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入学式とヒロイン決定
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茜さんとのデートが土曜日。
その前に始業式を含み数日登校する日がある。
実際に、自分の実年齢と同じ学生と過ごす日が数日ある。
俺はこれがチャンスだと思っている。
今の俺は16歳の体に38歳の精神の状態だ、精神的には大人の女性の茜さんに惹かれる物があるが肉体的にはどうなのか検証しなくてはならない。
案外、肉体に左右されて若い子に惹かれるかも知れない。
その場合は、仲の良い親子としてこれからの人生を過ごせば良い、ここはギャルゲーの世界なのだから魅力的な女の子が沢山居る筈だ。
本来の筋書き通り、その中の一人を選べば良いだけだ。
だけど、そうで無かった場合は、真剣に茜さんを口説く、それしかない...少なくとも38歳の精神は彼女を物凄く綺麗な女性として捉えている。
入学式の日、茜さんは仕事で来れない事をしきりに謝っていたが、38歳の精神の俺にはどうでも良い..
「気にしないで良いよ! その分土曜日のデートは思いっきり楽しもう!」
そう伝えると爽やかな笑顔で学校へと出かけていった。
茜さんは後ろで顔を赤くしていたが、気にしない。
学校へ向かう途中で背の低い女の子がぶつかってきた。
その瞬間、頭の中にキラキラした物が一瞬ひらめいた...恐らく彼女が攻略対象のヒロインの一人なのだろう。
「ごめんなさい..急いでいた物で..もしかして貴方も新入生ですか?」
「そうだよ..だけど時間はまだ充分あるから急がないでも良いんじゃない?」
「えっ...ああ、時間間違えていた..本当だ!」
多分、ドジキャラのヒロインだと思う..そう考えて見れば普通の女の子より数段上の美少女だ。
だが、やはり、精神年齢が38歳の俺から見たら子供にしか思えない。
学校に着くまで話したが、親戚の姪っ子と話している感覚しかない。
この子と恋愛が出来るかと言えば...残念ながらノーだ、ロリコンという物が頭の上をよぎる。
「話し聞いてますか?」
「うん、聞いているよ! 歳より若く見られるのが悩みなんでしょう?」
「そう、なんですよ、私、背が低いから良く小学生に間違われて本当に頭に来ちゃいます」
「だけど、その分、可愛いから良いんじゃない?」
「えっ..」
「いや、年相応に見られて、可愛くなかったり不細工なよりよっぽど良くない?」
「それはそうですけど..」
「少なくとも、そんだけ美少女なんだから恵まれていると思うよ? 」
「私が美少女?」
「少なくとも俺にはそう思えるけどね...」
この世界がギャルゲーの世界、そして君はヒロインの多分一人、恋愛対象ではないが芸能人のロリっ娘以上に可愛い事はたしかだ。
「私、そんな事言われた事ないよ?」
「それは、周りが見る目が無いからだと思う..」
「流石に、照れるよ! そうだ、私、高橋恵、名前教えてよ!」
「俺は 田中一郎、凄く平凡な名前だけど..本当にそうなんだ!」
「本当に、絵に描いたような平凡な名前だね..」
「よく言われる」
学校について掲示板を見たら、高橋さんは隣のクラスだった。
「それじゃ此処でお別れだね」
「うん、だけど隣のクラスだから途中まで一緒に行こうよ!」
「それじゃ、そこまで一緒に行きますか?」
教室の前まで一緒に行って別れた。
クラスの中に入るとまだ、まばらで人数が少ない。
その中の一人の女の子がオロオロしていた。
「どうかしたの?」
やはり話しかけると、頭の中に一瞬キラキラした物が閃いた。
うん、この子も多分、ヒロインだ。
もし、自分が16歳だったら一目惚れしてしまうレベルの美少女だ。
「あっ! いやー、席って勝手に座っても良いのかなと思って..」
「まだ、席が決まって無いから適当に座っていても良いんじゃない? 後で担任が来たら、何か指示があると思うよ!」
「そうだよね、それじゃとりあえずここに座っておこうかな?」
態々、他の席まで歩くのも可笑しいので、俺は隣に座った。
「ありがとう」
「どういたしまして」
これで確定的だ、やはり俺の恋愛観は38歳で間違いない。
この横に座っている娘はどう見ても、自分の初恋の子など比べ物にならない美少女だ。
高橋さんはロリ系美少女だから触手が動かないのか、そう思ったけど、あきらかに同年齢の彼女に何も思わないならもう確定だろう。
その後、担任が来て席決めが終わった。
残念ながら担任は男だった。
ヒロインの1人なら良かったのに...
その後、体育館に移り、退屈な入学式が終わる迄ぼーっとしていた。
いや、実際には妄想していた。
俺は38歳だから恋愛についてはかなり先まで考えてしまう。
例えば、さっき、知り合った高橋さんや藤崎さん(さっき隣になった子)とSEXが出来るか?
答えは「出来ないだ」
俺の体がどんなに若くても、精神はおっさんなんだ..38歳の親父が16歳の子供に手を出す..いや不味いだろう。
前の世界の姪っ子位の子には流石に手を出せない..
