『異世界は貧乳が正義でした』~だから幼馴染の勇者に追放されても問題がない~ざまぁ? しませんよ!マジで!

石のやっさん

文字の大きさ
44 / 85

第44話 お世話①

しおりを挟む


「という事で、聖女のマリアンと賢者のリラも暫く面倒を見る事になったから宜しくな!」

俺は今日の経緯をアイカとエルザに話す事にした。

「あのリヒトさん、もしかして聖女様も賢者様も、もしかして化け乳だったりしますか?」

「残念ながら、それは無い…凄く小さな胸だな」

残念ながら見事なナインぺったんなんだよな。

特にリラの方は男の俺と全く変わらない。

「そうだね! あの二人は羨ましい位の微乳だよ!本当に小さくて…僕…羨ましかったよ…」

二人とも何だか元気が無いな。

俺にとっては『巨乳は至高で正義』なんだが、この世界じゃ別で醜い象徴だからな。

しかも、殆ど存在しないから、物凄くブサイクな存在となっている。

「あのさぁ…変態とか言わないでくれよ!傷つくからな! 俺はアイカやエルザの胸凄く好きだよ。プルプルして触り心地が、うん本当に最高さぁ!」

「本当に?リヒトさん…私の胸が好きなんですね…もう変態さんなんですから、もう仕方ないですね。それならこの胸はもうリヒトさんの物で良いですよ、こんな物好きな人はリヒトさんだけです! 何時でも好きな時に自由に触っても揉んでも構いませんよ!早速揉みますか?」


「うん、仕方が無いなぁ!リヒトは、そんなに僕の大きなこの醜い胸が好きなんて…本当に変態だよ! だけど嬉しいからいいや!僕の胸ももうリヒトの物で良いよ! 何時でも好きな時に自由にして良いからね」

「俺は別に胸が好きな訳じゃないんだ…アイカとエルザの胸だから好きなんだよ! だから変態は止めてくれよ…頼むからさぁ」

いや、本当は大きな胸は大好きだが、それはこの世界じゃ異端だから言わない方が良いよな。

「「リヒト(さん)」」

「そんなに私が好きなんですか? 信じられない…化け乳も一緒に…リヒトさん…この胸も私ももう、全部リヒトさんの物です! もう好きにして構いません…何時でも自由にして下さい!」

