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第44話 お世話①
しおりを挟む「という事で、聖女のマリアンと賢者のリラも暫く面倒を見る事になったから宜しくな!」
俺は今日の経緯をアイカとエルザに話す事にした。
「あのリヒトさん、もしかして聖女様も賢者様も、もしかして化け乳だったりしますか?」
「残念ながら、それは無い…凄く小さな胸だな」
残念ながら見事なナインぺったんなんだよな。
特にリラの方は男の俺と全く変わらない。
「そうだね! あの二人は羨ましい位の微乳だよ!本当に小さくて…僕…羨ましかったよ…」
二人とも何だか元気が無いな。
俺にとっては『巨乳は至高で正義』なんだが、この世界じゃ別で醜い象徴だからな。
しかも、殆ど存在しないから、物凄くブサイクな存在となっている。
「あのさぁ…変態とか言わないでくれよ!傷つくからな! 俺はアイカやエルザの胸凄く好きだよ。プルプルして触り心地が、うん本当に最高さぁ!」
「本当に?リヒトさん…私の胸が好きなんですね…もう変態さんなんですから、もう仕方ないですね。それならこの胸はもうリヒトさんの物で良いですよ、こんな物好きな人はリヒトさんだけです! 何時でも好きな時に自由に触っても揉んでも構いませんよ!早速揉みますか?」
「うん、仕方が無いなぁ!リヒトは、そんなに僕の大きなこの醜い胸が好きなんて…本当に変態だよ! だけど嬉しいからいいや!僕の胸ももうリヒトの物で良いよ! 何時でも好きな時に自由にして良いからね」
「俺は別に胸が好きな訳じゃないんだ…アイカとエルザの胸だから好きなんだよ! だから変態は止めてくれよ…頼むからさぁ」
いや、本当は大きな胸は大好きだが、それはこの世界じゃ異端だから言わない方が良いよな。
「「リヒト(さん)」」
「そんなに私が好きなんですか? 信じられない…化け乳も一緒に…リヒトさん…この胸も私ももう、全部リヒトさんの物です! もう好きにして構いません…何時でも自由にして下さい!」
「僕、此処迄愛されているなんて思わなかったよ! あははっ僕ももう、胸だけじゃなくて、うん自由にして良いよ?!」
「ありがとう…」
そう言いながら俺は胸に手を伸ばした。
◆◆◆
美味しいご飯を作り、胸を揉みまくったからか二人の機嫌は凄く良くなった。
問題のマリアンとリラのお世話だが、暫くは通いで行う事にした。
俺から見たら違うのだが、世間一般だと
美少女マリアンとリラに対してブサイクなアイカとエルザ。
俺から見たら子供二人にセクシーな少女二人なのだが…こればかりはこの世界の評価だから仕方が無い。
上手い方法が解るまで別々にした方が良いだろう。
トントン。
「ふぁ~い! えっリヒト…ちょっと待って着替えるから」
「嘘、リヒトが来たの? 待って…」
しかし、凄い格好だな…下着姿だ。
まぁ、ナインペタンだから、見た感じは小学生の下着姿にしか見えないけどな。
「待たないよ! そんな姿もう見慣れているから気にしないで良いから」
もう、こんなのは慣れたよ。
汗でべたべたになった下着をいつも手洗いで洗っていたし…なんなら夜のトイレ番までしていたからな。
「待ってよ…ねぇ」
「ちょっと恥ずかしいから…」
「気にするな! 着替えるならそのまま続けて良いよ! 飯は作って来たから、並べる…」
まぁ世話してやるって言った初日だから好物を揃えた。
オムレツにポタージュモドキにパンだ。
まぁ俺達と同じ朝食だな。
こんな物だ。
しかし、何で恥じらいみたいな物見せているんだよ…
ガイアが好きだった頃には『男扱い』してなかったろうが。
そのスタンスは崩さないからな。
「だから待ってよ、待ってってばー――っ」
「リヒト、待って、お願いだから…」
ただの食事の配膳なんだから待つ必要は無いな。
しかし、この部屋汚いな、後で掃除と洗濯もしないと。
もう食事の準備は出来た。
「もう準備は出来たから早目に食ってくれよ! 食器はドアの外に置いておけば回収するから…それじゃぁな!」
「「リヒト…」」
何か言っているが、昔と同じで良いよな。
気にせず俺は部屋を後にした。
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