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第三話「悪魔の正体は誰だ!」
5.決めたぞ特大ホームラン!
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特大の「浄化の光」が、巨大シャドウの体を引き裂き、校舎を眩く照らす。
――やがて、巨大シャドウの体が、「浄化の光」を浴びた部分から、かき消すように崩壊し始めた。
『ば、馬鹿な! 我の巨大シャドウが、たった一撃で?』
「見たか! 特大ホームラン! アタシを舐めるからよ、悪魔!」
『す、凄い……』
カエデの放った会心の一撃に、悪魔もガトーも揃って驚きを隠せなかった。
『カ、カエデ! 今の、どうやったんだい!?』
「ん~? なんか、『できそう』って思ってフルスイングしたら、できた」
『えぇ……』
あまりに緩いカエデの返答に、ガトーが思わず脱力する。
まさか「なんか、できそう」くらいの根拠しかないとは、思わなかった。
「浄化の光ってね、力を込めたり、綺麗なフォームのスイングだったりした時に、すんごいのが出るみたいなのよ。だから、今のアタシにできる会心のスイングをやってみたってだけ」
『な、なるほど……?』
カエデが補足説明をしてくれたが、それでもガトーにはよく分からなかった。
恐らくは「考えるな、感じろ」というやつなのだろう。元体育会系のカエデらしい発想だった。
「さあ、悪魔! 次はアンタよ! 大人しくやられちゃいなさ――って、いないじゃん!?」
『あ、本当だ! いつの間に……』
気付けば、悪魔の姿は校庭のどこにもなかった。
現れた時と同じように、一瞬で姿を消していた。
「くっそー! 逃げるなー! 逃げないで、戦えー! アタシから、逃げるなー!」
やり場のない怒りの叫びをあげるカエデ。
しかし、彼女の叫びに答える者は、結局現れなかった――。
***
同時刻、犬山田小学校の屋上に、悪魔の姿はあった。
『まさか、浅利山カエデがあそこまでの強さを秘めているとは、計算外だった』
誰に言うでもなく、独り言を漏らす悪魔。
実際、悪魔にとってカエデの強さは、誤算以外の何ものでもなかった。
量産型のシャドウでも、数に任せてぶつければ、簡単に倒せると思っていたのだ。
『仕方がない、計画はやり直しだな。まあ、いいさ。時間はいくらでもあるのだから』
そう呟きながら、悪魔が白い仮面を外す。
もしここにカエデがいたのなら、「あっ!」と驚きの声を上げていたことだろう。
仮面の下から現れたのは、二十代くらいの優男の顔。カエデもよく知っている人物の顔だった。
――それは、休んでいるはずのカエデのクラスの担任教師、小林先生の顔だった。
***
「さて。悪魔は逃げちゃったみたいだけど、これからどうしようか?」
『どうする、とは?』
「だってさ、学校中の人がシャドウの姿を見ちゃったんだよ? ヤバくない?」
『まあ、確かに……。大騒ぎする人も、出てくるかもしれないね』
大量の影の化け物に小学校が襲われた。
もしそんな噂が出回れば、犬山田小学校にマスコミが殺到するかもしれない。
別にシャドウ退治を秘密にしている訳ではないが、人々の注目を浴びるのは、危険な気がした。
「なんか、こう、みんなの記憶を一気に消す能力とか、ないの?」
『う~ん、少人数ならどうにかなるけど、学校単位となると、どうかな』
「なによ、使えない猫ね」
『……前から思ってたけど、カエデ、僕に対してちょっと辛辣じゃないか?』
「気のせいよ」
『そうかな~』
等と、特に意味のない会話を繰り広げてしまう二人。
すると――。
「じゃ、それは儂が何とかしておくわ」
「え、助かる……って、誰!?」
いつの間にか、カエデの横に見知らぬ老人が立って、当たり前のような顔をして会話に参加していた。
年齢不詳。頭は綺麗に禿げ上がっていて、もじゃもじゃの髭は真っ白。
服装は、何故か黄色いアロハシャツだ。
丸いサングラスをかけていて、目は見えない。怪しさ大爆発の老人だった。
だが――。
『か、神様!?』
「え、神様……? これが?」
ガトーの叫びに、カエデが驚く。
