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第30話 カルミー それ違うから...
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リヒトくんはあの後、三人で食事をしてから出かけていったわ。
出掛ける前にカルミーを採寸していたから聞いてみたら、これから義足と義手を買いに行くそうだ。
まるで介護のプロみたいに見えるのは何故かしらね…
リヒトくんが居ないなら丁度良い、約束した通り、カルミーと今後の事について話す事にした。
◆◆◆
「カルミーちょっと良いかな?」
「私は…あははは今の所無職だから何時でも暇だよ」
「そう…それでね、今後について話さない?」
「そうだね、私も色々聞きたかったから丁度良かったよ」
「そう、良かったわ…率直に聞くわね…カルミー貴女赤ちゃん作れるかな?」
「いきなり何を聞くんだよ…まぁ良いや、恐らく出来ないと思う…嫌な話だけどオークの苗床にされていたのに妊娠しなかったんだから、多分妊娠出来ないんじゃないかな…恐らくオークもそれに気が付いたのか、犯されたのは最初の数回…その後は放置されていたよ…生まれつきなのか…あそこで無茶されたからなのかは私には解らない…だけど私はリヒトの子を産んであげられないのは間違いないからね…任せた」
「任せられても困るのよ、私石女だから…」
「それじゃお互い子供は諦めるしかないな、それでリヒトはどう思っているんだ」
「それが余り欲しくないみたいなのよ『別に子供は要らないよ、二人でいつまでも一緒に居られる…それだけで充分だよ』ですってしかもどうしても欲しいって言ったら『子供が欲しいなら養子を貰っても良いし…どうしても俺の子が欲しいなら…奴隷でも最悪買って子供を産んで貰っても良いんじゃないかな』だって、言って置くけど奴隷は手元に置くんじゃなくて『子供を産んでくれたお礼のお金を渡して解放する』みたいよ」
「流石、リヒト女心が解っているね!最高じゃん!だけど奴隷を買うのは良いかもね、解放は…ほら私が此処に来る前の話だろう? 私の介護に必要だから出来ないかも知れないけどね…」
「それでもきっとリヒトくんは解放するんでしょうね…あの子にとって私や貴方のお世話は凄く楽しくて嬉しいみたいだから」
「マジか」
「ええっ、だって私と一緒に暮らして家事は半分こなのよ? しかもね…最初は怖い事に全部リヒトくんがしようとしていたの…料理に掃除に洗濯迄…流石に下着まで洗われるのは恥ずかしいわ...結構頑張って断ったの…そうしたら『ルミナスさんが喜んでくれるから家事も凄く楽しい』って笑顔で返されて本当に困ったわよ『私だってリヒトくんの笑顔がみたい』そう言ってようやく半分返して貰ったんだから…」
「それ、本当なのか?」
「本当よ…大体カルミー貴方、自分の事考えてみなさいよ」
「私?」
「貴方、凄い状態で連れて来られたんだから…私が見た時の貴方はオークと人間の糞尿まみれでオーク特有の腐った卵と人間の精子を混ぜ合わせたような吐き気がするような臭が染みついていたわ。それに体中が寄生虫だらけで…それは凄かったわよ…正直言わして貰えれば馬糞の方がまだ臭わないわよ」
「自覚はある…多分ルミナスが見た状態ですら、治療が終わった状態の筈だもん…多分リヒトが私を見た時はハエに集られていて、手足の傷が壊死していて蛆も集っていた筈だからね、自分ではどうする事も出来なくて一生懸命ハエを払っていた記憶があるよ」
「その状態の貴方をね、半べそ書きながら一生懸命洗っていたのよ…普通は出来ないわ、傍に居るだけで吐き気がする、そんな状態の貴方の、それこそ股間の穴からお尻の穴迄、指迄突っ込んで掻きだしていたわ…ただ洗うだけじゃ落ちないからお湯に抱き上げて浸からせて、ふやかして落として…シラミからダニは薬品をつかって処理していたわ…自分の汚された宝物を必死に綺麗にする男の子みたいに、凄く大切そうに洗っていたわよ」
「自覚はあるんだ…自分が凄く汚かった事は…それに女としても終わっている事も…」
「それもう、リヒトくんに言わない方が良いよ」
「言わないよ、最初の時は気絶していたから兎も角…昨日の夜の事も、今日のお風呂の事もあるから…こんなババアの何処が良いのか、凄く優しくて大切にしてくれるんだから…私の人生で此処迄大切にして貰った事はないよ…だから、本当は自分に価値の無い事は解っているんだ…居るだけで迷惑を掛けるのも解っている…だけど、私にはこの身しかもう無い…魔剣も無いし…だから、こんなゴミみたいな女でも、リヒトは大切にしてくれる…だからあげたんだよ…さっき奴隷契約書をリヒトが笑いながら出してきたから…サインしたんだ…奴隷でも良い、しっかりした絆があれば、私は生きていける…」
