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第67話 魂の宿った物
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死んでいるワイバーンは26羽だった。
魔族の四天王でこれなのか…
最早人類に希望なんて無いな…恐らく20ガイア(ガイア20人)で互角に持ち込めるかどうかだな…
それよりこの死体だ。
討伐証明の右足の先だけならどうにか全部俺の収納袋に入るが、本体となれば精々が2羽だ。
だが売れば一財産になるワイバーンを残していくのは勿体ない。
「あれ! リヒトちゃん、困った顔をしてどうしたんですか?」
「いや、このワイバーンをどうしようかなと…」
「もしかして、リヒトちゃんの収納袋って小さいんですか? 仕方が無いな、もぉ…お姉ちゃんの収納袋に入れておいてあげますよ」
嘘だろう、一瞬にしてワイバーン26羽が吸い込まれた。
「凄いな…まるで国宝級並み…」
「甘いわ…これ神話級だけど?」
神話級、人類の手元にある最高の収納袋で伝説級…凄い訳だ。
「凄いな」
「でしょう? これは私で認識されているから他の人には使えないですよね。しかも私が死んだら一緒に朽ち果てる仕様だから安心なんですよ…もしかしてリヒトちゃんのは余り入らないんですか?」
「結構入るけど、ワイバーンじゃ1羽か2羽が精いっぱいだ」
「まぁ、私は余り甘やかさないですけど? それじゃ可哀そうだから、そうですね? これをあげましょう」
「これは?」
「はぁ、収納袋ですけど?」
何だか不気味な感じがする袋だな。
「ありがとう」
お礼を言い袋を受け取ると一瞬袋に美女の顔が浮かび上がり消えた。
「どうやら、気に入られたようですね? うふっ!良かったですね」
「その袋は死んだ同胞、サキュバスの魂から作られていますから、気に入られなかったら殺されていますよ…まぁリヒトちゃんなら気に入られると思っていました…結構な容量で、国宝級位は入ります、便利でしょう」
「凄い…だけどサキュバスの魂から…」
「ええっ、サキュバスの魂から作られていますから、気にいらない相手だと平気で殺します…気にいられたら問題は無いですけど…良かったですね」
なんだか物騒な話だな…
「気にいられなかったら…いったい」
「そうですね! 今頃パックンされて収納袋に閉じ込められて一生出られないか、食べられちゃってますね…きゃははっ、ですがリヒトちゃんはこの世界で恐らく唯一の巨乳好き…サキュバスの魂から作った、それが嫌う訳ないと思っていましたよ」
「まぁ良いや、ありがとう」
「しかし、リヒトちゃんの武器や防具も良く見ると貧相ですねぇ~、余り私は甘やかしませんが、可愛そうなので少しプレゼントしますか…まずその剣...」
「これは結構高かったんだ」
「ちょっと貸して下さい」
俺は剣をレイラに渡した。
レイラが剣を指で挟むと簡単に折れてしまった。
「嘘だろう…それ、一応は業物だぞ、というか、この剣どうするんだ…」
「はぁ~、それが業物なのですか? やはり人間の持つ武器は聖剣と一部の魔剣以外は、本当に…脆弱なのですね…仕方がありません、良い剣をあげましょう」
見た感じ、剣の柄に凄い美女が刻まれている。
白銀に輝く凄く綺麗な剣だが、なんだか黒い靄が剣の周りに纏わりついている。
「凄く、綺麗な剣だけど禍々しいな…だが、凄い剣なのは見て解る。エルザの魔剣よりも上に見えるけど、俺が持って大丈夫なのか?」
「恐らくこの剣はリヒトちゃん以外持てないかも知れません…うふっどうぞ!」
俺がおっかなびっくり手を出すと、白銀の美女の目が怪しく光った気がした。
剣から白銀の触手が俺に伸びてきて俺が持つのでなく、剣が俺を選んだように手に触手が絡みついた。
「痛っ」
触手から針みたいな物が飛び出て俺の手に刺さり、その瞬間触手と針が消えていった。
まさか呪われた剣なのか…レイラが俺を騙したのか?