どこからどう見ても、市役所の休憩コーナーに朝から晩まで居座っていそうな、そこら辺にいるただの怪しい老人にしか見えない。
それが神様なのだという。にわかには信じられなかった。
「っていうか! さっきまで悪魔がいたのに! あいつを倒すのが目的なんでしょ? だったら、さっさと来なさいよ!」
『こら、カエデ。失礼だろ』
「いいよ、いいよ。子供は元気なくらいが、ちょうどいいんだよ」
挨拶もせずに文句を垂れるカエデの態度に気を悪くした様子もなく、神様は飄々としていた。
神様を名乗るだけあって、大人物なのかもしれない。
「悪いね、カエデちゃん。悪魔の奴はね、儂から隠れるのがとっても上手なんだ。だから、あいつの出現に気付くのが遅れてしまったんだよ」
「本当にぃ? ただ、来るのが遅くなっただけじゃないの?」
「これは手厳しい! ガトー、いい子を見付けたじゃないか」
『お、恐れ入ります……』
不遜な態度を崩さないカエデに対して、ガトーは少し怯えたような態度を見せていた。
それも無理はないだろう。ガトーことミチルにとっては、神様も悪魔と同じくらいにおっかない存在なのだ。
なにせ、善意でシャドウ退治を手伝ってくれているミチルを、勝手に猫の姿にした神様だ。
しかも、「ガトーの正体がミチル」だと知られたら、猫の姿から戻れないで、そのまま死んでしまうというオチ付きだ。
ガトーことミチルにとっては、神様も悪魔もあまり変わりなかった。
「ほっほっほっ、ではでは、頑張った二人にご褒美をあげないとな。学校の人たちの記憶は、儂がなんとかしておこう」
「え、マジで? たすかるぅ! 話が分かるじゃん、おじいちゃん!」
バシィン! と神様の背中を手で叩くカエデ。
ガトーはその光景を、生きた心地のしない心境のまま、見守り続けた――。
***
――そして時は動き出し、六年二組の教室。
「あれぇ~?」
「どうしたのよ、コハル」
「カエデ……? ねぇ、もうお昼なんだけど」
「そうね。時計を見れば分かる通り、もうすぐお昼よ」
「……午前中の授業って、いつ終わったの~?」
「何寝ぼけてんのよ、きちんと授業受けてたじゃない」
「……う~ん? 確かに~、記憶はあるんだけど~。なんか、変~」
「意味分かんないこと言ってないで、給食の準備するわよ」
「あ、は~い!」
トテトテと自分の席へ戻っていくコハルの姿を見送りながら、カエデは小さなため息を吐いた。
(あの自称神様、本当にみんなの記憶を調節してくれたんでしょうね!)
――あの後、神様は手を一回パンッ! と鳴らしただけで、「OK」等と言って姿を消してしまった。
その後、カエデが恐る恐る校舎内に戻ると、学校の中はもう、平静さを取り戻していた。
一年生たちは大人しく教室で授業を受けているし、六年二組の教室にバリケードが張られていることもない。
時刻は既に、お昼近くになっていたが、児童や先生たちの中には「今日は普通に授業をこなした」という偽の記憶が植え付けられていた。
ついでに、カエデは具合が悪くて保健室で寝ていたことにもなっていた。
カエデは、『ふ~ん、なんだあの自称神様、ちゃんと仕事してんじゃん』等と思ったのだが……先程のコハルのように、植え付けられた記憶に違和感を覚える人もちらほらいる。
どうも、完全に信頼できるものではないらしい。
カエデが、ぼんやりとそんなことを考えていると――。
「ねぇ、カエデ~」
「あらコハル。アンタ、自分の席に戻ったんじゃなかったの?」
「うん。戻るけど~あのね?」
「なによ、もったいぶって」
「カエデ、野球また始めた~?」
「っ――」
一瞬だけ、カエデの心臓が跳ねる。
「……はぁ? 受験勉強に専念するから、五年生の時にやめたっての。コハルだって知ってるでしょ?」
「うん、そうだよね~。知ってる~。でもね? なんでか知らないけど、カエデが最近、また野球をやってる気がしたの~」
「なによ、それ。ほら、アホ言ってないで、給食の準備しなさい!」
「は~い」
今度こそ、コハルは自分の席に戻っていった。
後に残されたのは、心臓がバクバクのカエデのみ。
(あの自称神様、コハルの記憶に余計なことしたんじゃないでしょうね?)