「…」
カルミーって文字が真面に読めないのかな…
「あんたねぇ…それ奴隷契約書じゃなくて『婚姻届け』だから!」
「冗談だろう! 絶対に嘘だ…」
「馬鹿なの…あのリヒトくんが笑いながら、そんな物出すと思う…」
「思わない…」
「でしょう? さっき『カルミーさんに受け入れて貰えた』って小躍りしていたわ…許可したのは私だけど…ちょっと複雑な気持ちになったわ」
「だから、あの笑顔…だったのか」
「そうね…あのリヒトくんが貴方を奴隷にして喜ぶと思う?」
「思わない…」
「本当の事知ったらリヒトくん傷つくから…ちゃんと受け入れた事にしておきなさいよ…」
「あはははっ解った…だけど…それだと、私がリヒトの花嫁?」
「そうなるんじゃないの?ようこそ、愛と憎悪と妬みの世界へ…」
「なにそれ…怖い話…?」
「嫉妬怖いわよ?!街を歩くと何処からともなく聞こえてくる舌打ちの『チェ』に『なんであんなババアなの』とか聞こえてくるわ…当たり前でしょう?15歳のピチピチのしかも将来有望なS級冒険者、しかもルックスだって悪くない…その結婚相手が、そこらにいるおばさんなんだから…」
「そんな馬鹿な」
「それじゃ、聞いてみて!『ねぇカルミー、私今度リヒトくんと結婚したのー良いでしょう!若くてカッコ良くてもう最高よ』どうかな?」
「なんだかイラッてきたな」
「何も言わないでも、こんな風に思われるのよ!だからカルミーも覚悟してね…」
「また大げさな…」
「大げさじゃないわ…これ見て」
「何この本、挿絵がリヒトで、うわぁ、なんでリヒトが裸で男に抱かれているんだよ…キモっ」
「一応、それ、リヒトじゃなくてキミトってキャラなんだけど、服も髪型もどう見てもリヒトよね…大人の本屋さんで売られていたわ」
「ルミナス…なんでそんな所に行ったんだよ」
「うふふっ、だってあんなに求めてくれるんだもん、そのね…色々してあげたいじゃない…それは置いておいて…色々な意味で凄い人気者なのよリヒトくんは」
「まぁな…『英雄リヒト』だし…」
「ある程度のやっかみは覚悟してね、特に貴方はかなり嫌な事を言われそうだわ」
「まぁ、そうだよな」
「うん、だけど、そんなのを突っぱねて頑張ろう」
「まぁ、何を言われても私はもう気にしないから大丈夫だよ」
こればかりは慣れて貰うしかないんだけどね…
出掛ける前にカルミーを採寸していたから聞いてみたら、これから義足と義手を買いに行くそうだ。
まるで介護のプロみたいに見えるのは何故かしらね…
リヒトくんが居ないなら丁度良い、約束した通り、カルミーと今後の事について話す事にした。
◆◆◆
「カルミーちょっと良いかな?」
「私は…あははは今の所無職だから何時でも暇だよ」
「そう…それでね、今後について話さない?」
「そうだね、私も色々聞きたかったから丁度良かったよ」
「そう、良かったわ…率直に聞くわね…カルミー貴女赤ちゃん作れるかな?」
「いきなり何を聞くんだよ…まぁ良いや、恐らく出来ないと思う…嫌な話だけどオークの苗床にされていたのに妊娠しなかったんだから、多分妊娠出来ないんじゃないかな…恐らくオークもそれに気が付いたのか、犯されたのは最初の数回…その後は放置されていたよ…生まれつきなのか…あそこで無茶されたからなのかは私には解らない…だけど私はリヒトの子を産んであげられないのは間違いないからね…任せた」
「任せられても困るのよ、私石女だから…」
「それじゃお互い子供は諦めるしかないな、それでリヒトはどう思っているんだ」
「それが余り欲しくないみたいなのよ『別に子供は要らないよ、二人でいつまでも一緒に居られる…それだけで充分だよ』ですってしかもどうしても欲しいって言ったら『子供が欲しいなら養子を貰っても良いし…どうしても俺の子が欲しいなら…奴隷でも最悪買って子供を産んで貰っても良いんじゃないかな』だって、言って置くけど奴隷は手元に置くんじゃなくて『子供を産んでくれたお礼のお金を渡して解放する』みたいよ」
「流石、リヒト女心が解っているね!最高じゃん!だけど奴隷を買うのは良いかもね、解放は…ほら私が此処に来る前の話だろう? 私の介護に必要だから出来ないかも知れないけどね…」
「それでもきっとリヒトくんは解放するんでしょうね…あの子にとって私や貴方のお世話は凄く楽しくて嬉しいみたいだから」
「マジか」