「年上好き」「熟女好き」そう言われても仕方ないが...精神年齢に合わせた恋愛をするしか無い本当にそう思った。
これで確定した...それと同時に腹を括った。
俺のヒロインは「茜さん」実の母親だ。
その前に始業式を含み数日登校する日がある。
実際に、自分の実年齢と同じ学生と過ごす日が数日ある。
俺はこれがチャンスだと思っている。
今の俺は16歳の体に38歳の精神の状態だ、精神的には大人の女性の茜さんに惹かれる物があるが肉体的にはどうなのか検証しなくてはならない。
案外、肉体に左右されて若い子に惹かれるかも知れない。
その場合は、仲の良い親子としてこれからの人生を過ごせば良い、ここはギャルゲーの世界なのだから魅力的な女の子が沢山居る筈だ。
本来の筋書き通り、その中の一人を選べば良いだけだ。
だけど、そうで無かった場合は、真剣に茜さんを口説く、それしかない...少なくとも38歳の精神は彼女を物凄く綺麗な女性として捉えている。
入学式の日、茜さんは仕事で来れない事をしきりに謝っていたが、38歳の精神の俺にはどうでも良い..
「気にしないで良いよ! その分土曜日のデートは思いっきり楽しもう!」
そう伝えると爽やかな笑顔で学校へと出かけていった。
茜さんは後ろで顔を赤くしていたが、気にしない。
学校へ向かう途中で背の低い女の子がぶつかってきた。
その瞬間、頭の中にキラキラした物が一瞬ひらめいた...恐らく彼女が攻略対象のヒロインの一人なのだろう。
「ごめんなさい..急いでいた物で..もしかして貴方も新入生ですか?」
「そうだよ..だけど時間はまだ充分あるから急がないでも良いんじゃない?」
「えっ...ああ、時間間違えていた..本当だ!」
多分、ドジキャラのヒロインだと思う..そう考えて見れば普通の女の子より数段上の美少女だ。
だが、やはり、精神年齢が38歳の俺から見たら子供にしか思えない。
学校に着くまで話したが、親戚の姪っ子と話している感覚しかない。
この子と恋愛が出来るかと言えば...残念ながらノーだ、ロリコンという物が頭の上をよぎる。
「話し聞いてますか?」
「うん、聞いているよ! 歳より若く見られるのが悩みなんでしょう?」
「そう、なんですよ、私、背が低いから良く小学生に間違われて本当に頭に来ちゃいます」
「だけど、その分、可愛いから良いんじゃない?」
「えっ..」
「いや、年相応に見られて、可愛くなかったり不細工なよりよっぽど良くない?」
「それはそうですけど..」
「少なくとも、そんだけ美少女なんだから恵まれていると思うよ? 」
「私が美少女?」
「少なくとも俺にはそう思えるけどね...」
この世界がギャルゲーの世界、そして君はヒロインの多分一人、恋愛対象ではないが芸能人のロリっ娘以上に可愛い事はたしかだ。
「私、そんな事言われた事ないよ?」
「それは、周りが見る目が無いからだと思う..」
「流石に、照れるよ! そうだ、私、高橋恵、名前教えてよ!」
「俺は 田中一郎、凄く平凡な名前だけど..本当にそうなんだ!」
「本当に、絵に描いたような平凡な名前だね..」
「よく言われる」
学校について掲示板を見たら、高橋さんは隣のクラスだった。
「それじゃ此処でお別れだね」
「うん、だけど隣のクラスだから途中まで一緒に行こうよ!」
「それじゃ、そこまで一緒に行きますか?」
教室の前まで一緒に行って別れた。
クラスの中に入るとまだ、まばらで人数が少ない。
その中の一人の女の子がオロオロしていた。
「どうかしたの?」
やはり話しかけると、頭の中に一瞬キラキラした物が閃いた。
うん、この子も多分、ヒロインだ。
もし、自分が16歳だったら一目惚れしてしまうレベルの美少女だ。
「あっ! いやー、席って勝手に座っても良いのかなと思って..」
「まだ、席が決まって無いから適当に座っていても良いんじゃない? 後で担任が来たら、何か指示があると思うよ!」
「そうだよね、それじゃとりあえずここに座っておこうかな?」
態々、他の席まで歩くのも可笑しいので、俺は隣に座った。
「ありがとう」
「どういたしまして」
これで確定的だ、やはり俺の恋愛観は38歳で間違いない。
この横に座っている娘はどう見ても、自分の初恋の子など比べ物にならない美少女だ。
高橋さんはロリ系美少女だから触手が動かないのか、そう思ったけど、あきらかに同年齢の彼女に何も思わないならもう確定だろう。
その後、担任が来て席決めが終わった。
残念ながら担任は男だった。
ヒロインの1人なら良かったのに...
その後、体育館に移り、退屈な入学式が終わる迄ぼーっとしていた。
いや、実際には妄想していた。
俺は38歳だから恋愛についてはかなり先まで考えてしまう。
例えば、さっき、知り合った高橋さんや藤崎さん(さっき隣になった子)とSEXが出来るか?
答えは「出来ないだ」
俺の体がどんなに若くても、精神はおっさんなんだ..38歳の親父が16歳の子供に手を出す..いや不味いだろう。
前の世界の姪っ子位の子には流石に手を出せない..
「年上好き」「熟女好き」そう言われても仕方ないが...精神年齢に合わせた恋愛をするしか無い本当にそう思った。
これで確定した...それと同時に腹を括った。
俺のヒロインは「茜さん」実の母親だ。
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