「あらっ、その子もリヒトちゃんを気にいったようですね、元々かなり気が荒かったから、その名残りですかね、多分今のでリヒトちゃん専門の剣になったみたいですね…あっ、その子も同じように世の中を呪ったサキュバスの魂から作った物です…うふふっ、その剣も喜んでますよ!」
これもサキュバスの魂から作った…物?
「大丈夫なのか?」
「リヒトちゃんなら大丈夫ですね? だけど他の男性が持ったら多分殺されますよ! そしてこれが最後…胸当てです」
これも絶世の美女のレリーフが刻まれている、美術品みたいに綺麗な胸当てだ。
しかも…凄く美しく…女神みたいに見える...まぁ本物のこの世界の女神は俺は嫌いだけどな。
気のせいか、レリーフの目が怪しく光った様な気がした。
すると、まるで飛びつくように俺に貼りついた。
「そういえば、サキュバスの魂から作った物という事は…これも?」
「その収納袋や剣、胸当ては無念のまま死んでいった、サキュバスの魂が宿っています! 世の中が変わり『魔界で最も美しい』と言われていた存在が『最も醜い』と言われる様になって、世界を恨み、嘆き死んでいった3人のサキュバスロードの魂から作られた物です」
「そうなのか?」
この装飾された物が元の姿なら、これ程の美女が『醜い』そんな扱いをされたならさぞかし世界に対して恨みも深いだろうな。
「皆私に劣らない位の巨乳でナイスプロポーションでした、ですがぞんざいに扱われる様になり、迫害され、最後は餓死したり殺されたり非業の死を遂げました…本来は呪いの筈ですが…化け乳と言わず巨乳と言い、その容姿を愛するリヒトちゃんなら、手を貸してくれるそう思いました」
「呪われて死んだりしないか?」
「うふっ、他の人間なら身に着けた瞬間、死にますね! ですが、その子たち…凄く喜んでいますよ! きっとリヒトちゃんを守ってくれます」
「そうか…」
俺はレイラから貰った収納袋に剣、そして胸当てを見た。
見た瞬間、頭の中にイメージが流れ込んできた。
収納袋からは幼い顔立ちなのに胸が凄く大きいふわっとした金髪のロリ巨乳の女の子。
剣からは、荒らしい女性の騎士みたいなショートカットの赤毛の女性。
そして胸当てからは、黒髪の妖艶な美女…
いずれも前世なら、物語のヒロインに近い…まるで現実味が無い位の幻想的な美しい姿だ。
レイラに負けない位の美女に俺には思えた。
「リヒトちゃん…鼻血」
「えっ…あっ…」
「まぁ、そうなりますね!いずれも世界が変わるまでは魔界でも有数の美女ですから。しかし…本当にリヒトちゃんは巨乳が好きなんですね…うふっ、その子達…本当に喜んでいますね」
「さっきから体が凄く軽いし、なんだか強くなった気がする」
体が凄く暖かい。
まるで女神に抱かれているような感覚だ…間違いなく強くなった。
「そうですね! 元の三倍位は強くなりましたね」
嘘だろう…それなら、恐らくエルザよりもガイアよりも強い。
「もしかして魔族の四天王や幹部クラス位にはなったのかな」
「はっ?」
なんで変な顔をしているんだ?
