6 / 9
#06「二人」
しおりを挟む
- 漆が淵区域に向かう車内にて -
千歳「これ...自動運転か」
真白「そうだけど...そんなことよりこの後の影因体がどんなのかモニタリングしないと」
千歳「モニタリング?そんなことできるのか」
画面から:澪「そうよ」
千歳「わっ!?月森さん...監視してるんですか、僕たちのこと」
画面から:澪「当たり前でしょ。あなた研修中よ?」
真白「まぁ、そうだよね」
画面から:澪「今から行くのは漆が淵第3埠頭ね。造船所があったけど、爆発事故で母子が亡くなってるわ」
千歳「その2人のどちらかの影因体なのだろうけど、死んだなら影は生まれなくないですか?」
画面から:澪「実際影因体化したのは子の方だけなのと、死ぬ間際に生み出してしまったの。だから子の方は焼死ではなく、影に殺された」
真白「残酷、だね」
ナビ「目的地ニ到着シマシタ 現在ノ情応値ハ49.84デス」
画面から:澪「行ってきなさい」
タッ
真白「だいぶ荒廃してるし、入り組んでるね...」
千歳影「...ここどこだ」
千歳「影因体がいるとこ」
真白「わっ!?!?!?」
千歳「落ち着いて、ちゃんと僕が制御できる」
千歳影「すまない。千歳の影因体だ」
真白「え、所持影因体?」
千歳影「たまたまそうなったんだよ」
真白「へぇ...っていうか、私1人で処理しきれないけど、倒してくれるの?影因体」
千歳「え?あ...」
千歳影「俺も戦ったことないぞ」
千歳「まあ、なんとかなるだろ」
真白(意外とポジティブ思考だな...)
ドォォォン!!!
真白「...来た!?」
千歳「来たか」
漆が淵影「ヴヴ...ヴァァァァァッ!!!」
ピカンッ...バシャァァァ
千歳「水...!?」
真白「コンテナに上がるよ!!」
ビュンッ...タンッ
漆が淵影「ヴッ...ヴヴヴヴ!!!」
バシャンッバシャァァァァ
真白「これじゃあ記憶代われないよ!!」
千歳影「...行ってみる」
ビュンッ
ガッ(影因体に飛びつく
千歳「おい大丈夫かよ...!!!」
千歳影「影、お前が辛かったのは分かるぜ、家族亡くすなんて、この上ない痛みだと思う。けどな、その痛みは、治そうとせず投げ出しちゃ絶対にダメだ!!!!」
漆が淵影「ヴヴヴゥゥゥゥッ!!!」
グワンッッッ
千歳影「投げ出すとは、パワータイプなことしやがって」
千歳「これじゃあ一歩も近づけないな...」
真白「援護呼ぶしかないのかな...」
千歳「...なんか武器持ってるか」
真白「え、拳銃なら」
千歳「それ寄越せ。僕も降りる」
真白「影と直接やり合うなんてどんな危険なことか分かってるの!?!?私の相方だって...」
千歳「何もしないで死ぬってどんだけ屈辱なんだよ。別に僕はもう死んでもいいんだ」
真白「研修のガキがごちゃごちゃ抜かしてんじゃないっ!!」
千歳「...こうしてる間にも僕の影は戦い続けてるんだよ。僕は、「力」になりたい。この世界を修正するための」
真白「んー...もう!!!知らんよ!!!死んでも!!!」
千歳「わかってるわ」
ジャキッ...ヒュンッタッ
千歳影「千歳...なんで降りてきた」
千歳「手伝いぐらいいいでしょ」
カチッ
バンバァンッ
漆が淵影「?」
スッ
千歳影「効くわけないだろ。そんな鉄の塊」
千歳「...そうなんだよなあ。そうだよな」
漆が淵影「ヴ...ヴァァァァァァ」
千歳影「おい、こっち向かってきてるぞ!!!」
千歳「....!」
千歳影「なんだよ、一旦逃げるぞ!!」
千歳「...ああ」
ダダダダ...
ビュンッ
千歳影「ずっと俺の背中ついてきてるけど、前行かないのか。死ぬぞ」
漆が淵影「ヴァアアアアア!!!」
千歳「...ああ、いい」
ビュウンッッ
千歳影「なんで俺に突っ込んでくんだよ!!!」
千歳「...僕たちはもともと「1人」だったはずなんだ」
千歳影「何言ってんだお前!!」
ドンッッ!!
