5 / 8
#05「対話」
しおりを挟む
真白「聞こえなかった!?真白!!七瀬真白!!」
キーン
千景「真白くん、耳痛い」
真白「あっ、すいません」
千歳「どっちもうるさいですけど...」
真白「会って1言目それは酷くなーい??」
千歳「...すいません」
澪「ってかさ、タメなんだからタメ語で良くない?」
千歳「え、同い年?」
真白「うん、16歳だけど」
最高監「今日からの研修で霧島は七瀬とタッグを組んでもらう。というわけで、本部の寮にも2人で住んでもらうぞ」
千歳「え、なんか家の解約の作業とか、全然やってないですけど」
澪「もう全部終わったわよ」
千歳「それ僕が処理官断られてたらどうなってました???」
真白「まーいーでしょ、部屋まで行こ!」
- 寮にて -
千歳「新しくできたばっかなのか」
真白「そ、最近リニューアルしたから」
千歳「ぱいあ...すたい...?」
真白「PairStayね。ペアステイ。この寮の名前。若い処理官はペアステか、普通に寮って呼ぶ。」
千歳「へぇー...あ、部屋は?」
真白「確か...5階の7号室だった気がする」
ポチッ...ウィーン
エレベーター「5階デス」
真白(誤解...?)
千歳(誤解...?)
- 7号室にて -
ピッ
ガチャッ
千歳「え、めっちゃ散らかってない?」
真白「しょうがないでしょ私が住んでんだから。2か月だけだけど」
千歳「2か月でこんな散らからないよね...」
真白「荷物ならもう運び込んであるし、部屋も用意してあるから、好きにしなー!!」
千歳「用意された部屋は綺麗だな...とりあえず、荷物整理...」
ガチャッ
真白「お昼ご飯ポテチでもいい?昨日の残りだけど」
千歳「すごいね、君影因体に殺される前に死ぬよ」
真白「これで6年ぐらい生きてますー」
千歳「まぁ...いいや」
千歳「ここテレビないの?」
真白「あるわけないでしょ、特別区なんだから」
千歳「特別区?」
真白「ここだけ大規模工事を施して情素鉱を取り除いてる上に最高監の影因体で情応値を200ぐらいにしてるから」
千歳「なにその影因体」
真白「寄木細工の形してるんだけど、それを置いていくつかピースを動かすことで範囲指定ができるの。本部とこの寮の範囲に合わせて設定してるってわけ!」
千歳「へぇ...」
真白「そういえば私の影因体紹介したっけ?」
千歳「されてない」
真白「私のは、これ」
グッ
千歳「あ、この手首につけてるやつ?」
真白「そ、これ」
千歳「どんな使い方するんだ」
真白「これは、着けて対象の人を頭の中で想像するの。そしたら、その人の「原因となる記憶」が私の頭の中に入ってくる。7割ぐらいね」
千歳「肩代わり、ってことか」
真白「そそ。それで原形を保てなくなった影因体を他の人に処理してもらうってこと」
千歳「自分は倒せないのか」
真白「サポートみたいなもん」
千歳「前は、タッグ組んでたのか?」
真白「組んでたけど、仲悪かったし、もう死んじゃった」
千歳「...そう」
真白「今回は円満で行きたいからね!!」
千歳「...うん」
ブーッブーッ
千歳「...スマホ鳴ってるぞ」
真白「本当だ」
「漆が淵区域 50.44」
千歳「なんだこれ」
真白「処理出動命令」
千歳「え、出るの?」
真白「当たり前でしょ」
続
キーン
千景「真白くん、耳痛い」
真白「あっ、すいません」
千歳「どっちもうるさいですけど...」
真白「会って1言目それは酷くなーい??」
千歳「...すいません」
澪「ってかさ、タメなんだからタメ語で良くない?」
千歳「え、同い年?」
真白「うん、16歳だけど」
最高監「今日からの研修で霧島は七瀬とタッグを組んでもらう。というわけで、本部の寮にも2人で住んでもらうぞ」
千歳「え、なんか家の解約の作業とか、全然やってないですけど」
澪「もう全部終わったわよ」
千歳「それ僕が処理官断られてたらどうなってました???」
真白「まーいーでしょ、部屋まで行こ!」
- 寮にて -
千歳「新しくできたばっかなのか」
真白「そ、最近リニューアルしたから」
千歳「ぱいあ...すたい...?」
真白「PairStayね。ペアステイ。この寮の名前。若い処理官はペアステか、普通に寮って呼ぶ。」
千歳「へぇー...あ、部屋は?」
真白「確か...5階の7号室だった気がする」
ポチッ...ウィーン
エレベーター「5階デス」
真白(誤解...?)
千歳(誤解...?)
- 7号室にて -
ピッ
ガチャッ
千歳「え、めっちゃ散らかってない?」
真白「しょうがないでしょ私が住んでんだから。2か月だけだけど」
千歳「2か月でこんな散らからないよね...」
真白「荷物ならもう運び込んであるし、部屋も用意してあるから、好きにしなー!!」
千歳「用意された部屋は綺麗だな...とりあえず、荷物整理...」
ガチャッ
真白「お昼ご飯ポテチでもいい?昨日の残りだけど」
千歳「すごいね、君影因体に殺される前に死ぬよ」
真白「これで6年ぐらい生きてますー」
千歳「まぁ...いいや」
千歳「ここテレビないの?」
真白「あるわけないでしょ、特別区なんだから」
千歳「特別区?」
真白「ここだけ大規模工事を施して情素鉱を取り除いてる上に最高監の影因体で情応値を200ぐらいにしてるから」
千歳「なにその影因体」
真白「寄木細工の形してるんだけど、それを置いていくつかピースを動かすことで範囲指定ができるの。本部とこの寮の範囲に合わせて設定してるってわけ!」
千歳「へぇ...」
真白「そういえば私の影因体紹介したっけ?」
千歳「されてない」
真白「私のは、これ」
グッ
千歳「あ、この手首につけてるやつ?」
真白「そ、これ」
千歳「どんな使い方するんだ」
真白「これは、着けて対象の人を頭の中で想像するの。そしたら、その人の「原因となる記憶」が私の頭の中に入ってくる。7割ぐらいね」
千歳「肩代わり、ってことか」
真白「そそ。それで原形を保てなくなった影因体を他の人に処理してもらうってこと」
千歳「自分は倒せないのか」
真白「サポートみたいなもん」
千歳「前は、タッグ組んでたのか?」
真白「組んでたけど、仲悪かったし、もう死んじゃった」
千歳「...そう」
真白「今回は円満で行きたいからね!!」
千歳「...うん」
ブーッブーッ
千歳「...スマホ鳴ってるぞ」
真白「本当だ」
「漆が淵区域 50.44」
千歳「なんだこれ」
真白「処理出動命令」
千歳「え、出るの?」
真白「当たり前でしょ」
続
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる