TRPGって何ですか? お爺ぃは、即興劇が好きです。

Ittoh

文字の大きさ
13 / 24
キャラクタ作成に向けて

キャラクター01 プレイヤーと「|GM《ゲームマスター》」

しおりを挟む

 TRPGは、即興劇でもありますし、みんなで創り上げる世界でもあります。TRPGの 「GMゲームマスター」は、演出家でありシナリオライターでありますから、権限は強いとしても、プレイヤーの協力が無ければ、良いゲームとはなりません。TRPGは、「皆で創り上げる」という協力が、TRPGでは一番必要な要素となります。

 キャラクターは、各種能力については、プレイヤーが選べますが、キャラクターの背景については、ゲーム世界の中ということもありますから、「GMゲームマスター」との相談になります。

 プレイヤーにとってキャラクターが生活するのは、ヴィンランドに広がる異世界であり、イロコイ連邦やイスパニア、オランダ、イギリス、フランスといった欧州諸国家が、雪崩のように新世界を夢見て冒険に来る世界でもあります。各地域にはそれぞれの生活状況があり、様々な風俗習慣に違いがあります。

 プレイヤーは、 「GMゲームマスター」に従って、TRPGを楽しんでください。「GMゲームマスター」が独自解釈をすることもありますが、ルールからの逸脱を指摘するのは構いませんが、最終的な決定権は「GMゲームマスター」にありますから、プレイヤーは従ってください。

 「GMゲームマスター」は、TRPGの中では、非常に大きな権限を持ち、ルールの裁定や判断を担います。「GMゲームマスター」の権限は、あくまでもゲームを楽しく「創り上げるため」に必要な行為としてのみ許容できることであり、プレイヤーに対しては公正であることが必要です。すべてのプレイヤーができる限り楽しめるように、「GMゲームマスター」は努めてください。





 サイコロの結果を無かったことにする

 「GMゲームマスター」の権限として、サイコロを振って出た状況が、TRPGを楽しむという流れから逸脱しすぎたと判断した場合は、サイコロの結果を無かったことにすることができます。幾度も繰り返すことは、良いことではないですが、楽しめるゲーム進行で創りあげることが、TRPGの最大目的でありますから、「GMゲームマスター」は権限の行使を躊躇う必要はありません。





ルールの間違い、世界背景の変更

 ルールの間違いがあった場合は、以後、間違えないようにしなければなりませんが、TRPGの進行中は、間違いを遡って正すことはしなくても構いません。このような場合の決定権は、すべて「GMゲームマスター」が担いますので、「GMゲームマスター」はスムーズにTRPGが進行できるように、調整をおこなっていただいて構いません。

 お爺ぃ自身は、ルールの間違いや世界背景が異なった場合、参加者全員が承認されるならば、変更することは気にしなくても良いかなと思います。お爺ぃ自身世界背景を史実から変更していますので、世界背景が変更した場合は、if世界として楽しんでいただけたらと思います。
 史実通りに、虐殺を楽しむ世界は、お爺ぃの好みではありませんが、ゲーム参加者が望むならありということになります。ネイションズが逆に虐殺をおこなって、さらには海を渡って、欧州侵略する世界も、お爺ぃの好みではありませんが、if世界としてはありとなります。

 実際の三千世界とは、様々な物理法則が存在する世界であり、様々な森羅万象があって、それぞれに世界を構築し、その中で歴史の流れが生じるとお爺ぃは考えています。今川義元が天下を取った世界もあれば、信長が天下統一を行って海外へと乗り出す世界もあるでしょうし、お爺ぃのように第一次世界大戦が終了せずに、第二次世界大戦が起きなかった世界というのもあるでしょう。そんな世界を楽しむことができるのもまた、TRPGの世界であります。

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね

竹井ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。 元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、 王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。 代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。 父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。 カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。 その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。 ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。 「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」 そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。 もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。 

魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。

カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。 だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、 ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。 国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。 そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。

お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます

菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。 嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。 「居なくていいなら、出ていこう」 この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし

追放された私の代わりに入った女、三日で国を滅ぼしたらしいですよ?