「僕、此処迄愛されているなんて思わなかったよ! あははっ僕ももう、胸だけじゃなくて、うん自由にして良いよ?!」

「ありがとう…」

そう言いながら俺は胸に手を伸ばした。

◆◆◆

美味しいご飯を作り、胸を揉みまくったからか二人の機嫌は凄く良くなった。

問題のマリアンとリラのお世話だが、暫くは通いで行う事にした。

俺から見たら違うのだが、世間一般だと

美少女マリアンとリラに対してブサイクなアイカとエルザ。

俺から見たら子供二人にセクシーな少女二人なのだが…こればかりはこの世界の評価だから仕方が無い。

上手い方法が解るまで別々にした方が良いだろう。

トントン。

「ふぁ~い! えっリヒト…ちょっと待って着替えるから」

「嘘、リヒトが来たの? 待って…」

しかし、凄い格好だな…下着姿だ。

まぁ、ナインペタンだから、見た感じは小学生の下着姿にしか見えないけどな。

「待たないよ! そんな姿もう見慣れているから気にしないで良いから」

もう、こんなのは慣れたよ。

汗でべたべたになった下着をいつも手洗いで洗っていたし…なんなら夜のトイレ番までしていたからな。

「待ってよ…ねぇ」

「ちょっと恥ずかしいから…」

「気にするな! 着替えるならそのまま続けて良いよ! 飯は作って来たから、並べる…」

まぁ世話してやるって言った初日だから好物を揃えた。

オムレツにポタージュモドキにパンだ。

まぁ俺達と同じ朝食だな。

こんな物だ。

しかし、何で恥じらいみたいな物見せているんだよ…

ガイアが好きだった頃には『男扱い』してなかったろうが。

そのスタンスは崩さないからな。

「だから待ってよ、待ってってばー――っ」

「リヒト、待って、お願いだから…」

ただの食事の配膳なんだから待つ必要は無いな。

しかし、この部屋汚いな、後で掃除と洗濯もしないと。

もう食事の準備は出来た。

「もう準備は出来たから早目に食ってくれよ! 食器はドアの外に置いておけば回収するから…それじゃぁな!」

「「リヒト…」」

何か言っているが、昔と同じで良いよな。

気にせず俺は部屋を後にした。

しおりを挟む
感想 129

あなたにおすすめの小説

勇者の隣に住んでいただけの村人の話。

カモミール
ファンタジー
とある村に住んでいた英雄にあこがれて勇者を目指すレオという少年がいた。 だが、勇者に選ばれたのはレオの幼馴染である少女ソフィだった。 その事実にレオは打ちのめされ、自堕落な生活を送ることになる。 だがそんなある日、勇者となったソフィが死んだという知らせが届き…? 才能のない村びとである少年が、幼馴染で、好きな人でもあった勇者の少女を救うために勇気を出す物語。

友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。

石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。 だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった 何故なら、彼は『転生者』だから… 今度は違う切り口からのアプローチ。 追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。 こうご期待。

僕の秘密を知った自称勇者が聖剣を寄越せと言ってきたので渡してみた

黒木メイ
ファンタジー
世界に一人しかいないと言われている『勇者』。 その『勇者』は今、ワグナー王国にいるらしい。 曖昧なのには理由があった。 『勇者』だと思わしき少年、レンが頑なに「僕は勇者じゃない」と言っているからだ。 どんなに周りが勇者だと持て囃してもレンは認めようとしない。 ※小説家になろうにも随時転載中。 レンはただ、ある目的のついでに人々を助けただけだと言う。 それでも皆はレンが勇者だと思っていた。 突如日本という国から彼らが転移してくるまでは。 はたして、レンは本当に勇者ではないのか……。 ざまぁあり・友情あり・謎ありな作品です。 ※小説家になろう、カクヨム、ネオページにも掲載。

俺が死んでから始まる物語

石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていたポーター(荷物運び)のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもないことは自分でも解っていた。 だが、それでもセレスはパーティに残りたかったので土下座までしてリヒトに情けなくもしがみついた。 余りにしつこいセレスに頭に来たリヒトはつい剣の柄でセレスを殴った…そして、セレスは亡くなった。 そこからこの話は始まる。 セレスには誰にも言った事が無い『秘密』があり、その秘密のせいで、死ぬことは怖く無かった…死から始まるファンタジー此処に開幕

最上級のパーティで最底辺の扱いを受けていたDランク錬金術師は新パーティで成り上がるようです(完)

みかん畑
ファンタジー
最上級のパーティで『荷物持ち』と嘲笑されていた僕は、パーティからクビを宣告されて抜けることにした。 在籍中は僕が色々肩代わりしてたけど、僕を荷物持ち扱いするくらい優秀な仲間たちなので、抜けても問題はないと思ってます。

最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした

新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。 「もうオマエはいらん」 勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。 ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。 転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。 勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)

収納魔法を極めた魔術師ですが、勇者パーティを追放されました。ところで俺の追放理由って “どれ” ですか?

木塚麻弥
ファンタジー
収納魔法を活かして勇者パーティーの荷物持ちをしていたケイトはある日、パーティーを追放されてしまった。 追放される理由はよく分からなかった。 彼はパーティーを追放されても文句の言えない理由を無数に抱えていたからだ。 結局どれが本当の追放理由なのかはよく分からなかったが、勇者から追放すると強く言われたのでケイトはそれに従う。 しかし彼は、追放されてもなお仲間たちのことが好きだった。 たった四人で強大な魔王軍に立ち向かおうとするかつての仲間たち。 ケイトは彼らを失いたくなかった。 勇者たちとまた一緒に食事がしたかった。 しばらくひとりで悩んでいたケイトは気づいてしまう。 「追放されたってことは、俺の行動を制限する奴もいないってことだよな?」 これは収納魔法しか使えない魔術師が、仲間のために陰で奮闘する物語。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

処理中です...