もし親友に、野球のユニフォーム姿でバットを振り回しながらシャドウと戦う自分の姿を見られたら、恥ずかしいなんてものじゃない。
カエデは心の中で、神様の記憶操作が完璧なモノであることを祈った――。
――やがて、巨大シャドウの体が、「浄化の光」を浴びた部分から、かき消すように崩壊し始めた。
『ば、馬鹿な! 我の巨大シャドウが、たった一撃で?』
「見たか! 特大ホームラン! アタシを舐めるからよ、悪魔!」
『す、凄い……』
カエデの放った会心の一撃に、悪魔もガトーも揃って驚きを隠せなかった。
『カ、カエデ! 今の、どうやったんだい!?』
「ん~? なんか、『できそう』って思ってフルスイングしたら、できた」
『えぇ……』
あまりに緩いカエデの返答に、ガトーが思わず脱力する。
まさか「なんか、できそう」くらいの根拠しかないとは、思わなかった。
「浄化の光ってね、力を込めたり、綺麗なフォームのスイングだったりした時に、すんごいのが出るみたいなのよ。だから、今のアタシにできる会心のスイングをやってみたってだけ」
『な、なるほど……?』
カエデが補足説明をしてくれたが、それでもガトーにはよく分からなかった。
恐らくは「考えるな、感じろ」というやつなのだろう。元体育会系のカエデらしい発想だった。
「さあ、悪魔! 次はアンタよ! 大人しくやられちゃいなさ――って、いないじゃん!?」
『あ、本当だ! いつの間に……』
気付けば、悪魔の姿は校庭のどこにもなかった。
現れた時と同じように、一瞬で姿を消していた。
「くっそー! 逃げるなー! 逃げないで、戦えー! アタシから、逃げるなー!」
やり場のない怒りの叫びをあげるカエデ。
しかし、彼女の叫びに答える者は、結局現れなかった――。
***
同時刻、犬山田小学校の屋上に、悪魔の姿はあった。
『まさか、浅利山カエデがあそこまでの強さを秘めているとは、計算外だった』
誰に言うでもなく、独り言を漏らす悪魔。
実際、悪魔にとってカエデの強さは、誤算以外の何ものでもなかった。
量産型のシャドウでも、数に任せてぶつければ、簡単に倒せると思っていたのだ。
『仕方がない、計画はやり直しだな。まあ、いいさ。時間はいくらでもあるのだから』
そう呟きながら、悪魔が白い仮面を外す。
もしここにカエデがいたのなら、「あっ!」と驚きの声を上げていたことだろう。
仮面の下から現れたのは、二十代くらいの優男の顔。カエデもよく知っている人物の顔だった。
――それは、休んでいるはずのカエデのクラスの担任教師、小林先生の顔だった。
***
「さて。悪魔は逃げちゃったみたいだけど、これからどうしようか?」
『どうする、とは?』
「だってさ、学校中の人がシャドウの姿を見ちゃったんだよ? ヤバくない?」
『まあ、確かに……。大騒ぎする人も、出てくるかもしれないね』
大量の影の化け物に小学校が襲われた。
もしそんな噂が出回れば、犬山田小学校にマスコミが殺到するかもしれない。
別にシャドウ退治を秘密にしている訳ではないが、人々の注目を浴びるのは、危険な気がした。
「なんか、こう、みんなの記憶を一気に消す能力とか、ないの?」
『う~ん、少人数ならどうにかなるけど、学校単位となると、どうかな』
「なによ、使えない猫ね」
『……前から思ってたけど、カエデ、僕に対してちょっと辛辣じゃないか?』
「気のせいよ」
『そうかな~』
等と、特に意味のない会話を繰り広げてしまう二人。
すると――。
「じゃ、それは儂が何とかしておくわ」
「え、助かる……って、誰!?」
いつの間にか、カエデの横に見知らぬ老人が立って、当たり前のような顔をして会話に参加していた。
年齢不詳。頭は綺麗に禿げ上がっていて、もじゃもじゃの髭は真っ白。
服装は、何故か黄色いアロハシャツだ。
丸いサングラスをかけていて、目は見えない。怪しさ大爆発の老人だった。
だが――。
『か、神様!?』
「え、神様……? これが?」
ガトーの叫びに、カエデが驚く。
どこからどう見ても、市役所の休憩コーナーに朝から晩まで居座っていそうな、そこら辺にいるただの怪しい老人にしか見えない。
それが神様なのだという。にわかには信じられなかった。
「っていうか! さっきまで悪魔がいたのに! あいつを倒すのが目的なんでしょ? だったら、さっさと来なさいよ!」