千歳影「ぶつかってきた...って...身体が重なった...???」
...ズウウゥッ
???「...怒りも、憎しみも、哀しみも、全部、感じる」
真白「...なにあれ...!?」
続
千歳「これ...自動運転か」
真白「そうだけど...そんなことよりこの後の影因体がどんなのかモニタリングしないと」
千歳「モニタリング?そんなことできるのか」
画面から:澪「そうよ」
千歳「わっ!?月森さん...監視してるんですか、僕たちのこと」
画面から:澪「当たり前でしょ。あなた研修中よ?」
真白「まぁ、そうだよね」
画面から:澪「今から行くのは漆が淵第3埠頭ね。造船所があったけど、爆発事故で母子が亡くなってるわ」
千歳「その2人のどちらかの影因体なのだろうけど、死んだなら影は生まれなくないですか?」
画面から:澪「実際影因体化したのは子の方だけなのと、死ぬ間際に生み出してしまったの。だから子の方は焼死ではなく、影に殺された」
真白「残酷、だね」
ナビ「目的地ニ到着シマシタ 現在ノ情応値ハ49.84デス」
画面から:澪「行ってきなさい」
タッ
真白「だいぶ荒廃してるし、入り組んでるね...」
千歳影「...ここどこだ」
千歳「影因体がいるとこ」
真白「わっ!?!?!?」
千歳「落ち着いて、ちゃんと僕が制御できる」
千歳影「すまない。千歳の影因体だ」
真白「え、所持影因体?」
千歳影「たまたまそうなったんだよ」
真白「へぇ...っていうか、私1人で処理しきれないけど、倒してくれるの?影因体」
千歳「え?あ...」
千歳影「俺も戦ったことないぞ」
千歳「まあ、なんとかなるだろ」
真白(意外とポジティブ思考だな...)
ドォォォン!!!
真白「...来た!?」
千歳「来たか」
漆が淵影「ヴヴ...ヴァァァァァッ!!!」
ピカンッ...バシャァァァ
千歳「水...!?」
真白「コンテナに上がるよ!!」
ビュンッ...タンッ
漆が淵影「ヴッ...ヴヴヴヴ!!!」
バシャンッバシャァァァァ
真白「これじゃあ記憶代われないよ!!」
千歳影「...行ってみる」
ビュンッ
ガッ(影因体に飛びつく
千歳「おい大丈夫かよ...!!!」
千歳影「影、お前が辛かったのは分かるぜ、家族亡くすなんて、この上ない痛みだと思う。けどな、その痛みは、治そうとせず投げ出しちゃ絶対にダメだ!!!!」
漆が淵影「ヴヴヴゥゥゥゥッ!!!」
グワンッッッ
千歳影「投げ出すとは、パワータイプなことしやがって」
千歳「これじゃあ一歩も近づけないな...」
真白「援護呼ぶしかないのかな...」
千歳「...なんか武器持ってるか」
真白「え、拳銃なら」
千歳「それ寄越せ。僕も降りる」
真白「影と直接やり合うなんてどんな危険なことか分かってるの!?!?私の相方だって...」
千歳「何もしないで死ぬってどんだけ屈辱なんだよ。別に僕はもう死んでもいいんだ」
真白「研修のガキがごちゃごちゃ抜かしてんじゃないっ!!」
千歳「...こうしてる間にも僕の影は戦い続けてるんだよ。僕は、「力」になりたい。この世界を修正するための」
真白「んー...もう!!!知らんよ!!!死んでも!!!」
千歳「わかってるわ」
ジャキッ...ヒュンッタッ
千歳影「千歳...なんで降りてきた」
千歳「手伝いぐらいいいでしょ」
カチッ
バンバァンッ
漆が淵影「?」
スッ
千歳影「効くわけないだろ。そんな鉄の塊」
千歳「...そうなんだよなあ。そうだよな」
漆が淵影「ヴ...ヴァァァァァァ」
千歳影「おい、こっち向かってきてるぞ!!!」
千歳「....!」
千歳影「なんだよ、一旦逃げるぞ!!」
千歳「...ああ」
ダダダダ...
ビュンッ
千歳影「ずっと俺の背中ついてきてるけど、前行かないのか。死ぬぞ」
漆が淵影「ヴァアアアアア!!!」
千歳「...ああ、いい」
ビュウンッッ
千歳影「なんで俺に突っ込んでくんだよ!!!」
千歳「...僕たちはもともと「1人」だったはずなんだ」
千歳影「何言ってんだお前!!」
ドンッッ!!
千歳影「ぶつかってきた...って...身体が重なった...???」
...ズウウゥッ
???「...怒りも、憎しみも、哀しみも、全部、感じる」
真白「...なにあれ...!?」
続
0
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
与兵衛長屋つれあい帖 お江戸ふたり暮らし
かずえ
歴史・時代
旧題:ふたり暮らし
長屋シリーズ一作目。
第八回歴史・時代小説大賞で優秀短編賞を頂きました。応援してくださった皆様、ありがとうございます。
十歳のみつは、十日前に一人親の母を亡くしたばかり。幸い、母の蓄えがあり、自分の裁縫の腕の良さもあって、何とか今まで通り長屋で暮らしていけそうだ。
頼まれた繕い物を届けた帰り、くすんだ着物で座り込んでいる男の子を拾う。
一人で寂しかったみつは、拾った男の子と二人で暮らし始めた。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる