2 / 11
Phase 1
しおりを挟む『2023年12月23日 土曜日、 C103 2日目』
朝9時、私は友人の彩花に半ば強引に連れられて、東京ビッグサイトの更衣室に立っていた。
手には、彼女が「合わせだから!」って笑顔で渡してきた衣装。
一目見て、頭が真っ白になった。
「……これ、本当に着るの?…」
声が震えた。
上着は、一応セーラー服の形をしているけど、丈が乳首の下でぴったり止まっていて、下乳が丸見えになるくらい短い。
スカートなんてあってないようなもので、代わりにハイレグの白い水着みたいなショーツが一枚。
股のラインが完全に食い込んで、歩けば確実に尻肉がはみ出る。
胸元は深いV字で、ブラなんて着けられない。
これ、制服じゃなくて、完全にR18ゲームの露出系キャラの衣装じゃない。
「だめだよ、こんなの……人前で着れない」
私は反射的に後ずさった。
だって私は佐藤澪。
クラスではいつも「優等生」「真面目ちゃん」って呼ばれてる。
こんな格好、絶対に似合わない。
似合っちゃいけない。
でも彩花は、私の両肩を掴んで逃がさない。
「大丈夫だって! ここはコスプレの聖地なんだから、
誰も本当のあなたなんて見てないよ。それに……」
彼女は悪戯っぽく笑って、私の頬に手を添えた。
「今日は『佐藤澪』じゃなくて、私のお姉ちゃんキャラなんだから!」
そう言って、彩花は私の上着を脱がせ始めた。
抵抗したかった。
でも、文化祭の失恋の傷がまだ疼いていて、誰かに優しくされたら拒めない自分がいる。
彩花は優しい。
文化祭以降、鬱々としていた私にいつも笑顔で接してくれてた。
今日だって、私のために二人分の衣装を用意して、連れて来てくれた。
ブラウスが抜かれ、スカートが落ちて、私は下着姿のまま震えていた。
「ほら、座って」
椅子に座らされると、彩花は慣れた手つきで私の顔にメイクを始めた。
いつもはノーメイクに近いのに、今日は濃いアイラインに赤いシャドウ、
つけまつげまで。
唇は艶やかなピンク。
最後に、黒髪のロングウィッグを被せられた。
「……え?」
鏡を見た瞬間、息が止まった。
そこに映ってるのは、私じゃない。
目が大きくて、唇が艶かしくて、なんだかすごくエロい女の顔。
頬が熱くなる。
(これ、私……?)
彩花が後ろから私の肩に手を置いて、耳元で囁いた。
「ね、もう佐藤澪じゃないでしょ? 今からあなたは、
ゲームの中の淫らなお姉ちゃんキャラ。
誰も本当のあなたなんて知らない。だから……」
彼女は私の手を取って、衣装を握らせた。
「好きなだけ、悪い子になっていいんだよ。お姉ちゃん!」
(好きなだけ、悪い子に……?)
その言葉が胸の奥に突き刺さった。
文化祭の空き教室で、教師に見つかりかけた瞬間の熱が、ふっと蘇る。
(あのとき、私は……すごく気持ちよかった)
見られたら終わりだと思ったのに、身体が勝手に震えて、
頭が真っ白になって……初めてイッた。
私は震える手で、その衣装を受け取った。
白いハイレグショーツを穿く。
紐が深く食い込んで、鏡に映る自分の股間が恥ずかしくて目を逸らしたくなる。
でも、逸らせなかった。
上着を着る。
丈が短すぎて、下乳がぷるんと揺れる。
ヘソが丸見え。
スカートなんて無いようなものだから、ちょっと動けば全部見えちゃう。
彩花が私の手を引いて、更衣室の外へ連れ出す。
「さあ、いくよ、お姉ちゃん」
その瞬間、扉が開いた。
『10時48分 南1ホール コスプレ広場』
彩花に手を引かれて外に出た瞬間、空気が変わった。
冷たい12月の風が、短すぎる上着の裾をはためかせ、下乳のふちを撫でる。
ハイレグの白い布が股間に深く食い込んで、歩くたびにクリトリスをこすられる。
「……あっ!」
思わず声が漏れた。
周りを見ると、もう何十人ものカメラを手にした男性たちが、こっちを見いてる。
(あ……見られてる)
知らない男の人たちが、私を、私の胸を、股を、じっと見てる。
「うわ、あのコすげぇエロい!」
「脚ヤバ!!」
「お姉ちゃん最高!」
って、声が聞こえる。
私は反射的に両手で胸と股を隠そうとしたけど、彩花がそっと手を払った。
「だめだよ、キャラが崩れちゃう」
って、小さく笑う。
(だめ……隠しちゃだめ……?)
私は、ゆっくりと手を下ろした。
下乳がぷるんと揺れて、ハイレグの布が股間に食い込むのが自分でもわかる。
視線が熱い。
痛いくらいに熱い。
でも、身体の奥が、じんわりと疼き始めた。
「ほら、お姉ちゃん! 来た来た♪」
耳元でそう言う彩花の視線の先を追う。
目の前に一人の男性が立って、私たちを見て笑っていた。
30代くらい、でっかい一眼レフを提げて、興奮した目でこっちを見てる。
「すみません! めっちゃ可愛いんで撮らせてもらえませんか!?」
彩花が
「もちろんOKで~す!」
って、即答して、私の背中をぐいっと押した。
「え、ちょっ……」
抗議する間もなく、私はカメラの前に立たされていた。
カシャ、カシャ、カシャ、カシャ……!
