・シュティルナー侯爵令嬢。
「エルメンヒルデか……。」
「はい。お側に寄っても?」
「ああ、おいで。」
彼女の行動が、出会いが、全てを解決に導く――。
この優しい王の、原因不明の病気とはいったい……?
※オリジナルファンタジー第1作目カムバックイェイ!!
※妖精王チートですので細かいことは気にしない。
※隣国の王子はテンプレですよね。
※イチオシは護衛たちとの気安いやり取り
※最後のほうにざまぁがあるようなないような
※敬語尊敬語滅茶苦茶御免!(なさい)
※他サイトでは佳(ケイ)+苗字で掲載中
※完結保証……保障と保証がわからない!
2022.11.26 18:30 完結しました。
お付き合いいただきありがとうございました!
毒を盛られて生死を彷徨い前世の記憶を取り戻しました。小説の悪役令嬢などやってられません。
克全
ファンタジー
公爵令嬢エマは、アバコーン王国の王太子チャーリーの婚約者だった。だがステュワート教団の孤児院で性技を仕込まれたイザベラに籠絡されていた。王太子達に無実の罪をなすりつけられエマは、修道院に送られた。王太子達は執拗で、本来なら侯爵一族とは認められない妾腹の叔父を操り、父親と母嫌を殺させ公爵家を乗っ取ってしまった。母の父親であるブラウン侯爵が最後まで護ろうとしてくれるも、王国とステュワート教団が協力し、イザベラが直接新種の空気感染する毒薬まで使った事で、毒殺されそうになった。だがこれをきっかけに、異世界で暴漢に腹を刺された女性、美咲の魂が憑依同居する事になった。その女性の話しでは、自分の住んでいる世界の話が、異世界では小説になって多くの人が知っているという。エマと美咲は協力して王国と教団に復讐する事にした。
最強令嬢とは、1%のひらめきと99%の努力である
megane-san
ファンタジー
私クロエは、生まれてすぐに傷を負った母に抱かれてブラウン辺境伯城に転移しましたが、母はそのまま亡くなり、辺境伯夫妻の養子として育てていただきました。3歳になる頃には闇と光魔法を発現し、さらに暗黒魔法と膨大な魔力まで持っている事が分かりました。そしてなんと私、前世の記憶まで思い出し、前世の知識で辺境伯領はかなり大儲けしてしまいました。私の力は陰謀を企てる者達に狙われましたが、必〇仕事人バリの方々のおかげで悪者は一層され、無事に修行を共にした兄弟子と婚姻することが出来ました。……が、なんと私、魔王に任命されてしまい……。そんな波乱万丈に日々を送る私のお話です。
失われた力を身に宿す元聖女は、それでも気楽に過ごしたい~いえ、Sランク冒険者とかは結構です!~
紅月シン
ファンタジー
聖女として異世界に召喚された狭霧聖菜は、聖女としての勤めを果たし終え、満ち足りた中でその生涯を終えようとしていた。
いや嘘だ。
本当は不満でいっぱいだった。
食事と入浴と睡眠を除いた全ての時間で人を癒し続けなくちゃならないとかどんなブラックだと思っていた。
だがそんな不満を漏らすことなく死に至り、そのことを神が不憫にでも思ったのか、聖菜は辺境伯家の末娘セーナとして二度目の人生を送ることになった。
しかし次こそは気楽に生きたいと願ったはずなのに、ある日セーナは前世の記憶と共にその身には聖女としての癒しの力が流れていることを知ってしまう。
そしてその時点で、セーナの人生は決定付けられた。
二度とあんな目はご免だと、気楽に生きるため、家を出て冒険者になることを決意したのだ。
だが彼女は知らなかった。
三百年の時が過ぎた現代では、既に癒しの力というものは失われてしまっていたということを。
知らぬままに力をばら撒く少女は、その願いとは裏腹に、様々な騒動を引き起こし、解決していくことになるのであった。
※完結しました。
※小説家になろう様にも投稿しています
悪役令嬢に仕立て上げたいなら、ご注意を。
潮海璃月
ファンタジー
幼くして辺境伯の地位を継いだレナータは、女性であるがゆえに舐められがちであった。そんな折、社交場で伯爵令嬢にいわれのない罪を着せられてしまう。そんな彼女に隣国皇子カールハインツが手を差し伸べた──かと思いきや、ほとんど初対面で婚姻を申し込み、暇さえあれば口説き、しかもやたらレナータのことを知っている。怪しいほど親切なカールハインツと共に、レナータは事態の収拾方法を模索し、やがて伯爵一家への復讐を決意する。
悪役令嬢と呼ばれた私に裁きを望むならご自由に。ただし、その甘露の罠に沈むのはあなたですわ。
タマ マコト
ファンタジー
王都で“悪役令嬢”と噂されるリシェル・ノワゼルは、聖女と王太子による公開断罪を宣告される。
しかし彼女は弁明も反抗もせず、ただ優雅に微笑むだけだった。
甘い言葉と沈黙の裏で、人の嘘と欲を見抜く彼女の在り方は、やがて断罪する側の秘密と矛盾を次々と浮かび上がらせていく。
裁くつもりで集った者たちは気づかぬまま、リシェルが張った“甘露の罠”へと足を踏み入れていくのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる