女主と悪魔執事達と黒猫。

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devil・245。いつまでも俺の傍で(栄光の刻印。氷の館・スノーパレス思い出編。バスティ編)

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この冬の時期に思い出の場所。

久し振りに1階組の執事達とスノーパレス・氷の城に来た。

聞いた話によると、互いに騙してたのがバレて、あのあと、互いに、ぶん殴り合った後。仲直りして女同士で交際を、まだ続けてるらしい。

あたしが、その翌朝外に出てみればシロがシャベルで雪掻きしてた。

主サトミ「お早うございます」

シロ「あぁ、お早う」

バスティ「朝から雪掻きか?」

シロ「違うよ。雪下野菜って言ってさ。雪の下で野菜保存してんだよ」

主サトミ「この寒い雪の中でですか?」

シロ「あぁ、雪の下だと野菜が傷まないし、この時期雪は便利だな。あたいが、やんないと誰も、やんないからさ。ユキの奴も手伝や良いのに、あいつ全然手伝わないから超ムカつくんだよ!」

バスティ「そうか」

ぐぅ~…

主サトミ《ん?この音は…》

バスティ「主様の前で…腹ならして済まない」

主サトミ「野菜を想像したんだね」

バスティ「主様…我慢出来ない腹で済まない…」

主サトミ「うん、全然、気にしないで」

すると、あたしは

主サトミ「あたしも一緒に雪下野菜、掘り起こすの手伝います」

シロ「えっ?でもさ…」

主サトミ「一緒に手伝った方が早いですよ」

シロ「そうか?なら頼むよ。あたい1人じゃ大変だったんだよ。ユキにも、あんたを見習って欲しいよ」

主サトミ「いえ…あたしは別に…」

バスティ「主様も手伝うなら俺も手伝う」

シロ「バスティ、あんたもサンキュー」

バスティ「別に、あんたの為じゃない。主様があんたを手伝いたいって言ったから手伝うだけだ、これは主様だけの為だ」

シロ「あたいは別に良いけど、んな、はっきり言わなくても良いだろ」

バスティ「俺は嘘付けない主義なだけだ」

シロ「あーもー何でも良いから、あたいを手伝いな」

あたしと四の五の言うバスティはシロの手伝いをした。

【数時間後】

シロの手伝いをしたのか

汗かいた体が風が来たら余計冷えきってた。

バスティ「主様…寒いのか?」

主サトミ「大丈夫だよ」

バスティ「済まない気付いてやれなくて」

するとバスティは…あたしの前に立って風避けになってくれたり

バスティ「主様…」

主サトミ「何?バスティ…」

振り向いたバスティが

主サトミ「…バスティ…?」

あたしの両頬を優しく包み込んだ…

バスティ「突然こんな事して済まない…だが…こうすれば暖かいだろ?」

あたしの顔が寒さで冷たいせいか…

バスティの手が暖かい…

主サトミ「バスティ…ありがとう…物凄く暖かいよ…」

バスティは微かに微笑んだ。

バスティ「そうか主様が喜んでくれたなら良かった」

バスティがあたしの両頬を親指で優しくなぞり

寒さのせいで頬が冷たいせいか…

バスティに…あたしの両頬を優しく撫でられる旅に…くすぐったくて…思わず変な声が出そうに…なるのを…あたしは堪えて我慢した…

あたしの頬がピクッと…ビクッと敏感に…なって…

それが何だか…とっても…気持ち良い…

あたしは急に恥ずかしくなって…

バスティに両頬を触られながら…

恥ずかしさを減少させる為スッと目を閉じた…

─いつまでも俺の傍で・END、別の話に続く─





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