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なんだかんだありましたが、無事(?)に準備が完了しました。
この後夜会に行くなんて…そんな体力ないやい!
私がゴネても行かなければならないキマリなので渋々部屋を出て玄関へ向かいます。
階段を降りた所でばったりとお姉様に出会いました。
いや、これはお姉様私を待っていましたね?
偶然を装い階段の脇から出てこられましたが…お姉様の部屋は2階にありますし、出てこられた階段の脇は花瓶が置かれているだけで何もない場所です。
わざわざ笑うために待っていてくださったんですね。
本当にありがた迷惑。
お姉様はそれはもうゴテゴテした派手なドレスを着ておられました。
リボンにレース大量発生、その上大ぶりな宝石まで縫い付けられています。
目がチカチカしそうです。
お姉様は、ゴテゴテした衣装を好まれます。
毎回毎回押し付けられるから知っていますが、あれかなり重いんですよね…。
それを平然と着ているお姉様の体はきっと鋼でできているはずです!
あ、精神も鋼メンタルですね!
いや、もうダイヤモンドレベル?
あれ?1番硬いのはダイヤモンドだったっけ?
そんな事を考えていると、お姉様から声を掛けられました。
「貴女のドレスは私から奪った(押し付けた)やつよね?」
「はい。お姉様から頂いたドレス(素材)です。」
「そんなドレスあったかしら?いつ私そのドレスあげたんだったかしら?」
「このドレス(素材)は先々月に頂いたものです。それを私が着れるようにちょっと調整(魔改造)させてもらいました。この髪飾りも同じドレス(素材)で作って貰いました。いつもドレス(素材兼売り物)をありがとうございます。」
私が礼を言うと、嫌そうな顔をされました。
そうでしょうね!
お姉様の期待通りになりませんでしたからね!
私には最強のリメイク師達が付いているんですからね!
若干暴走気味のメンバーもいますけど…。
「お姉様のドレスは相変わらず素敵ですね。お似合いです。」
お世辞でそう伝えるとお姉様はそれはもう鼻高々に、このドレスは超高級ブティックで作られたオーダーメイドのドレスであり縫い付けられている宝石は…と長々と説明されていました。
私は、「まぁ!」とか「そうなんですね」とか「素晴らしいです」という合いの手を適時打ちお姉様の太鼓持ちに専念しました。
まぁ、話なんてちゃんと聞いていませんでしたけどね。
質問されたら間違いなく答えられません。
でも、答えられない方がお姉様は喜ぶかも?
そんな合いの手劇場は、両親の登場で幕を降ろしました。
もっと早く来てくれればよかったのに…。
両親は私の姿を値踏みするように確認し、
「一応我が家の顔に泥を塗るような姿ではない事を褒めてやろう。ただ、今朝言った通り離れて過ごせよ!」
お父様はそう言うとさっさと馬車に乗り込んで行かれました。
はいはい。
分かってます。
離れて大人しく過ごしますよっと。
家族4人が馬車に乗り込むとドアが閉められゆっくりと王宮に向けて走り出しました。
「お父様!このドレスも欲しいってさっき言われたんです…なのでこのドレスも夜会が終わり次第あげようと思います…。だって妹が欲しがっているんですもの…。」
「何!?また欲しがったのか?今のドレスも奪い取ったやつなのだろ!?どれだけ強欲なんだ!キャロット、お前は本当に優しいな。よし、次の休日にお前の新しいドレスを買いに行こう!ついでに宝飾店で気に入ったものがあればそれもプレゼントしよう。アンリは罰として留守番だ。全くお前は…キャロットを少しは見習え!」
お姉様を見習えって…何一つとして見習いたくないんですが…。
そんな事口に出来るはずがなく、両親から注意(若干、いや多分暴言)されているのに対し、今度は定期的に謝るという合いの手劇場を開幕させました。
うっかり間違ったタイミングで謝ったら余計に怒られますからね。
この合いの手劇場は気が抜けません。
内容は左から右へ聞き流してますけどね~。
この合いの手劇場は王宮に着く事で幕を降ろしました…。
長かった、長すぎた!!
どれだけ嫌っているんだよ。
貴族らしい令嬢だったらもう泣いて部屋から出て来れなくなるよ!
私は嫌われて結構、もうこっちから捨ててやるって決めているから大丈夫だけれど…いや、お茶会とかはバチバチと戦いだと聞くし…貴族は皆メンタル強いのか?
貴族って謎だね…。
さて、貴族とは何ぞやということは横に置いておいて、さっさと夜会という試練を受けに行きましょう。
今日頑張ったら明日は絶対に商店街に行くんだ!
食いだおれしてやるんだ!
他の子息令嬢達が、婚約者を探す為に気合いを入れている中、私は明日の街歩き食いだおれコースを考えることに気合いをいれるのだった。
この後夜会に行くなんて…そんな体力ないやい!