「ええっ、だって私と一緒に暮らして家事は半分こなのよ? しかもね…最初は怖い事に全部リヒトくんがしようとしていたの…料理に掃除に洗濯迄…流石に下着まで洗われるのは恥ずかしいわ...結構頑張って断ったの…そうしたら『ルミナスさんが喜んでくれるから家事も凄く楽しい』って笑顔で返されて本当に困ったわよ『私だってリヒトくんの笑顔がみたい』そう言ってようやく半分返して貰ったんだから…」
「それ、本当なのか?」
「本当よ…大体カルミー貴方、自分の事考えてみなさいよ」
「私?」
「貴方、凄い状態で連れて来られたんだから…私が見た時の貴方はオークと人間の糞尿まみれでオーク特有の腐った卵と人間の精子を混ぜ合わせたような吐き気がするような臭が染みついていたわ。それに体中が寄生虫だらけで…それは凄かったわよ…正直言わして貰えれば馬糞の方がまだ臭わないわよ」
「自覚はある…多分ルミナスが見た状態ですら、治療が終わった状態の筈だもん…多分リヒトが私を見た時はハエに集られていて、手足の傷が壊死していて蛆も集っていた筈だからね、自分ではどうする事も出来なくて一生懸命ハエを払っていた記憶があるよ」
「その状態の貴方をね、半べそ書きながら一生懸命洗っていたのよ…普通は出来ないわ、傍に居るだけで吐き気がする、そんな状態の貴方の、それこそ股間の穴からお尻の穴迄、指迄突っ込んで掻きだしていたわ…ただ洗うだけじゃ落ちないからお湯に抱き上げて浸からせて、ふやかして落として…シラミからダニは薬品をつかって処理していたわ…自分の汚された宝物を必死に綺麗にする男の子みたいに、凄く大切そうに洗っていたわよ」
「自覚はあるんだ…自分が凄く汚かった事は…それに女としても終わっている事も…」
「それもう、リヒトくんに言わない方が良いよ」
「言わないよ、最初の時は気絶していたから兎も角…昨日の夜の事も、今日のお風呂の事もあるから…こんなババアの何処が良いのか、凄く優しくて大切にしてくれるんだから…私の人生で此処迄大切にして貰った事はないよ…だから、本当は自分に価値の無い事は解っているんだ…居るだけで迷惑を掛けるのも解っている…だけど、私にはこの身しかもう無い…魔剣も無いし…だから、こんなゴミみたいな女でも、リヒトは大切にしてくれる…だからあげたんだよ…さっき奴隷契約書をリヒトが笑いながら出してきたから…サインしたんだ…奴隷でも良い、しっかりした絆があれば、私は生きていける…」
「…」
カルミーって文字が真面に読めないのかな…
「あんたねぇ…それ奴隷契約書じゃなくて『婚姻届け』だから!」
「冗談だろう! 絶対に嘘だ…」
「馬鹿なの…あのリヒトくんが笑いながら、そんな物出すと思う…」
「思わない…」
「でしょう? さっき『カルミーさんに受け入れて貰えた』って小躍りしていたわ…許可したのは私だけど…ちょっと複雑な気持ちになったわ」
「だから、あの笑顔…だったのか」
「そうね…あのリヒトくんが貴方を奴隷にして喜ぶと思う?」
「思わない…」
「本当の事知ったらリヒトくん傷つくから…ちゃんと受け入れた事にしておきなさいよ…」
「あはははっ解った…だけど…それだと、私がリヒトの花嫁?」
「そうなるんじゃないの?ようこそ、愛と憎悪と妬みの世界へ…」
「なにそれ…怖い話…?」
「嫉妬怖いわよ?!街を歩くと何処からともなく聞こえてくる舌打ちの『チェ』に『なんであんなババアなの』とか聞こえてくるわ…当たり前でしょう?15歳のピチピチのしかも将来有望なS級冒険者、しかもルックスだって悪くない…その結婚相手が、そこらにいるおばさんなんだから…」
「そんな馬鹿な」
「それじゃ、聞いてみて!『ねぇカルミー、私今度リヒトくんと結婚したのー良いでしょう!若くてカッコ良くてもう最高よ』どうかな?」
「なんだかイラッてきたな」
「何も言わないでも、こんな風に思われるのよ!だからカルミーも覚悟してね…」
「また大げさな…」
「大げさじゃないわ…これ見て」
「何この本、挿絵がリヒトで、うわぁ、なんでリヒトが裸で男に抱かれているんだよ…キモっ」
「一応、それ、リヒトじゃなくてキミトってキャラなんだけど、服も髪型もどう見てもリヒトよね…大人の本屋さんで売られていたわ」
「ルミナス…なんでそんな所に行ったんだよ」
「うふふっ、だってあんなに求めてくれるんだもん、そのね…色々してあげたいじゃない…それは置いておいて…色々な意味で凄い人気者なのよリヒトくんは」
「まぁな…『英雄リヒト』だし…」
「ある程度のやっかみは覚悟してね、特に貴方はかなり嫌な事を言われそうだわ」
「まぁ、そうだよな」
「うん、だけど、そんなのを突っぱねて頑張ろう」
「まぁ、何を言われても私はもう気にしないから大丈夫だよ」
こればかりは慣れて貰うしかないんだけどね…
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