女主と悪魔執事達と黒猫。

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devil・19。夏祭りの夜に大輪の花を・フカヤマ(本編、出店屋台、地下組編)

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先ず最初は地下部屋組トリオのミヤとフルーとラトスと美味そうな食べ物の屋台の夜店に行く予定だ。

主サトミ「美味そうな匂いの店が沢山あるね」

たこ焼き屋、焼そば、焼き烏賊、玉蜀黍、綿菓子、チョコバナナの美味そうな匂いの出店屋台が、ずらりと並んでる。

ムーン「どれも全部、美味しそうですね♪全部食べたいです♪」

フルー「ムーン、少しは遠慮してよね」

ムーン「はい…すみません…フルーさん…」

ラトス「クフフ…黒猫さんは食いしん坊ですね…」

ミヤ「主様は何が食べたいのかな?」

主サトミ「えっと、あたしはね、こんなに沢山種類が、あると迷うね、そうだね、あたしは玉蜀黍が食べたいかな」

フルー「玉蜀黍ですね。確かに美味しそうですね、分かりました。俺が買ってきます」

主サトミ「あ、フルー」

フルーは早足で玉蜀黍の屋台まで行った。

主サトミ「行ってしまったよ」

ラトス「ふむ…どうやらフルーは人見知りが激しいのも忘れてしまってるようですね、私が一緒に行ってきます」

主サトミ「御願いね。ラトス」

ミヤ「頼んだよ、ラトスくん」

ラトス「お任せ下さい…フルーの兄として」

玉蜀黍の屋台で

店主「へい、いらっしゃい」

フルー「あ…あの…と…」 

するとラトスが来た。

ラトス「玉蜀黍3個下さい」

フルー「えっ?ラトス?」

ラトス「人見知りなフルーの代わりに言ってあげましたよ」

フルー「悔しいけど…今だけは…ありがとう…」

ラトス「クフフ…いいえ…弟のフルーの為なら何でもやりますよ…」

フルー「ラトスの弟に、なった覚えはないけど…」

そして場所を移動して

ラトス「念のため味見して…いえ毒味して見ましょう…」

フルー「うん…そうだね」

フルーとラトスは玉蜀黍の毒味をした…

フルー「うん、普通に美味い玉蜀黍だね」

ラトス「クフフ…そうですね…ミヤ先生と主様と黒猫さんに持って行ってあげましょう」

【数分後】

ラトス「御待たせしました。ミヤ先生、主様、黒猫さん」

フルー「何でいつの間にラトスが玉蜀黍買った見たいになってんね?」

ミヤ「お帰り、フルーくん、ラトスくん」 

主サトミ「ありがとう、2人とも」

ムーン「早速、頂きましょう」

ミヤと、あたしとムーンは玉蜀黍を食べた。

主サトミ「うーん♪わー♪美味ーい♪焼き玉蜀黍のたれの匂いと味が堪んない♪」

ミヤ「うん、美味いね」

ムーン「最高です♪」

ラトス「クフフ…良かった…3個買った甲斐がありましたよ…」

ミヤ「3個?何故だい?」

フルー「えっと…そのですね…」

主サトミ「2人は玉蜀黍食べないの?」

ラトス「クフフ御心配なく私とフルーは別の場所で玉蜀黍…食べましたから…」

そして…

フルー「あのカラフルな液体を粉の様な氷の上掛けてる、あれは何ですか?」

主サトミ「あれは、かき氷だね」

ミヤ「フルーくん、食べたいかい?」

フルーは目をキラキラ輝かせてながら嬉しそうに言った。

フルー「はい、是非、頂きたいです」

ミヤ「今度は私が買って来よう」

ラトス「クフフ…私は緑色の液体が良いですね…あれはパセリ味の蜜の、かき氷ですか…?」

フルー「パセリ味の、かき氷は無いと思うけど…ミヤ先生、俺は青色の蜜が良いです」

ミヤ「分かった。主様は何色が良いんだい?」

主サトミ「あたしは王道の苺味の、かき氷」

ミヤ「分かった、買って来るから、ちょっと待っててくれ」

【かき氷の出店】

かき氷の店主「らっしゃい」

ミヤ「全味1種類ずつくれないか?」

かき氷の店主「分かりました」

【数分後】

かき氷の店主「御待たせ」

ミヤ「場所を移動しよう」

物陰の良い場所で…

ミヤ「主様や皆の為に毒味しなければならないな」