ストロボがバシバシ光る。
初めての、本物の撮影。
シャッター音が耳に突き刺さるたびに、身体がびくっと跳ねる。
(見られてる……全部、見られてる……)
短い上着からこぼれる下乳、ヘソ、ハイレグの食い込んだ股間。
全部、真正面から撮られてる。
顔が熱い、膝が震える。
でも、彩花は隣で満面の笑みで腰をくねらせて、尻を突き出したり、両手で胸を持ち上げたりしてる。
「彩花……なんで、そんな笑顔で、そんな恥ずかしいこと……」
私は固まったまま、小さく呟いた。
彩花がこっちを見て、にやりと笑う。
そして、私の耳元に顔を寄せて、小声で囁いた。
「お姉ちゃんはね、私よりずっとエロいクールキャラなんだよ。
笑わなくていいから……もっとエロい顔して、エロいポーズしてあげて……
ね、お姉ちゃん♡」
その瞬間、頭の中で何かが弾けた。
(……そう、私は今、佐藤澪じゃない)
私は、淫らでクールで、男を誘惑することしか考えてないゲームのキャラ。
清楚な優等生なんかじゃない。
だから……いいんだ。
私はゆっくりと腕を下ろした。
下乳がぷるんと揺れて、カメラのレンズが一斉にこっちを向く。
「……撮って、ください」
初めて、自分から言った。
声が低くて、自分でも驚くくらい艶っぽかった。
カシャカシャカシャカシャ!!
私は腰を少し前に突き出すようにして、片足を曲げた。
ハイレグの布が横にずれて、割れ目の輪郭がくっきり浮かぶ。
(見えてる……絶対見えてる……)
股間が熱い。蜜が溢れて来ているのがわかる。
でも、もう隠さない。
彩花が隣に寄ってきて、私の腰に手を回した。
「ほら、お姉ちゃん、私のこと抱いて♡」
私は彩花の肩を引き寄せ、胸を押しつけるようにして絡めた。
姉妹キャラの絡みポーズ。
彩花の短いスカートから尻が丸見えで、私のハイレグも横にずれている。
カメラマンが「うおおおお!」って叫んでる。
列ができ始めた。
最初は5人だったのが、10人、20人……気づけば長蛇の列。
私はもう、完全にスイッチが入ってた。
「もっと脚開いてください!」
「……こう、ですか?」
私はカメラに向かってゆっくりと膝を開いた。
ハイレグの布が完全に横にずれて、濡れた恥丘が丸見えになる。
ストロボが光るたびに、蜜が糸を引いてるのが自分でもわかる。
(見て……みんな、私のここ……)
頭が真っ白。
でも気持ちいい。
文化祭の空き教室の、あの感覚が蘇る。
見つかりかけた瞬間の、あの熱が、全身に広がる。
「もっとエロい顔してください!」
私は目を細めて、舌を少し出して、上目遣いでカメラを見た。
「……んっ……どう?」
カメラマンが「最高です!!」って叫んでる。
私はもう、笑わない。
クールで淫らなお姉ちゃんキャラ。
ただ、男たちを誘惑して、撮られて、感じるだけ。
彩花が私の耳元でまた囁いた。
「お姉ちゃん、もう完全に濡れてるよね?……すごいエロい♡」
私は小さく頷いて、彩花の首に腕を回した。
二人で股間を押しつけ合って、腰をくねらせる。
シャッター音の嵐。
もう、何千枚撮られたのかわからない。
(見て……もっと見て……)
私はもう、佐藤澪じゃない。
この瞬間だけは、ただの淫らな被写体。
カメラのレンズの奥に、無数の男たちの視線がある。
全部、私の胸を見て、私の股を見て、私がどれだけ濡れてるか見て、興奮してる。
股間が熱い。
もう限界。
でも、ここでイったら……みんなにバレちゃう。
それが怖いのに、それが欲しい。
私はカメラに向かって、ゆっくりと腰を振った。
ハイレグの布が完全に横にずれて、濡れた割れ目が丸見えのまま。
「……見て……もっと、ちゃんと見て……」
声が震えて、自分でもびっくりするくらい甘ったるかった。
カシャカシャカシャカシャ!!
その日、私は何百人もの男に、淫らなお姉ちゃんとして徹底的に撮られた。
股間はもうぐしょぐしょ。
太腿を伝って滴が落ちていた。
でも、もう隠さない。
だって、私は今、佐藤澪じゃないから。
『16時24分 南展示棟2階 更衣室』
撮影が終わって、更衣室に戻る頃には、膝がガクガクだった。
彩花が「すごかったね、お姉ちゃん♡」って笑ってる。
私は、ふらふらしながら鏡を見た。
そこに映ってるのは、顔を赤らめて、目が潤んで、唇を半開きにした、完全に淫らな女。
(……私、こんな顔してたんだ)
0
あなたにおすすめの小説
病弱な彼女は、外科医の先生に静かに愛されています 〜穏やかな執着に、逃げ場はない〜
来栖れいな
恋愛
――穏やかな微笑みの裏に、逃げられない愛があった。
望んでいたわけじゃない。
けれど、逃げられなかった。
生まれつき弱い心臓を抱える彼女に、政略結婚の話が持ち上がった。
親が決めた未来なんて、受け入れられるはずがない。
無表情な彼の穏やかさが、余計に腹立たしかった。
それでも――彼だけは違った。
優しさの奥に、私の知らない熱を隠していた。
形式だけのはずだった関係は、少しずつ形を変えていく。
これは束縛? それとも、本当の愛?
穏やかな外科医に包まれていく、静かで深い恋の物語。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
屈辱と愛情
守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる