女主と悪魔執事達と黒猫｡

devil･209｡鬱蒼とした一室で（夜明けを告げる者･ラトス編）

ラトス「ボス､マフィアの連中は私が倒しますから安心して下さい」

主サトミ「無理すんなよ｡ラトス」

ラトス「えぇ､任せて下さい」

流石ラトスだ｡

マフィアの連中を次々倒してく｡

【数時間後】

あたしはラトスの数字の脇腹の傷に気付いた｡

主サトミ「ラトス､その脇腹の傷は何だ?」

ラトス「あぁ､これですか?さっきマフィアの連中とやり合った時､出来た傷ですね」

主サトミ「痛ぇか?」

ラトス「こんなの以前監獄に居た時に比べたら全然平気です｡こんなの何時までも主様に見せて良いものでも無いですし｡消毒しますね」

ラトスは自分で傷を消毒しようとするが…やりにくそうにも見える…

主サトミ「あたしが､やってやる｡消毒液あたしに貸せ」

ラトス「えっ?ですが…」

主サトミ「良いから貸せよ」

ラトス「そうですか?では御言葉に甘えて御願いします」

主サトミ「おぅ､任せろ」

あたしはラトスの脇腹の傷を消毒した｡

主サトミ「傷口が消毒液で染みるかも知れねぇが我慢しろよ」

ラトス「はい勿論です」

あたしはラトスの傷口に消毒液を続けるのだった｡