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eスポーツ部誕生
29 チュートリアル14
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ミッドレーンでは、敵味方のチャンピオンが一対一で戦っていた。双方決め手に欠け、勝負は互角のまま消耗戦を繰り返していた。
そこへマスター・イーが到着し、速攻でスキル『アルファストライク』を使い、超高速の攻撃を繰り出した。瞬く間に敵ミニオンを撃破した。これにより流れが変わった。敵チャンピオンは二対一の不利な状況となったと判断し、タワーの陰に隠れようとして逃げ出だした。あと僅かで逃げられてしまうと諦めかけたとき、味方チャンピオンがスキルを使い、敵を引き戻してくれた。
「AI、ナイスプレイ!」
速人がAIに対してお礼を言いながら、手を休めず敵チャンピオンへ攻撃を続けた。ところが、あと僅かで倒せるという所へきて、マスター・イーは退いた。その間に味方チャンピオンが敵を倒してしまいゴールドと経験値を手に入れた。
「あーぁ、ラストヒット取れなかったね」
速人を見ながら残念そうに言った。
「いや、あれで良かった。ジャングラーは目立つ必要はないよ。縁の下の力持ちなので、ラストヒットを仲間に譲ってあげたんだ」
「自分は成長しなくていいの?」
「味方のチャンピオンが成長してくれれば、チーム全体として戦力が向上するし、こちらとしてもアシストの報酬として、ラストヒットをした人の半分はゴールドがもらえるからね」
マスター・イーは、そのまま味方チャンピオンと共にタワーを攻撃し、一つ目のタワーを破壊した。
「よし、これで一仕事終わり。次はボットレーンに行きますよ」
マスター・イーはスキル『明鏡止水』で少し体力を回復した後、ジャングルに突入しボットレーンを目指した。途中、モンスターを見つけたが、相手にせず進んだ。
ボットレーンでは、味方チャンピオン二名と敵チャンピオン二名が戦っていた。人数的には互角だが味方陣営のタワー付近まで追い込まれていた。
「おっと危ない。このまま放置していたらボットのタワー一本折られるところだった」
「石像を壊す事を『タワーを折る』と言うのね」
真紀は覚えなければならない事が多いのに少々うんざりしてきた。
「確かにLoLはルールが複雑だし、専門用語が多いから最初は戸惑うよね」
「ちょっと不安だなぁ」
「大丈夫だよ。やっているうちに自然に覚えられるから」
そんな会話をしながらマスター・イーを味方チャンピオンに合流させると反撃を開始した。いつの間にかマスター・イーのレベルがあがっていて、『E』スキルを解放した。早速『E』キーを押し、スキル『ウージュースタイル』を発動した。
このスキルは五秒間、通常攻撃の威力が強まる。この五秒間を無駄にしないよう攻撃を続けた。
「凄い! 押し返している」
真紀は素直な感想を言った。思った事がすぐに口に出てしまうようだ。
マスター・イーのスキルにより大ダメージを受けた敵チャンピオン一人が倒れた。これにより戦力的にかなり差が開き、勢いが高まった。
さらに攻撃を続けたところ、敵チャンピオンは逃げ出した。一つ目のタワーは諦めたようだ。このまま、ミニオンと味方チャンピオンと共にタワーを攻撃。これを破壊した。
「よし、ひと段落ついた。一度戻ります」
マスター・イーはテレポートにてスタート位置の『泉』に戻った。
そこへマスター・イーが到着し、速攻でスキル『アルファストライク』を使い、超高速の攻撃を繰り出した。瞬く間に敵ミニオンを撃破した。これにより流れが変わった。敵チャンピオンは二対一の不利な状況となったと判断し、タワーの陰に隠れようとして逃げ出だした。あと僅かで逃げられてしまうと諦めかけたとき、味方チャンピオンがスキルを使い、敵を引き戻してくれた。
「AI、ナイスプレイ!」
速人がAIに対してお礼を言いながら、手を休めず敵チャンピオンへ攻撃を続けた。ところが、あと僅かで倒せるという所へきて、マスター・イーは退いた。その間に味方チャンピオンが敵を倒してしまいゴールドと経験値を手に入れた。
「あーぁ、ラストヒット取れなかったね」
速人を見ながら残念そうに言った。
「いや、あれで良かった。ジャングラーは目立つ必要はないよ。縁の下の力持ちなので、ラストヒットを仲間に譲ってあげたんだ」
「自分は成長しなくていいの?」
「味方のチャンピオンが成長してくれれば、チーム全体として戦力が向上するし、こちらとしてもアシストの報酬として、ラストヒットをした人の半分はゴールドがもらえるからね」
マスター・イーは、そのまま味方チャンピオンと共にタワーを攻撃し、一つ目のタワーを破壊した。
「よし、これで一仕事終わり。次はボットレーンに行きますよ」
マスター・イーはスキル『明鏡止水』で少し体力を回復した後、ジャングルに突入しボットレーンを目指した。途中、モンスターを見つけたが、相手にせず進んだ。
ボットレーンでは、味方チャンピオン二名と敵チャンピオン二名が戦っていた。人数的には互角だが味方陣営のタワー付近まで追い込まれていた。
「おっと危ない。このまま放置していたらボットのタワー一本折られるところだった」
「石像を壊す事を『タワーを折る』と言うのね」
真紀は覚えなければならない事が多いのに少々うんざりしてきた。
「確かにLoLはルールが複雑だし、専門用語が多いから最初は戸惑うよね」
「ちょっと不安だなぁ」
「大丈夫だよ。やっているうちに自然に覚えられるから」
そんな会話をしながらマスター・イーを味方チャンピオンに合流させると反撃を開始した。いつの間にかマスター・イーのレベルがあがっていて、『E』スキルを解放した。早速『E』キーを押し、スキル『ウージュースタイル』を発動した。
このスキルは五秒間、通常攻撃の威力が強まる。この五秒間を無駄にしないよう攻撃を続けた。
「凄い! 押し返している」
真紀は素直な感想を言った。思った事がすぐに口に出てしまうようだ。
マスター・イーのスキルにより大ダメージを受けた敵チャンピオン一人が倒れた。これにより戦力的にかなり差が開き、勢いが高まった。
さらに攻撃を続けたところ、敵チャンピオンは逃げ出した。一つ目のタワーは諦めたようだ。このまま、ミニオンと味方チャンピオンと共にタワーを攻撃。これを破壊した。
「よし、ひと段落ついた。一度戻ります」
マスター・イーはテレポートにてスタート位置の『泉』に戻った。
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