女主と悪魔執事達と黒猫。

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devil・53。絶体絶命!!!?(mainSTORY・本編)

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ボス「現れやがったな!天使!主様!俺を悪魔の力を解放してくれ!」

主サトミ「うん!分かった!」

あたしは執事の悪魔の力を解放する本で呪文を唱えながらボスの悪魔の力を解放した。

主サトミ「『来たれ!盟友よ!我は汝を召喚する!今ここに居る執事のボスの中の悪魔の力を解放せよ!』」

ボス「サンキュー!主様!どっからでも掛かって来やがれ!天使!」

普段の天使「死になさい…命の為に…」

普段の天使とボスが今、格闘中だ。

ボスが天使を倒しては、また新たに天使が現れる…

ボス「チッ!しぶてぇ野郎共だな!」

ボスは疲れながらも何とか全部、倒した。

普段の天使「死に…なさい…命の為に…」

そう言って普段の天使はボスにやられて倒れた…

主サトミ「ボス!やった!」

ボス「あぁ、俺は疲れたぜ」

そう言ってボスは、その場で倒れた様に眠る…

主サトミ「えっ?ボス?こんな外で所で寝たら風邪引くよ?ボス起きて」

眠るボスの体を、あたしが揺らしても起きず…

主サトミ「しょうがない、私がボスの宿泊部屋まで連れてくか、後は2階部屋組のハウレとフェネとガモンに任せるか」

あたしがボスの手を自分の方に乗せて連れて行こうとすると…

???「君は本当に邪魔だな」

誰かが急に近付いて、あたしの耳元で刺す様に囁く…

超青ざめながら超嫌な予感がして声がした方に恐る恐る振り向いて見ると…直ぐ様腕を掴まれ…

???「やぁ、久し振りだね。悪魔の執事の主」

主サトミ「お前は知能天使!!!!セラフ!!!」

セラフ「ほう、君は顔に似合わず怒りがMAXになると言動が凶暴化するんだな」

主サトミ「うるさい!ほっとけ!放せ!!!放せよ!!!」

セラフ「悪魔執事の主の威勢が良い版も俺は気に入ったな」

しまった!!!今はバスティにファーストクリプで貰った剣は持って来てない!!!

全て2階組の執事の皆に任せて助けてくれると思ったから!!!

セラフ「君にはここで消えて貰う」

バスティに貰った剣さえ持って来てれば…

こんな知能天使の奴!!!絶対倒せたかも知れないのに!!!

こいつ…!!!何て力だ…!!!セラフに掴まれた腕が力強すぎて全然、振りほどけねぇ…!!!だから…

主サトミ「ボス…!!!起きて…!!!助けて…!!!」

知能天使のセラフの手から放つ光が眩しくて目が開けられない!!!

主サトミ「止めろーっ!!!ちきしょう!!!放せ!!!放せよ!!!」

あたし…!!!このまま…!!!こいつに…!!!消されんの…!!!?

あたし…このまま光に包まれて…知能天使の…こいつに消されんのかな…!!!?

ボスーっ!!!

すると…

主サトミ「ハッ…!!!」

そこは今回の依頼で屋敷の宮殿で宿泊する自分の寝泊まり部屋の中だった…

主サトミ「はぁ…はぁ…夢…!?何で知能天使なんかに消される悪夢なんか…!?」

あまりの恐怖な悪夢に大量の寝汗をかいた…でも、こんな事も、あろうかと何時、天使と戦っても良いようにバスティに貰った剣は、ちゃんと持って来てる…

それから幾ら目を閉じて寝返り打っても眠れなくなった…

【翌朝】

ボス「お早う、主様」

あたしは昨夜の知能天使に消される悪夢が、どういう事なのか、ぼーぜんとしながら心ここにあらず状態だ。

ボス「主様?ボーッとして、どうした?」

ボスに声掛けられてハッと我に返る。

主サトミ「ボス…何…?」

ボス「何って何べん呼んでも返事ないから心配になった。にしても、すげぇ汗だな」

あたしが昨夜知能天使に消される悪夢なんか見たなんて言えばボスに余計な心配掛けるから口が裂けても絶対言わない!

ただでさえボスは元貴族の主で、お母さんも、お婆さんも、この世を去られた上に屋敷まで何者か恐らく敵陣に放火されて燃やされて焼かれたらしいから…

これ以上ボスには余計な心配掛けたくない!

主サトミ「何でもない…」

ボス「そうか?じゃぁ、言いたくなけりゃ俺も無理強いは聞かないが」

主サトミ「ボス、ありがとう」 

だから、知能天使に消される、この悪夢の事は、あたしの胸の中に、しまっとく。

─絶体絶命!!!2に続く─










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