『こら、カエデ。失礼だろ』
「いいよ、いいよ。子供は元気なくらいが、ちょうどいいんだよ」
挨拶もせずに文句を垂れるカエデの態度に気を悪くした様子もなく、神様は飄々としていた。
神様を名乗るだけあって、大人物なのかもしれない。
「悪いね、カエデちゃん。悪魔の奴はね、儂から隠れるのがとっても上手なんだ。だから、あいつの出現に気付くのが遅れてしまったんだよ」
「本当にぃ? ただ、来るのが遅くなっただけじゃないの?」
「これは手厳しい! ガトー、いい子を見付けたじゃないか」
『お、恐れ入ります……』
不遜な態度を崩さないカエデに対して、ガトーは少し怯えたような態度を見せていた。
それも無理はないだろう。ガトーことミチルにとっては、神様も悪魔と同じくらいにおっかない存在なのだ。
なにせ、善意でシャドウ退治を手伝ってくれているミチルを、勝手に猫の姿にした神様だ。
しかも、「ガトーの正体がミチル」だと知られたら、猫の姿から戻れないで、そのまま死んでしまうというオチ付きだ。
ガトーことミチルにとっては、神様も悪魔もあまり変わりなかった。
「ほっほっほっ、ではでは、頑張った二人にご褒美をあげないとな。学校の人たちの記憶は、儂がなんとかしておこう」
「え、マジで? たすかるぅ! 話が分かるじゃん、おじいちゃん!」
バシィン! と神様の背中を手で叩くカエデ。
ガトーはその光景を、生きた心地のしない心境のまま、見守り続けた――。
***
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「どうしたのよ、コハル」
「カエデ……? ねぇ、もうお昼なんだけど」
「そうね。時計を見れば分かる通り、もうすぐお昼よ」
「……午前中の授業って、いつ終わったの~?」
「何寝ぼけてんのよ、きちんと授業受けてたじゃない」
「……う~ん? 確かに~、記憶はあるんだけど~。なんか、変~」
「意味分かんないこと言ってないで、給食の準備するわよ」
「あ、は~い!」
トテトテと自分の席へ戻っていくコハルの姿を見送りながら、カエデは小さなため息を吐いた。
(あの自称神様、本当にみんなの記憶を調節してくれたんでしょうね!)
――あの後、神様は手を一回パンッ! と鳴らしただけで、「OK」等と言って姿を消してしまった。
その後、カエデが恐る恐る校舎内に戻ると、学校の中はもう、平静さを取り戻していた。
一年生たちは大人しく教室で授業を受けているし、六年二組の教室にバリケードが張られていることもない。
時刻は既に、お昼近くになっていたが、児童や先生たちの中には「今日は普通に授業をこなした」という偽の記憶が植え付けられていた。
ついでに、カエデは具合が悪くて保健室で寝ていたことにもなっていた。
カエデは、『ふ~ん、なんだあの自称神様、ちゃんと仕事してんじゃん』等と思ったのだが……先程のコハルのように、植え付けられた記憶に違和感を覚える人もちらほらいる。
どうも、完全に信頼できるものではないらしい。
カエデが、ぼんやりとそんなことを考えていると――。
「ねぇ、カエデ~」
「あらコハル。アンタ、自分の席に戻ったんじゃなかったの?」
「うん。戻るけど~あのね?」
「なによ、もったいぶって」
「カエデ、野球また始めた~?」
「っ――」
一瞬だけ、カエデの心臓が跳ねる。
「……はぁ? 受験勉強に専念するから、五年生の時にやめたっての。コハルだって知ってるでしょ?」
「うん、そうだよね~。知ってる~。でもね? なんでか知らないけど、カエデが最近、また野球をやってる気がしたの~」
「なによ、それ。ほら、アホ言ってないで、給食の準備しなさい!」
「は~い」
今度こそ、コハルは自分の席に戻っていった。
後に残されたのは、心臓がバクバクのカエデのみ。
(あの自称神様、コハルの記憶に余計なことしたんじゃないでしょうね?)
もし親友に、野球のユニフォーム姿でバットを振り回しながらシャドウと戦う自分の姿を見られたら、恥ずかしいなんてものじゃない。
カエデは心の中で、神様の記憶操作が完璧なモノであることを祈った――。
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