「いや、元の三倍なら、今の勇者より強い位だから、その位かと…」
「サキュバスクィーンの私なら、次に強いサキュバスロード10人相手でも瞬殺ですね! ちなみに四天王の中での私の序列は4番目でした。だから、幹部クラス相手にしたら、三人の力を完全に手に入れても…一瞬でミンチですね」
そこ迄戦力差があるのか…
「そういえば、この子達の名前は何ていうのかな?」
「うふっ、それは仲良くなればいつかきっと、教えて貰えますよ…本当に仲良くなったら名前が頭に浮かぶので、それを楽しみに…まぁ大切に使ってあげて下さい…その子たちは、私と本当に仲の良い子達でしたから、お願いしますね」
「解ったよ…大切にする」
「良かったわね…良い相手に恵まれて」
そういうレイラは、なんだか少し嬉しそうだった。
魔族の四天王でこれなのか…
最早人類に希望なんて無いな…恐らく20ガイア(ガイア20人)で互角に持ち込めるかどうかだな…
それよりこの死体だ。
討伐証明の右足の先だけならどうにか全部俺の収納袋に入るが、本体となれば精々が2羽だ。
だが売れば一財産になるワイバーンを残していくのは勿体ない。
「あれ! リヒトちゃん、困った顔をしてどうしたんですか?」
「いや、このワイバーンをどうしようかなと…」
「もしかして、リヒトちゃんの収納袋って小さいんですか? 仕方が無いな、もぉ…お姉ちゃんの収納袋に入れておいてあげますよ」
嘘だろう、一瞬にしてワイバーン26羽が吸い込まれた。
「凄いな…まるで国宝級並み…」
「甘いわ…これ神話級だけど?」
神話級、人類の手元にある最高の収納袋で伝説級…凄い訳だ。
「凄いな」
「でしょう? これは私で認識されているから他の人には使えないですよね。しかも私が死んだら一緒に朽ち果てる仕様だから安心なんですよ…もしかしてリヒトちゃんのは余り入らないんですか?」
「結構入るけど、ワイバーンじゃ1羽か2羽が精いっぱいだ」
「まぁ、私は余り甘やかさないですけど? それじゃ可哀そうだから、そうですね? これをあげましょう」
「これは?」
「はぁ、収納袋ですけど?」
何だか不気味な感じがする袋だな。
「ありがとう」
お礼を言い袋を受け取ると一瞬袋に美女の顔が浮かび上がり消えた。
「どうやら、気に入られたようですね? うふっ!良かったですね」
「その袋は死んだ同胞、サキュバスの魂から作られていますから、気に入られなかったら殺されていますよ…まぁリヒトちゃんなら気に入られると思っていました…結構な容量で、国宝級位は入ります、便利でしょう」
「凄い…だけどサキュバスの魂から…」
「ええっ、サキュバスの魂から作られていますから、気にいらない相手だと平気で殺します…気にいられたら問題は無いですけど…良かったですね」
なんだか物騒な話だな…
「気にいられなかったら…いったい」
「そうですね! 今頃パックンされて収納袋に閉じ込められて一生出られないか、食べられちゃってますね…きゃははっ、ですがリヒトちゃんはこの世界で恐らく唯一の巨乳好き…サキュバスの魂から作った、それが嫌う訳ないと思っていましたよ」
「まぁ良いや、ありがとう」
「しかし、リヒトちゃんの武器や防具も良く見ると貧相ですねぇ~、余り私は甘やかしませんが、可愛そうなので少しプレゼントしますか…まずその剣...」
「これは結構高かったんだ」
「ちょっと貸して下さい」
俺は剣をレイラに渡した。
レイラが剣を指で挟むと簡単に折れてしまった。
「嘘だろう…それ、一応は業物だぞ、というか、この剣どうするんだ…」
「はぁ~、それが業物なのですか? やはり人間の持つ武器は聖剣と一部の魔剣以外は、本当に…脆弱なのですね…仕方がありません、良い剣をあげましょう」
見た感じ、剣の柄に凄い美女が刻まれている。
白銀に輝く凄く綺麗な剣だが、なんだか黒い靄が剣の周りに纏わりついている。
「凄く、綺麗な剣だけど禍々しいな…だが、凄い剣なのは見て解る。エルザの魔剣よりも上に見えるけど、俺が持って大丈夫なのか?」
「恐らくこの剣はリヒトちゃん以外持てないかも知れません…うふっどうぞ!」
俺がおっかなびっくり手を出すと、白銀の美女の目が怪しく光った気がした。
剣から白銀の触手が俺に伸びてきて俺が持つのでなく、剣が俺を選んだように手に触手が絡みついた。
「痛っ」
触手から針みたいな物が飛び出て俺の手に刺さり、その瞬間触手と針が消えていった。
まさか呪われた剣なのか…レイラが俺を騙したのか?
