14 / 23
魔法回路と代償
十三
しおりを挟む
「それにしても鮫の姿は巨大なのに、人の姿は俺より小さいんだな」
家に帰ってきて、コーヒーを飲みながらワンリアと話す。肩車して帰ってきたからか、少し肩が凝った。こうして見ると、なんか弟が出来た気分。
アスを見るとリラックスしまくってるのが分かるほど、すやすや寝てる。
【小さくても力は変わらないからな。問題ないぞ?それにオトナになれば鮫は十メートル、人型は平均点なオトナの男の大きさになるからな】
五メートルちょいでもデカいのに十メートルって、どんだけデカくなるんだよ。人型も絶対大男だろ。
【それにしても、ここのマナがあったとは言え、よくこれだけの物が短期間で自我を持てたな。いくらなんでもなぁ】
不可解そうな顔をしながら、騒がしい物達を見渡す。
「……?問題でもあるのか?」
【別に問題はないけどよ……。物に自我が宿るにはここのマナを以てしても、五十年前後はかかるんだよ。普通は百年くらいかかるから、五十年でもすげぇ早いんだぞ?それがたかが八年で宿るなんて、マナに異常があるのかと心配にならねぇか?】
「そう言われたら疑問にはなるけど、別に問題はないからいいんじゃないのか?それよりこの胸切り落としたい」
歩く度に揺れる胸が鬱陶しい。女ってよくこんなもんぶら下げてられるよな。
しかもよりデカい方が勝者って。谷間を強調するドレスやら、ウエストを細くするためのコルセットやら、足をより細く見せるためのハイヒールやら。
バケモンなんじゃなかろうか。
女はきっとバケモンだ。男を誘うための手段、女同士の狡猾で陰湿な争い。あれをバケモンと言わずしてなんと言うんだ。
そういえば……生理って来んのかな。アマネが生理来て、苦しがってたのを覚えてる。魔法で痛みを抑えてはいたけど。生理とか嫌だなぁ……。煩わしそうだし。
【ま、そう悪いことばかりじゃねぇって。それかあれか?彼女との夜の営みを心配してるのか?】
「あのな……」
こいつ……。俺の周りには変態しかいないのかな?
家に帰ってきて、コーヒーを飲みながらワンリアと話す。肩車して帰ってきたからか、少し肩が凝った。こうして見ると、なんか弟が出来た気分。
アスを見るとリラックスしまくってるのが分かるほど、すやすや寝てる。
【小さくても力は変わらないからな。問題ないぞ?それにオトナになれば鮫は十メートル、人型は平均点なオトナの男の大きさになるからな】
五メートルちょいでもデカいのに十メートルって、どんだけデカくなるんだよ。人型も絶対大男だろ。
【それにしても、ここのマナがあったとは言え、よくこれだけの物が短期間で自我を持てたな。いくらなんでもなぁ】
不可解そうな顔をしながら、騒がしい物達を見渡す。
「……?問題でもあるのか?」
【別に問題はないけどよ……。物に自我が宿るにはここのマナを以てしても、五十年前後はかかるんだよ。普通は百年くらいかかるから、五十年でもすげぇ早いんだぞ?それがたかが八年で宿るなんて、マナに異常があるのかと心配にならねぇか?】
「そう言われたら疑問にはなるけど、別に問題はないからいいんじゃないのか?それよりこの胸切り落としたい」
歩く度に揺れる胸が鬱陶しい。女ってよくこんなもんぶら下げてられるよな。
しかもよりデカい方が勝者って。谷間を強調するドレスやら、ウエストを細くするためのコルセットやら、足をより細く見せるためのハイヒールやら。
バケモンなんじゃなかろうか。
女はきっとバケモンだ。男を誘うための手段、女同士の狡猾で陰湿な争い。あれをバケモンと言わずしてなんと言うんだ。
そういえば……生理って来んのかな。アマネが生理来て、苦しがってたのを覚えてる。魔法で痛みを抑えてはいたけど。生理とか嫌だなぁ……。煩わしそうだし。
【ま、そう悪いことばかりじゃねぇって。それかあれか?彼女との夜の営みを心配してるのか?】
「あのな……」
こいつ……。俺の周りには変態しかいないのかな?
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
9
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる