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地獄の剣武会(開催前)
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僕は国王に会う為に王城に登城した。
「久しいなセレス、兄のセレナはどうだ?」
国王は何も知らずに笑いかける。
「何があったのか解りませんが塞ぎこんでおります。」
(お前の娘の所業のせいでな)
「そうか、体を大切にするように伝えよ」
「はい」
今は勇者は居ないだが、第二王女は居た。
「私も心配しているそうお伝え頂けますか?」
僕は殺意が沸いたが何とか堪えて返事をした。
「はい、間違いなく伝えさせて頂きます」
(危ない一瞬殺したくなった。だが、今はそれは出来ない。僕がこうして王に遭えるのはまだ、兄が王女の婚約者だからだ、この地位を利用できなくなるのは痛い)
「それで、今日はいかなるようで来たのだ」
「兄が塞ぎこんでおりますので、剣武会を開かせて頂きたく、つきましてはコロシアムの使用を許可して頂けないかと」
「剣武会とは久しく開かれてないな」
「だからでございます。勇者様の活躍で平和になった事を示す為にも、、、又兄は剣はからきしですが見るのは好きでしたから」
「ははは、、前は建前で、本音は後ろだろう?」
(本音は騎士を殺したいからだよ)
「すみません」
「まぁ良い、相変わらず兄弟仲が良い。良い事じゃ許可しよう」
「ありがとうございます。」
「ただ、他の貴族からのやっかみがあるといけぬ、主催はそうだ儂にして責任者はお主という事でどうじゃ?まぁ国庫に4割も入れてくれれば良いじゃろう」
「ご配慮ありがとうございます。」
(相変わらず狸だな、まぁお金なんて要らないのだけど)
だが、その話が終わる前に勇者である、天上勇気が現れた。
(殺したい、殺したい、殺したい、僕は必死で我慢した)
「そんなに震えなくても良いよ、セレス卿」
「剣武会なら俺も出させてくれないか?」
「いや辞めて下さい」
「どうしてだ、おい」
「あっすいません、勇者様が出場したら潰れてしまう、そう思ったものですから」
「俺を出したくないのか、セレス卿」
(今は我慢だ)
「出したくないに決まってます。」
「お前、いい加減に、、」
「当たり前じゃないですか、勇者様が出たら皆んな棄権して大会が成立しません」
「そ、そうだな」
「そうですよ、魔王すら倒された勇者様に叶う人は居ません。トカゲの強者を決めるのにドラゴンが出てはいけません」
急に天上勇気は気分が良くなった。
「そうだな、確かにトカゲの大会にドラゴンが出てはいけないな。青くならなくても良いぞ、俺は出ないから」
(僕は震えているのか)
「ありがとうございます。ですが、、そうだ優勝者は勇者様と戦える栄誉を与えると言うのはどうでしょうか? そして善戦したら褒章を出すとか」
「それ、いいな。よく思いついたな。」
「はいっ 優勝すれば勇者様と直に戦える栄誉が貰えるとなれば皆やる気もでるでしょう?」
「なら、余からは地位を出そう。 平民が優勝したら騎士に取り立て、騎士が優勝したら副長の地位を、そして優勝した上で勇者に一太刀入れられたら団長に取り立てるというのはどうかな」
「よ、宜しいのですか?」
「良い」
「あっ」
「どうしたのだ、勇者様は聖剣、いや鉄の剣も使うのは無しですよ?」
「解っているって、俺は木剣でいいよ」
「そうですよ、それでも一瞬で終わると思います。」
「大丈夫だって、少しは遊んであげるから」
「ありがとうございます」
あぁぁぁっぁ開催が楽しみだ。この大会を利用して騎士に地獄を見せてやる。
「久しいなセレス、兄のセレナはどうだ?」
国王は何も知らずに笑いかける。
「何があったのか解りませんが塞ぎこんでおります。」
(お前の娘の所業のせいでな)
「そうか、体を大切にするように伝えよ」
「はい」
今は勇者は居ないだが、第二王女は居た。
「私も心配しているそうお伝え頂けますか?」
僕は殺意が沸いたが何とか堪えて返事をした。
「はい、間違いなく伝えさせて頂きます」
(危ない一瞬殺したくなった。だが、今はそれは出来ない。僕がこうして王に遭えるのはまだ、兄が王女の婚約者だからだ、この地位を利用できなくなるのは痛い)
「それで、今日はいかなるようで来たのだ」
「兄が塞ぎこんでおりますので、剣武会を開かせて頂きたく、つきましてはコロシアムの使用を許可して頂けないかと」
「剣武会とは久しく開かれてないな」
「だからでございます。勇者様の活躍で平和になった事を示す為にも、、、又兄は剣はからきしですが見るのは好きでしたから」
「ははは、、前は建前で、本音は後ろだろう?」
(本音は騎士を殺したいからだよ)
「すみません」
「まぁ良い、相変わらず兄弟仲が良い。良い事じゃ許可しよう」
「ありがとうございます。」
「ただ、他の貴族からのやっかみがあるといけぬ、主催はそうだ儂にして責任者はお主という事でどうじゃ?まぁ国庫に4割も入れてくれれば良いじゃろう」
「ご配慮ありがとうございます。」
(相変わらず狸だな、まぁお金なんて要らないのだけど)
だが、その話が終わる前に勇者である、天上勇気が現れた。
(殺したい、殺したい、殺したい、僕は必死で我慢した)
「そんなに震えなくても良いよ、セレス卿」
「剣武会なら俺も出させてくれないか?」
「いや辞めて下さい」
「どうしてだ、おい」
「あっすいません、勇者様が出場したら潰れてしまう、そう思ったものですから」
「俺を出したくないのか、セレス卿」
(今は我慢だ)
「出したくないに決まってます。」
「お前、いい加減に、、」
「当たり前じゃないですか、勇者様が出たら皆んな棄権して大会が成立しません」
「そ、そうだな」
「そうですよ、魔王すら倒された勇者様に叶う人は居ません。トカゲの強者を決めるのにドラゴンが出てはいけません」
急に天上勇気は気分が良くなった。
「そうだな、確かにトカゲの大会にドラゴンが出てはいけないな。青くならなくても良いぞ、俺は出ないから」
(僕は震えているのか)
「ありがとうございます。ですが、、そうだ優勝者は勇者様と戦える栄誉を与えると言うのはどうでしょうか? そして善戦したら褒章を出すとか」
「それ、いいな。よく思いついたな。」
「はいっ 優勝すれば勇者様と直に戦える栄誉が貰えるとなれば皆やる気もでるでしょう?」
「なら、余からは地位を出そう。 平民が優勝したら騎士に取り立て、騎士が優勝したら副長の地位を、そして優勝した上で勇者に一太刀入れられたら団長に取り立てるというのはどうかな」
「よ、宜しいのですか?」
「良い」
「あっ」
「どうしたのだ、勇者様は聖剣、いや鉄の剣も使うのは無しですよ?」
「解っているって、俺は木剣でいいよ」
「そうですよ、それでも一瞬で終わると思います。」
「大丈夫だって、少しは遊んであげるから」
「ありがとうございます」
あぁぁぁっぁ開催が楽しみだ。この大会を利用して騎士に地獄を見せてやる。
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