「あらっ、その子もリヒトちゃんを気にいったようですね、元々かなり気が荒かったから、その名残りですかね、多分今のでリヒトちゃん専門の剣になったみたいですね…あっ、その子も同じように世の中を呪ったサキュバスの魂から作った物です…うふふっ、その剣も喜んでますよ!」
これもサキュバスの魂から作った…物?
「大丈夫なのか?」
「リヒトちゃんなら大丈夫ですね? だけど他の男性が持ったら多分殺されますよ! そしてこれが最後…胸当てです」
これも絶世の美女のレリーフが刻まれている、美術品みたいに綺麗な胸当てだ。
しかも…凄く美しく…女神みたいに見える...まぁ本物のこの世界の女神は俺は嫌いだけどな。
気のせいか、レリーフの目が怪しく光った様な気がした。
すると、まるで飛びつくように俺に貼りついた。
「そういえば、サキュバスの魂から作った物という事は…これも?」
「その収納袋や剣、胸当ては無念のまま死んでいった、サキュバスの魂が宿っています! 世の中が変わり『魔界で最も美しい』と言われていた存在が『最も醜い』と言われる様になって、世界を恨み、嘆き死んでいった3人のサキュバスロードの魂から作られた物です」
「そうなのか?」
この装飾された物が元の姿なら、これ程の美女が『醜い』そんな扱いをされたならさぞかし世界に対して恨みも深いだろうな。
「皆私に劣らない位の巨乳でナイスプロポーションでした、ですがぞんざいに扱われる様になり、迫害され、最後は餓死したり殺されたり非業の死を遂げました…本来は呪いの筈ですが…化け乳と言わず巨乳と言い、その容姿を愛するリヒトちゃんなら、手を貸してくれるそう思いました」
「呪われて死んだりしないか?」
「うふっ、他の人間なら身に着けた瞬間、死にますね! ですが、その子たち…凄く喜んでいますよ! きっとリヒトちゃんを守ってくれます」
「そうか…」
俺はレイラから貰った収納袋に剣、そして胸当てを見た。
見た瞬間、頭の中にイメージが流れ込んできた。
収納袋からは幼い顔立ちなのに胸が凄く大きいふわっとした金髪のロリ巨乳の女の子。
剣からは、荒らしい女性の騎士みたいなショートカットの赤毛の女性。
そして胸当てからは、黒髪の妖艶な美女…
いずれも前世なら、物語のヒロインに近い…まるで現実味が無い位の幻想的な美しい姿だ。
レイラに負けない位の美女に俺には思えた。
「リヒトちゃん…鼻血」
「えっ…あっ…」
「まぁ、そうなりますね!いずれも世界が変わるまでは魔界でも有数の美女ですから。しかし…本当にリヒトちゃんは巨乳が好きなんですね…うふっ、その子達…本当に喜んでいますね」
「さっきから体が凄く軽いし、なんだか強くなった気がする」
体が凄く暖かい。
まるで女神に抱かれているような感覚だ…間違いなく強くなった。
「そうですね! 元の三倍位は強くなりましたね」
嘘だろう…それなら、恐らくエルザよりもガイアよりも強い。
「もしかして魔族の四天王や幹部クラス位にはなったのかな」
「はっ?」
なんで変な顔をしているんだ?
「いや、元の三倍なら、今の勇者より強い位だから、その位かと…」
「サキュバスクィーンの私なら、次に強いサキュバスロード10人相手でも瞬殺ですね! ちなみに四天王の中での私の序列は4番目でした。だから、幹部クラス相手にしたら、三人の力を完全に手に入れても…一瞬でミンチですね」
そこ迄戦力差があるのか…
「そういえば、この子達の名前は何ていうのかな?」
「うふっ、それは仲良くなればいつかきっと、教えて貰えますよ…本当に仲良くなったら名前が頭に浮かぶので、それを楽しみに…まぁ大切に使ってあげて下さい…その子たちは、私と本当に仲の良い子達でしたから、お願いしますね」
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