ミヤは自分のかき氷を毒味した…

ミヤ「冷たくて美味いが何故だか頭がキーンとする」

【数分後…】

ミヤ「御待たせ、主様、フルーくんラトスくん、ムーンくんには普通のかき氷の少量だよ、私は先に別の場所で食べて来たよ」

主サトミ「ありがとう」

フルー「ありがとうございます。ミヤ先生」

ラトス「クフフ…パセリ味の、かき氷楽しみですね…」

ミヤ「ラトスの多分残念ながら緑色はパセリ味ではないと思うけど…」

あたしとフルーとラトスとムーンはかき氷を食べた。

フルー「冷たくて美味いけど…うっ…冷たくて頭が何かクラクラしてきた…」

ラトス「ふむ…確かにパセリ味では…ありませんけど…これは…これで美味しいですね…」

主サトミ「うん、苺味の、かき氷、美味い」

かき氷食べ終わった後…

フルー「あの赤くてキラキラして棒に刺さってるのは何ですか?」

主サトミ「あれは、りんご飴だよ。あたし食べて見たい」

ラトス「そうですか?では私が…その…りんご飴とやらを買って来てあげましょう…」

主サトミ「ううん、今度は自分で買いに行くよ。皆に任せっぱなしは申し訳ないから」

【りんご飴の出店】

りんご飴の店主「おめでとうございます。お客さんが千人目ですので特別な、りんご飴を差し上げましょう」

主サトミ「千人目?」

りんご飴の店主「はい、どうぞ」

ムーン「僕も、りんご飴が食べたいです」

りんご飴の店主「そっちのペットじゃなくて、こちらのお客さん用です」

主サトミ「ペットじゃなくて執事です」

するとラトスが急に現れて来た…

ラトス「主様…その…りんご飴…私も頂いて宜しいでしょうか?」

主サトミ「ラトスが、りんご飴、食べるの?」

りんご飴の店主「それは、こちらの、お客さん用だから他の人は食べちゃ駄目だよ」

ラトス「おや?私が食べたら何か…まずい事で…あるのですか…?」

りんご飴の店主「いや…そんな事はないが…」

ラトス「クフフ…では…頂きます…」

ラトスは、あたしから、りんご飴を取って食べた…

主サトミ「ラトス…?」

何でラトスは、あたしから、りんご飴、取ってまで食べたのか疑問に思った…

ラトス「ん…?これは…?」

主サトミ「ラトス…?どうした…?」

ラトス「へぇー…貴方は主様に…こんな物を食べさせようと思ったのですか…?」

りんご飴の店主「……っ!」

フルー「そう言えば喋る黒猫のムーンにも驚かなかったし…」

ミヤ「どうやら普通の、りんご飴の店主じゃなさそうだね…」

ラトス「私達の大事な主様に…こんな事さしようなんて許せませんね…後で罰としてきつい説教たっぷりしてあげますよ…」

その…りんご飴の店主は連行された…

ムーン「そう言えば…その…りんご飴には何だったのですか?」

ラトス「どうやら激辛子が塗られてたみたいです…」

ムーン「激辛子の味の、りんご飴なんて…あるんですか?」

フルー「恐らくないよ…」

主サトミ「それでラトスは大丈夫だったの?」

ラトス「私はミヤ先生の激辛料理で慣れてますから…全然…大丈夫です…多分あの店主の悪戯じゃないですかね…」

主サトミ「成る程」

すると3階部屋トリオが来た。

ラム「主様~♪」

フルー「ルカさんとナクルさんとラムさんが来たって事は交代の時間?」

ラトス「ふむ…楽しい時間は…あっという間ですね…名残惜しいですが…」

ミヤ「じゃぁ…ルカ、後は主様を頼むぞ」

ルカ「うん、ミヤ、主様は私達に任せて欲しい」

ナクル「では主様、はぐれないように私の手を握って下さい」

ラム「はぁっ!?ナクル!狡くない?僕が、やろうと思ってたのを取らないでくれない!?」

ナクル「おや?ラム、狡いとは心外ですね」

ルカ「まぁまぁ、3人で交代でエスコートしよう」

主サトミ《この3階部屋トリオ大丈夫かな?》

先が思いやられながら…3階部屋トリオと夏祭りの観光を同行した…

─続く─



















  



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