タマ マコト
ファンタジー
王国直属の宮廷魔導師・セレス・アルトレイン。 白銀の髪に琥珀の瞳を持つ、稀代の天才。 しかし、その才能はあまりに“美しすぎた”。 王妃リディアの嫉妬。 王太子レオンの盲信。 そして、セレスを庇うはずだった上官の沈黙。 「あなたの魔法は冷たい。心がこもっていないわ」 そう言われ、セレスは**『無能』の烙印**を押され、王国から追放される。 彼女はただ一言だけ残した。 「――この国の炎は、三日で尽きるでしょう。」 誰もそれを脅しとは受け取らなかった。 だがそれは、彼女が未来を見通す“預言魔法”の言葉だったのだ。

最愛の番に殺された獣王妃

望月 或
恋愛
目の前には、最愛の人の憎しみと怒りに満ちた黄金色の瞳。 彼のすぐ後ろには、私の姿をした聖女が怯えた表情で口元に両手を当てこちらを見ている。 手で隠しているけれど、その唇が堪え切れず嘲笑っている事を私は知っている。 聖女の姿となった私の左胸を貫いた彼の愛剣が、ゆっくりと引き抜かれる。 哀しみと失意と諦めの中、私の身体は床に崩れ落ちて―― 突然彼から放たれた、狂気と絶望が入り混じった慟哭を聞きながら、私の思考は止まり、意識は閉ざされ永遠の眠りについた――はずだったのだけれど……? 「憐れなアンタに“選択”を与える。このままあの世に逝くか、別の“誰か”になって新たな人生を歩むか」 謎の人物の言葉に、私が選択したのは――

私はもう必要ないらしいので、国を護る秘術を解くことにした〜気づいた頃には、もう遅いですよ?〜

AK
ファンタジー
ランドロール公爵家は、数百年前に王国を大地震の脅威から護った『要の巫女』の子孫として王国に名を残している。 そして15歳になったリシア・ランドロールも一族の慣しに従って『要の巫女』の座を受け継ぐこととなる。 さらに王太子がリシアを婚約者に選んだことで二人は婚約を結ぶことが決定した。 しかし本物の巫女としての力を持っていたのは初代のみで、それ以降はただ形式上の祈りを捧げる名ばかりの巫女ばかりであった。 それ故に時代とともにランドロール公爵家を敬う者は減っていき、遂に王太子アストラはリシアとの婚約破棄を宣言すると共にランドロール家の爵位を剥奪する事を決定してしまう。 だが彼らは知らなかった。リシアこそが初代『要の巫女』の生まれ変わりであり、これから王国で発生する大地震を予兆し鎮めていたと言う事実を。 そして「もう私は必要ないんですよね?」と、そっと術を解き、リシアは国を後にする決意をするのだった。 ※小説家になろう・カクヨムにも同タイトルで投稿しています。

【完結短編】ある公爵令嬢の結婚前日

のま
ファンタジー
クラリスはもうすぐ結婚式を控えた公爵令嬢。 ある日から人生が変わっていったことを思い出しながら自宅での最後のお茶会を楽しむ。

貧弱の英雄

カタナヅキ
ファンタジー
この世界では誰もが生まれた時から「異能」と「レベル」呼ばれる能力を身に付けており、人々はレベルを上げて自分の能力を磨き、それに適した職業に就くのが当たり前だった。しかし、山奥で捨てられていたところを狩人に拾われ、後に「ナイ」と名付けられた少年は「貧弱」という異能の中でも異質な能力を身に付けていた。 貧弱の能力の効果は日付が変更される度に強制的にレベルがリセットされてしまい、生まれた時からナイは「レベル1」だった。どれだけ努力してレベルを上げようと日付変わる度にレベル1に戻ってしまい、レベルで上がった分の能力が低下してしまう。 自分の貧弱の技能に悲観する彼だったが、ある時にレベルを上昇させるときに身に付ける「SP」の存在を知る。これを使用すれば「技能」と呼ばれる様々な技術を身に付ける事を知り、レベルが毎日のようにリセットされる事を逆に利用して彼はSPを溜めて数々の技能を身に付け、落ちこぼれと呼んだ者達を見返すため、底辺から成り上がる―― ※修正要請のコメントは対処後に削除します。

処理中です...