私がゴネても行かなければならないキマリなので渋々部屋を出て玄関へ向かいます。
階段を降りた所でばったりとお姉様に出会いました。
いや、これはお姉様私を待っていましたね?
偶然を装い階段の脇から出てこられましたが…お姉様の部屋は2階にありますし、出てこられた階段の脇は花瓶が置かれているだけで何もない場所です。
わざわざ笑うために待っていてくださったんですね。
本当にありがた迷惑。
お姉様はそれはもうゴテゴテした派手なドレスを着ておられました。
リボンにレース大量発生、その上大ぶりな宝石まで縫い付けられています。
目がチカチカしそうです。
お姉様は、ゴテゴテした衣装を好まれます。
毎回毎回押し付けられるから知っていますが、あれかなり重いんですよね…。
それを平然と着ているお姉様の体はきっと鋼でできているはずです!
あ、精神も鋼メンタルですね!
いや、もうダイヤモンドレベル?
あれ?1番硬いのはダイヤモンドだったっけ?
そんな事を考えていると、お姉様から声を掛けられました。
「貴女のドレスは私から奪った(押し付けた)やつよね?」
「はい。お姉様から頂いたドレス(素材)です。」
「そんなドレスあったかしら?いつ私そのドレスあげたんだったかしら?」
「このドレス(素材)は先々月に頂いたものです。それを私が着れるようにちょっと調整(魔改造)させてもらいました。この髪飾りも同じドレス(素材)で作って貰いました。いつもドレス(素材兼売り物)をありがとうございます。」
私が礼を言うと、嫌そうな顔をされました。
そうでしょうね!
お姉様の期待通りになりませんでしたからね!
私には最強のリメイク師達が付いているんですからね!
若干暴走気味のメンバーもいますけど…。
「お姉様のドレスは相変わらず素敵ですね。お似合いです。」
お世辞でそう伝えるとお姉様はそれはもう鼻高々に、このドレスは超高級ブティックで作られたオーダーメイドのドレスであり縫い付けられている宝石は…と長々と説明されていました。
私は、「まぁ!」とか「そうなんですね」とか「素晴らしいです」という合いの手を適時打ちお姉様の太鼓持ちに専念しました。
まぁ、話なんてちゃんと聞いていませんでしたけどね。
質問されたら間違いなく答えられません。
でも、答えられない方がお姉様は喜ぶかも?
そんな合いの手劇場は、両親の登場で幕を降ろしました。
もっと早く来てくれればよかったのに…。
両親は私の姿を値踏みするように確認し、
「一応我が家の顔に泥を塗るような姿ではない事を褒めてやろう。ただ、今朝言った通り離れて過ごせよ!」
お父様はそう言うとさっさと馬車に乗り込んで行かれました。
はいはい。
分かってます。
離れて大人しく過ごしますよっと。
家族4人が馬車に乗り込むとドアが閉められゆっくりと王宮に向けて走り出しました。
「お父様!このドレスも欲しいってさっき言われたんです…なのでこのドレスも夜会が終わり次第あげようと思います…。だって妹が欲しがっているんですもの…。」
「何!?また欲しがったのか?今のドレスも奪い取ったやつなのだろ!?どれだけ強欲なんだ!キャロット、お前は本当に優しいな。よし、次の休日にお前の新しいドレスを買いに行こう!ついでに宝飾店で気に入ったものがあればそれもプレゼントしよう。アンリは罰として留守番だ。全くお前は…キャロットを少しは見習え!」
お姉様を見習えって…何一つとして見習いたくないんですが…。
そんな事口に出来るはずがなく、両親から注意(若干、いや多分暴言)されているのに対し、今度は定期的に謝るという合いの手劇場を開幕させました。
うっかり間違ったタイミングで謝ったら余計に怒られますからね。
この合いの手劇場は気が抜けません。
内容は左から右へ聞き流してますけどね~。
この合いの手劇場は王宮に着く事で幕を降ろしました…。
長かった、長すぎた!!
どれだけ嫌っているんだよ。
貴族らしい令嬢だったらもう泣いて部屋から出て来れなくなるよ!
私は嫌われて結構、もうこっちから捨ててやるって決めているから大丈夫だけれど…いや、お茶会とかはバチバチと戦いだと聞くし…貴族は皆メンタル強いのか?
貴族って謎だね…。
さて、貴族とは何ぞやということは横に置いておいて、さっさと夜会という試練を受けに行きましょう。
今日頑張ったら明日は絶対に商店街に行くんだ!
食いだおれしてやるんだ!
他の子息令嬢達が、婚約者を探す為に気合いを入れている中、私は明日の街歩き食いだおれコースを考えることに気合いをいれるのだった。
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