女主と悪魔執事達と黒猫。

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devil・244。夕方の攻防(執事now・ボス編)

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ボス「ケッ!ロノンの奴しつけんだよ!」

主サトミ「ボス、どうした?」

ボス「主様、帰ってたのか?この鍋見てくれよ!」

主サトミ「鍋?」

あたしはボスの、ごねてる声がゴールドリングから聞こえたので何事かと思いきや…

厨房の方からボスの…ごねてる声が聞こえたので行って見ると…

鍋には沢山のロールキャベツが入ってた。

主サトミ「美味そうなロールキャベツ♪」

ボス「ロノンの奴また俺に野菜、食わせようとしやがって!ケッ!何がロールキャベツだ!肉だけ食わせろよ!」

主サトミ「…………」

ボス「ロノンの奴!折角の肉だねを野菜なんかで包みやがって!味付いてるからキャベツだけ剥がして馬に食わすわけいかねぇしよ!多分、肉だねにも野菜、捩じ込んでやがるに、ちげぇねぇ!」

主サトミ「…………」

ボス「なぁ、主様も、そう思わねぇか?」

ロノンが皆の健康の為に栄養バランスを考えてボスにも野菜食べさせようとしてる努力してるのも…あたしは知ってる…

だからボスだけに味方する…わけには…いかない…

主サトミ「食べてみれば美味いよ」

ボス「何だよ…主様まで俺に野菜くわせようと…しゃぁねぇな…主様に免じて肉だねだきゃ食ってやるよ」

主サトミ「…………」

ボス「肉嫌いのナクルと俺の野菜嫌いをナクルの好きな野菜のキャベツ食わせて俺が好きな肉だねを貰う。そうすりゃ互いに嫌いなもん食わずに済むからな」

ボスは良からぬ事…考え不敵にニヤッした…

ナクルの肉嫌いもボスの野菜嫌いも相当…根深い様だ…

─夕方の攻防・END─



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